重圏素文鏡
印刷 ページ番号1028956 更新日 2022年3月30日
尼崎の指定文化財
重圏素文鏡(じゅうけんそもんきょう)
指定 尼崎市指定文化財
種別 考古資料
数量 1面
所在地 尼崎市南城内10-2
所有者 尼崎市
指定日 平成3年3月29日
この重圏素文鏡は、昭和32年に発掘調査が行われた下坂部遺跡から出土しました。下坂部遺跡はこれまで4次にわたって発掘調査が行われ、溝状遺構・土坑・井戸等の遺構が検出され、弥生土器・土師器・須恵器等の遺物が出土し、弥生時代後期から古墳時代後期まで継続する遺跡であることが判っています。
鏡は面径3.8cm、面厚1.2mm、重量は7.8gの非常に小さな青銅鏡です。中央の鈕の径は8mm、高さ5mmの大きさで、鈕を中心に2条の素文がめぐっています。縁形は平縁、縁高は1.8mmでややそりがあります。一部青色及びコバルト色の錆が見られますが、全体に茶褐色の色合いをしています。周囲が一部破損しているますが、全体に保存状態は良好です。この鏡は包含層から出土したため所属する時期は不明ですが、小型の重圏文鏡が近畿地方では弥生時代後期から古墳時代前期にかけての時期に出土しておりこの鏡もほぼ同じ時期のものと考えられています。現在歴史博物館で展示しています。
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