日蓮書状(乙御前母御書)

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ページ番号1028944 更新日 令和4年3月30日

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尼崎の指定文化財

日蓮書状(乙御前母御書)(にちれんしょじょう(おとごぜんははごしょ))

日蓮書状

指定  尼崎市指定文化財

種別  古文書

数量  1幅

所在地 尼崎市寺町10番地

所有者 長遠寺

指定日 平成20年3月25日

軸裏墨書
軸裏の墨書

 日蓮宗長遠寺(ぢょうおんじ)に伝わる宗祖日蓮(1222-82)の自筆書状で、「乙御前母御書」の名で知られているものです。軸裏に寄進者の名前と年次が書かれた墨書が貼られています。

 女人の身で佐渡の配所まで訪ねてきた信心の深さを賞賛し、子の乙御前の成長などについて問う内容の書状で、添付されている寄進銘の墨書から、長遠寺へは元和(げんな)元年(1615)9月5日に甲賀谷又左衛門が「日蓮筆曼荼羅本尊(まんだらほんぞん)」とともに寄進したものであることがわかります。甲賀谷又左衛門(俗名正長、法名正蓮)は江戸時代初頭に長遠寺の主要な堂舎の造営を進めた人物で、同寺の再建・復興の一環として寄進されたものであったとみられます。

 日蓮自筆の書状として歴史的に貴重な資料であるとともに、長遠寺の伽藍復興の歩み、さらには、同寺や他の中世寺院が町の中核となっていた港湾都市から、近世城郭を中心とする城下町へと変貌を遂げた尼崎の町の歴史を今に伝える資料といえます。

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