浅葱糸威二枚胴具足(附 桜井神社所蔵資料)

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印刷 ページ番号1028964 更新日 2022年3月30日

尼崎の指定文化財

浅葱糸威二枚胴具足(附、桜井神社所蔵資料)(あさぎいとおどしにまいどうぐそく(つけたり、さくらいじんじゃしょぞうしりょう))

浅葱糸威二枚胴具足

指定  尼崎市指定文化財

種別  歴史資料

数量  81点

所在地 尼崎市西本町北通3-93

所有者 桜井神社・尼信文化基金

指定日 平成10年3月26日

 これらの資料は、十八松平の一つである旧尼崎藩主、桜井松平氏を祀る桜井神社に伝えられたものです。桜井神社は、旧尼崎藩士有志により明治15年(1882)に建立され、国指定重要文化財の太刀(銘守家)をはじめとする桜井松平氏と尼崎藩ゆかりの多くの資料が伝えられてきました。

 この甲冑も代々桜井松平家に伝えられた武具の一つで、家祖松平信定所用と伝えられています。兜(かぶと)は鉄錆地の七十二間筋兜であり、そのシコロや面頬(めんぼう)をはじめ、鎧(よろい)の胴・草摺(くさずり)・袖・佩楯(はいたて)は浅葱糸で威す。草摺は七間五段下がり、正面草摺の裏側には小物を入れる前袋を留めています。シコロや袖などの札(さね)裏には金箔が施されている他、ところどころに桜井家に因むと思われる桜花紋を彫った金具が据えられています。なお、兜の前立(まえだて)は失われ、鍬形(くわがた)は後に補われたものです。戦国時代の甲冑が残されているのは珍しく、特に兜・胴・篭手(こて)・佩楯・脛当(すねあて)などの具足が揃っていることからも歴史的に貴重な資料です。また、その他の桜井神社ゆかりの武具・古文書などは江戸時代の尼崎城の様子や尼崎藩政を知る上で貴重な資料です。現在、尼信会館で展示公開されています。

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