木造達磨大師坐像

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ページ番号1028939 更新日 令和4年3月30日

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尼崎の指定文化財

木造達磨大師坐像(もくぞうだるまだいしざぞう)

木造達磨大師坐像

指定  尼崎市指定文化財

種別  彫刻

数量  1躯

所在地 尼崎市浜田町1-7

所有者 興禅寺

指定日 平成25年3月27日

 臨済宗妙心寺(みょうしんじ)派の興禅寺(こうぜんじ)に安置されている坐高20.8センチメートルの木造達磨大師坐像で、中国禅宗の開祖達磨大師が緋色の衣をまとい「きょくろく」とよばれる椅子の上で座禅を組む姿で表されています。

 寄木造(よせぎづくり)彩色仕上げの像ですが、内刳(うちぐ)りは施されず目は彫眼(ちょうがん)です。眉を吊り上げ見開く両眼やきつく結ぶ口元と頬の張りなど厳しい表情がていねいに表され、座禅を組む脚部の膨らみや衣文の流れも自然です。小像ながらも全体に均整がとれており、表情や自然な姿態など細部までよく表現された美術的にも優れた肖像彫像です。

 単純化した寄木造の構造には近世的な特徴が見られますが、厳しい表情や形式化していないのびやかな彫出表現は古様で、中世から近世への過渡期にあたる室町時代後期、16世紀中頃の制作と推定されます。

 達磨大師の肖像は、鎌倉時代より禅宗の興隆に伴い数多くの画像が制作されましたが、江戸時代より前に制作された達磨の彫像は全国的にも少ないものです。

 制作年代が江戸時代より遡る稀少な達磨大師の彫像として注目され、地域に残された中世禅宗美術の遺品として貴重な文化財です。

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