毘沙門天立像

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ページ番号1028938 更新日 令和4年3月30日

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尼崎の指定文化財

毘沙門天立像(びしゃもんてんりゅうぞう)

毘沙門天立像

指定  尼崎市指定文化財

種別  彫刻

数量  1躯

所在地 尼崎市武庫之荘7-27-20

所有者 白衣観音寺

指定日 平成11年3月23日

 高さ147cm、一木造。現在本堂脇壇に安置されている本像は、クスノキと見られる材による一木造で、その表現的特色から平安時代後期(11世紀後半)の制作と考えられます。保存状態は欠失や後補の個所が一部見られるものの、全体としては概ね良好です。通例の毘沙門天像が手に宝塔を捧げるのとは異なり、本像は手を腰に当てているのが特徴で、頭には肩にかかるように折れ曲がる兜をかぶり、唐風の鎧を着、左足を少し前に出し、右足に重心をかけて邪鬼の上に立っています。元来は彩色されていたと考えられ、現状の衣装のヒダの窪みに残っている白土は、彩色の際の下地と思われます。また兜や鎧にも細かい文様が施されていたと思われます。この像は、寄木(よせぎ)造が主流と成る平安時代後期に、内部を刳りぬかない一木造と言う古い技法が用いられている他、京都など中央の作品に見られるような洗練された彫法は取られず、彫りが比較的浅く、全体の造形も大まかであることなど、いわゆる地方作に見られる特徴を備えています。また、九州をはじめ西日本に多いクスノキを用いての彫像であることなどを考え合わせると、本像は古様の技法によって地方で制作された優品として美術史上注目される作品です。

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