今から考えておきたい「デジタル終活」

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印刷 ページ番号1039954 更新日 2025年1月8日

2025年1月1日

デジタル終活イメージ

スマホの中の“見えない契約”で遺された家族が困らないために

スマートフォンやパソコン等が普及した現代社会ならではの遺品として、「デジタル遺品」があります。デジタル遺品の定義はありませんが、故人がネット上に保有していた資産のデータやサブスクを契約していた場合のアカウントなども含めてそう呼ばれています。デジタル遺品に関する相談の中には、遺族が契約内容の確認や解約をしたくても、ID、パスワードの手がかりがないために手続きに困るケースがみられます。

相談事例

  • 故人が利用していたネット銀行の手続きをしたくてもスマホが開けず、ネット銀行の契約先がわからない。
  • コード決済サービス事業者の相続手続きが1カ月以上たっても終わらない。
  • 故人が契約したサブスクの請求を止めたいが、IDとパスワードがわからない。

相談事例からみる特徴

  • 故人のスマホやパソコン等のパスワードがわからない場合、第三者がロック解除することは困難。
  • ネット上の資産は本人以外が実態を把握することが難しく、相続手続きに時間がかかることがある。
  • サブスクは解約手続きをしない限り請求が続いてしまう。

今からできる対策

  • 万が一の際に遺族がスマホやパソコンのロック解除ができるようにしておきましょう。
  • ネット上の資産やサブスクの契約は、サービス名・ID・パスワードを整理しておきましょう。
  • エンディングノートの活用も検討しましょう。
  • 自分自身に何かあったときに備えて、スマホ等のアカウントにアクセスできる人を指名できるサービスを活用しましょう。

このページに関するお問い合わせ

危機管理安全局 危機管理安全部 生活安全課 消費生活センター
〒660-8501 兵庫県尼崎市東七松町1丁目23番1号 本庁中館8階
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ファクス番号:06-6489-6686