尼崎市環境基金
印刷 ページ番号1003765 更新日 2022年9月27日
尼崎市環境基金とは
尼崎市では平成8年2月に「尼崎市環境基金」を設置しました。
尼崎市の環境をよりよくするため、また、次世代によりよい環境を残すため、基金の運用益と原資の一部を活用して、市民の環境問題に関する知識の普及や環境保全活動を推進する、様々な事業を展開しています。
基金のしくみ
尼崎市環境基金は、市が実施している太陽光発電モデル事業による売電収入の一部を積み立てる他、個人の方からいただいたふるさと納税寄付金や企業等からいただいた寄付金などを主な財源としています。
基金の使い道
尼崎市は平成25年3月に、温室効果ガス排出量の削減に向けた先駆的な取組にチャレンジする都市として、国から「環境モデル都市」に選定されました。また、令和3年6月には脱炭素社会の実現に向け「尼崎市気候非常事態行動宣言」を表明しました。
環境基金は、脱炭素社会という高い目標の実現のために、環境の保全に関する知識の普及が期待できるような取組に充てています。
環境基金を使用した主な取組は次のとおりです。
あまがさき環境オープンカレッジ事業
あまがさき環境オープンカレッジは、尼崎を愛し環境を思う人が出会い、ともに学び、実践へのきっかけをつくる場です。尼崎市民のみなさんに環境に興味を持ってもらい、環境保全の啓発を進めることを目指して、市民・企業・行政が協働しながら、身近な自然、地球環境問題、暮らし、まちづくりなど、「環境」をテーマにした様々なイベントや講座の実施や、市民の皆さんの環境啓発活動の支援をしています。
あまがさき環境教育プログラムの実施
尼崎市では、地球温暖化防止やごみ減量・資源化について学習することで、毎日の生活の中で脱炭素社会や循環型社会形成など環境を意識した選択と行動につながるよう、市内の小学生向けに新しい環境教育プログラムを実施しております。
本プログラムは尼崎市がこれまで経験した環境(公害)問題解決への取り組みから環境モデル都市へのあゆみ、これからの脱炭素社会や循環型社会形成などに向けたまちづくりへの取り組みをベースに、次のような内容を、子どもたちが楽しくわかりやすく学習できるものです。
- 尼崎の歴史から学ぼう(公害から環境モデル都市へ)
- ふせごう!止めよう!地球温暖化
- 身近な「ごみ」について考えよう!
- めざせ!エコあまレンジャー(ワークシートの説明)
また、子どもたちが学んだことを、周囲の大人や家族との生活の中で伝えていくことを通じて、各家庭での環境問題に対する取り組みの推進も目指します。
給水機設置によるマイボトルの普及促進事業
尼崎市では、プラスチックごみ削減の取組として給水機の設置を促進し、誰でも自由にご利用いただける給水スポットとして整備しています。また、これに伴い尼崎市オリジナルマイボトルも販売しております。
給水スポットが増えてマイボトルを持参する人が増えることで、使い捨てプラスチックの利用が減り、プラスチックごみの削減につながります。
給水スポットは、今後、順次拡大していく予定ですので、マイボトルを持ち歩きましょう!
住宅の脱炭素化促進事業
尼崎市ZEH普及促進事業
脱炭素社会の実現に向け、住宅の一次エネルギーの年間消費量が正味でおおむねゼロになる住まいであるZEH(ゼッチ)の市内への普及促進や家庭でのCO₂削減を図るため、市内においてZEHを新築・改築する場合に補助を行っています。
スマートマンション推進事業
次の要素を持ったマンションを「SDGsスマートマンション」として認定し、施工業者に対して補助金を交付し支援しています。
SDGsスマートマンション3つの要素
【環境】 各戸にHEMSを導入し、MEMSを活用した省エネ策(例:デマンドレスポンス等)
【経済】 地域経済の活性化策(例:地域通貨等の活用)
【社会】 本市社会課題への対応策(例:防災、子育て支援等)
太陽光発電及び蓄電池の共同購入事業
阪神7市1町と神戸市、アイチューザー株式会社が協定を締結し、太陽光パネル(10kW未満)・蓄電池を共同購入する事業を進めています。多くの人でまとめて購入することで、市場価格よりもお得に購入することができます。
これらの取り組みを通して、家庭部門のCO2排出量の削減を図るとともに、本市の目指す「ありたいまち」の実現に近づけます。
地域通貨を活用したクールチョイスの普及
CO2の削減につながる省エネ行動をすると、市内加盟店で使える「あま咲きコイン」がたまります。
市内のCO2排出量を削減するとともに、市内地域経済の活性化を図ります。
地域通貨を活用した生ごみ処理機器等購入費補助金事業
循環型社会に向けた取組として家庭でのごみの減量と再資源化を進めていくため、また、生ごみの腐敗や臭いの対策として、
- 生ごみ処理機
- たい肥化容器
- せん定枝粉砕機(ガーデンシュレッダー)
など、生ごみを自家処理する機器等の購入費を電子地域通貨「あま咲きコイン」にて補助します。
過去の環境基金を使用した取り組みについて知りたい方へ
過去の環境基金を使用した取り組みは次の一覧のとおりです。各取り組みの詳細については各事業所管課のページをご参照ください。(ページ下部 「関連情報」参照)
尼崎市環境基金への寄付について
尼崎市では、個人の方や企業等からの寄付を随時受け付けています。
脱炭素社会の実現のため、環境基金へのご協力をお待ちしております。
個人の方の寄付について(ふるさと納税)
ふるさと納税の寄付のお申し出については、インターネット上のふるさと納税ポータルサイト、もしくはメール、ファクス、郵送等でお願いいたします。
ふるさと納税申込について、詳しくは下記リンク先をご覧ください。
企業等の寄付について
寄付のお申し出については、リンク先の「寄付申込書」をご記入の上、市役所環境創造課に直接お越しいただくか、郵送、ファクス、メールによりご連絡ください。
※環境基金への寄付の場合は、寄付申込書の「3 寄付の目的」の欄には「環境保全推進のため」とご記入いただき、必ず環境創造課までご連絡ください。
寄付金控除について
本市への寄付金については、確定申告等を行なっていただくことにより一定の限度まで所得税と個人住民税の寄附金控除の適用を受けることができます。また、ふるさと納税として寄付していただきますと、「ワンストップ特例制度」の利用でふるさと納税寄付金額分の確定申告を省略できる場合があります。
詳しくは、総務省ホームページをご覧ください。
関連情報
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このページに関するお問い合わせ
経済環境局 環境部 環境創造課
〒660-8501 兵庫県尼崎市東七松町1丁目23番1号 本庁中館9階
電話番号:06-6489-6301
ファクス番号:06-6489-6300
メールアドレス:ama-kankyo-sozo@city.amagasaki.hyogo.jp