梅毒
印刷 ページ番号1033664 更新日 2024年4月30日
近年、全国的に梅毒の報告数が増加傾向にあります。
梅毒とは
梅毒は梅毒トレポネ−マによる細菌性の性感染症です。主にセックスなどの性的接触により、口や性器などの粘膜や皮膚から感染します。オーラルセックス(口腔性交)やアナルセックス(肛門性交)などでも感染します。感染すると、全身に様々な症状をきたします。
適切な抗菌薬治療により完治が可能ですが、発見や治療が遅れたり、治療せずに放置すると長期間の経過で心臓や血管、脳などの臓器に病変が生じることがあります。
妊娠中の梅毒感染は特に危険です
先天梅毒
妊娠している人が梅毒に感染すると、母親だけでなく胎盤を通じて胎児にも感染し、死産や早産になったり、生まれてくるこどもの神経や骨などに異常をきたすことがあります。
妊婦検診を受けましょう
妊娠が分かったら妊娠届を出して妊婦検診を受けましょう。妊婦検診では梅毒のチェックも行います。感染が分かっても早めに治療すれば、胎児への影響を減らすことができます。
症状
第1期(感染後約3週間)
初期には、感染がおきた部位(主に陰部、口唇部、口腔内、肛門等)に痛みやかゆみのないしこりやただれができることがあります。また、鼠径部のリンパ節が腫れることもあります。約3~6週間で自然に軽快しますが、治ったわけではなく、ほかの人にうつす可能性もあります。
第2期(感染後数か月)
1期の症状出現から4〜10週間程度経過すると、手掌や手背、下腿、前腕、背部などを中心に、痛みやかゆみのない紅斑(バラ疹)が広がります。1期と同様、自然に軽快することもありますが、治療しない限り、梅毒が治ったわけではありません。
晩期顕性梅毒(感染後数年~)
感染後数年を経過すると、皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍(ゴム腫)が発生することがあります。また、心臓、血管、脳などに病変が生じ、死に至ることもあります。
感染を予防するために
予防にはコンドームが有効ですが、症状のある部位によっては完全に予防できないこともあります。
皮膚や粘膜にしこりやただれなどの症状があった場合は、性的な接触を控え、早期に医療機関を受診して相談してください。
また、一旦完治していても再感染することがあります。
梅毒に感染しているとわかった場合、パートナーにも感染している可能性があるので、一緒に検査し治療を受けることが大切です。
検査を受けましょう
- 梅毒は早く見つけて治療をすれば治ります。
- 早期発見には検査が大切です。
- 保健所では匿名で梅毒を含む性感染症検査を受けることができます。
- 予約方法や検査日時に関する詳細は以下のリンクをご確認ください。
添付ファイル
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このページに関するお問い合わせ
保健局 保健部 感染症対策担当(尼崎市保健所感染症対策担当)
〒660-0052 兵庫県尼崎市七松町1丁目3番1-502号 フェスタ立花南館5階
電話番号:06-4869-3062(結核、感染症、肝炎治療、予防接種)
ファクス番号:06-4869-3049