インフルエンザ
印刷 ページ番号1003294 更新日 2025年1月16日
インフルエンザの流行状況について
インフルエンザ警報発令
尼崎市では、感染症発生動向調査における第52週(12月23日~12月29日)においてインフルエンザ定点あたりの報告数が「87.70」となり、過去10年間で最大となりました。
第1週(12月30日~1月5日)の定点あたりの報告数は「13.80」となりましたが、年末年始が休診であった医療機関が多数あったため、一時的に減少していましたが、第2週(1月6日~1月12日)は「30.80」と再度増加しており、今後も流行がさらに拡大する可能性があります。市民の皆様には、インフルエンザにかからない、うつさないためにも手洗いや適切なマスクの着用など、引き続き拡大防止策に努めていただきますようお願いします。
定点あたりの患者数について
尼崎市インフルエンザ定点(定点医療機関あたりの患者数)
「定点あたりのインフルエンザ患者数」とは、尼崎市内のインフルエンザ定点医療機関(15施設)から報告のあった1週間の患者数の合計を、定点医療機関数で割った値のことです。
- 流行の目安 定点あたり患者数が、「1」以上となった時
- 注意報開始の基準 定点あたり患者数が、「10」以上となった時
- 警報開始の基準 定点あたり患者数が、「30」以上となった時
- 警報終息の基準 定点あたり患者数が、「10」未満となった時
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尼崎市 |
兵庫県 |
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罹患数 |
罹患者数 |
定点当たり患者数 |
罹患者数 |
定点当たり患者数 |
第50週(12月9日~12月15日) |
317 |
21.13 |
3838 |
19.38 |
第51週(12月16日~12月22日) |
787 |
52.47 |
9237 |
46.65 |
第52週(12月23日~12月29日) |
1182 |
78.80 |
14656 |
74.40 |
第1週(12月30日~1月5日) |
207 |
13.80 |
3771 |
22.1 |
第2週(1月6日~1月12日) |
462 |
30.80 |
6969 |
35.38 |
インフルエンザの流行の推移
インフルエンザの特徴
季節性インフルエンザは流行性があり、一旦流行が始まると、短期間に多くの人へ感染が拡がります。
日本では例年12月~3月が流行シーズンのため、家庭での手洗いうがいの習慣づけや、保育所、学校などでの適切な感染症予防を心がけてください。
インフルエンザの予防方法について
インフルエンザを予防する方法としては、以下があげられます。
1 流行前のワクチン接種
インフルエンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に有効と報告されています。
2 咳エチケット
インフルエンザの主な感染経路は咳やくしゃみの際に口から発生される小さな水滴(飛沫)による飛沫感染です。インフルエンザの飛沫感染対策として、次のような咳エチケットを心がけてください。
- 咳やくしゃみを他の人に向けて発しないこと
- 咳やくしゃみが出るときはできるだけマスクをすること。
- とっさの咳やくしゃみの際にマスクがない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を覆い、顔を他の人に向けないこと
- 鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨て、手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗うことなど
3 外出後の手洗い
流水・石鹸による手洗いは手指など身体に付着したインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず接触感染を感染経路とする感染症対策の基本です。
インフルエンザウイルスはアルコールによる消毒でも効果が高いですので、アルコールによる手指衛生も効果があります。
4 適度な湿度の保持
空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では加湿器などを使って、十分な湿度(50から60パーセント)を保つことも効果的です。
5 体の抵抗力を高めましょう
体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう
6 人混みや繁華街への外出を控える
インフルエンザが流行してきたら、特に御高齢の方や基礎疾患のある方、妊婦、疲労気味、睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。
やむを得ず外出して人混みに入る可能性がある場合には、ある程度の飛沫等を防ぐことができる不織布(ふしょくふ)製マスクを着用し、人混みに入る時間も極力短くしましょう。
インフルエンザにかかってしまったと思ったら
医療機関に直ぐ受診するのではなく、事前に医療機関に電話で相談し、症状を伝え、受診時間、受診方法について医療機関の指示を受けてから受診するようにしましょう。
受診後、インフルエンザであることがわかった場合は、水分を十分にとって、自宅等で安静にして十分な休養をとるようにしましょう。
また、熱が下がっても人混みや繁華街への外出を避け、無理をして学校や職場などに行かないようにしましょう。
インフルエンザの集団感染にご注意ください
インフルエンザの流行期間には、高齢者施設、保育所や幼稚園での集団感染が増加します。上記の予防方法を徹底し、予防に努めましょう。
また、感染の可能性がある方は、早めに医療機関を受診しましょう。
関連情報
このページに関するお問い合わせ
保健局 保健部 感染症対策担当(尼崎市保健所感染症対策担当)
〒660-0052 兵庫県尼崎市七松町1丁目3番1-502号 フェスタ立花南館5階
電話番号:06-4869-3062(結核、感染症、肝炎治療、予防接種)
ファクス番号:06-4869-3049