突然の災害に備えましょう
印刷 ページ番号1003421 更新日 2023年5月8日
あなたの大事なペットを守るために
災害は突然起こります。災害が発生した場合、人と同じように動物も被災します。飼い主とペットが共に災害を乗り越えるためには、日頃からの備えが欠かせません。
自身の安全を確保したうえで、ペットの安全と健康を守り、他の避難者の迷惑とならないよう、日頃から災害に備えましょう。
1.住まいや飼養場所の防災対策
- 家具やケージの固定、転倒防止、落下防止の措置を行う
(家財が倒れた場合、ペットが下敷きになったり、隙間に隠れて一緒に逃げられなくなる恐れがあります) - 外塀やガラス窓は破片が散乱しないよう対策する
(散乱した破片によって、ペットが足などをけがする恐れがあります) - ケージなどペットの避難場所(隠れ場所)を確保する
(安全な場所を確保し、ペットがそこへ逃げ込むことで、避難を行いやすくなります)
2.しつけと健康管理
他人への迷惑防止や、ペットのストレス軽減のため、普段からキャリーバックやケージ内で過ごすことに慣らし、基本的なしつけをしておきましょう。また、ペット用シェルターなどの預かり先はワクチン接種や寄生虫の駆除が条件となる場合もあるため、普段から行っておきましょう。
犬の場合
- 「待て」「おいで」「お座り」「伏せ」などの基本的なしつけをする
- ケージなどの中に入ることを嫌がらないように、日頃から慣らしておく
- 不必要に吠えないようにしつけをする
- 人や他の動物を怖がったり攻撃的にならないように慣らしておく
- 決められた場所で排泄ができるようにする
- 狂犬病予防接種(義務)に加え各種ワクチンを接種する
- 犬フィラリアやノミ・ダニなどの寄生虫を予防、駆除する
- シャンプーやトリミングにより体を清潔に保つ
- 不妊去勢手術を実施しておく
猫の場合
- ケージなどの中に入ることを嫌がらないように、日頃から慣らしておく
- 人や他の動物を怖がらないように慣らしておく
- 決められた場所で排泄ができるようにする
- 各種ワクチンを接種する
- ノミ・ダニなどの寄生虫を予防、駆除する
- 不妊去勢手術を実施しておく
3.ペットが迷子にならないための対策
災害発生時にはペットと離れ離れになることもあります。保護されたペットが飼い主の元に戻れるように、対策を行いましょう。
犬の場合
- 首輪と迷子札の装着
- 鑑札、狂犬病予防注射済票済票の装着(狂犬病予防法により装着が義務づけられています)
- マイクロチップの挿入、登録(日本獣医師会などに情報の登録をしましょう)
猫の場合
- 首輪と迷子札の装着(外れるタイプの首輪の場合は、マイクロチップの併用も検討しましょう)
- マイクロチップの挿入、登録(日本獣医師会などに情報の登録をしましょう)
4.避難用品や備蓄品の確保
ライフラインの寸断や緊急避難に備えて、ペットの避難に必要な物資の備蓄を行いましょう。避難場所に救援物資が届くまで時間がかかる場合もありますので、エサや飲み水は少なくとも5日分(できれば7日分)用意しておきましょう。また、備蓄品には優先順位をつけて、優先度の高いものを直ぐに持ち出せるようにしておきましょう。
優先順位1【動物の健康や命にかかわるもの】
- 療法食、薬
- ペットフード、水(少なくとも5日分[できれば7日分以上])
- キャリーバッグやケージ(猫や小動物には避難時に欠かせないアイテム)
- 予備の首輪、リード(伸びないもの)
- ペットシーツ
- 排泄物の処理用具
- トイレ用品(猫の場合は使い慣れた猫砂、または使用済猫砂の一部)
- 食器
優先順位2【情報】
- 飼い主の連絡先と、ペットに関した飼い主以外の緊急連絡先・預け先などの情報
- ペットの写真(印刷物とともに携帯電話などに画像を保存することも有効です)
- ワクチン接種状況、既往歴、投薬中の薬情報、検査結果、健康状態、かかりつけの動物病院などの情報
優先順位3【ペット用品】
- タオル、ブラシ
- ウェットタオルや清浄綿(目や耳の掃除など多用途に利用可能です)
- ビニール袋(排泄物の処理など多用途に利用可能です)
- お気に入りのおもちゃなど匂いがついた用品
- 洗濯ネットなど(猫の場合は屋外診療・保護の際に有用です)
- ガムテープやマジック(ケージの補修、段ボールを用いたハウス作り、動物情報の掲示など多用途に使用可能です)
5.情報収集
大規模災害発生時の飼い主の避難は、尼崎市地域防災計画に基づき、ペットと共に市の指定避難場所へ避難をする「同行避難」が原則です。日頃から避難場所や避難場所でのペットの管理方法を確認しておきましょう。
各指定避難場所におけるペットスペースの設置状況については、下記リンク先の「指定避難場所の施設情報」をご確認ください。
避難経路などにつきましては、下記リンク先をご確認ください。
6.家族や地域住民との連携
大規模な災害では、行政機関などの公的機関による支援がはじまるまでの間、自助や共助により乗り越えなければなりません。事前に家族や地域住民の方とも相談しておきましょう。
- 連絡方法や集合場所
- ペットの避難方法や役割分担
- 留守中の対処方法と協力体制(ペットだけが自宅にいた場合にどうするか決めておきましょう)
- 緊急時のペットの預け先の確保(親戚や友人などや、複数の一時預け先を探しておきましょう)
- 地域住民による物資の持ち寄りや共同飼養などの申し合わせ
関連情報
このページに関するお問い合わせ
尼崎市動物愛護センター(保健局 保健部 生活衛生課)
〒661-0047 兵庫県尼崎市西昆陽4丁目1番1号
電話番号:06-6434-2233
ファクス番号:06-6434-2293