猫が庭などに入らないようにする方法について
印刷 ページ番号1035231 更新日 2023年12月18日
猫の糞尿被害を防ぐための方法の例を紹介します。
猫よけのポイント
猫は「人の出入りが少なく、静かで安心できる場所」、「柔らかい土や砂、芝生等がある場所」、「簡単に食べ物が得られる場所」を好みます。
こうした、猫にとって快適な場所を猫が嫌いな場所に変えると効果があります。
重要なポイントは猫が嫌がることを、慣らすことなく、継続して学習させることです。
(注意事項)
- 猫には個体差があるため、あまり反応しない猫もいます。
- 次に挙げる方法は、効果があると言われているものですが、まったく効かなかったという事例もあり、絶対に効くと保証できるものではありません。
- また、猫が学習するまでには時間を要するため、根気強く反復継続して行うことが大切です。
- 様々な方法を交互に試してみたり、組み合わせて行うなどの工夫をするのも効果的です。
- いずれの方法も猫を寄せつけないための方法で、猫を傷つけるための方法ではありません。
- 猫は愛護動物です。虐待にあたるようなやり方は法律で罰せられます。
- 猫よけ対策は必ずご自身の敷地内で行ってください。
猫の嫌いなにおい(忌避剤)
猫の嫌がる臭いや刺激性によって猫を近づけにくくする方法です。
効果が持続しない場合が多く、特に雨や風で効果が薄れるため、継続する必要があります。
また、猫が臭いに慣れてくると効かなくなるので、時々種類を変えることをおすすめします。
臭いがきつい場合があるので、あらかじめ近所の人にも説明しておきましょう。
市販の忌避剤 | ホームセンター等で販売されています。液体、粒状、スプレー式のものなどがあります。 |
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木酢液、竹酢液 |
園芸用肥料としてホームセンター等で販売されています。 希釈して散布するか、容器に入れたスポンジや布に浸透させて置きます。 |
食用酢 |
原液もしくは原液を2倍から10倍程度に薄めたものを散布、容器に入れる、またはスポンジや布に浸透させて置きます。 手軽で即効性がありますが、持続時間は1日程度と短く、植物に有害です。 |
香りの強いハーブなどの植物 |
植物の強い臭いを猫は嫌がります。直接植える、鉢植えを置く、香料を置くといった方法があります。 【植物の例】 |
塩素系漂白剤 |
ブリーチやハイターなどを水で薄めて、容器に入れたスポンジや布に浸透させて置きます。(決して散布しないようにしてください。) 人や動物が誤って飲むことがないように、容器を布や網で覆ってください。 |
物理的な方法
猫の出入口や休息場所、猫が塀を飛び越えるときに足場になる場所などに、猫が嫌がるものを置く方法です。
水 | 猫は水を嫌う傾向があるので、ホースでたっぷりと水を撒きます。 |
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とげとげシート |
ホームセンター等で販売されている、とげ状のシートを敷きます。 |
砂利(軽石) | 角のある大きめの砂利を敷き詰めます。 |
とげのある植物 |
とげのある植物を植えたり、葉を撒きます。 カラタチ、バラ、サボテン、ヒイラギ、ピラカンサ |
大きな石 | 猫が物理的に歩けなくなる位置に石を置きます。 |
ネットや柵 | 猫が乗り越えられない高さで囲うか、進入路をふさぎます。防猫ネットや防猫バーなどを設置するなどの方法もあります。 |
機器等
猫の通り道などに設置した機器等により、猫が苦手な音や水などを出して猫が近寄りにくくする方法です。
超音波発生装置 | センサーで猫を感知し、猫が嫌がる超音波を出します。 設置後すぐに効果が現れる場合もあれば、時間がかかる場合もありますが、比較的効果が高い装置です。 ただし、聴力が弱い猫など、一部の猫には効果がありません。 超音波発生装置は、当センターで効果の確認のため1カ月間の貸出も行っております。 手続きに必要なもの等をご案内しますので、詳しくはお問い合わせください。 |
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ブザー |
センサー付きのもの、遠隔操作式のものなどが防犯グッズとして販売されています。 |
センサー感知式散水機 |
センサーが感知すると自動で放水する製品が市販されています。 |
センサー感知式スプレー |
センサーが感知するとスプレーが噴射される製品が市販されています。 |
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