TNR活動について
印刷 ページ番号1038742 更新日 2024年8月30日
TNR活動って?
TNRとは、T(トラップ=捕獲)N(ニューター=不妊手術)R(リターン=元に戻す)の頭文字をとったものです。
野良猫が増えると、ふんや尿をされたり、鳴き声がうるさかったり、自分の物を壊されたり、地域でいろいろなトラブルの原因になってしまいます。
TNR活動は、こういった野良猫を増やさないことにより、さまざまなトラブルを減らすとともに、不幸な命を増やさないための活動です。
TNR活動と地域ねこ活動はどうちがうの?
TNR活動は、野良猫を捕獲し、不妊去勢手術を行い、耳カットをしてから元の場所に戻す活動のことを指します。
これに対し地域ねこ活動とは、TNRで元の場所に戻った猫を、その周辺で暮らす住民全員の理解を得た上で、地域住民が主体となって見守る活動のことを指します。
つまり「耳カットされた猫=地域ねこ」というわけではありません。猫の不妊手術をしたからといって、猫に餌をやっていい理由にはなりません。猫で迷惑を被っている人、苦手な人の立場を尊重することが大切です。
地域ねこ活動の実施には周辺住民の理解が必要であり、合意が無いのに一方的に餌やりなどを行えば近隣トラブルの原因になってしまいます。また 猫の見守り方については、地域で話し合いの上、ルールを決めることになります。
野良猫は、ネコ算で増える!?
猫は、交尾をするとほぼ100%子どもができてしまう動物です。猫によっては生後3~4カ月で子どもを産むことができ、妊娠期間も2カ月ぐらいで、1年間に2、3回産めます。しかも1度に3~6匹の子猫が産まれるのですから、ネズミ算ならぬネコ算で雪だるま式にどんどん増えていきます。
TNR活動の効果
- 不妊・去勢手術をすることで、オス猫の尿の臭いや尿をかけまわる行動、発情中の猫の鳴き声、猫同士のケンカの騒音が軽減します。
- 野良猫として産み落とされる子猫がいなくなることで、不幸な命の連鎖を防ぎます。
- 不妊・去勢手術をすることで、野良猫の増加が抑制され、糞尿被害の悪化を防ぎ、住環境の改善に期待ができます。※野良猫の数が減ったかどうかの指標として、ロードキル(路上死)数の推移でも確認することができます。 (下記グラフ参照)
尼崎市におけるTNR活動の支援について
尼崎市では、野良猫の不妊手術にかかる費用の一部助成(オス猫1頭あたり9,000円、メス猫1頭あたり13,000円)を行い、TNR活動の支援を行っております。
このページに関するお問い合わせ
尼崎市動物愛護センター(保健局 保健部 生活衛生課)
〒661-0047 兵庫県尼崎市西昆陽4丁目1番1号
電話番号:06-6434-2233
ファクス番号:06-6434-2293