犬の飼い主のみなさまへ
印刷 ページ番号1003418 更新日 2023年10月19日
はじめに
動物愛護センターには無責任な飼い方を原因とする犬に対する苦情が多く寄せられています。犬の生理・習性等を無視した飼い方や住宅の過密化・集合化 に伴い、飼い犬をめぐるトラブルは後をたちません。
人と動物が共生できる社会にむけて、適正なしつけを行い、他人に迷惑をかけることなく、終生、愛情と責任を持って飼ってください。
人と犬の共生ガイドブック~人と犬の調和の取れた街づくりをめざして~
犬の適正飼養の啓発パンフレットを作成しました。このパンフレットは尼崎市動物愛護基金から作られています。
パンフレットについては、以下のPDFファイルをご覧ください。
なお、本パンフレットに誤りがありましたので、以下のとおり訂正いただきますよう、お願い申し上げます。
P7の中段
誤: 「マクロチップ」
正: 「マイクロチップ」
ペットのマナーを守りましょう
周囲の人全員が動物好きとは限りません。飼い主にとっては些細なことでも、不快に思う人もいます。みんなが気持ちよく暮らせるよう配慮することは、飼い主の責務です。
ペットのマナーについて、苦情が多く寄せられています。次のような点には特に注意してください。
散歩にいくとき
放し飼いは禁止されています
何かの拍子に犬が突然走り出して人を咬んだり、人を転倒させケガを負わせたりする場合があるため、散歩の時は必ず犬にリード(引き綱・鎖など)をつけましょう。
また、伸縮して長くなるタイプのリードやロングリードは、とっさに犬をコントロールできず、危険な場合もありますので、適切な長さで散歩させましょう。
さらに、定期的に首輪や引き綱を点検し、誤って外れることがないようにしましょう。
犬をきちんとコントロールできる人が散歩を行いましょう
小さいお子さんやお年寄りの方などの場合、犬に力負けしてしまい、転倒したり、犬が逃げてしまうこともあります。犬を守るためにも、きちんとコントロールできる人が散歩を行いましょう。
フン尿の始末はきちんとしましょう
飼い犬のフンや尿の始末は飼い主の責任であり、最低限のマナーです。
犬のフンや尿は自宅で済ませましょう
散歩のときにしかトイレができないことは、大雨や台風、災害時の避難している際でも散歩にいかなければならないため、犬にとっても飼い主にとっても負担になります。自宅内の専用のトイレで排泄ができるようにしつけを行うようにしましょう。
犬が自由に排泄をさせないように飼い主がリードコントロールをしましょう
屋外を散歩中にフン尿をしてしまうと、他人の私有地や公共の場所を汚してしまうことにつながります。
犬が電柱や他人の私有地に排泄しようとした場合は、飼い主がきちんとリードコントロールにより、その場から離れ、「この場所はトイレではないよ」ということをしっかり伝えましょう。
もし散歩中にフンや尿をしてしまったとき
フンや尿を放置してしまうと、犬を飼っていない人はもちろん、飼っている人にとっても不快です。
フンは土に埋めても肥料にはなりません。処理袋などを携帯し、フンは必ず持ち帰りましょう。
尿についても放置してしまうと、悪臭や汚れの元になるなど、近隣の人にとっては不快なものです。もし、尿を電柱や他人の門扉等にかけてしまった場合は、以下の対策をとってください。
- ペットシーツを携帯し、尿を吸い取る。
- できる限り尿を吸い取った後、ペットボトルに入れた水や消毒液などで十分洗い流す。
ブラッシングをするときは必ず毛を持ち帰りましょう。
屋外でブラッシングをするときは、抜けた毛は必ず回収し、持ち帰りましょう。
毛をそのままにしてしまうと、近隣住民の方や公園利用者の方に迷惑をかけてしまいます。
自宅にいるとき
無駄吠えをさせないようにしましょう
生活様式の多様化から夜勤をしている人も増えていて、昼間でも鳴き続けて困るという苦情が寄せられています。しつけをしっかり行い、むやみに鳴いたりほえたりしないようにしましょう。
無駄吠えをしている場合は、「寂しがって吠える」「ご飯や散歩の時間になると吠え る」「人が通るたびに吠える」など、犬の鳴いている理由を探し、留守にする時や夜間は家屋内に入れるなど、対策を行いましょう。
悪臭や脱毛に気を付けましょう
多くの犬種は季節により多くの被毛が生え替わる時期があります。ブラッシングなどの手入れをしてあげないと、生え替わった被毛が大量に風で近所に散らばる場合もあります。また、犬がした糞尿を片付けないと悪臭の原因となるうえ、犬の被毛も汚れ、悪臭を放ったりすることになります。
悪臭や脱毛で近所迷惑にならないように、犬のお世話はきちんとしましょう。
不妊手術・去勢手術
不幸な命を増やさないようにするために、繁殖させる予定がなければ不妊・去勢手術を受けさせてください。
不妊・去勢手術をすることは、発情期のストレス軽減、生殖器系の病気予防、マーキングの減少にも効果があります。
咬傷事故
飼い犬が人に危害を加えた時は、動物愛護センターへの届出が必要です。
人をかんだ場合は、動物病院で狂犬病の検診を受け、その結果もあわせて提出してください。
しつけ
兵庫県動物愛護センターのふれあい館において民間団体がしつけ教室を行っています。詳しくはこのページの関連情報欄のリンク先にある兵庫県のホームページを確認していただくか、電話番号06-6432-4599にお問い合わせください。
迷子になったり、保護した時は
飼い犬がいなくなったり、所有者不明の犬を保護した時は動物愛護センターまでご連絡ください。センターに情報が入っている場合があります。
また、動物の愛護及び管理に関する法律の規定により、令和4年6月1日より、犬の所有者は自身の飼い犬にマイクロチップを装着するよう努力義務が課せられるようになりました。もしもの時のことを考えて、自身の飼い犬にはマイクロチップを装着させるとともに、鑑札札、狂犬病注射済票を首輪に装着させるようにしてください。
どうしても飼えなくなった場合は
動物は一度飼い始めたら、最後まで飼うのが飼い主の責任です。
しかし、何らかの理由で飼い続けることができなくなった場合は、自らの責任で新たな飼い主を見つけてください。
どうしても新たな飼い主を見つけることができなかった場合は、動物愛護センターにご相談ください。
なお、飼い犬の引取りについては、法令の規定に則り、引取りを求める相当の事由がなければ、引取りを拒否することもありますのでご注意ください。
(飼い犬の引取りは有料となります。また、引き取られた犬は殺処分が前提となり、返還もできません。)
- 生後91日以上
- 1頭 1,700円
- 生後90日以内
- 10頭まで 1,700円
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このページに関するお問い合わせ
尼崎市動物愛護センター(保健局 保健部 生活衛生課)
〒661-0047 兵庫県尼崎市西昆陽4丁目1番1号
電話番号:06-6434-2233
ファクス番号:06-6434-2293