友好都市 鞍山市
印刷 ページ番号1006835 更新日 2020年3月6日
鞍山市とは、昭和58(1983)年2月2日に友好都市提携を結びました。昭和53(1978)年8月に尼崎市少年音楽友好使節団が鞍山市を訪問したのがきっかけに、友好交流が活発になり、昭和55(1980)年には尼崎市日中友好都市促進会議が発足し、提携に至りました。このとき「友好」都市としたのは、中国との協議の結果、「姉妹」都市という呼び方は長幼の序があるということとなったためです。
中華人民共和国 遼寧省
- 人口
- 359万人
- 面積
- 9,255平方キロメートル
- 提携年月日
- 昭和58(1983)年2月2日
協定の経緯
昭和47(1972)年に日本と中国の間で国交が正常化され、全国的に日本の都市と中国の都市との友好都市提携の気運が高まりました。尼崎市と鞍山市が友好都市提携を結んだのは、その約10年後の昭和58年2月2日のことです。
両市が友好都市提携を結ぶことになったのは、昭和53(1978)年に尼崎市少年音楽使節団が鞍山市・北京市などを訪問し、交歓演奏会を開いて異文化交流を行ったことがきっかけです。
昭和55(1980)年には、友好都市提携促進の母体となる「尼崎日中友好都市促進会議」が設立され、日本と中国との間では、47番目の都市提携となりました。



鞍山市の概要

<位置など>
鞍山市は、中国東北部にある遼東半島の付け根にある都市で、緯度は日本の青森県と同じ位置にあります。「鞍山」の名は市街地南郊に2つの山が連なっており、その山と山の間が馬に載せる鞍に似ていることから名づけられました。奇岩怪石で有名な名勝・千山(せんざん)が市域東部を縦貫しています。
市は鉄東、鉄西、立山、海城の4市街区と郊外区に分かれ、さらに台案県と岫岩(しゅうがん)県を管轄しており、尼崎市の約186倍の広大な地域を抱えています。
<気候>
温帯の大陸性気候に属しており、夏は30度を超え冬は氷点下20度に達するときもあります。1年の平均気温は8.5度程度です。
<工業など>
鞍山市は鉄鋼業と共に歩み、現在も、埋蔵量が100億トン以上と言われる鉄鉱石や世界の4分の1を占めるマグネサイト鉱石など豊富な鉱物資源を背景にして、中国の重要な鉄鋼工業基地の一つとなっています。中でも、鉄鋼コンビナート企業「鞍山鋼鉄公司」は、鉄と鋼、年間各800万トンの生産高を誇っています。
また、工業だけでなく、遼河など大小30河川からの豊富な水源や肥よくな土質を利用して農業にも力を注ぎ、総合的な発展を目指しています。


<農作物>
農作物はとうもろこし、コーリャン、稲、大豆などがあります。
鞍山市で一番有名な特産物である南果梨は梨のクイーンという美称を与えられており、鞍山市は「南果梨」の唯一の産地です。


<文化(高足踊り)>
高足(たかあし)踊りは中国東北部の農村で広く踊られ、300年の歴史をもつ舞踊で足の先に棒を付け、赤や青等の原色の色鮮やかな衣装に身を包み、雑技団のような技で披露する伝統文化です。
太鼓、ドラ、チャルメラなど鳴り物付きで賑やかな楽しい踊りで、正月や村祭りなど祝いの席で踊ることが多いものです。


高足おどり芸術団
1996(平成8)年10月、尼崎市制80周年を記念して、市民まつりに鞍山市高足踊り芸術団20人が参加し、市民から大きな注目を集めました。 写真は当時の様子です。
<観光名所>
1. 玉仏苑(ぎょくぶつえん)
中には世界一の玉仏が安置され、ギネスブックにも認定され、国宝と賞賛されています。


2. 湯崗子温泉(とうこうしおんせん)
全国で有名な四大温泉の一つと四大リハビリセンターの一つです。
カリウム、ナトリウム、硫黄、マグネシウムなど多種の微量元素が含まれており、高い医療価値があります。

3. 千山(せんざん)
鞍山市から南東25キロメートルに位置する中国有数の景勝地です。
44平方キロメートルにわたる険しい峰にうっそうと緑が茂り、奇石や唐の時代から造られた寺院約160が点在しています。

最近の交流状況
平成29年度
・尼崎市小学生使節団 10名
鞍山市訪問(鞍山8月3日~6日)
・尼崎市・鞍山市小学生書画交流展開催(2月1日~27日)
会場:尼崎市立中央図書館
巡回展示:尼崎市役所南館1階ロビー(3月1日~15日)
平成30年度
・鞍山市小学生使節団 11名
尼崎市訪問(尼崎6月7日~10日、大阪6月11日)
・尼崎市・鞍山市小学生書画交流展開催(2月9日~18日)
会場:あまがさきキューズモール
巡回展示:尼崎市役所南館2階秘書課前(3月5日~20日)
令和元年度年度
・尼崎市青少年使節団 10名
鞍山市訪問(鞍山8月19日~23日)
・鞍山市青少年芸術交流展開催(2月21日~3月1日)
会場:あまがさきキューズモール
巡回展示:尼崎市役所南館2階秘書課前(3月4日~18日)
記念品の紹介
尼崎市と鞍山市はお互いに友好の印として公式記念品の交換をしています。鞍山市から届いた品は一つ一つが国を象徴する美術品や歴史的遺産の複製品などです。
【鞍山市から尼崎市への記念品】
<提携1周年(1984年)の記念品>
2点とも着色された山水画で、縦1.5メートル、横3.5メートルあります。 鞍山市美術工作者協会の辛鑑銘さんと高斉智さんの共同作品です。

「千華晨翆」
鞍山市の景勝地である千山の朝の風景を描いたもの

「龍泉松濤」
千山にある寺「龍泉寺」と松を描いたもの
<市政70周年(1986年)の記念品>

壁掛け「万里の長城」
縦3.15メートル、横6.3メートル、重さ86キログラム
<提携10周年(1993年)の記念品>

兵馬俑の複製品
高さ1.95メートル、重さ400キログラム
阪神淡路大震災で壊れたため、現存していません
<提携15周年(1998年)の記念品>

<提携20周年(2003年)の記念品>

【尼崎市から鞍山市への記念品】
<提携10周年(1993年)の記念品>

アクセス方法
【関西国際空港から瀋陽まで】飛行機で約3時間
【瀋陽から鞍山市まで】自動車で約1時間半
このページに関するお問い合わせ
総合政策局 協働部 文化振興課
〒660-8501 兵庫県尼崎市東七松町1丁目23番1号 本庁中館7階
電話番号:
06-6489-6385(文化振興)
06-6489-6017(国際交流)
ファクス番号:06-6489-6702
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