平成25年度姉妹友好都市訪問尼崎市代表団の報告(アウクスブルク市)
印刷 ページ番号1006833 更新日 2018年2月21日
市長を団長とする尼崎市代表団が姉妹都市アウクスブルク市と友好都市鞍山市を訪問しました。
尼崎市代表団一行は、平成25年8月1日(木曜日)から3日(土曜日)まで友好都市鞍山市に滞在し、その後、姉妹都市アウクスブルク市へ移動。8日(木曜日)に帰国しました。
アウクスブルク市滞在中は、アウクスブルク市長を表敬訪問し、市内施設を見学しました。
8月4日(日曜日)<滞在1日目>
<ディーゼル記念苑見学>
ヤンマーディーゼルの創始者山岡孫吉氏がディーゼル博士の発明に感謝して造られた公園を見学しました。
石碑にはディーゼル博士に向けて「あなたの偉大な精神は、日本で永遠に生き続けています」と刻まれています。
<フッガライ>
大富豪フッガー家が運営する世界最古の社会住宅を見学しました。現在も年間の家賃150円程度で、150人程度の低所得者が住んでいます。
<大聖堂>
大聖堂の前にはローマ時代の遺構と遺跡品が展示されており、中には世界最古のステンドグラスが飾られています。
8月5日(月曜日)<滞在2日目>
<アウクスブルク市公社>
アウクスブルク市公社のバイオマス発熱・発電プラントを訪問しました。公社では発電、水道、バス、トラムなどを経営しています。この日は、公社の取締役に出迎えていただきました。
発熱・発電量や供給の状況を制御室で管理しています。
プラント内部も見学しました。
燃焼している様子も見ることができます。
地域の農家が運んできた木屑も購入し、燃料に活用しています。
<バイエルン環境技術応用研究所(bifa)>
この研究所は、バイエルン州、アウクスブルク市、商工会議所が出資して設立した有限会社で、アウクスブルク市が環境都市としてドイツ国内で中心的役割を果たすための中枢機関となっています。
<環境ノウハウ拠点振興協会(KUMAS)>
こちらの協会は、経済‐政治‐行政‐学術のネットワークを作るという役割を担っています。
<環境技術インキュベーションセンター(UTG)>
起業家たちの独り立ちをサポートしています。ここに入居している企業は成長が早く、独立の可能性も高いと言われています。
<CheMin有限会社(ケミン)>
バイオマス発電所などをクライアントとする民間企業で、研究スタッフにはエンジニアだけでなく、地質学、鉱石学などの専門家も含まれています。
<独日協会アウクスブルク・シュヴァーベン主催 昼食会>
独日協会と尼崎市との交流について意見交換を行いました。
<日本庭園>
1985年のアウクスブルク市創立2000年を記念し、アウクスブルク市と姉妹都市である尼崎市・長浜市が協力して造った日本庭園を視察しました。
日本庭園は、アウクスブルク市の植物園の中にあり、同園を管理している自然保護局長さんや建設当時に関わった方などからお話しを伺いました。
庭園はきれいに管理されており、あずまや周辺では、現地の若者が休んでいました。
<シティギャラリーでテキスタイル博物館特別展開会式に参加>
テキスタイル博物館で開かれる特別展「テキスタイル・アーキテクト展」のオープニング式典が、シティギャラリーで開かれるため、アウクスブルク市長、テキスタイル博物館館長、シティギャラリー代表、在ミュンヘン日本総領事館総領事と共に出席しました。
後ろの作品は日本人建築家の隈研吾さんデザインの茶室です。
着物を楽しむアウクスブルクの人と一緒に写真を撮りました。
<アウクスブルク市長表敬訪問>
黄金の間を見学したのち、公爵の間にて市長表敬が行われました。
芳名録に「尼崎市とアウクスブルク市の持続可能な発展を願って」と記帳しました。
<記念品贈呈>
写真家 小林哲朗氏の作品から「尼崎工場夜景」などを贈呈しました。
<公式夕食会>
歓談を通して、友好を深めたほか、稲村市長からは、尼崎市が環境モデル都市になったことなどが報告されました。
8月6日(火曜日)<滞在3日目>
<ヴェーバー議員、ヘール議員との懇談>
ヴェーバー経済担当議員の部屋を訪問し、経済の視点から環境への取り組みについて説明を受けました。
<富士通テクノロジーソリューション>
こちらの工場は、1987年に設立され、2010年には世界初の0ワットコンピューターを発売したとのこと。
工業全体の説明を聞いた後、工場見学をしました。
<尼崎通り>
アウクスブルク市には「尼崎通り」があります。
<歴史的給水施設及び最新給水施設>
市公社(水道)の担当者から説明を受けながら、施設を見学しました。
水道の流れを活用して水力発電を行っています。
水源は森の中の地下水です。
建設中の水力発電施設を視察しました。
<中世歴史市民祭>
会場では、アウクスブルク市民がそれぞれ中世時代の衣装に身を包み、祭りを楽しんでいました。
会場を散策した後、夕食を取りながらグリーブル市長や環境企業の経営者の皆さまと歓談し、友好を深めました。
8月7日(水曜日)<滞在4日目>
<トラム>
街なかを走るトラムに乗り、テキスタイル博物館へ向かいました。
<テキスタイル博物館>
アウクスブルク市はかつて繊維工業のまちでした。そのためバイエルン州とアウクスブルク市が一体となって博物館を作ろうという計画が持ち上がり、構想から完成まで15年かけて2010年に開館したそうです。
今回は、特別展「テキスタイルとアーキテクト展」を見学しました。
<市公文書館起工式>
市公文書館の工事現場で行われた起工式に出席しました。
メディアや多くの関係者が見守る中、グリーブル市長をはじめ、文化・スポーツ担当副市長や設計者などが挨拶されました。
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