平成25年度

決算の概要

1　収支面からみると・・・一時的な歳入の増等により財源対策が縮減でき、収支均衡が図られた

　一般会計の実質収支は、2億46百万円となっています。予算編成時には収支不足への対応として約54億円の財源対策を講じていましたが、実質的な地方交付税の増額などにより、財源対策額は前年度からの繰越分としての市債1億27百万円のみとなりました。一方で、不動産売払収入や競艇場事業収入に加え収支剰余も含めた6億73百万円を基金に積み立てたほか、減債基金の取崩し10億85百万円を取りやめました。結果として、実質的な収支額は18億77百万円となっています。

2　財政構造面からみると・・・硬直化した財政構造が続いている

　財政構造の弾力性を示す経常収支比率は、95.2%で依然として高い数値となっています。

3　負債（借金）面からみると・・・主な将来負担総額は依然として高い数値

　一般会計の市債現在高のほか、債務負担行為や外郭団体に係る損失補償など、本市が抱える実質的な将来負担額は、2,756億59百万円となっています。

4　歳入（収入）面からみると・・・主な一般財源は前年度より増

　歳入の根幹である市税収入は766億79百万円で、前年度と比べて、7億75百万円の減となっています。一方で、臨時財政対策債を含めた実質的な地方交付税が増となったことなどにより、主な一般財源の合計額は1,077億25百万円で、前年度を9億87百万円上回っています。

5　歳出（支出）面からみると・・・義務的経費は依然として高い水準、公債費・扶助費が増加

　義務的経費は、1,161億13百万円で前年度と比べて21億61百万円の増で、依然として高い水準となっています。生活保護費や児童手当給付関係事業費をはじめとする扶助費は、過去最高額となった前年度を上回り、10億68百万円増の656億8百万円となっています。

6　財政指標からみると・・・早期健全化基準はクリアしているものの、実態は厳しい状況

　(1)実質赤字比率　・・・・・・　マイナス

　(2)連結実質赤字比率 ・・・　マイナス

　(3)実質公債費比率　・・・・ 13.0%

　(4)将来負担比率　・・・・・・147.7%

　詳しい内容は、すぐ下のPDFをご覧ください。

• 平成25年度決算説明資料 （PDF 705.0KB）