第13回 アマメシ紹介 (令和1年6月掲載)
印刷 ページ番号1016450 更新日 2021年5月26日
この「アマメシ紹介」のページでは、社員食堂、大学、学校、保育所、病院、高齢者施設など、尼崎市内の様々なところで提供されている給食を『アマメシ』と題して、『アマメシ』とそれを『作る人』や『食べる人』の姿をご紹介していきます。
それでは、今回の『アマメシ』をご紹介しましょう!!
皆さん、「一体、どこの給食なのか・・・??」を想像しながら、ご覧ください。
本日の『アマメシ』紹介!!
本日のメニューは…
と、いつもの流れでいきたいところですが、今回のアマメシは”特別編”!
なので、どこの給食施設なのかを先に知ったうえで読み進めてみてください!
本日ご紹介するのは、「園田学園女子大学 開花亭」の給食です!!
今回は、同学 人間健康学部 食物栄養学科で管理栄養士を目指して日々学んでいる学生さんたちと一緒に、取材・編集を行いました。
ということで、もう一度…
本日の『アマメシ』紹介!!
本日のメニューは…
(左上から時計回りに、)
- ごはん(S)、いわしの梅しそフライ、さっぱり揚げ出し茄子
- 胡麻チゲ冷麺、冷奴、オクラ巣ごもり卵
- ごはん(S)、みそ汁、麻婆茄子、オクラ巣ごもり卵
- 胡麻チゲ冷麺、ねぎだくもやしナムル、フルーツヨーグルト
- ごはん(S)、夏のさっぱり豚汁、若鶏醤油揚げ
- ごはん(S)、みそ汁、豚肉と野菜のトマト煮、さっぱり揚げ出し茄子
本日のアマメシは全6パターン!
バラエティ豊かで、どれも美味しそう!
せっかくなので、学生の皆さんに、『アマメシ』を選んだ理由と、開花亭について紹介していただきましょう!
開花亭を入ってすぐ、入り口にはずらーっと、その日のメニューカードが並びます。
ごはん、麺、おかず(主菜・副菜)、デザートに至るまで、30種類以上のメニューが用意されています。
私達が給食を食べています!
午前中の授業が終わった数分後には、開花亭はたくさんの学生たちで活気に溢れています!
「学校に来る日は毎日使う。梅しそトンカツと豚汁がおいしい!お気に入りです。」
「今日は、かき揚げうどんとオクラ巣ごもり卵を選びました。小鉢の種類が多くていいね。」
「できたてのものを食べられるから好き。」
「お弁当が足りない時に1品プラスしたり、自分に合った選び方ができるのが便利。」
豊富なメニューと、組み合わせの自由さを気に入っている学生が多いようですね。
園田学園女子大学では、「学びたい気持ち」を持つ全ての人に、「公開講座」や「シニア専修コース」など様々な“学びの場”が提供されており、開花亭も幅広い年代の方が利用しています。
さて、この給食は、どんな人が作っているのでしょうか・・・??
私達が給食を提供しています!
給食提供に携わられている皆さんに、日々の給食に込められた想いやエピソードを教えていただきました。
《社会連携推進センター所長 松葉先生より》
園田学園女子大学は、地域に開かれた大学として開設しています。
学生食堂(開花亭)では、女子大学生の他に、子育てステーションぴよぴよ広場を利用する乳幼児親子、生涯学習講座や公開講座を受講するシニアの方々など、幅広い世代が同じ時と場を共有しており、まさに多世代間交流の場として活用されております。
“みんなと食べる楽しいランチ+ウエルネス食育”をモットーにしているため、その日の献立の中から自分の体や体調に合ったランチを選ぶことを習慣づけるだけでなく、子どもの教育、体育、養護、看護、栄養の領域を志して学んでいる学生が作成した机上札やポスターを設置・掲示していたり、購入した食事の栄養価がレシートに表示されていたりと、喫食者の健康意識を高めることにも取り組んでいます。
ランチ+αの提供を通して、輝かしい未来を担っていく学生の健全な心身を養うために、良き食べ方の習得ができ、世代を超えたコミュニケーションがはかれる場であると考えております。
《管理栄養士 西村さん》
《メニュープランナー 島田さん》より
大学生協では、多くの食堂が、定食形式ではなく自由に選択できるスタイル、カフェテリア方式を選択しています。
親から離れ、社会に出るまでの数年間で、自ら食事を構成する力を養ってほしいという想いから選択しており、その中でも、主菜・副菜のそろった食事を「食べ方の基本」として推奨しています。
また、選ぶ時に必要な情報として、メニューカードにはメニュー名や価格だけでなく、栄養価や栄養バランスの指標を掲載したり、「食べ方提案」として、バランスの良い組み合わせがわかるよう、毎週ポスターを作成しています。
安心・安全な食材を使用することはもちろん、各地の料理を取り入れたフェアや旬の食材も取り入れ、食の楽しみと健康維持の両方に寄与できるよう心がけています。
《調理スタッフ より》
調理をしてくださっている方々には、学生が直接、取材を行いました!
献立はどのように決めているのですか?
本部から管理栄養士が作成した献立が送られてきます。そこから、規模や傾向に合わせて私(平田さん)が選んでいます。
ここの特徴は焼き立てパンと小鉢の種類が豊富なところですね。パンは、専門のスタッフが厨房で成形して焼いています。
また、幅広い世代の方が利用されるので、魚のメニューや煮物、炒め物もそれぞれ日替わりにして利用してくださる皆さんに楽しんで選んでもらうよう工夫しています。
調理している時に気を付けていることはどのようなことですか?
可能な限り”できたて”を提供することを心がけています。温かいものは温かい状態で食べるのが一番!日によって、学生の入り方やメニューの出方が異なるので、作りすぎないよう、かと言って、不足してしまわないよう、皆で声をかけ合いながら数を調整しています。
そして、忘れてはいけないのが「衛生管理」!揚げ物は一回ずつ中心温度を測定します。皆さんに人気の”オクラ巣ごもり卵”は、実は小鉢の中で一番気をつかうメニューなんです。殻が入らないようにはもちろん、黄身が傷つかないように、卵がきちんと真ん中に来るように、見た目にも気を配っています。
学生を見ていて感じること、学生に伝えたいことはありますか?
うーん、なんでしょう。難しいですね…
でも伝えたいことと言えば、もっと話しかけてくださいってことでしょうか。私たちは、新メニューを取り入れた時は必ず試食することにしています。なので、「これ、どのくらい辛い?」とか、「これとこれ、どっちがおすすめ?」とか、些細なことでもいいので、気になったことはどんどん聞いてください!
ただ食べるだけでなく、できるだけおいしく、少しでも気持ちよく食べていただきたい、という思いから、接客にも力を入れているそうです。オープン中は忙しい中でも笑顔を絶やさず、対応されていました。
また、混雑を緩和するためにICカードも導入しているそうです。
ウエルネス食育の取組み
旬の食材を使用したメニューや、数多くのメニューからバランス良い組み合わせを提案してくれる「食べ方提案」ポスター、その他、健康に関する幅広い情報が盛りだくさん!
ポスターの他にも、選ぶ時のメニューカード、購入した時に受け取るレシートにも情報は盛りだくさん!
誰でも簡単に栄養バランスを評価できるように、赤・黄・緑で点数がつけられているので、目安量と比較して自分の選んだ内容をチェックすることができます。
机の上には、温かみあふれるものが…
これは、食物栄養学科の学生が手作りしたものです。取材した6月は、「一汁三菜」「1日に必要な野菜量」が掲示されていました。その他にも、夏には「夏バテ予防」、冬には「ノロウイルス予防」といった季節に合わせた内容や、食事のこと、健康づくりのこと、レシピ情報など多種類あるそうです。
施設のご紹介
園田学園女子大学
- 所在地:〒661-8520 兵庫県尼崎市南塚口町7丁目29-1
- 電話番号:06-6429-1201
- ファクス番号:06-6422-8523
取材にご協力いただき、どうもありがとうございました!
≪保健所 管理栄養士より≫
今回は、普段は利用する側である学生たちに、取材する側になっていただきました。4年間利用してきた食堂ですが、その裏側は知らないことばかりで驚きの連続!食堂のスタッフの方々にも温かく対応していただき、将来、管理栄養士として“食”に携わることを目指す学生にとって、作り手の細やかな想いや心がけを知る貴重な機会にもなったのではないかと思います。
お忙しいなか取材にご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました!!
このページに関するお問い合わせ
保健局 保健部 健康増進課(尼崎市保健所健康増進課)
〒660-0052 兵庫県尼崎市七松町1丁目3番1-502号 フェスタ立花南館5階
電話番号:06-4869-3033
ファクス番号:06-4869-3049