ヒトパピローマウイルス感染症の定期接種について(子宮頸がん予防)

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印刷 ページ番号1003034 更新日 2026年4月10日

2価及び4価ワクチンの定期接種対象ワクチンからの除外について

ヒトパピロマーウイルス感染症の定期予防接種について、令和8年4月1日より9価ワクチン(シルガード9)のみが対象となります。2価ワクチン(サーバリックス)と4価ワクチン(ガーダシル)は定期接種対象ワクチンから除外されますので、令和8年4月1日以降に2価及び4価ワクチンを接種した場合は定期接種にはなりません。

接種勧奨の再開について

 ヒトパピローマウイルス感染症に係る予防接種については、平成25年4月1日から定期接種として実施されましたが、国の審議会において、ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛がヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(以下「HPVワクチン」という。)接種後に見られたことから、同副反応の発生頻度等がより明らかになり、国民に適切な情報提供ができるまでの間、定期接種を積極的に勧奨すべきではないとされ、平成25年6月14日付けで厚生労働省から、積極的な勧奨を差し控えるよう通知があり、本市においても対象者への積極的な勧奨を差し控えてきました。

 その後、令和3年11月12日の国の審議会において、最新の知見を踏まえ、改めてHPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められました。また、安全性評価を引き続き行っていくことや接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関の体制強化等を行うという、今後の対応の方向性も踏まえ、積極的な接種勧奨を差し控えるという当該状態を終了させることが妥当とされ、同年11月26日付けの厚生労働省通知により、平成25年6月の通知が廃止され、積極的な接種勧奨が再開されることになりました。

 接種対象者及び保護者の方は、HPVワクチンの有効性及び安全性等について十分に理解した上で、接種について判断していただきますようお願いします。
 その際は、厚生労働省が作成した、以下のリーフレットをご活用ください。

 ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種について、詳しくは「厚生労働省 ヒトパピローマウイルス感染症(外部リンク)」から最新のリーフレットをご覧ください。

ヒトパピローマウイルス感染症について

 ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。

 ヒトパピローマウイルスに感染すると、ウイルスが自然に排除されることが多いですが、そのままとどまることもあります。長い間排除されずに感染したままでいると子宮頸がんが発生すると考えられています。 

 子宮頸がんは、早期に発見されれば比較的治療しやすいがんですが、進行した場合には治療は難しいとされています。

対象者

小学校6年生から高校1年生相当年齢までの女子

 12歳となる年度の初日から16歳となる年度の末日まで

標準的な接種期間

中学1年生

 13歳となる年度の初日から当該年度の末日まで(4月1日から翌3月31日まで)

接種料金

無料です(但し、定期接種の対象以外は任意接種となり、全額自己負担となります)

接種回数と接種間隔

 定期接種の対象となるワクチンは「9価ワクチン(シルガード9)」です。

 

※令和2年12月、ガーダシルの効能・効果に肛門がん及びその前駆病変と尖圭コンジローマの予防が追加され、また、接種対象に9歳以上の男性が追加されました。
 ただし、任意接種となるため接種費用は全額自己負担となります。

9価ワクチン(製品名 シルガード9)

 2回目の接種は1回目の接種から1月以上の間隔をあけてください。
 3回目の接種は2回目の接種から3月以上の間隔をあけてください。

 標準的な接種間隔は、2回目の接種が1回目の接種から2月後、3回目の接種が1回目から6月後になります。

 ※小学校6年生から15歳未満(15歳の誕生日の前日)までに1回目の接種を行えば2回接種となります。

  2回目の接種は1回目の接種から5月以上の間隔をあけてください。

  標準的な接種間隔は2回目の接種が1回目の接種から6月後になります。

 

 

 

有効性について

 シルガード9は、 HPV16型と18型に加え、ほかの5種類のHPVの感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。

 海外や日本で行われた疫学調査(集団を対象として病 気の発生などを調べる調査)では 、HPVワクチンを導 入することにより、子宮頸がんの前がん病変を予防する 効果が示されています。 また、接種が進んでいる一部の国では、子宮頸がん そのものを予防する効果があることもわかってきています。 HPVワクチンの接種を1万人が受けると、受けなければ 子宮頸がんになっていた約70人ががんにならなくて すみ、約20人の命が助かる、と試算されています。

副反応について

 HPVワクチン接種後に見られる主な副反応として、発熱や接種した部位の痛みや腫れ、注射による痛み、恐怖、興奮などをきっかけとした失神などが挙げられます。

【HPVワクチン接種後の主な副反応】

頻度

シルガード9

50%以上 疼痛
10~50%未満 腫脹、紅斑、頭痛

1~10%未満

浮動性めまい、悪心、下痢、頭痛、発熱など

1%未満 嘔吐、腹痛、筋肉痛、関節痛、倦怠感など
頻度不明 感覚鈍麻、失神、四肢痛など

※厚生労働省作成「HPVワクチン接種の対象年齢のお子様及び保護者向けリーフレット(詳細版)」より抜粋

 また、ワクチン接種後に見られる副反応が疑われる症状については、接種との因果関係を問わず収集しており、定期的に専門家が分析・評価しています。その中には、稀に重い症状の報告もあり、具体的には以下のとおりとなっています。

【副反応が疑われる症状について】

病気の名前

主な症状

報告頻度

アナフィラキシー

呼吸困難、じんましんなどを症状とする重いアレルギー

約96万接種に1回
ギラン・バレー症候群

両手・足の力の入りにくさなどを症状とする末梢神経の病気

約430万接種に1回
急性散在性脳脊髄炎

頭痛、嘔吐、意識の低下などを症状とする脳などの神経の病気

約430万接種に1回
複合性局所疼痛症候群

外傷をきっかけとして慢性の痛みを生ずる原因不明の病気

約860万接種に1回

※厚生労働省HP「HPVワクチンQ&A」より抜粋

HPVワクチン接種後に症状が生じた場合の窓口について

 HPVワクチンの接種後に生じた症状について、患者へより身近な地域において適切な診療を提供するため、各都道府県において協力医療機関が選定されています。

 子宮頸がん予防ワクチンを接種した後に、気になる症状が出たときは、まずは接種医療機関や地域の医療機関に受診していただき、当該医療機関の医師から、協力医療機関を紹介していただくこととなります。

 ご不安なことがありましたら、尼崎市保健所感染症対策担当(06-4869-3062)までご相談ください。

関連情報

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このページに関するお問い合わせ

保健局 保健部 感染症対策担当(尼崎市保健所感染症対策担当)
〒660-0052 兵庫県尼崎市七松町1丁目3番1-502号 フェスタ立花南館5階
電話番号:06-4869-3062(結核、感染症、肝炎治療、予防接種)
ファクス番号:06-4869-3049