B型肝炎の予防接種について

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印刷 ページ番号1003035 更新日 2019年4月1日

B型肝炎ワクチンの定期予防接種が始まりました

 B型肝炎の予防接種が、平成28年度から定期接種になりました。

B型肝炎とは

 B型肝炎は、B型肝炎ウイルス(HBV)の感染によって引き起こされる病気です。感染を受けると、急性肝炎となりそのまま回復する場合もあれば、慢性肝炎となる場合もあります。一部、劇症となり激しい症状から死に至ることもあります。感染の年齢が小さいほど持続感染し慢性化(キャリア)する危険性が高くなり、肝硬変・肝がんに進行することがあります。
 B型肝炎ワクチンを抗体獲得率の高い0歳の時期に接種し、感染を予防することが大切です。

対象年齢

 1歳に至るまでの間

接種方法

<使用するワクチン>

 組換え沈降B型肝炎ワクチン(酵母由来)

B型肝炎ワクチンには2種類あります。

ワクチンの種類

ビームゲン

ヘプタバックス2.

製造元

KMB

MSD

添加物(保存料)

あり

なし

その他事項

ラテックス過敏症の者には注意が必要 

 (注)ラテックス過敏症とは、天然ゴムの製品に対する即時型の過敏症です。ラテックス製の手袋を使用時にアレルギー反応がみられた場合に疑います。また、ラテックスと交叉反応のある果物等(バナナ、栗、キウイフルーツ、アボガド、メロン等)にアレルギーがある場合にはかかりつけ医にご相談ください。

<接種回数>

 3回

<接種間隔>

 27日以上(≒4週)の間隔をおいて2回接種します。
 その後、1回目から139日以上(≒20週)の間隔をおいて3回目を接種します。

<標準的な接種期間>

 生後2月から生後9月に達するまでの期間に接種します。

すでに任意で接種したことのある人

 平成28年10月1日より前に、B型肝炎ワクチンを任意で接種したことのある人は、定期の予防接種のB型肝炎の注射を受けたとみなし、計3回接種の残りの不足回数分の接種を行います。

母子感染防止事業でB型肝炎ワクチンの接種を受けたことのある方

 B型肝炎ウイルス(HBs抗原)陽性の母親から生まれたお子さんで、出生時に抗HBs人免疫グロブリンの投与に併せてB型肝炎ワクチンの接種を受けたことがある人は、定期予防接種の対象外となります。

実施場所

 市内予防接種実施医療機関(事前に医療機関にお問い合わせください)

持参するもの

  • 母子健康手帳
  • 健康保険証、乳児医療証等の住所が分かるもの

(注)予診票については、医療機関においてあります。

副反応について

 主な副反応として、倦怠感・頭痛・頭重感・発熱・局所における疼痛・腫脹・硬結・熱感・手の脱力感がみられることがあります。

 重大な副反応としてはまれに、ショック・アナフィラキシー・多発性硬化症・急性散在性脳脊髄炎・ギランバレー症候群・末梢神経障害みられることがあります。(頻度は不明)

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このページに関するお問い合わせ

保健局 保健部 感染症対策担当(尼崎市保健所感染症対策担当)
〒660-0052 兵庫県尼崎市七松町1丁目3番1-502号 フェスタ立花南館5階
電話番号:06-4869-3062(結核、感染症、肝炎治療、予防接種)
ファクス番号:06-4869-3049