こどもの予防接種についてのQ&A

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印刷 ページ番号1003030 更新日 2023年4月13日

Q1.予防接種は受けた方がいいのでしょうか?

A1.赤ちゃんが生まれながらに持つ抵抗力(免疫)は、生後3月くらいから次第に弱くなっていき自分自身で抵抗力をつけて病気を予防して行かなければなりません。その助けになるのが予防接種です。また予防接種には、一人ひとりを感染症から守るだけでなく、国民の皆がしっかりと接種することによって社会全体として抵抗力を持ち、感染症の流行を阻止するための役割も持っています。一人ひとりが予防接種をきちんと受け抵抗力を持っているからこそ、流行が抑えられているのです。

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Q2.予防接種はどこで受けることができますか?

A2.尼崎市医師会加入の市内定期予防接種実施医療機関での個別接種となっています。

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Q3.予防接種の実施医療機関はどこでわかりますか?

A3.本市の定期予防接種実施医療機関はホームページに掲載しています。
なお、定期予防接種を受けられる際は、事前に実施医療機関へお問い合わせください。

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Q4.予約は必要ですか?

A4.予防接種実施医療機関に事前にご確認ください。

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Q5.接種当日、持ち物はありますか?またお金はかかりますか?

A5.持ち物は、母子健康手帳・尼崎市予防接種予診票(乳幼児用)・健康保険証や乳児医療証等の住所が分かるもの、の3点です。また、接種費用については全額公費負担(無料)になります。転入された方で、予診票をお持ちでない方は医療機関及び保健所感染症対策担当、南北保健福祉センター地域保健課にありますので、そちらをご使用ください。(Q19参照)

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Q6.予診票はどこで受け取ることができますか?

A6.母子健康手帳を取得していただいた際に、同時に尼崎市予防接種予診票(乳幼児用)のクリーム色の冊子をお渡ししています。接種当日に記入し、接種時に一枚ずつ切り離して医療機関にご提出ください。
 

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Q7.接種時期になれば市から通知や接種券などは届きますか?

A7.尼崎市では接種毎の通知や接種券の交付はおこなっていません。生後2月になれば予防接種を開始してください。また、医療機関にはあらかじめお渡ししている予診票を記入して提出していただくこととなります。なお、小学校入学以降に接種時期が来るものについては学校を通じてお知らせのチラシを配布しています。

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Q8.どのように予防接種を進めていけばいいですか?

A8.定期予防接種は、生後2月からHib(ヒブ)感染症・小児の肺炎球菌感染症・B型肝炎・ロタウイルス・四種混合の予防接種を始めることができます。生後1カ月になったらお住まいの地域等でかかりつけの医療機関を探していただき、電話予約の上、接種を開始してください。また「母子健康手帳」や「予防接種と子どもの健康」を参考に、医師と相談の上、予防接種のスケジュールを立てるようにしましょう。

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Q9.同時に2本以上の予防接種を受けることはできますか?

A9.医師が特に必要と認めた場合には、複数の異なるワクチンを同時接種することができます。同時接種は予防接種のための通院回数を減らし、子ども本人や保護者の負担を軽減することにつながります。医師にご相談ください。

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Q10.予防接種の間隔を教えてください。

A10.生ワクチン(BCG・麻しん風しん混合(MR)・麻しん・風しん・水痘・おたふくかぜ(任意))を接種した場合は、27日以上の間隔をあけて生ワクチン(注射タイプ)を接種します。(接種日の翌日から起算、4週間後の同じ曜日から接種可能。)

 同じ種類のワクチンを複数回接種する場合は、それぞれ定められた間隔があるので、そのスケジュールに沿って接種します。具体的な接種のスケジュールは医師と相談して決めましょう。

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Q11.予防接種を受けれない人や注意すべき人はいますか?

A11.予防接種は体調の良いときに受けるのが原則です。直近1月以内に風邪や病気に罹り不安な場合は、事前に医師にご相談ください。予防接種の対象者から除かれる者は以下の通りです。

  1. 接種しようとする予防接種を受けたことがあるもので、予防接種を行う必要がないと認められるもの
  2. 明らかな発熱を呈している者(明らかな発熱としての目安は37.5℃)
  3. 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
  4. 接種しようとする予防接種の接種液の成分によって、アナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者
  5. 麻しん及び風しんに係る予防接種の対象者にあっては、妊娠していることが明らかな者
  6. 結核に係る予防接種の対象者にあっては、結核その他の疾病の予防接種、外傷等によるケロイドの認められる者
  7. 高齢者の肺炎球菌感染症に係る予防接種の対象者にあっては、当該予防接種を過去に受けたことのある者
  8. その他、予防接種を行うことが不適当な状態にある者

また、接種に注意を要する者は以下の通りです。

  1. 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する者
  2. 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者
  3. 過去にけいれんの既往のある者
  4. 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者
  5. 接種しようとする予防接種の接種液の成分に対してアレルギーを呈するおそれのある者
  6. バイアルのゴム栓に乾燥天然ゴム(ラテックス)が含まれている製剤を使用する場合にあっては、ラテックス過敏症のある者
  7. 結核の予防接種にあっては、過去に結核患者との長期の接触がある者、その他結核感染の疑いのある者

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Q12.予防接種と聞くと副反応が心配です。大丈夫でしょうか?

A12.健康な赤ちゃんにワクチンを接種することは、極めてまれではありますが重篤な健康被害(副反応)を引き起こすということも事実です。しかし現在の日本で使用されているワクチンは、優れており副反応の頻度も少ないと考えられています。加えて予防接種の対象となっている感染症は、かかると非常に重い症状が現れたり重い障害を残す恐れのあるものばかりです。接種にあたっては不安なことがあれば医師とよく相談し、納得した上で接種するようにしましょう。

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Q13.接種した後、注意すべきことはありますか?

A13.下記のとおりです。

  1. 予防接種を受けたあと30分間は、先生とすぐに連絡がとれるようにしておきましょう。
  2. 生ワクチンでは4週間、不活化ワクチンでは1週間は副反応の出現に注意しましょう。
  3. 入浴は差し支えありませんが、わざと注射した部位をこすることはやめましょう。
  4. 当日はいつも通りの生活をしましょう。激しい運動はさけましょう。

 また、接種部位は揉まないようにしましょう。軽く圧迫する程度で大丈夫です。以前は接種後に接種部位を揉んでいましたが、近年はあまり推奨されていません。

 なお、母子健康手帳は接種の記録として、就学時健康診断や海外渡航の際に活用されることもあります。大切に保管してください。

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Q14.予防接種を受けた後、子どもの体調が悪そうです。どうしたらいいですか?

A14.接種をしてもらった医師にすぐにご相談ください。万が一、予防接種を受けたことによる健康被害が生じた場合は、予防接種法に基づく給付を受けることができる可能性があります。詳しくは保健所感染症対策担当までお問い合わせください。

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Q15.定期予防接種を受けられる期間を過ぎてしまいました。どうしたらいいですか?

A15.免疫を獲得することなく成長してしまうと、いつでも感染を受ける可能性があります。したがって、接種忘れに気がついた時点ですぐに接種するようにしましょう。また定期接種対象期間を過ぎてしまうと、全額自己負担の任意接種になってしまいます。接種スケジュール等は医師に相談ください。

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Q16.尼崎市では、任意接種に対する費用の助成はありますか?

A16.現在、尼崎市では任意接種に対する公費助成はおこなっていません。

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Q17.市外で定期予防接種を受けることを希望します。なにか必要な手続きはありますか?

A17.市外の医療機関で定期予防接種を受けられる場合は、尼崎市発行の「予防接種実施依頼書」が必要ですので事前に「予防接種実施依頼書」の申請をお住まいの地域の各地区保健・福祉申請受付窓口、(南北)保健福祉センター地域保健課又は保健所感染症対策担当で行ってください。受付後、送付先の住所へ「予防接種実施依頼書」を送付いたします。(7日~10日間程度)。接種を希望される市町村の予防接種担当課へ市外居住者の受入れの可否や、接種費用等について事前にご確認ください。

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Q18.市外で定期予防接種を受けて接種費用がかかった場合、お金は返ってきますか?

A18.自己負担額が発生した場合、その費用の一部又は全額を還付する償還払い制度がありますので、接種された翌日から1年以内に保健所感染症対策担当で手続きをしてください。その際、「予防接種実施依頼書」の交付を受けていることが条件となりますので、必ず事前にお手続きください。(Q17参照)

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Q19.市外から尼崎市に引っ越してきました。手続きすることはありますか?

A19.ありません。接種時に必要な予診票は、転入された方向けに医療機関並びに保健所感染症対策担当及び南北保健福祉センター地域保健課に置いておりますので、そちらをご使用ください。

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Q20.市外に住んでいますが、尼崎市で定期予防接種を受けることはできますか?また接種費用はかかりますか?

A20.受けることはできます。その際、必ず事前にお住まいの自治体にある予防接種担当課にて、尼崎市長宛ての予防接種実施依頼書の交付を受け、医療機関に直接持参してください。

接種費用は阪神6市1町(西宮市・伊丹市・芦屋市・三田市・宝塚市・川西市・猪名川町)の市民は無料、上記以外の市民は全額個人負担の有料となります。お住まいの自治体に償還払い制度等の有無をご確認の上、接種をご検討ください。

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Q21.予防接種を受けられる対象期間の間に長期で入院等をしており予防接種を受けることができませんでした。治癒した後、また受けることはできますか?

A21.定期予防接種の対象であった期間に、長期療養を必要とする疾病(厚生労働省令で定める疾病)により定期予防接種を受けることができなかった方については、長期療養を必要とする事情がなくなった場合、定期予防接種として予防接種を受けられる場合があります。下記HPに説明を掲載しています。詳しくは、保健所感染症対策担当までお問い合わせください。

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Q22.海外へ行きます。事前に受けておいたほうがよい予防接種はありますか?

A22.渡航先によって、流行している感染症があったり、入国の際に接種歴が必要な予防接種があります。詳しくは検疫所にお問い合わせください。

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Q23.小学校に入っても予防接種は受けないといけませんか?

A23.学齢期における予防接種は、基本的に乳幼児期に受けた予防接種でつけた免疫の補完を目的としたものです。学齢期に定められた定期予防接種を受けることによって、抗体の維持が期待できますので、きちんと受けるようにしましょう。

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Q24.予防接種について最新の情報が知りたい場合はどうすればいいですか?

A24.最新の情報については、適宜、尼崎市の公式ホームページや市報に掲載をします。合わせて、厚生労働省のホームページもご参照ください。

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このページに関するお問い合わせ

保健局 保健部 感染症対策担当(尼崎市保健所感染症対策担当)
〒660-0052 兵庫県尼崎市七松町1丁目3番1-502号 フェスタ立花南館5階
電話番号:06-4869-3062(結核、感染症、肝炎治療、予防接種)
ファクス番号:06-4869-3049