防災にも役立つ生活習慣づくり~フレイル予防×防災~

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印刷 ページ番号1035686 更新日 2024年4月10日

フレイル予防と防災にどういうつながりがあるの?

フレイルとは

年齢を重ねて、心身の活力(筋力、認知機能、社会とのつながりなど)が低下した状態を フレイルといいます。

日頃の生活習慣を見直すことにより、フレイルにならないようにしたり、フレイルが進行するのを防ぐことをフレイル予防といいます。フレイルを予防するためには「栄養」、「運動」、「社会参加」の3つの柱をバランスよく実践することが重要です。

また、フレイル予防はご高齢の方だけでなく、働き世代から取り組むことが重要です。

フレイル予防と防災にどういうつながりがあるの?

近年、日本各地では毎年のように台風やゲリラ豪雨による風水害に見舞われており、災害への備えが重要です。

フレイル予防の3つの柱、「栄養」「運動」「社会参加」をバランスよく実践することは、防災にもつながります。

例えば・・・

  • 地震が発生した際に、低く・頭を守り・動かない、シェイクアウト行動をとるために、柔軟性を高める
  • 避難所等に避難する際に、がれきをまたげるように、バランス、体幹の筋力や持久力を伸ばす
  • 自宅や避難先で非常食により食事をとるために、噛む力、飲み込む力を鍛える など

フレイル予防×防災「栄養」

日頃から不足しがちな野菜やタンパク質を補うために、備蓄に適した魚の缶詰や乾燥野菜を、ふだんの食事の一品に加えることで、栄養を補うことができ、知らず知らずのうちに、防災備蓄の基本のローリングストック法の実践にもつながります。

ふだんから、色んな食材を食べ慣れておくことが大切です。

※ローリングストック法とは、ふだん食べる食材を少し多めに購入し、食べたら買い足すという行為を繰り返し、常に家庭に新しい非常食を備蓄する方法です。

フレイル予防×防災 「運動」

ふだんから体を動かすことで、筋力の低下を防ぎ、災害発生時のスムーズな避難行動にもつながります。柔軟性・筋力・バランス・持久力をバランスよく鍛える運動が効果的です。また、適度な運動は気分転換にもつながります。

フレイル予防×防災「社会参加」

家族やご近所さん、友だち、地域の人たちと、挨拶を交わしたり、おしゃべりしたり、笑ったりすることは社会とつながる大きな一歩です。

また、このような社会とのつながりは、災害時の支え合いにもつながります。

どのようなことに取り組めば良いの?

みなさんに楽しく、フレイル予防と防災に取り組んでいただくために、兵庫県立尼崎小田高等学校 看護医療・健康類型の生徒の皆さんにご協力してもらい、尼崎市フレイル予防×防災リーフレットとフレイル防災体操動画を作成しました。

無理のない範囲で毎日コツコツと取組みましょう!

尼崎市フレイル予防×防災リーフレットについて

尼崎市フレイル予防×防災リーフレット表紙

小田高校の生徒の皆さんが考えた、缶詰や乾燥食品を活用した手軽で簡単な防災食のレシピを掲載しております。備蓄食品の紹介や防災の豆知識なども掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

尼崎市フレイル防災体操動画

尼崎市フレイル防災体操動画 トップ画面

小田高校の生徒の皆さんと一緒に、災害時に必要な行動をとるための動作を含む「フレイル防災体操」の動画を作成しました。

動画内で、生徒の皆さんから防災の備えについての呼びかけもありますので、体操をしながら、防災について考えるきっかけとしてご視聴ください。

※動画は近日中に公開予定です。

このページに関するお問い合わせ

福祉局 福祉部 高齢介護課・包括支援担当
〒660-8501 兵庫県尼崎市東七松町1丁目23番1号 本庁北館3階
電話番号:06-6489-6356
ファクス番号:06-6489-6528
メールアドレス:ama-koureikaigo@city.amagasaki.hyogo.jp