「石綿による健康影響(中皮腫)に係る調査(中皮腫死亡小票調査)」の調査協力について

ポスト
シェア
LINEで送る

印刷 ページ番号1038198 更新日 2024年8月1日

はじめに

 平成17年6月に、尼崎市内において、石綿取り扱い工場周辺の一般住民が石綿を原因とする中皮腫の発症が多いことが明らかとなり、一般環境経由での石綿ばく露による健康被害の可能性が指摘され、平成18年3月には石綿による健康被害の迅速な救済を図ることを目的に、「石綿による健康被害の救済に関する法律」が施行されました。

 石綿による健康被害は、職業で石綿を使用した経験のある人に多いことが知られていますが、この間に国などによって行なわれた調査では、尼崎市では職業で石綿を使った経験がなくても中皮腫を発症した方が相対的に多く、一般環境経由による石綿ばく露が中皮腫の発症リスクを高くしている可能性が示されています。しかし、これらの調査によっても石綿による健康被害の全容解明にはいたっていません。

 これを受けて、尼崎市では、本市における石綿による健康被害の実態を明らかにするため、平成14年から平成30年に亡くなられた方で、死亡時に作成される死亡診断書の「死亡の原因」欄に“中皮腫”と記載された方を対象に、石綿ばく露状況等について聞き取りによる実態把握を行なって参りました。今回、平成31年(令和元年)から令和3年の間に亡くなられた方についても、継続して実施することといたします。

 つきましては、そのご遺族の方に対して、対象者の石綿ばく露状況についてお聞きしたいので、調査にご協力をいただきますようお願いします。

 なお、この調査は、石綿ばく露の実態を正確に把握するためのものであり、救済認定作業のための調査ではありません。ご回答いただいた内容によって遺族の方が不利益を受けることはありませんので、わかる範囲で正確に回答をお願いします。

対象者

 平成31年1月1日から令和3年12月31日の3年間の人口動態調査の死亡小票において「死亡した人の住所」の欄が本市保健所管内の住所であり、なおかつ、「死亡の原因」の欄にいずれかに「中皮腫」と記載(「中皮腫疑い」は除く)があった方。

*基本的には対象者のご遺族が判明された方について、ご遺族の方に対し尼崎市保健所疾病対策課から調査票等を郵送しております。

調査方法

 対象者のご遺族の方に対して、対象者の石綿ばく露状況について聞き取り調査を行います。

調査回答方法

・対象者のご遺族の方へ郵送しております、調査票及び同意書をご記入のうえ返送いただく方法と、WEBで行っていただく方法の2通りがあります。

・後日、尼崎市の職員から記載(回答)いただいた連絡先に電話連絡を入れさせていただき、調査の記載内容についてお聞きすることがあります。

・調査は令和6年8月30日まで延長となりましたので、ご回答くださいますようお願いします。

・ただし、WEBでご回答いただく場合は、下記の外部リンク「石綿による健康影響(中皮腫)に係る調査(中皮腫死亡小票調査)」の調査回答をご利用ください。

このページに関するお問い合わせ

保健局 保健部 疾病対策課(尼崎市保健所疾病対策課)
〒660-0052 兵庫県尼崎市七松町1丁目3番1-502号 フェスタ立花南館5階
電話番号:
06-4869-3053(精神保健、難病対策、他)
06-4869-303206-4869-3019(公害健康補償・事業担当)
ファクス番号:
06-4869-3049(精神保健、難病対策、他)
06-4869-3068(公害健康補償・事業担当)