地域版・アマメシ「親子おはなしクッキング」の『おもちピザ』

ポスト
シェア
LINEで送る

印刷 ページ番号1021516 更新日 2020年12月19日

地域版・アマメシのタイトル画像

「地域版・アマメシ」のページでは、尼崎市内で取り組まれている様々な食育活動で登場する「食事」を『アマメシ』と題して、『アマメシ』とそれが登場する『食育活動』やそこに関わる『地域の人々』の姿をご紹介していきます。

それでは、今回の『アマメシ』をご紹介しましょう!!

本日の『アマメシ』紹介!!

アマメシの写真

本日、ご紹介する『アマメシ』は、「おもちピザ、カラフルなます」です。
お正月やおせち料理をテーマとした、子どもが作りやすくて、食べやすい2品です。

献立のポイント

  • おもちピザ
    お正月に食べる「おもち」を使ったピザです。「とっても簡単に作れて、すごくおいしい!」と大人からも子どもからも大人気のメニューです。おもちを使うことで、ピザ生地を作る手間が省け、もっちりとおいしく食べ応えがあるピザができます。お雑煮などで残った丸もちや切りもちを使うこともできますが、今回は、薄くスライスされているしゃぶしゃぶ用のおもちを使用しました。しゃぶしゃぶ用のおもちを使うと、子どもと一緒にクッキングがしやすく、食べる時に小さな子でものどに詰まらせる心配が少なく、食べやすいのでオススメです。
  • カラフルなます
    代表的なおせち料理の「紅白なます」を子ども向けにアレンジしたメニューです。野菜をおいしくたっぷり食べられます。大根のほかに、ピーマン、赤パプリカ、黄パプリカを使った見た目がとてもカラフルできれいな一品です。酸っぱい味が苦手な子どもでも食べやすいよう、甘めの味付けにしており、ちりめんじゃことすりごまがアクセントになっています。

詳しいレシピは下記をご覧ください。皆さん、お家でも参考にしてみてくださいね。

さて、この『アマメシ』は、一体どんな食育活動で登場するのでしょうか・・・??

この『アマメシ』が登場するのは、こんな食育活動です!!

この『アマメシ』は、就学前の子どもとその保護者を対象に「食育サポーターの会」の皆さんが実施する「親子おはなしクッキング」の実習予定メニューの一つです。

講座タイトルのイラスト

「食育サポーターの会」は、尼崎市が実施する「食育ボランティア養成講座」を受講した後、市長から尼崎市健康づくり推進員の委嘱を受け、市内の様々な場所で食育のボランティア活動を行っている自主グループです。地域での食育活動を通して、尼崎市の子ども達に『食べ物に興味を持ち、おいしく食べて、元気に育ってほしい』という思いを伝えています。

「食育サポーターの会」の活動紹介や会への活動依頼、「食育ボランティア養成講座」については下記のページをご覧ください。

「親子おはなしクッキング」は、「食育サポーターの会」の皆さんが令和2年度に毎月実施予定だった親子クッキング講座ですが、残念ながら令和2年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、講座を中止することになりました。

令和3年度以降のクッキング講座の開催については現在未定ですが、またいつかこのようなクッキング講座を再開できる日を願いながら、昨年度に実施した内容をご紹介します。
おうち時間の充実に、ぜひご家庭でも親子一緒に料理を楽しんでみてくださいね。

 

「親子おはなしクッキング」の実施風景

講座風景の写真

「親子おはなしクッキング」は、食べ物や料理が登場する絵本の読み聞かせの後に、その絵本にちなんだ料理を親子で楽しく作って食べるというクッキング講座です。

尼崎市立中央図書館のご協力により、各回のテーマや実習メニューと参加者の年齢に応じたオススメの絵本を事前にご紹介いただき、講座当日は、食育サポーターさんが参加された親子向けに絵本の読み聞かせを行うことから講座がスタートします。

この日のテーマは、「お正月」「おせち料理」
大みそか、お正月や干支などが題材となっていたり、おせち料理やおもちが登場したりする絵本や紙芝居をご紹介しました。親子でおはなしを聞きながら、食べ物や料理に興味を持ち、「今日は一体、何を作るのかな?」と楽しみに思いながら、このあと作る料理を想像してもらいます。

 

講座風景の写真

絵本や紙芝居の読み聞かせに続いて、保護者の皆さんへの全体レシピ説明です。食育サポーターさんが、実習メニューの作り方や子ども達が安全に調理するためのポイントを説明してくださいます。

全体説明が終わると、いよいよクッキングスタート!
この日は、おもちピザにトッピングするミニトマト、ピーマン、ウインナーとカラフルなますに入れる大根、ピーマン、パプリカなど、包丁を使って切る作業がたくさんありました。食育サポーターさんから「刃先の切れる部分は絶対に手でさわらないでね!」「使わないときは、誰もいないほうに刃先を向けて置いてね!」「食材を押さえる手は『ねこの手』にしてね!」など、包丁を使うときのお約束を聞いた後、子ども達は保護者と一緒に包丁での食材切りにチャレンジしました。初めての包丁にどきどき!わくわく!みんな上手に切れたかな?

 

講座風景の写真

おもちピザにトッピングするパプリカは、それぞれが好きな形に型抜きしてもらいました。親子クッキング講座の中でも、型抜きは子ども達が大好きな作業のひとつです。「黄色のパプリカは星形にしよう!」「赤色のパプリカはハート型にする!」など、みんな楽しそうに取り組んでくれました。

 

 

講座風景の写真

食材の下ごしらえが終わると、一人一枚ずつ、自分で食べるおもちピザを作ってもらいます。しゃぶしゃぶもちを2枚並べてピザソースをぬり、具材とチーズをトッピングして、オーブンで焼くと、おもちピザのできあがり!「お母さんやお父さんの分も作ってあげるね!」「いつもは苦手なピーマンもがんばって切ってくれたし、入れてみようか?」など、ほほえましい親子の会話が聞こえてきます。

カラフルなますも最後の仕上げです。千切りにして塩もみした後、水気を絞った野菜と調味料などを全てボウルに入れて、よく混ぜ合わせるとできあがり!
お友達と一緒にがんばって、まぜまぜ~! 大人用のさいばしは、ちょっと長すぎたかな!?

 

続いては、実際に参加した方に、感想を聞いてみましょう。

この食育活動に参加しました!!

みんなで協力して一生懸命作った「おもちピザ」と「カラフルなます」は、とっても上手にできあがりました!さあ、親子みんなでいただきまーす!!

試食風景の写真

(参加者のご感想)

  • このようなクッキング講座には初めて参加したのですが、家では食べてくれない野菜(トマト、パプリカ)を子どもが喜んで食べていて、びっくりしました。一緒に楽しく料理を作って、子どもが「おいしいー!」と言って食べてくれたら、本当にうれしいですね。また機会があれば、ぜひ参加したいです。
  • 「おもちピザ」も「カラフルなます」も、いろどりが大変よく、子どもが食べやすい味付けになっていて、おいしく完食することができました。簡単に作れて、子どもがたくさん野菜を食べられるメニューなのが、とてもよかったです。家でも子どもと一緒に作ってみたいと思います。
  • 子どもがまだ2歳なので、講座中じっとしていられるか心配でしたが、食育サポーターの皆さんが子どもの興味をひきつけるような絵本の読み聞かせやクッキング時の優しい声かけなど、たくさんフォローしてくださり、楽しく参加することができました。どうもありがとうございました。
  • まだ幼い子どもに包丁をさわらせるのは怖かったですが、スタッフの方に丁寧に教えていただき、子どもにとっていい機会になりました。ビニール袋に野菜と塩を入れてもみもみしたり、野菜の型抜きをしたり、おもちの上に自由に具を並べたり・・・と、たくさん体験させていただき、とても楽しかったようです。ごちそうさまでした。

 

次は、この食育活動に関わっている方々を『アマメシ応援団』としてご紹介します。

私達が『アマメシ応援団』です!!

この食育活動の実施者と協力者から、それぞれメッセージをいただきました。

 

食育サポーター蔵納さんの写真

≪食育サポーター 藏納さんより≫

食べることが好き、ついでに飲むことも好き、そして子ども達が大好きということから、尼崎市の食育ボランティア養成講座を受講し、食育サポーターになりました。親子クッキングでは、内容や進行など試行錯誤しながら、毎回楽しく参加させていただき、子ども達のパワーとかわいさにたくさんの気づきや喜びをもらいました。今後もこのような活動があれば、ぜひ参加させていただきたいと思っています。皆さんは、毎日食事をおいしく楽しく食べられていますか?私達の体は、毎日食べているものでできているのだなぁと、このコロナ禍で特に実感しています。ぜひ皆さんも、よい食事を楽しく食べてくださいね。

 

 

食育サポーター植村さんの写真

≪食育サポーター 植村さんより≫

地域で誰かの役に立てればと思い、育休中を利用し、食育サポーターの活動をさせていただきました。最初は生後2カ月だった息子を連れていくことに不安がありましたが、多くの子ども達に食の大切さや楽しさを伝えることができ、とてもよい経験となりました。自分自身も、食育サポーターの活動を通して、尼崎の食材を知ることができたり、普段関われない方と接することができて、本当によかったなと思います。他の食育サポーターの方からも、とてもよい刺激をもらい、楽しく活動することができました。現在は、親子クッキングを中止していますが、子ども達が、食材のことを知り、普段触らない包丁を持ったり、食べなかった野菜を食べてくれたりと、本当によい経験ができる機会だと思いますので、また今後、再開した際には、どんどん参加してもらえるとうれしいです。

 

 

食育サポーター久山さんの写真

≪食育サポーター 久山さんより≫

地域の子ども達とふれあう機会を持ちたいなと思い、尼崎市の食育サポーターになりました。毎月実施していた親子対象のクッキング講座では、リピーターの参加者も多く、初めて参加した時には講座の時間中ずっと部屋の隅でうずくまり、クッキングにも参加できず、一口も食べられなかったお子さんが、2回目、3回目と回数を重ねるごとに慣れてきて、自分からエプロンをつけて積極的にクッキングに参加し、試食も完食するようになるなど、継続的に子ども達と関わる中で感じられる1人1人の成長をとても楽しみにしていました。ぜひ親子で一緒に楽しく過ごせる場として親子クッキングをご活用いただき、親子の楽しい会話が増えるといいなと思います。

 

 

≪尼崎市立中央図書館 司書 小池さん、牧野さんより≫

中央図書館の方の写真

「親子おはなしクッキング」で読んでもらう本の選書をさせてもらっています。あらかじめ、その日に作る料理のメニューを知らせてもらい、具材となる野菜などがでてくる絵本や紙芝居を選ぶようにしています。絵本に出てきた食材を実際に料理して、食べることの楽しさを知ってもらえたらうれしいです。図書館にはお子さん向けの料理の本もたくさんありますし、絵本の読み聞かせを行う「おはなしの会」も行っています。日時などは、図書館のホームページに載っていますので、ぜひ図書館にも来てくださいね。

 

 

写真

≪尼崎市 管理栄養士 坂本より≫

食育サポーターの皆さんと一緒に、地域の親子を対象としたクッキング講座を企画・運営しています。今回はその講座の中から、お正月をテーマとしたレシピをご紹介しました。最近は伝統的なおせち料理を食べないご家庭も増えていますが、子ども達が日本の食文化や季節の行事とそれにまつわる料理などを知る機会となれば、うれしいです。講座を通じて、毎回楽しみに来てくださる参加者や食育サポーターの皆さんなど、素敵な出会いがたくさんありました。コロナ禍で今までどおりにはいかないことも多いですが、これまでの繋がりを大切にしながら、これからも地域の皆さんと一緒に、尼崎の子ども達のために、楽しく夢のある食育企画を考えていきたいなと思っています。

 

 

最後までご覧いただき、どうもありがとうございました!!

おじぎする女性のイラスト

子ども向けの絵本には、食べ物、料理、食事風景など、食にまつわることが登場するものがたくさんあります。それだけ、子どもにとって「食べること」は身近であり、楽しく魅力的で大好きなことなのだと思います。絵本に出てくる料理を「おいしそう~!」とお話するだけでなく、実際に作って食べることができたら素敵だなぁ・・・、そんな夢のある講座を実施してみたいなぁ・・・と思い企画したのが、今回ご紹介した「親子おはなしクッキング」です。新型コロナウイルスの影響で令和2年度はクッキング講座を実施することができませんが、ホームページを通じて皆さんに少しでも楽しい食育活動の様子をお伝えし、参考にしていただければ幸いです。最後までご覧いただき、どうもありがとうございました!!

PDFファイルをご覧いただくには、「Acrobat Reader」が必要です。お持ちでない方はアドビ株式会社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

保健局 南部保健福祉センター 南部地域保健課
〒660-0876 兵庫県尼崎市竹谷町2丁目183番地リベル5階
電話番号:06-6415-6342
ファクス番号:06-6430-6850