地域版・アマメシ「らくっきんぐ」の『お魚のカレー風味焼き』

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印刷 ページ番号1021515 更新日 2020年11月19日

地域版・アマメシのタイトル画像

「地域版・アマメシ」のページでは、尼崎市内で取り組まれている様々な食育活動で登場する「食事」を『アマメシ』と題して、『アマメシ』とそれが登場する『食育活動』やそこに関わる『地域の人々』の姿をご紹介していきます。

それでは、今回の『アマメシ』をご紹介しましょう!!

本日の『アマメシ』紹介!!

料理の写真

本日、ご紹介する『アマメシ』は、「お魚のカレー風味焼き、ポテトサラダ」です。

献立のポイント

  • お魚のカレー風味焼き
    お肉の消費量が増える一方で、家庭の食卓に登場するお魚の回数は年々減っており、大人も子どももお魚離れが進んでいるといわれています。お魚料理は、「作るのが難しそう」「レパートリーがない」「子どもが食べにくい」といった声をよくお聞きする中で、お家で簡単に作れて、特に子どもがおいしく食べられるお魚料理をご紹介したいと思い、考えたレシピです。カレー風味で食べやすく、子どもにも人気で、お弁当のおかずなどにもピッタリのお魚料理です。
  • ポテトサラダ
    子どもと一緒に楽しく作れて、おいしく食べられる野菜を使った副菜メニューとして、お魚のカレー風味焼きにポテトサラダを添えました。星形や花形など、それぞれが好きな形に型抜きしたにんじんを上に飾り、見た目もかわいく仕上げました。

詳しいレシピは、下記をご覧ください。皆さん、お家でも参考にしてみてくださいね。

 

さて、この『アマメシ』は、一体どんな食育活動で登場するのでしょうか・・・??

この『アマメシ』が登場するのは、こんな食育活動です!!

この『アマメシ』は、就学前の子どもとその保護者を対象に「食育サポーターの会」の皆さんが実施した「らくっきんぐ」の実習メニューの一つです。

講座タイトルのイラスト

「食育サポーターの会」は、尼崎市が実施する「食育ボランティア養成講座」を受講した後、市長から尼崎市健康づくり推進員の委嘱を受け、市内の様々な場所で食育のボランティア活動を行っている自主グループです。地域での食育活動を通して、尼崎市の子ども達に『食べ物に興味を持ち、おいしく食べて、元気に育ってほしい』という思いを伝えています。

「食育サポーターの会」の活動紹介や会への活動依頼、「食育ボランティア養成講座」については下記のページをご覧ください。

「らくっきんぐ」は、「食育サポーターの会」に新しく入会された皆さんが中心となって実施している親子クッキング講座です。

現在、尼崎市保健所及び南北保健福祉センターでは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、このようなクッキング講座の実施を見合わせています。またいつか再開できる日を願いながら、昨年度に実施した講座の様子をご紹介します。おうち時間の充実に、ぜひご家庭でも親子一緒に料理を楽しんでみてくださいね。

 

「らくっきんぐ」の実施風景

講座風景の写真

各調理テーブルの上には、子ども達がクッキングしやすいように、事前に食育サポーターさんが必要な調理器具や計量済の食材を準備してくださいました。

この日、使用したお魚は、NPO法人武庫川ECO-LABOからご提供いただいた尼崎の海でとれたスズキです。切り身でいただきましたが、その身はとっても肉厚で立派!おいしそう~!お料理して食べるのが、楽しみです。

 

講座風景の写真

まずは、レシピの手順説明から講座がはじまります。食育サポーターさんが、保護者の皆さんに、その日に調理するメニューと作り方の流れ、子どもが楽しく安全にクッキングするためのポイントなどを説明します。

全体説明が終わると、各テーブルに分かれて、クッキング開始です。各テーブルにはそれぞれ担当の食育サポーターさんがいるので、作り方や器具の使い方なども随時、丁寧に説明しながらクッキングを進めていきます。

 

講座風景の写真

この日、参加した子どもは1~4歳。それぞれの年齢に合わせて、できる作業を準備し、大きい子も小さい子も楽しみながらクッキングに参加して、「できたっ!」と達成感が感じられるよう、メニューや手順を工夫しました。

大きい子は包丁でのきゅうりの薄切りにもチャレンジ!初めての包丁にちょっと緊張しながらも、上手に切れると得意げな顔に。小さい子も、お魚に衣をまぶしたり、加熱したじゃがいもをマッシャーでつぶして具材と混ぜたり、にんじんの型抜きをしたりと、いろいろなことに挑戦してくれました。

 

講座風景の写真

和やかな雰囲気の中で、食育サポーターさんに優しくサポートしてもらいながら、大人も子どももみんなでクッキングを楽しみました。作るって楽しい!食べるっておいしい!みんなで作って食べるとうれしい!自然と会話が弾み、笑顔がこぼれます。

真剣な表情で集中して調理に取組む姿やお友達と一緒に楽しそうにクッキングする様子、一生懸命作った料理を見せるうれしそうな顔など、いきいきとした子ども達の様子を見て、保護者も食育サポーターの皆さんもとってもうれしそうでした。

講座風景の写真

 

続いては、実際に参加した方に、感想を聞いてみましょう。

この食育活動に参加しました!!

自分でがんばって作った料理は、きっと特別においしかったことでしょう!
みんなとびきりの笑顔でおいしそうに完食してくれました!!

試食風景の写真

(参加者のご感想)

  • 家ではなかなか子どもと料理する余裕がなく、いつもは自分一人でチャチャっと料理を作ってしまいますが、今日はスタッフの方に優しくサポートしてもらいながら、ゆっくり子どもと一緒にクッキングが楽しめて、とてもよかったです。
  • 子どもがすごく楽しんでいました。ぜひまた参加したいです。自分で作ったからか、家ではあまり食べない野菜や魚をパクパクと完食して驚きました。作りやすいメニューなので、家でも子どもにお手伝いしてもらいながら作ってみたいなと思いました。
  • お魚がとってもおいしかったです。臭みが全然なく、程よい弾力もあり、こんなにおいしいお魚が尼崎でとれるなんて全然知らなかったので、本当にびっくりしました。もし機会があれば、自分で購入してでも食べたいです。
  • 楽しく参加させていただき、ありがとうございました。お魚もポテトサラダもとてもおいしかったです。家では、子どもに包丁を持たせたことがなかったので不安でしたが、子どもにも分かりやすく教えていただき、上手に包丁を使えてうれしそうな子どもの様子を見て、もっと家でも子どもと一緒にお料理してみようと思いました。

 

次は、この食育活動に関わっている方々を『アマメシ応援団』としてご紹介します。

私達が『アマメシ応援団』です!!

この食育活動の実施者と協力者から、それぞれメッセージをいただきました。

 

食育サポーター大川さんの写真

≪食育サポーター 大川さんより≫

何かボランティアで役に立ちたいと思ったこと、食べることは自分にとっても一生大切な勉強になると思ったことから、尼崎市が実施していた「食育ボランティア養成講座」を受講しました。その後、「食育サポーター」として地域での食育活動に参加させていただいています。「らくっきんぐ」では、スタッフ同士が役割分担をし、お互いに気持ちよく、思いやりある行動をとりながら、参加者が仲良く、楽しく、スムーズに、おいしい料理を作れるようサポートしています。できあがった料理を親子で「おいしい!」とうれしそうに食べ、「楽しかった!」と笑顔で帰って行かれる姿に毎回喜びを感じるとともに、「らくっきんぐ」を実施する食育サポーターの仲間に出会えたことを大変うれしく思います。

 

 

食育サポーター泉さんの写真

≪食育サポーター 泉さんより≫

食べることが大好きで、子どもが大好きです。仕事を辞めて時間ができたので、食育サポーターとなり、昨年度は毎月「らくっきんぐ」に参加させていただきました。参加者にも好評で、リピーターやそのお友達など、回を重ねるごとに参加人数が増え、にぎやかな講座になっていきました。尼崎の海でとれた魚や尼崎の伝統野菜の尼いもを使うなど、保護者にとっても新しい発見が多くあったようで、いつも参加者同士で楽しそうに会話され、微笑ましい雰囲気でした。私も毎回楽しみで、スタッフとして教えながらも、逆に教えられることばかりだったように感じます。子ども達と一緒にとても楽しく活動することができました。本当に良い活動に参加させていただき感謝しております。

 

 

食育サポーター一杉さんの写真

≪食育サポーター 一杉さんより≫

私は、「何か地域でボランティア活動ができたらいいな・・・。」と軽い気持ちで尼崎市の「食育ボランティア養成講座」に参加したことがきっかけで、尼崎市の「食育サポーター」として登録し、地域での食育活動に参加させていただくようになりました。毎月実施していた「らくっきんぐ」では、スタッフとなる食育サポーター同士も、毎月同じメンバーで協力して講座を進めるうちに、大変仲良くなり、毎月の活動がとても楽しみでした。また、リピーターの参加者も多く、まるで家族や親戚のような温かい雰囲気の中で、クッキングのお手伝いができ、とてもいい経験をさせていただきました。今は講座を中止していますが、また機会があれば、皆さんぜひ参加して欲しいです。

 

宮本さんの写真

 

≪NPO法人 武庫川ECO-LABO 代表 宮本さんより≫

尼崎の海や魚って、皆さんのイメージとは違い、綺麗で、おいしいんです!私達は、尼崎の海に釣りに来る方のご協力により、釣れた魚の余剰分を新鮮なうちにいただき、その魚を調理・加工して、地元の子ども食堂や食育イベントに提供するという「フィッシュ・シェアリング」の取組みを行っています。地元の魚を有効活用し、地域の子ども達や食育活動のサポートを行うことで、少しでも皆さんに尼崎の海や魚に興味を持っていただき、尼崎の海や魚に対するイメージがより良く変わることを期待しています。魚を食べた方からは「臭いも無いし、おいしい!」とのご感想を多くいただいており、今回の食育講座でも、皆さん喜んでいただけたとお聞きできました。尼崎の魚にご興味を持たれた方は、ぜひ当団体のホームページをご覧ください。

 

 

管理栄養士岡本の写真

≪尼崎市 管理栄養士 岡本より≫

「食育サポーターの会」立上げ当初から、食育活動を一緒に伴走させていただいています。「食文化の継承」「地産地消」「環境への配慮」など幅広いテーマにあわせた食育の講座やイベントに参加する中で、市民目線によるレシピがたくさん生まれました。また、子ども達との料理活動が増えるにつれて、レシピの手順や準備なども子ども向けに見直しています。今回ご紹介した講座は、「楽しく、気楽に、クッキングしてほしい」という願いを込めて「らくっきんぐ」と名付けられました。今は、料理活動や共食などが難しい状況ですが、これからも一人ひとりの子ども達の「できた!」「おいしい!」という達成感に満ちた笑顔とそれを応援する人達の笑顔が広がるよう、みんなで知恵を出し合いながら食育を進めていきたいと思います。

 

 

最後までご覧いただき、どうもありがとうございました!!

おじぎする女性のイラスト

今回は、地域で食育ボランティア活動をしている食育サポーターの会が昨年度に実施した親子クッキング講座の様子をご紹介しました。今は、多くの人が集まり、一緒に料理をして、できあがった食事を分け合い、おしゃべりしながら楽しく食卓を囲むということが難しい状況にあります。食育の観点からは、子ども達には今の時期に体験させてあげたいことがいっぱい・・・地域の講座や保育所・幼稚園・小学校など外で経験することが少なくなっている分、ぜひご家庭では楽しい食体験をたくさん経験させてあげて欲しいなと思います。簡単なお手伝いでも構いません。日々の生活の中で、まずは、楽しくおいしく食事を食べることからはじめてみませんか。最後までご覧いただき、どうもありがとうございました!!

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このページに関するお問い合わせ

保健局 南部保健福祉センター 南部地域保健課
〒660-0876 兵庫県尼崎市竹谷町2丁目183番地リベル5階
電話番号:06-6415-6342
ファクス番号:06-6430-6850