地域版・アマメシ「親子で楽しむ離乳食講習会」の『なっぱごはん』『小松菜のおかゆ』

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印刷 ページ番号1021513 更新日 2022年1月25日

地域版・アマメシのタイトル画像

「地域版・アマメシ」のページでは、尼崎市内で取り組まれている様々な食育活動で登場する「食事」を『アマメシ』と題して、『アマメシ』とそれが登場する『食育活動』やそこに関わる『地域の人々』の姿をご紹介していきます。

それでは、今回の『アマメシ』をご紹介しましょう!!

本日の『アマメシ』紹介!!

小松菜のごはんとおかゆ

本日、ご紹介する『アマメシ』は、「なっぱごはん」「小松菜のおかゆ」です。

献立のポイント

「小松菜のおかゆ」は「なっぱごはん」から取り分けをして作る離乳食です。小松菜だけでなく、さまざまな野菜を入れてアレンジすることもできます。

詳しいレシピは、下記をご覧下さい。野菜を取り入れたレシピも紹介していますので、お家でもぜひ作ってみてくださいね。

さて、この『アマメシ』は、一体どんな食育活動で登場するのでしょうか?

この『アマメシ』が登場するのは、こんな食育活動です!!

この『アマメシ』は、おおむね4カ月から9カ月までの赤ちゃんと保護者の方を対象に尼崎市が実施している「親子で楽しむ離乳食講習会」でご紹介しているメニューです。

詳しい案内は下記をご覧ください。

離乳食講習会の講座写真

「地域版・アマメシ」の親子で楽しむ離乳食講習会については、3回シリーズでご紹介しています。今回はその2回目の離乳中期(2回食)です。
離乳初期(1回食)は下記をご覧ください。

大人の食事からの取り分け離乳食を中心に、離乳中期(2回食)のポイントをご紹介したいと思います。

離乳中期 (生後7~8カ月頃・2回食)

離乳食の食事イラスト


離乳食が始まり1~2カ月経ちましたが1日1回の離乳食のリズムには慣れてきましたか?
上手にゴックンができるようになったら、そろそろ2回食にしましょう。目安は、生後7~8カ月頃です。

大切なことは?

寝返りができるようになり、少しずつ体も発達していきます。離乳食についてはつぶし方を少し粗めにし、舌でつぶして食べるトレーニングを行うことで、生後7~8カ月頃には舌を「前後」、「上下」に動かし、舌と上あごを使って離乳食をつぶすことができるようになります。離乳食の形態は舌でつぶせる固さが目安です。離乳初期(1回食)のイメージは「ヨーグルトくらいの固さ」でしたよね。少しずつ「豆腐くらいの固さ」へと変化させてみましょう。

何度も練習を重ね、食べられるようになっていきます。赤ちゃんの様子を見ながら、赤ちゃんの発達に合わせて進めていきましょう。

離乳食の進め方

授乳時間の中から離乳食を食べる時間をもう一回決め、1日2回にしましょう。離乳食のみではお腹がいっぱいにならないので、離乳食の後にはしっかりと母乳または育児用ミルクをあげましょう。

7~8カ月児の生活リズム

 

1回の食事の目安量は、「おかゆ」赤ちゃん茶碗1/2杯と「おかず」赤ちゃん茶碗1/2杯の、合わせて赤ちゃん茶碗1杯です。

1回の離乳食の量


 

何を食べたらいいの?

穀類

穀類

 

おかゆはつぶしがゆ→粗つぶしがゆ→全がゆへと進めていきます。おかゆに慣れたら、パン・うどん・そうめんなども食べてみましょう。

いも・野菜・海藻類

10gの野菜


人参、かぼちゃ、ブロッコリー、ほうれん草、トマトなどの緑黄色野菜、大根、カブ、きゅうり、白菜、キャベツなどの淡色野菜、じゃがいも、里芋などのいも類を組み合わせ、種類を増やしていきます。葉物の野菜は小さく刻み、とろみをつけてあげると飲み込みやすいです。

たんぱく質性食品

15gタンパク質

食べられる種類がどんどん増えていきます。魚類は白身魚(たら、かれい、ひらめ、たい、鮭など)と赤身魚(まぐろ、かつおなど)です。豆類は豆腐、そして納豆、ゆで大豆です。肉類は脂肪の少ない鶏肉(むね肉、ささみなど)です。卵は固ゆでの卵黄から全卵へと進めていきます。乳製品はヨーグルトやチーズです。チーズは塩分が多く含まれるので少量にしましょう。


たくさんの食材を組み合わせることで、うまみのある料理にすることもできます。食べ物の素材の味を生かして薄味にしてあげましょう。また、ベビーフードにゆでてつぶしたじゃがいもを混ぜるなどベビーフードを上手に活用すると料理の幅を広げることができます。あまっ子元気ブックに載っている離乳食メニューも参考にしてください。

大人の献立からの取り分け方法と工夫

食べる量や回数が増えていき、赤ちゃんのために離乳食を作るのが大変と思っている方も多いと思います。そんな時は、大人の食事から取り分けてみましょう。

取り分け食

《取り分けのポイント》

  1. 火が通り、柔らかくなったら離乳食用に食材を取り出す。
    味付けをする前に取り出しましょう。
  2. 離乳食用の食材は小さく刻んで、水溶き片栗粉[水:片栗粉=1:1]でとろみをつける。
    (月齢に応じて、固さの調節をする)
  3. 大人用の味付けは離乳食用に食材を取り出した後に行う。

《離乳食の取り分けがしやすい料理紹介》

  • 汁物 (味噌汁、すまし汁、スープなど)
  • 煮物 (かぼちゃの煮つけ、大根の煮物など)
  • お浸し (ほうれん草のお浸し、白菜の煮びたしなど)
  • 煮込み料理 (ポトフ、カレー、シチュー、肉じゃが、お鍋など)

加熱料理が1つでもあれば、取り分けのポイントを押さえると簡単に離乳食を作ることができます。また、取り分け食は赤ちゃんも大人と同じ料理を一緒に食べることができ、赤ちゃんの食への興味を広げ、食べる意欲を育むことができます。家族みんなが栄養バランスのよい健康的な食生活を送れるよう、大人の食事を見直す機会にもしてみましょう。

大人も子どもも食べられる取り分けレシピも参考にしてください。

以上のことを参考に、離乳食を作ってみてくださいね。みなさんが笑顔で楽しみながら食事をすることがとても大切です。

続いては、実際に参加した方に、感想を聞いてみましょう。

この食育活動に参加しました!!

講座の参加者

  • 大人の食事から取り分けアレンジすることで簡単に離乳食が作れることがわかりました。家でも作ってみようと思いました。
  • 料理は苦手ですが、取り分け食であれば負担が少なく、料理も楽しめそうです。
  • 離乳食のポイントや調理工夫を知ることができました。
  • どのくらい食べているのかが気になり、食材の重さをいつも量っていましたが、赤ちゃん茶碗1杯分など大まかに判断していいと知り、気持ちが楽になりました。
  • 今までとても不安でしたが、離乳食への抵抗感が減りました。相談もできたので前向きになれました。

次は、この食育活動に関わっている方々を『アマメシ応援団』としてご紹介します。

私達が『アマメシ応援団』です!!

この食育活動の協力者として、食に関する絵本の読み聞かせなどを行っている「食育サポーター」、協力講座として離乳食講習会を開催してくださっている武庫地域課の担当者、そして実施者からメッセージをいただきました。

サポーターの会 長谷川さん

≪食育サポーター 長谷川さんより≫

私たち食育サポーターは尼崎の子どもたちが元気で健やかに育ってほしいと思っています。そして、子どもやママやパパに「食の大切さ、食べることの楽しさ」を伝えられるよう、お手伝いをしています。離乳食講習会にお兄ちゃん、お姉ちゃんと一緒でも、ママやパパがしっかりお勉強できるように私たちがサポートさせていただきます。遠慮なく声をかけて下さい。初めての離乳食は不安な事も多いかと思いますが、栄養士さんのお話には食事作りの工夫やアイデアがたくさん詰まっています。学習することで気持ちもほぐれ、自信もついて離乳食を楽しめるようになってほしいです。きっと素敵な思い出となるでしょう。

武庫地域課桂山さん

≪武庫地域課 桂山さんより≫

武庫地域課では、日ごろから地域の方とお話をしながら浮かび上がるお困りごとに対し、様々な角度からアプローチをしています。昨年度は、共働き家庭で夫婦ともに家事・育児をされている方を対象に、取り分け離乳食の講座を実施しました。地域で子育てをしながら食育アドバイザーとして活躍されている講師を迎え、子育て世帯のお悩みを共有しながら、離乳食の知識を身に付けて頂きました。また、北部地域保健課と共催で子育て相談室を開催し、保健師さん、管理栄養士さん、歯科衛生士さんに直接お悩み相談ができる機会をつくるなど、地域住民の皆さんのお声を聞きながら事業を組み立てています。今年度もマタニティセミナーなど、幅広い方を対象に事業を企画しています。些細なお悩みでも構いませんので、いつでもご相談下さいね。地域担当職員がいつでもお待ちしています!

北部地域保健課中川

≪尼崎市管理栄養士 中川より≫

さて、みなさんに質問です。あなたはこれまで何回食事を食べてきましたか?1日3回、1年で1095回、生きてきた年数をかけると?またこれから先、一生の食事回数は何回になるのでしょうか。赤ちゃんにとって永く続く食事の始まりである離乳食は、お母さんたちにとって一喜一憂したり悩みの種になっているようです。“赤ちゃんが初めて食材を口にする”ということで離乳食を『特別』に感じるからかもしれません。「おいしいね」「ちょっとまだ硬かったかな」離乳食に対する赤ちゃんの反応も、食事中のコミュニケーションであり、体と心の成長を発見する日常の一コマです。講習会に参加された方と共に赤ちゃんの成長を喜び、肩の力を抜いて日常の食事づくりや食事時間を楽しむことができるお手伝いができればと思います。

 

尼崎市の保健福祉センターの保健師や歯科衛生士や管理栄養士がサポートさせて頂きますので、子育てに関するご相談がありましたら、下記までご連絡下さい。

尼崎市北部保健福祉センター北部地域保健課 電話06-4950-0637  FAX06-6428-5110

尼崎市南部保健福祉センター南部地域保健課 電話06-6415-6342  FAX06-6430-6850

最後までご覧いただき、どうも有難うございました!!

おじぎする女性のイラスト

今回は、毎回の離乳食作りに役立つ大人の食事からの取り分け離乳食をご紹介しました。お父さんも、お母さんも、赤ちゃんも取り分け食を活用して、家族みんなで栄養バランスの整った健康的な食事をしましょう。南北の保健福祉センターだけでなく、各地域にもみなさんを応援するスタッフがたくさんいます。いつでもお気軽にご相談くださいね。
最後までご覧いただき、どうもありがとうございました。

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このページに関するお問い合わせ

保健局 南部保健福祉センター 南部地域保健課
〒660-0876 兵庫県尼崎市竹谷町2丁目183番地リベル5階
電話番号:06-6415-6342
ファクス番号:06-6430-6850