令和7年(2025年) 10月の尼活日記
印刷 ページ番号1042074 更新日 2025年11月4日
10月31日(金曜日)都市公園等コンクール

福井から東京へ。
日本公園緑地協会が主催する「都市公園等コンクール」で、阪神尼崎駅前の中央公園のリニューアルが、国土交通大臣表彰を受賞しました。「都市公園リノベーション協定制度」という官民連携でのリニューアルが評価され、協定パートナーである阪神電鉄の久須社長と、設計を担当いただいた空間創研の後藤社長とともに受賞してまいりました。また、その後、事例発表ということで、プレゼンもさせていただきました。
公園は周辺まちづくりとセットです。公園の構想一つで、その地域の価値やイメージがぐんと変わる可能性もあります。人の流れや周辺エリアの価値をどうしていきたいのか考えながらリニューアルを考えていかなければなりません。公園を新しく創る時代から、リニューアルの時代となり、リニューアル手法も様々開発されています。公園の立地条件等を分析し、そうした手法を上手に活用することも重要です。
ますます街づくりに関わる職員の広い視点が求められます。皆で知恵を出し合っていきたいと思います。
10月30日(木曜日)中核市サミット2025in福井

中核市長会@福井。
中核市長会は、政令市を除く人口20万人以上の62市を中心に政策課題を議論する場で、比較的規模が似ていることと、全国市長会に比べて会員市が限られており実質的な議論がしやすいため、私も大切にしている会です。プロジェクト会議という分野別の会議に出席をし、いじめ問題、不登校問題等に対する国への政策提言をまとめました。
例えば、
・不登校特例校である「学びの多様化学校」の加配の考え方が明確でないため、加配定数を新たに設定するなどすべき
・フリースクール等の民間施設を利用する家庭への経済的支援制度を創設すべき
・スクールロイヤーなど専門人材配置に係る財政措置の拡充
・市長部局におけるいじめ対応(行政的アプローチ)の支援や相談体制の充実
・いじめ重大事態調査にあたっての専門家確保支援と調査委員等の報酬経費補助制度の創設
・懲戒を目的としない転校措置制度の検討
などです。
特にいじめ対応については、2013年にいじめ問題対策推進法が制定され運用をされていますが、私としては、いじめ重大事態が発生したときの今の調査スキームは、あまりに学校や教育委員会の負担が重すぎると思っています。
例えば、放課後クラブや塾で起きたいじめ問題も、今は子どもの在籍校の学校が調査することになります。今後、部活動の地域展開が進むと、複数の学校の生徒が一緒に活動することも増えていきます。指導に民間クラブがかかわることも増えます。民間主体の地域クラブにおいて、異なる学校の子ども同士でいじめが発生した場合、どこが調査主体になるのか、実務的にかなり混乱することも想定されます。
子どもは学校に在籍し、学校をきっかけとして友人関係ができますが、一人の個人として、学校外でも交友関係を広げていきます。そうした過程で生じたいじめ問題を学校や行政がどういった形で関与していくのか、もしくはしていかないのか、このあたりの議論も深める必要があります。教員の負担が課題となっている中で、「学校に言ったら何とかなる」だけではなく、行政の関与の在り方も含めてもう少し視点を広げた議論が深まっていくと良いと持っています。
10月29日(水曜日)こども×Tech関西

京都市勧業館みやこめっせで開催された「こども×Tech関西」。
地方創生や子ども支援関係の産業フェア。
尼崎市の子ども子育て政策とDXの取組について講演をしてきました。少しでも尼崎のアピールになればと思います。
10月29日(水曜日)こころばえはなれ

尼崎市では、『外に出ることがしんどい青少年』と『そのご家族の方』を支援するために、ユース相談支援事業を行っています。
その一環として、精神障害者福祉サービスを担っている株式会社TNSカンパニー様への委託事業により居場所運営も行っています。
その名も「こころばえはなれ」。本日、訪問してきました。
古民家を改修したレトロカフェのような素敵な空間。毎日ではありませんが、支援を必要とする青少年の皆さんが通い、コミュニケーションや作業を通じて、少しずつ、新しい一歩を踏み出せるようサポートしています。時には保護者交流会をしたり、不登校などの理由により中学時代や高校時代にできなかった体験活動もされています。
市のこどもケースワーカーも連携しながら、様々な取り組みの工夫をしながら、若者の次の一歩に向けて、温かくサポートしていきたいと思います。
10月29日(水曜日)尼崎市連合婦人会設立80周年記念式典

80年という長きにわたり、婦人会の運営に尽力されてきた歴代の皆様にお祝い申し上げます。
婦人会の系譜は戦前に遡ります。ものの資料には、明治時代にすでに婦人会が結成されていたとあります。
戦前は、内務省と厚生省が主導した「愛国婦人会」、陸海軍省が主導した「大日本国防婦人会」、文部省が主導した「大日本連合婦人会」がそれぞれ設立されましたが、その後、この3つの団体が「大日本婦人会」に統合。戦時中は、「国体観念の涵養、国防思想の普及徹底、家庭教育の振興、軍人援護」などの役割を担ってきました。
戦後、GHQが「統制の手段」としての自治会組織の解散を命令し、「大日本婦人会」も解散になったものの、文部省において「婦人教養施設ノ育成強化ニ関スル件」という通牒が出され、戦後すぐに、民主化を担う団体として「新生婦人会」が設立され、その後、急速に発展していったようです。尼崎市連合婦人会の事務局が、教育委員会事務局の社会教育課内にあるのは、こういった歴史的経緯があるからです。
また、戦後、婦人会が急速に発展したのは、(自治会組織と同じように)衛生環境の確保、街の整備、物資の配給など、生きていくために必要であったからでしょう。
これまで、尼崎市連合婦人会は、その時代に応じた多くの課題の解決に向け取り組んできたことが記録に残っています。
・冠婚葬祭の指導
・物価高の問題提起
・戦没者慰霊
・戦後の長欠不就学児への対応
・環境問題
・人権問題
などです。
一方で、社会が成熟していく中で、文部省における政策も「婦人教育」から「男女共同参画」となり、労働省の婦人局(女性局)も、厚生労働省雇用均等・児童家庭局(今は雇用環境・均等局)となっていきました。
冠婚葬祭など、地域の中間組織的機能が徐々にサービス化し、「公」と「私」の区別が明確になっていく中で、「社会教育」や「家庭教育」への行政の関与の在り方が少しずつ変容し、現在に至る中、会員の高齢化や減少などに大変苦しんでいる側面もあります。本日の会長のご挨拶でも、そうしたご苦労や悩みがあることもお伺いできました。
ただ、これまでの歴史の中で、多くの方々が関わり、行政も関与する中で、その時代時代で大きな役割を担ってきたことは間違いありません。地域の盆踊りやお祭りなどでは、今でも大変ご活躍をいただいております。
家庭の在り方も多様化している中で、会員の皆様の悩みも多いと思いますが、婦人会の歴史に思いを致しながら、これから先のことも常に考えながら、婦人会の皆様とコミュニケーションを取っていきたいと思います。
10月28日(火曜日)さよなら富松薪能

45年の長きにわたり続いた「富松薪能」が、幕を閉じました。
富松神社の神事として行われ、行政に依存するのではなく地域で地域の伝統と文化を守っていく、そんな矜持を持って長らく続けてこられました。富松の地域に、観世流シテ方の重要無形文化財保持者である山村啓雄先生がお住まいであること、富松神社という地域の強力なコミュニティ拠点があったこと、そして何よりも、地域を支える素晴らしい方々がお住まいであったこと、こういった様々な要素が奇跡的に重なり、ここまで続けてこられたのだと思います。
これまで長らく支えてこられた地域の皆様に感謝を申し上げます。
私としては、尼崎の名物でもあった「富松薪能」がなくなることは、正直申し上げて大変寂しい思いがします。昨日の宮司のお話をお伺いしながら込み上げるものもありました。しかし、富松神社はこれからも地域とともに存在します。地域にお住まいの方がいる以上、新しく引っ越してこられる方も含めて、新しい歴史と伝統が作られ続けます。山村能舞台でも、「こども能楽教室」などが続いていきます。いつか「おかえり富松薪能」となるかも知れません。
「地域のことは地域で」という富松の歴史と文化を尊重し、行政としては、温かく見守っていきたいと思います。ひとまず、本当にお疲れさまでした。また、いつかの新しい「胎動」を、そっと期待しております。
10月27日(月曜日)総合教育会議

総合教育会議を開催しました。
市長が、独立行政委員会たる教育委員会と教育政策についての認識共有を図り、一緒になって施策を推進するための会議です。
本日の議題は、「学びと育ち研究所の効果的な活用について」と「制服等学用品費に係る保護者負担の軽減について」。
「学びと育ち研究所」は、全国でも類を見ない基礎自治体レベルでのEBPMの取組です。国や都道府県は、義務教育段階の基礎的なデータを恒常的には保有できておらず、また、教育以外の子育てに関するデータも保有していません。健康情報も含めた子育て・保育・教育データを包括的に保有しているのは基礎自治体のみです。その意味でも、こうしたデータに基づき、効果的に政策判断をしていく環境を、基礎自治体自ら作ることは大変意義のあることです。
かつて、疫病が流行ったとき「魔女狩り」がありました。原因と結果の関係がわからないとき、人は科学的で合理的な判断ができるとは限りません。EBPMで全てが解決できるわけではありません。しかし、エビデンスに基づき判断しようとする習慣をつけていくことは大切で、そのための環境整備も重要です。
また、教育費負担軽減についても、予算措置だけでなく、「負担そのものを減らす」取組も大切です。仮に、学校の制服も含めた学用品費の負担を一人3000円分軽減できたら、小中学校だけで約1億円分の政策効果があります。各学校の運営と不可分ですので、丁寧な議論が必要ですが、こうした視点も忘れずに、教育委員会ともしっかりと議論を深めていきたいと思います。
10月25日(土曜日)武庫まつり

本日は武庫まつり。雨が降らなくて良かった!
地域の皆さんも元気に活動。すごい賑わいです。特に、今年は地域の高校生、大学生の参加が目立ちました。
ユース世代の活躍は本当に心強い。ありがとうございます。
10月24日(金曜日)表彰式

涼しくなってきました。地域では、祭り、イベント・行事の季節。市役所内は、予算査定の季節。年末に向けて、慌ただしくなります。
加えて、この時期は、「表彰」の季節でもあります。各分野でご活躍された方々の表彰式が多く行われる時期です。
先週、今週と、市民芸術賞、文化功労賞、技能功労賞、体育功労賞、社会福祉功労賞など、順次授与させていただいています。受賞された皆様のご活躍・ご経歴を拝聴するにつけ、市役所でできていることなど、本当にちっぽけなことだと感じます。多くの方々が、各分野で尽力されることで、日本は豊かになっています。このことは、誇るべきことです。
市政は、受賞される/されないに関わらず、こうして各分野でご尽力されている皆様に感謝しそっと後ろから支えることができる、そんな存在であり続けたいと思います。ご受賞された皆様、おめでとうございます。そしていつもありがとうございます。
10月22日(水曜日)日本の経済と暮らしを支える近畿の港づくり

本日は日帰りで東京出張。
国では、これから来年度予算の本格的な査定が始まります。地元からの声が大切ということで「日本の経済と暮らしを支える近畿の港づくり」という港湾予算獲得に向けた意見交換会に出席。
尼崎西宮芦屋は一体として港を形成しています。尼崎は物流と産業の集積地として、今後、さらなる港の機能強化が求められています。
また、港湾部の東海岸町から末広町までの「東西連絡道」の構想もあります。港の機能強化と渋滞解消が目的です。国の港湾計画ではすでに位置付けられていますが、計画があるからといってすぐに事業化されるわけではありません。都市計画道路も手付かずのものが多くあります。地元から声を上げ、事業化の優先順位を上げていただく必要があります。港湾部の発展は、南部の産業競争力強化をはじめ地域経済発展に欠かせません。
国に対してもしっかりと地元の声を届けていきたいと思います。
10月19日(日曜日)香美町合併20周年記念式典

香美町合併20周年記念式典に出席しました。
兵庫は広い。気温も随分違います。香美町には、市立の美方高原自然の家(とちのき村)があり、毎年、市内の小学生が自然学校でお世話になっています。七夕には、香美町から笹のプレゼントをいただいたり、地域のイベントに雪のプレゼントをいただいたりと交流もあります。
域内のヒト、モノの交流は、お互いのエリアの活性化にもつながります。これからも交流を大切にします。
ちなみにとちのき村は、自然学校だけでなく、市民の一般利用も可能です。素晴らしい自然の中で過ごせます。私もかつて、子どもを連れて雪遊びをしたことがあります。ぜひ、市民の皆様には訪れていただきたい場所です。
10月18日(土曜日)外国人留学生のための合同企業説明会「Work in AMAGASAKI」

高度外国人材向けの合同企業説明会、「Work in AMAGASAKI」が梅田で開催されました。
本国の大学などを出て、日本で学んでいる留学生を対象に、市内各企業が業務説明や労働環境などについて熱心に説明していました。
市内企業の共通の悩みは「人材確保」。認知度を上げるために様々な努力もされていますが、それでも、やはり苦労されています。一方で、日本を代表するような様々な技術を持っている企業も多くあります。日本人学生向けの新卒リクルートだけでなく、母国で優秀な大学等を卒業した学生を確保し、競争力を強化したいという企業の思いもひしひしと感じました。
留学生向けの採用は、通常の新卒採用とは異なり、情報発信のタイミング、活動を始めるタイミングなどが異なるようで様々なノウハウも必要です。市としても、こうしたノウハウを把握し、市内企業の人材確保への側面サポートを引き続き、進めていきたいと思います。
10月17日(金曜日)企業訪問

「林兼合金鋳工所」を訪問させていただきました。銅合金を中心として、鋳物から金属加工まで担う市内企業です。
金属を溶かし機械で鋳鉄管を作るような大企業の工場は訪問経験がありますが、比較的小さな部品を「鋳造」から担う企業は初めての訪問でした。鋳造された金属は、加工され、主に「ブッシュ」という、ショベルカーやクレーンなどのシャフト(回転軸)に装着される製品になっていました。「銅合金」は比較的柔らかい金属のようで、摩耗や腐食にも強いため、回転軸の部品などに使うことが多いようです。
社長がコツコツと設備投資されてきた様子も伺え、また、工程管理や人材育成の様々な努力・工夫の様子も拝見できました。地元の企業の製品が、世界で活躍する様々な機械に使われていることを知ると、大変心強く思います。社長の息子さんも頑張って働かれていました。
私は、自分より若い社長さん候補に出会うと、必ず、「これからやりたい野望は何ですか?」「お父さんができなかったことで、自分の代で成し遂げたいことはありますか?」などと聞くようにします。市としてどんな支援ができるか考える材料とさせていただきたいからです。若い世代の中小企業の社長さんを応援することは、地域のイノベーションの化学反応や連鎖が生まれるきっかけになります。
若い社長さん(候補)の挑戦を思い切って応援できるような地域となることで、尼崎の「産業都市」の歴史をしっかりと引き継いでいけるような政策を考えていきたいと思います。
10月15日(水曜日)表敬訪問

神戸市を本拠地とするプロレス団体、DRAGONGATE(ドラゴンゲート)に所属する、尼崎・園田出身、田中良弥選手が市長室に表敬訪問に来てくださいました。第55代ブレイブゲートチャンピョン。強いのに、とても紳士で素敵な選手でした!日々の鍛錬で肉体もすごい。ボートレース尼崎のイベントなどでもご貢献いただいています。
尼崎出身として、これからも怪我に気をつけて頑張っていただきたいですし、また、地域でもご活躍いただきたいと思います。
10月15日(水曜日)産業政策会議

10月に入り、来年度予算に向けた庁内の議論が本格化しています。本日は「産業政策会議」を開催し、市内の経済関係の皆さんと意見交換をしました。
創業支援・事業承継支援、イノベーション推進を支援するための拠点強化、市内中小企業の海外展開支援、人材育成など各観点で前向きな議論ができました。
「住む」場所としての魅力が高まっている尼崎ですが、南部はもとより、「産業道路」と言われる道路があるように、市内の約3割は工業系地域でもあります。市内企業のビジネス環境を応援し、様々な化学反応を作り、市内外から野心あふれる投資活動・研究開発活動・創業活動が広がる文化を作るのも行政の大切な役割です。年末に向けて、しっかりと構想を具体化していきたいと思います。
10月14日(火曜日)オレンジリボン実行委員会の取組

オレンジリボン実行委員会の皆様が、取組について報告に来てくださいました。市内で子育て支援に全力投球されている団体の皆様方が協力して運営されている委員会で、事務局は尼崎市社会福祉協議会です。
本来、「オレンジリボン」は「子ども虐待防止」の運動の象徴です。
しかし、尼崎の場合は、「防止」や「予防」を強調するのではなく、子育てに困難を抱えている方々への温かい支援へと取組の方向性が変わってきています。それは、子育ての孤独さや辛さに寄り添う、支援者の皆様の思いによるものです。夫婦関係、離婚、仕事との両立、貧困など、子育てにあたって様々な障壁がある方もおられます。こうした方々への支援にあたっては、行政が得意なこと、子育て支援団体の皆様が得意なこと、それぞれ異なります。
子育て支援団体の皆様は、「ビッグマザー(ファーザー)」として、当事者にぐっと近づいて、胸襟を開いてやりとりしサポートすることが、行政より圧倒的に得意です。
行政は行政で、そうした子育て支援団体の皆様のノウハウを学びながら、行政がもつ資源を活用し、様々な支援サービスをきめ細かく企画立案し、運営していくことが求められます。
本日は、短い時間でしたが、そういったそれぞれの持つ強みを、今後、どうしたらさらに活かすことができるのかを議論させていただきました。
「出会って、笑って、つながって!」がキーワード。
良い意味でのおせっかい文化を広げ、子育てに温かい「地域文化」を醸成できるようにしていきたいと思います。
10月12日(日曜日)アルカイックフェスティバル

尼崎市総合文化センター主催「アルカイックフェスティバル」。
昔運営していた結婚式場が再現されています。
私は知らない、総合文化センターが結婚式場を運営していた時代。そう昔ではありません。当時の式場宣伝のキャッチコピーは、児島令子さん。今でもかなりインパクトのあるキャッチコピーが並んでいました。懐かしく思う市民の方もたくさんおられるのではないでしょうか。
10月11日(土曜日)秋のイベント

少しずつ涼しくなり、各地で様々な行事が開催されています。本日も各所に足を運ばせていただきました。保護司会の報告会・表彰式、地域総合センターの人権フェスティバル、そして長洲地域の宵宮。
各所でのコミュニケーションは、私の政策推進のエンジンです。
国政は政党政治。政党を基盤に内閣が形成されます。国民が直接内閣総理大臣を任命するわけではありません。地方政治は二元代表制。首長は市民に直接立脚して仕事をするという意味で、分かりやすい仕組みです。(その分リスクも大きい。)できるだけ現場に顔を出し、常にアンテナを張り巡らし、地域の課題解決に向けた知恵を出す努力をしてまいります。
10月8日(水曜日)橘公園の噴水も15年ぶりに復活!

「来年の市制110周年に向けて、後回しにしてきた事業や投資が少しずつ動き出している。」「市幹部の一人は「やっと予算を回せるようになった」と話す。」
→ 皆さんが使う公園など、公共財としての意味合いが大きい(非競合性、非排除性の度合いが高い)空間はしっかり管理することが基本です。まちのイメージと連動します。全てを、というわけにはいきませんが、主要な公園・空間については管理の質を高めていきたいと思っています。
10月8日(水曜日)市制110周年に向け「ロゴマーク」を決定しました!

来年の市制110周年に向け、ロゴマークを決定しました。
300点以上の応募の中から、厳格なる審査の結果、市内在住のhossy nakkie(ホッシーナッキー)さんの作品に決定です!(あわせて、橘公園の噴水も15年ぶりに復活!)ご応募いただいた皆様、ありがとうございました!
尼崎の伝統野菜、「尼いも」、「田能の里芋」、「一寸そら豆」を素材にした、とってもかわいいロゴマークです。
110周年のテーマは、「あまがさき つなぐ つながる うごきだす」です。
「まち」は、人の思いと活動が織りなす「歴史と文化」の上に形成されます。本市に在住・在勤に関わらず、これまで市に関わってこられてきた多くの皆様に、これまでの歴史を振り返り、これからの尼崎の未来を考え、想像してもらう機会になればよいなと思っています。
今後、様々な企画も考えていきたいと思います。ぜひ、一緒に、尼崎のこれまでを振り返り、未来を作っていきましょう。
10月7日(火曜日)白石中央研究所新研究棟お披露目式

市内に立地する株式会社白石中央研究所の新研究棟お披露目式にお招きいただきました。
白石中央研究所を含む「白石グループ」は、炭酸カルシウムを中心に扱う100年企業で、炭酸カルシウムを使って、ゴム、樹脂、塗料、食品、繊維、電子材料など、様々な製品の品質向上を実現しています。研究所では、炭酸カルシウムの粒子の大きさや形の制御、表面処理などの技術開発や、炭酸カルシウムと各材料を混合させる技術開発や計測をしています。
炭酸カルシウムは、元は石灰石。
日頃、生活に密着した物質ですが、お話を伺うと、あらゆる素材に使われていて、その用途の広さに驚くとともに、白石グループが、この炭酸カルシウムにまつわる技術を通じて世界へと展開されていることを大変誇らしく思いました。用途が広い分野であるだけに、本市で強化している創業支援や事業承継支援の分野でも、連携・協力できる余地が大きいと感じました。
今後、地元中小企業の皆様とも、機会を見つけて意見交換できる場も作っていっていただくことを大いに期待したいと思います。
10月6日(月曜日)尼崎薪能

尼崎薪能。幽玄の宴。
尼崎の伝統文化です。
10月6日(月曜日)災害発生時における物資の輸送及び集配拠点等の運営の協力に関する協定

福山通運株式会社阪神支社様と、「災害発生時における物資の輸送及び集配拠点等の運営の協力に関する協定」の締結をさせていただきました。
全国展開する大規模運送事業者である福山通運は、尼崎市にも大きな拠点をお持ちです。「道路という公共財産を使い仕事をさせてもらっている。災害時には地域に貢献したい」という大変ありがたいお心遣いによって、今回の協定締結にいたりました。
災害発生時、市役所は様々な司令塔になりますが、物流能力があるわけではありません。避難所への避難物資運搬も必要になる中で、福山通運様のような物流能力は極めて重要になります。
今回は、尼崎が被災地になった場合だけでなく、友好都市が被災し、その被災地に物資を運ぶ時などにもご協力いただけます。大変心強く思います。この協定を機に、様々な災害のパターンを想定し、両者のコミュニケーションを深めていきたいと思います。
10月3日(金曜日)あまがさきからのやさしい風プロジェクト

杭瀬にある「スーパーマルトク」さんにお伺いし、子ども食堂の取組を見させていただきました。
「あまがさきからのやさしい風プロジェクト」と題して、近隣の事業者さんからスポンサーを募り、お弁当やポップコーンを配る取組です。ポップコーンは近隣の就労支援事業所で作られた商品です。
子どもたちは、スポンサーになっている企業名が書かれた札をその場で取り、その札と交換でお弁当をもらい、その札の裏には、企業へのお礼を書いてもらうという仕組みです。企業からすれば、子ども食堂を通じて、自分達の取組を認知いただける機会にもなっています。
市内では、たくさんの子ども食堂が、地域のために取組をしてくれています。
尼崎市には「ケースワーカー」という子どもの支援を行う専門職員がいます。児童福祉の中核になる職員です。
しかし、「食事」は毎日のこと。行政が対応できる対象やできることに限界があるのも事実です。
各地で、こうした福祉サポートが広がることは、各家庭だけでなく、市としても大変助かりますし、また、こういった取組と市が連携することによって、新しい福祉サポートへとつながっていくものと考えています。
10月2日(木曜日)地域クラブと新組織設置

スポーツ庁・文化庁主導のもと、部活動改革が進められています。
この改革の「底流」には、教師のなり手不足もある中での「働き方改革」があると思っています。先生の残業代相当額は、「教職調整額」により一律4%となっています。裁量性が高い先生の働き方を踏まえ、昭和41年当時の調査に基づき定められたのですが、あまりに実態とずれているということで、来年度以降、順次10%まで引き上げられることになります。
この財源だけで数千億オーダーになるわけですが、あわせて、先生の「奉仕の精神」によって支えられたあらゆる仕組みの抜本的見直しを図っていかなければならないという一連の動きの中で、「部活動改革」も進められていると受け止めています。
もちろん、スポーツ庁・文化庁は、「スポーツ・文化芸術活動に親しむ機会を将来にわたって確保していくため」としていますが、すなわち、それは、「担い手」の問題と大きく連動しているということです。部活動改革の難しい点は、国内においては、先行事例がなく、どこの自治体も暗中模索の中で準備をしているところです。ただ、こういった議論は、昔からなされていたことも事実です。
かつて、Jリーグが発足されたとき、「地域総合型スポーツクラブ」という概念が打ち立てられました。ヨーロッパでは、部活動に相当するもの(スポーツの裾野の育成)は、「地域クラブ」によって運営されているのです。日本においても、競技によっては、部活動から地域クラブに事実上移行しているものもあります。こうしたヨーロッパの取組は、国においても一つの参考になっているのだと思います。
尼崎市においても、阪神間の各地域と歩調をあわせ、地域クラブの推進に向けた準備を進めています。
私は、「部活動改革」は、戦後の教育改革の中でも、子どもたちに大きな影響を与えるという意味で、最大級の改革だと思っています。
多くの保護者の皆様も、部活動を経験してきただけに、様々な思いがあると思います。当然、実際に部活動を担っている先生方にも様々な意見があります。生徒指導はじめ子どもの教育と一体となっている側面もあります。多くの皆様が大変な不安と心配をされていることと思います。今議会でもたくさんご指摘をいただきました。
しかし、長い目で見ると、向き合わないといけない課題であることも事実です。まだ時間はあります。10月1日には、教育委員会に新組織も立ち上がりました。「部活動改革」の波を、しっかりと受け止め、準備できるようにするための専任の組織体制の整備です。
様々なご意見を伺いながら、これから先の学校の形、先生の持続的な働き方、そして、地域スポーツクラブの未来など各点について、多くの皆様とイメージをすり合わせながら、教育委員会とともに丁寧に検討・準備を進めていきたいと思います。
10月1日(水曜日)農業公園再整備×水辺の楽校プロジェクト

今年度から来年度にかけて、園田地域の農業公園の再整備を進めています。
農業公園のある田能地区は、自然が豊かなため、農業公園を「農業振興」だけでなく、「自然環境学習」もできる公園として整備を行う予定です。(そのために、例えば、公園内の農業用水を「環境用水」として活用することなども考えています。)あわせて、農業公園と接している(国所管の)猪名川についても、自然環境学習の場所として使えないか検討をしてまいりました。
国土交通省には、「水辺の楽校」というプロジェクトがあります。
河川を活用した環境学習ができるようにするために、親水護岸などのハード整備をし、地域の活動を支援するプロジェクトです。
尼崎市と国土交通省猪名川河川事務所で、この「水辺の楽校プロジェクト」の実現可能性について検討を進めてきましたが、この度、中野洋昌国土交通大臣、林水管理・国土保全局長はじめ国土交通省の皆様に、今の検討状況の説明をさせていただきました。
「水辺の楽校プロジェクト」が実現すれば、今後、農業公園と猪名川の両方を活用した充実した自然環境学習の場・親水空間ができます。引き続き詳細の検討を行い、市内初の「水辺の楽校プロジェクト」の実現に向けて準備を進めていきたいと思います。
10月1日(水曜日)中途採用職員の入庁式

初任給をアップさせたことにより、例年より多く方に応募いただきました。
清々しい新入職員に接し、先輩職員も刺激を受けることでしょう!健康に気をつけて、やりがいを持って活躍されることを願います。
このページに関するお問い合わせ
秘書室 秘書課
〒660-8501 兵庫県尼崎市東七松町1丁目23番1号 本庁南館2階
電話番号:06-6489-6008
ファクス番号:06-6489-6009














