令和7年(2025年) 8月の尼活日記
印刷 ページ番号1040743 更新日 2025年8月6日
8月4日(月曜日)Up to You!活動報告会
年に1回のユース(若者)支援の取組の一環である、「Up toYou!活動報告会」に参加しました。
私だけでなく、副市長、教育長、そして報告会に関係する関係の職員も多く参加し、若者のプレゼン・政策提言を聞かせていただきました。
皆さん、私たち大人の前で、質疑も含め、自分達の思いをまとめ、堂々とプレゼンする姿は大変心強く感じました。
多くの時間をかけ、勇気を出してプレゼンした若者に、拍手をしたいと思います。
一方で、私の悩みは、若者の提言のうち、予算の伴うものをどういった流れで政策形成プロセスに乗せていくかです。
政治において、若者の声が反映されにくいことはよく指摘されます。
Up to You!の活動を通じて、政治や行政(政策)に関心を持ち、自分達が声を上げたら社会が変わっていくといった自己肯定感や有用感を持つ機会はとても大切と思う一方で、私の立場からすると、「予算」は市民の血税であり、私自身が、胸を張って説明できなければならないとも思っています。
「若者が言ったから、彼らを応援するために予算措置しました」では甘いです。
政策として必要だから、未来の社会のために重要だから予算化していく、これが本質です。制度設計も緻密に考える必要があります。
一方で、そのことを突き詰めれば、国や都道府県・市区町村の役割分担、財政の仕組み、諸外国の制度など、あらゆる視点からきっちりと調査・分析することが必要となり、到底、若者には難しい宿題となります。
詰まるところ、我々は、若者の思いを受けて、どう政策に耐えうるレベルまで引き上げることができるのかということを考える、我々大人側の感受性や忍耐力が試されているのではないかとも思うのです。
若者側も、お膳立てされるだけでなく、大人側を動かすだけのエネルギーが必要なことは間違いありません。
本日の活動報告会は、私にとって、そういうことを考えさせられる場となりました。
大変悩ましい分野ですが、こうした経験を通じてこそ、若者支援の分野は強化され発展していくのかも知れません。
忍耐強く、そして、前向きに、若者支援の政策分野を開拓していきたいと思います。
8月3日(日曜日)戦後80年 戦争体験の傾聴の集い
ケアマネとして尼崎で長らく活動してきた、一般社団法人つながりの会代表理事の粟野さんは「戦争体験と傾聴」の取組を10年間続けられています。
高齢者施設にいる多くのご高齢者と接する中で聞く戦争体験を、語り継いでいくための取組です。
本日は、終戦80年に合わせて開催された「傾聴の集い」に顔を出させていただきました。
長崎で被爆し、結婚して尼崎に来られた91歳の方の戦争体験、中国残留日本人2世として後に日本に帰国し、ご苦労して尼崎で生活されている方、さらに、内戦激しいミャンマーから日本に来て、尼崎の介護現場で頑張って働かれている若者などのお話を伺いました。
参加者の多くの方々は、高齢者施設等で働かれている方です。
介護の現場での人と人とのやり取りから見える国際問題に対して、真摯に向き合っている介護関係の皆様の姿勢に頭が下がります。
これらは、全て尼崎市民の問題でもあります。
当事者の話を「傾聴すること」は、書物を読んだりニュースを読むのとは異なり、「魂」で聞く作業なのだとも感じました。
人民の生命と財産を守ることが「政治の本質」です。
残念ながら、内戦で自国民を殺戮し、国と国とが喧嘩することにより国民に多大な被害を生じさせている現状があります。
被爆者、中国残留邦人、そしてミャンマーの若者の話をお伺いし、私も、自治体の長として、改めて「政治の本質」に対し、強く向き合わないといけないと感じました。
今年は終戦から80年。平和を希求し、人が尊重される社会を目指し、微力ながら尽力をしていきたいと思います。
8月2日(土曜日)貴布禰神社夏季大祭
貴布禰神社のだんじり山合わせ。
平安時代から地域の祭りとして発展し、300年前にはだんじりが地域に根付いています。
夏の暑い時期の氏子氏地の無病息災等を祝う神事で、地車で氏神様が地域を廻ります。
クライマックスは今晩の山合わせ。迫力満点。
今後も、怪我なく、地域の伝統行事として守られることを祈念します!
8月2日(土曜日)サマセミ2025
みんなが先生!みんなが生徒!
地域丸ごと学校の「サマセミ2025」でお話をさせていただきました。
サマセミらしく趣向を凝らしたお話をしたかったのですが、私の構想力が足りず、退屈なお話になってしまったかも知れません。
お聞きいただいた皆様、ありがとうございました。
8月2日(土曜日)奄美群島物産展
尼崎市と奄美群島広域事務組合が連携した、尼崎ボートレース場で開催されている奄美物産展、大盛況。
尼崎在住のゆかりの市民の方もたくさん足を運んでくださいました。ありがとうございます。
8月1日(金曜日)とびだせ!長谷川義史展開会式
藤井寺市在住の絵本作家長谷川義史さんの展覧会が、総合文化センター美術ホールで開幕です。
総合文化センターの大規模修繕前の最後の大きな企画展です。
ぜひ皆様、足をお運び下さい!
10月13日までです。
8月1日(金曜日)連携協定締結式
本日、兵庫県司法書士会阪神支部の皆様と、空き家対策としての相続登記促進についての連携協定を締結しました。
相続登記がなされないと、権利関係がはっきりせず、空き家の修繕・解体等の処理をする際に、多大なコストがかかります。
また、被災地においても、相続登記がされていないことにより、解体等の処理が全く進まないといった課題が生じていることは有名な話です。
不動産登記法の改正により、令和6年度から、相続登記の申請義務化がなされましたが、実態として、相続登記がなされていない空き家は、市内だけでもたくさんあります。
本市は、過去から空家率が高く、過去10年間で、状態の悪い空き家約1,400件の所有者に対し指導をしてきた結果、約74%は解体や修繕がなされてきました。
一方で、残り26%の空き家については、相続人が多数又は不存在、建物と土地の所有者が別々など、様々な事情により、対策が進んでいません。
本市のみの対応だけでは、限界が来ているのです。
このため、この度、司法書士会の皆様と協力をし、
1.所有者調査
2.所有者への相続登記の啓発・説明
3.登記手続きそのものの依頼(手数料の軽減)
等を行うことにより、さらなる空き家対策の強化を図ることといたしました。
所有者調査を司法書士にお願いする事例は、他市でもありますが、調査依頼から実際の登記手続きまでを包括して委託するような事例は、全国でも珍しい取組となります。
それくらい、本市は、空き家対策に対して危機意識を持っています。
住宅の新陳代謝が進むことは、新たな居住者が生まれることを意味し、そのことは、まちの活力につながります。
登記手続きのプロである司法書士の皆様と協力しながら、本市の住宅環境の向上に向けた基盤整備を着々と進めていきたいと思います。
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