令和7年(2025年) 8月の尼活日記
印刷 ページ番号1040743 更新日 2025年9月4日
8月31日(日曜日)第16回車座集会「みんなの尼活皆議」
第16回目の車座集会「みんなの尼活皆議」。
本日は、園田東生涯学習プラザで開催しました。
園田地域だけあって、猪名川・藻川や猪名川自然林など、自然や環境の話題も多く出ました。
また、日曜開催ということで、平日参加できない、阪神沿線の方も来てくださり、地域の活性化に向けて様々なご意見もいただきました。
さらには、車座集会初!高校生の参加もあり、堂々とご意見もいただきました。
できるだけ対話の時間を確保すべく、私の発言は簡潔に・・と意識しながらも、ついご意見をいただくと、話が長くなってしまいます。
いただいたご意見は記録に残し、政策の検討にも活かしていきたいと思います。
皆様、暑い中、ご参加いただきありがとうございました♪
8月30日(土曜日)にっぽん博覧会ものがたり(後期・現代編)
「尼信会館」で「にっぽん博覧会ものがたり(後期・現代編)」が開催されています。
神戸博、アメリカ博(西宮市)、ポートピア博覧会などの記録が紹介されています。
驚くことに、我が尼崎でも、阪本市長時代、防潮堤完成を記念して、ボートレース場(センタープール)で産業博覧会が開催され、象もやってきたとのこと。
この博覧会により、湿地帯であったセンタープール付近が埋め立てられ、水明公園などが整備された歴史を聞くにつけ、行政主導の博覧会は、万博期間中だけでなく、その後のまちづくりと深い関係にあることがよくわかります。
展覧会の内容は、本市学芸員の渾身の作ですが、尼信さんの多大なるご協力をいただいた結果、チラシ・館内での写真撮影スポットなども充実しています。
9月21日まで。
ぜひ、足をお運びください。
8月30日(土曜日)育成調理師専門学校イベント
地元の育成調理師専門学校と茶カフェ&ダイニング「桜里」さんとのコラボイベントに参加。
専門学校生が、地元のお店を使わせてもらい、自分達で開発したスイーツや料理を提供します。
お茶も、スイーツもとても美味しかったです!
学生の活躍の場を作ってくださる桜里さんの太っ腹もすごいし、人を幸せにする「料理」の専門家を養成する専門学校が市内にあることも本市の財産。
スイーツをいただきながら、飲食×街づくりについても、会話が弾みました。
こういう現場を見るにつけ、答えは現場にあると感じます。
我々市役所の役割は「プラットフォーム」ないしは「コーディネーター」。
市内で生活をし、働く様々な方の思いや取組を知り、それらを花開くようにサポートしていくことを通じて、まち全体の活気を作っていく。
そうした志向性を常に意識しながら、政策を考えていきたいと思います。
8月29日(金曜日)防災総合訓練
本日は一年に一回の防災総合訓練。
南海トラフ地震を想定した発災直後と72時間経過後の両方を想定した図上訓練をしました。
南海トラフとなるとこれまで経験した台風や大雨などとは比較にならない被災情報の量になります。
各部局、輻輳する情報を素早く整理し、対応を整理していくことが求められます。
組織内外との日頃のコミュニケーションも大切になります。
今回の訓練の反省も活かし次に繋げていきたいと思います。
8月25日(月曜日)第15回車座集会「みんなの尼活皆議」
第15回車座集会「みんなの尼活皆議」。市報で公募をした市民の皆様との対談です。
本日は、「薄暮」の午後6時スタート。昼間に働いておられる方も想定しての時間帯での開催でした。
医療的ケア児の問題、子育ての問題、多文化共生・日本語教育など、参加された皆様からたくさんのご意見をいただき、今後に向けての様々なお知恵もいただきました。
すぐできること・できないことありますが、しっかりと念頭に入れて、日頃の施策の推進に邁進していきたいと思います。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
8月23日(土曜日)盆踊り
夏の盆踊りシーズンがピークを迎えています。
市内各地の盆踊りをたくさん回らせていただきました。
国会議員の「盆踊り」への参加に対し、「踊ってないで仕事しろ」などと批判も出ていることがニュースで話題になっています。
私は、各地の盆踊りに参加することは、(少なくとも基礎自治体の長にとっては)政策判断に際して、大変有意義と考えています。
地域の盆踊りを回ると、地域によって規模や参加している年齢層が様々なことが見えてきます。
運営側の構成も様々です。
出店も、自分達で出している地域もあれば、外から専門のお店を呼んでいるところもあります。
櫓や提灯などの電気設営を自分達でやっているところもあれば、業者に委託しているところもあります。
こうした違いは、地域でどういった方々がお祭りに関与しているのかと直結します。
そこの地域力や資金力、地域の歴史などが見えてくるのです。
一緒に踊っていると、参加されている地域の方々からは、様々な要望やコメントもいただきます。
教育や子育てのこと、街づくりのことなど、さらには、お叱りから感謝の言葉まで様々です。
お祭りの情報だけでは偏るという意見もあるようです。
しかし、平日の日中は、市役所の執務室で、統計(データ)やアンケート結果、パブリックコメントなども政策判断の材料にしています。
現場視察や車座集会なども組み入れています。
静的な「データ」や情報とともに、現場での「肌感覚」も重要なデータです。
研究でいうところの「フィールドワーク」のようなものです。
その意味で、政策に関わる者にとっては、お祭りも大切な情報収集フィールドと言えます。
問題はこうした情報を政策に活かせるかどうかでしょう。
時間・体力の問題はありますので、決して無理しすぎることはありませんが、これからもできるだけ各地のお祭りには顔を出すようにしていきたいと思います。
8月23日(土曜日)武庫川コスモス園種まき
武庫川髭の渡しコスモス園の種まきがありました。
暑い中、近隣の学校園、企業、団体など、多くの皆様が参加され、整地と種まきが行われました。
かつて荒れていた武庫川河川敷を地域の皆さんで綺麗にしようと取り組んだことが始まりです。
市役所もサポートしていますが、基本的には地域の皆さんで、毎年、取組が行われています。
整地、草刈、種の確保、警備費など、維持管理費用もかかりますが、こういった経費についても、毎年の見学者の方々の「協力金」などで成り立たせています。
しかしながら、ここ数年、駐車場の協力金の減などがあり、運営が厳しい状況になっており、今年は、初めてクラウドファンディングも実施しています。
秋には素晴らしいコスモス畑となり、多くの方にお楽しみいただいている風物詩です。写真愛好家の方も素敵な写真を撮ってくださります。
こうした取組が持続するよう、皆さまの引き続きのご支援を賜りたいと思います。
8月21日(木曜日)国への要望
お昼から弾丸日帰りで、地元兵庫8区の中野国土交通大臣はじめ国土交通省の幹部の皆様、徳安議員はじめ地元関係議員の皆様に対し、(仮称)武庫川周辺阪急新駅に係る要望を、西宮市、阪急電鉄とともに行ってきました。
今年度からすでに事業化され、設計が始まっていますが、来年度以降、実施設計、工事と進み、事業が本格化していきます。
この事業は、尼崎市・西宮市、阪急電鉄が、国から補助を受けながら進めていく事業です。国の補助率・額は、事業を計画通り進めていくにあたり、極めて大切な要素です。
8月末は、各省の財務省への概算要求のタイミングです。秋には、様々な補正予算も見込まれます。
まずは、国土交通省から財務省へ要求いただくことがスタートになります。
こういったタイミングも見計らいながら、最も効果のある時期にきちんと現場の動向をお伝えすることは、大切な要素です。
中野大臣からも、しっかりと取組を進めていくといった趣旨の力強いお言葉もいただきました。
引き続き、関係機関ともしっかりとコミュニケーションを取りながら、地域のまちづくりを着実に進められるよう、尽力をしてまいります。
8月20日(水曜日)帰庁報告
姉妹都市中国の鞍山市に派遣された青少年使節団の皆さんが、市長室に帰庁報告に来てくださいました。
各団員の皆さん、立派な報告をしてくださいましたが、それ以上に、全団員のすがすがしい表情から、鞍山市での経験がいかに有意義であったか、肌感覚として感じることができました。
鞍山市の職員の方々はもとより、市民の皆様、ホームステイ先のご家族が本当に親切にしてくださったようで、多くの素晴らしい経験をさせてもらったようです。
お互いの経済規模が大きく距離が近いと、貿易額が大きくなるという「重力モデル(グラビティモデル)」というものがあります。
日本と中国は、人・モノの移動が大きな隣国である一方で、その結果、様々な国際問題も抱えています。
しかし、こうした青少年の交流を見るにつけ、基礎自治体として、市民レベルでの草の根外交を続けていくことがいかに重要かを感じます。
基礎自治体には基礎自治体にしかできない地域外交というものがあります。
これからも、ローカルな草の根外交を大切にしながら、市民レベルの友情関係を、継続的に築いていきたいと思います。
8月19日(火曜日)学びと育ち研究所報告会
「尼崎市学びと育ち研究所」の報告会がありました。
年に一度、この時期に研究所の取組報告があります。
周産期や子育て・教育の行政保有データを利用して、新たな学術的知見を得るとともに、行政サービスの改善に活かす取組です。
研究者が、行政が設置する研究所の研究員となり、継続的に連携しながら分析するスキームは全国的にも珍しい取組です。
どのような分野に対してどれだけの資源を投入するのか、これは最終的には政治の仕事です。
しかし、その判断にあたって、できるだけ科学的に判断できるよう、基礎的な判断材料を準備する不断の努力をしていくことは当然で、それは研究者だけでなく行政においても重要な仕事です。
レントゲンのように、その瞬間を切り取った「統計」も大切です。「経過」や「変化」を観察していくことも大切ですし、そのための分析枠組みも大切です。
すぐに成果が見える分野ではありませんが、研究者の皆さんともコミュニケーションを図りながら「政策科学」の発展にも寄与していきたいと思います。
8月16日(土曜日)大西東納涼大会
大西町の盆踊りでは、昨年から、自然と、休憩時間中のアイスの配布をお手伝いさせてもらっています。
小さい子供優先、途中からお兄さんお姉さん、そして最後は大人まで配り切れました。
ご高齢の方も、踊りで汗をかき、アイスを美味しそうに食べている姿は本当に素晴らしい。
みんなで支え、残してもらいたい大切な地域の財産です。
8月11日(月曜日)はんつか夏祭り
はんつか夏祭り、阪急塚口駅のスカイコムで開催。
ダウンダウンのまっちゃん?と間違えるくらいそっくりな「松本一人」さんが来られました。
8月9日(土曜日)ひょうごヒューマンフェスティバル2025inあまがさき
「ひょうごヒューマンフェスティバル2025inあまがさき」が、ベイコム総合体育館で開催されました。
人権を考えるイベントで、法務省(国)、兵庫県、尼崎市と関係団体が協力して主催。尼崎では26年ぶりの開催。これを機に人権を考えるきっかけとなればと思います。
戦場カメラマンの渡部陽一さんのトークショー、元陸上選手の小林祐梨子さんの健康ジョギング教室、SEKISUIチャレンジャーズによるフラッグフットボール教室など、様々なイベントも企画されました!
8月7日(木曜日)講演、夏祭り
神戸経済同友会にお招きいただき、「自治体経営」と題して講演をさせていただきました。
企業経営をされている方も多く所属されている会ということもあり、企業経営と自治体経営の違いといった視点でお話をさせていただきました。
企業経営は「投資」という概念があります。生産ラインを増強する、新たな設備を導入するなどです。このため「決算」が重視されます。
一方で、自治体経営は、企業経営でいう、本質的な「投資」という概念を持ちにくく、また、ニーズが少なくとも、必要とされる事業は続ける必要があり、選択と集中もしにくい特質があります。このため「予算」が重要になります。
予算(税収)の範囲内で堅実に事業をすることを前提に、10年先、20年先を見据えて、政策資源の配分を考えることが首長の役割です。
また、首長は、オーナー企業の社長ではありません。市民に雇われた社長です。
時代に応じた「やるべきこと」を見定め、着々と進める運命にあります。
そうした認識を持って、各分野の施策を計画的・戦略的に進めていくための私なりの思いをお話しさせていただきました。
その後は、今北地域のお祭り。午前中に雨が降り、少し過ごしやすい気温でした。
地域の皆さんや子どもたちの笑顔を見ると、私も元気をもらいます。頑張って、お祭りを継続していってもらいたいと強く思います。
8月7日(木曜日)西武庫公園にドッグラン試験設置
先日の定例記者会見で、西武庫公園での「ドッグラン」の試験設置について公表しました。
かねてより、「犬を安全に遊ばせられる場所がほしい」というお声をいただいており、市内各地でのドッグランの可能性について庁内で検討を続けてきました。実際、市内の各地の公園で、人がいなくなる夕方になると、散歩連れの皆さんが集まっている様子はよく見る光景です。このため、駐車場があり、拠点的な公園でもある西武庫公園に、一定期間、試験的に中大型犬用と小型犬用の「ドッグラン」を設置し、一般の公園利用者や周辺住民の皆様との共存の可能性を検証したいと思います。この検証を踏まえ、常設化の可否の検討をさらに進めていきたいと思います。
利用は8月7日から年度末まで。利用時間は午前9時から午後6時までです。
皆様には、譲り合って、気持ちよくご利用いただくことをお願いしたいと思います。
8月4日(月曜日)Up to You!活動報告会
年に1回のユース(若者)支援の取組の一環である、「Up toYou!活動報告会」に参加しました。
私だけでなく、副市長、教育長、そして報告会に関係する関係の職員も多く参加し、若者のプレゼン・政策提言を聞かせていただきました。
皆さん、私たち大人の前で、質疑も含め、自分達の思いをまとめ、堂々とプレゼンする姿は大変心強く感じました。
多くの時間をかけ、勇気を出してプレゼンした若者に、拍手をしたいと思います。
一方で、私の悩みは、若者の提言のうち、予算の伴うものをどういった流れで政策形成プロセスに乗せていくかです。
政治において、若者の声が反映されにくいことはよく指摘されます。
Up to You!の活動を通じて、政治や行政(政策)に関心を持ち、自分達が声を上げたら社会が変わっていくといった自己肯定感や有用感を持つ機会はとても大切と思う一方で、私の立場からすると、「予算」は市民の血税であり、私自身が、胸を張って説明できなければならないとも思っています。
「若者が言ったから、彼らを応援するために予算措置しました」では甘いです。
政策として必要だから、未来の社会のために重要だから予算化していく、これが本質です。制度設計も緻密に考える必要があります。
一方で、そのことを突き詰めれば、国や都道府県・市区町村の役割分担、財政の仕組み、諸外国の制度など、あらゆる視点からきっちりと調査・分析することが必要となり、到底、若者には難しい宿題となります。
詰まるところ、我々は、若者の思いを受けて、どう政策に耐えうるレベルまで引き上げることができるのかということを考える、我々大人側の感受性や忍耐力が試されているのではないかとも思うのです。
若者側も、お膳立てされるだけでなく、大人側を動かすだけのエネルギーが必要なことは間違いありません。
本日の活動報告会は、私にとって、そういうことを考えさせられる場となりました。
大変悩ましい分野ですが、こうした経験を通じてこそ、若者支援の分野は強化され発展していくのかも知れません。
忍耐強く、そして、前向きに、若者支援の政策分野を開拓していきたいと思います。
8月3日(日曜日)戦後80年 戦争体験の傾聴の集い
ケアマネとして尼崎で長らく活動してきた、一般社団法人つながりの会代表理事の粟野さんは「戦争体験と傾聴」の取組を10年間続けられています。
高齢者施設にいる多くのご高齢者と接する中で聞く戦争体験を、語り継いでいくための取組です。
本日は、終戦80年に合わせて開催された「傾聴の集い」に顔を出させていただきました。
長崎で被爆し、結婚して尼崎に来られた91歳の方の戦争体験、中国残留日本人2世として後に日本に帰国し、ご苦労して尼崎で生活されている方、さらに、内戦激しいミャンマーから日本に来て、尼崎の介護現場で頑張って働かれている若者などのお話を伺いました。
参加者の多くの方々は、高齢者施設等で働かれている方です。
介護の現場での人と人とのやり取りから見える国際問題に対して、真摯に向き合っている介護関係の皆様の姿勢に頭が下がります。
これらは、全て尼崎市民の問題でもあります。
当事者の話を「傾聴すること」は、書物を読んだりニュースを読むのとは異なり、「魂」で聞く作業なのだとも感じました。
人民の生命と財産を守ることが「政治の本質」です。
残念ながら、内戦で自国民を殺戮し、国と国とが喧嘩することにより国民に多大な被害を生じさせている現状があります。
被爆者、中国残留邦人、そしてミャンマーの若者の話をお伺いし、私も、自治体の長として、改めて「政治の本質」に対し、強く向き合わないといけないと感じました。
今年は終戦から80年。平和を希求し、人が尊重される社会を目指し、微力ながら尽力をしていきたいと思います。
8月2日(土曜日)貴布禰神社夏季大祭
貴布禰神社のだんじり山合わせ。
平安時代から地域の祭りとして発展し、300年前にはだんじりが地域に根付いています。
夏の暑い時期の氏子氏地の無病息災等を祝う神事で、地車で氏神様が地域を廻ります。
クライマックスは今晩の山合わせ。迫力満点。
今後も、怪我なく、地域の伝統行事として守られることを祈念します!
8月2日(土曜日)サマセミ2025
みんなが先生!みんなが生徒!
地域丸ごと学校の「サマセミ2025」でお話をさせていただきました。
サマセミらしく趣向を凝らしたお話をしたかったのですが、私の構想力が足りず、退屈なお話になってしまったかも知れません。
お聞きいただいた皆様、ありがとうございました。
8月2日(土曜日)奄美群島物産展
尼崎市と奄美群島広域事務組合が連携した、尼崎ボートレース場で開催されている奄美物産展、大盛況。
尼崎在住のゆかりの市民の方もたくさん足を運んでくださいました。ありがとうございます。
8月1日(金曜日)とびだせ!長谷川義史展開会式
藤井寺市在住の絵本作家長谷川義史さんの展覧会が、総合文化センター美術ホールで開幕です。
総合文化センターの大規模修繕前の最後の大きな企画展です。
ぜひ皆様、足をお運び下さい!
10月13日までです。
8月1日(金曜日)連携協定締結式
本日、兵庫県司法書士会阪神支部の皆様と、空き家対策としての相続登記促進についての連携協定を締結しました。
相続登記がなされないと、権利関係がはっきりせず、空き家の修繕・解体等の処理をする際に、多大なコストがかかります。
また、被災地においても、相続登記がされていないことにより、解体等の処理が全く進まないといった課題が生じていることは有名な話です。
不動産登記法の改正により、令和6年度から、相続登記の申請義務化がなされましたが、実態として、相続登記がなされていない空き家は、市内だけでもたくさんあります。
本市は、過去から空家率が高く、過去10年間で、状態の悪い空き家約1,400件の所有者に対し指導をしてきた結果、約74%は解体や修繕がなされてきました。
一方で、残り26%の空き家については、相続人が多数又は不存在、建物と土地の所有者が別々など、様々な事情により、対策が進んでいません。
本市のみの対応だけでは、限界が来ているのです。
このため、この度、司法書士会の皆様と協力をし、
1.所有者調査
2.所有者への相続登記の啓発・説明
3.登記手続きそのものの依頼(手数料の軽減)
等を行うことにより、さらなる空き家対策の強化を図ることといたしました。
所有者調査を司法書士にお願いする事例は、他市でもありますが、調査依頼から実際の登記手続きまでを包括して委託するような事例は、全国でも珍しい取組となります。
それくらい、本市は、空き家対策に対して危機意識を持っています。
住宅の新陳代謝が進むことは、新たな居住者が生まれることを意味し、そのことは、まちの活力につながります。
登記手続きのプロである司法書士の皆様と協力しながら、本市の住宅環境の向上に向けた基盤整備を着々と進めていきたいと思います。
このページに関するお問い合わせ
秘書室 秘書課
〒660-8501 兵庫県尼崎市東七松町1丁目23番1号 本庁南館2階
電話番号:06-6489-6008
ファクス番号:06-6489-6009