令和7年(2025年) 7月の尼活日記
印刷 ページ番号1040742 更新日 2025年8月6日
7月31日(木曜日)ジョイキッズ訪問
立花駅南側「立花ジョイタウン」の各店舗が協力して「JOYKIDS」という、子ども職業体験のイベントを開催。
7日間連続での開催という、気合の入ったイベントです。地域の子ども会も参戦されています。
地域の子どもたちのために、夏休み企画を手作りで作っている大人の皆さんに心から敬意を申し上げます。
7月31日(木曜日)表敬訪問
台湾の台中市のデジタル発展局長ご一行が尼崎に視察に来られました。
行政におけるデジタル活用は台中市の方が進んでいますが、「あま咲きコイン」のような電子地域通貨はこれからのようで、あま咲きコインの仕組みを学びに来られました。
林谷隆局長は、いわゆるポリティカルアポインティー(政治任用)。元メディアの方のようですが、エネルギー溢れる方でした。
台中政府におけるデジタル活用についても意見交換をさせていただきましたが、行政が様々な手続きをするためのアプリを整え、そのアプリを通じて市民の皆様とのコミュニケーションや、市内の飲食店との連携などへと発展させている様子に刺激をもらいました。
尼崎市も、今、次期のDXプラン策定に向けて、庁内で議論を進めています。
行政手続きのスマート化、業務改善、コミュニケーション、地域経済の発展へとつながるデジタル設計ができるよう、さらに議論を深めていきたいと思います。
7月29日(火曜日)本会議
本日市議会本会議において、補正予算その他議案について可決いただきました。
物価高騰対策として提案させていただいた、全世帯へのお米券配布についても可決をいただきました。
速やかに各ご家庭に届くよう、準備を進めてまいります。
7月26日(土曜日)夏祭り
お盆前の夏祭りシーズンが始まりました。
各地で様々なお祭りが開催されています。
皆さん、運営も大変な中、何とか継続されており、本当に頭が下がります。
お祭りには、地域の発展や子どもたちの健やかな成長など、様々な思いが込められており、私も参加する度に、そうした思いを強く感じます。
皆さんの素晴らしい夏の思い出になりますように!!
7月25日(金曜日)大阪国際空港周辺都市対策協議会総会
大阪国際空港周辺都市対策協議会(10市協)がありました。
伊丹空港の周辺の市が集まり、騒音・安全対策について協議・確認する場です。
かつては、尼崎北部も騒音基準を上回っていたため、航空機燃料譲与税をもらい空調整備や防音対策等をしていましたが、航空機の技術進歩もあり、今は騒音基準を下回り、航空機燃料譲与税はもらっていません。
このため、航空行政について本市が関わる機会も減り、この会が唯一になります。
協議会の議題は騒音・安全対策ですが、その他の議論も多くなされます。
関西の空港は、神戸空港・伊丹空港・関西国際空港の3空港全体で最適化を考えることになっており、今は、インバウンド需要がかつてないほど伸び、国内のビジネス需要もかなり回復しつつあるものの、大阪―東京便などはまだコロナ前程の回復を見せていません。
関西国際空港からのトランジット機能や長距離便のニーズ需要への対応など、伊丹空港の有効活用の視点からの課題もあり、そうした点も、運営会社や各市長から指摘がなされました。
尼崎市の視点で見れば、2010年に尼崎発のリムジンバスの定期運航がなくなり、電車で空港まで行くとなると、大阪方面まで迂回しなければならず、車で向かうより圧倒的に時間がかかります。
ホテル需要も出てきている中で、空港の機能を考えたとき、空港へのアクセスも大きな論点になりますし、そのことが阪神地域の人の流れとも関係をしてきます。
空港設置市ではありませんが、こうした点も考慮しながら、数少ない航空行政への関与の在り方を模索していきたいと思います。
7月24日(木曜日)いきいき百歳体操
竹谷連協会館で開催されている「いきいき百歳体操」を訪問。
地域のご高齢者が元気に体操をしている様子を拝見させていただきました。
思い切り体操したあとは「高齢者ふれあいサロン」に移行して、皆さんでたくさんお話をします。
参加者は、皆、私の親の世代。
比較的若くして病気をし他界した自分の母親のことを思うと、皆さんは、いつまでも元気で過ごしてもらいたいと心より思います。
介護保険料は大阪市が高いと話題になりましたが、本市も残念ながら比較的高い状況です。
「高齢化が進んでいる」、「利便性が高く介護サービスが充実している」など構造的な理由によるものです。
庁内でも介護保険料をどうやったら抑えられるか議論もしましたが、結論として、ご高齢者ができるだけ元気でいきいきと生活をすることを応援するしか方法はありません。
自宅に引きこもってしまえば、筋力などが落ち、フレイル状態となり、要介護へと移行しやすくなります。
できるだけ外に出て、適度な運動をし、また、お友達などと会話をすることが大切です。
その意味でも、地域で通える「場」はとても重要です。
「いきいき百歳体操」も「高齢者ふれあいサロン」も、基本は地域の方が頑張って運営をしてくださっています。
我々としては、地域の方々が「頑張って運営しよう」と思えるような環境整備をしていくことが重要です。
様々な運営上の課題もあろうかと思いますが、その都度改善できるように努力をしていきたいと思います。
7月20日(日曜日)西町地車入魂式・お披露目式
8月1、2日の貴布禰神社夏季大祭だんじりまつりが近づいてきました。
西町の地車の大改修が行われ、入魂式(神事)にお誘いいただきました。
地域の伝統行事は文化庁の補助金が大変重要な役割を担っていますが、それだけでは足りず地域の様々な支援があって維持され発展しています。
今後大切に使われ、地元の伝統文化の継承と活性化に貢献されることを祈念します。
7月19日(土曜日)平和の鐘を鳴らそう!事業
元浜緑地にある「平和の鐘」をついてきました。
「平和の鐘」は、昭和29年に、元宇和島市長の中川千代治氏が、戦争の悲惨さと平和の尊さを訴えるために、当時の国連加盟国65か国の協力により提供されたコインやメダルを集め鐘を鋳造し、国連に寄贈したことがきっかけとなり、世界各地に広がったものです。
世界27か所、国内には5か所建設されており、本市の鐘はその一つです。
尼崎ユネスコ協会の会員の皆様が、毎年、この時期に、「平和の鐘」をつく行事を開催してくれています。
ところで、私は、20代の頃から、「寛容と忍耐」という言葉を、自分の価値判断の基軸として大切にしています。
池田勇人首相(当時)が使った用語として有名ですが、法哲学的にも、とても大切な概念だと思っています。
「寛容と忍耐」は、制度や政策の視点で考えると「法と道徳」に類似します。
道徳は、一般的には、法より広い概念です。
安易に「法」の世界で考えるのではなく、法の外側の問題については、個々人の「寛容と忍耐」の姿勢が大切だと考えています。
また「法」の問題でないからこそ、自分自身の考え方に対して、謙虚に向き合っていく姿勢も大切だと思います。
世界で戦争が絶えません。SNSによって、極端化した価値観も共有されやすくなり、分断が生じやすくなってきています。
こういう時代だからこそ、「寛容と忍耐」について、改めて考えていければと思います。
7月16日(水曜日)東京出張
本日はお昼から日帰り東京出張。
文化芸術やアートを使ったまちづくりについて、山形市、亀山市、鳥取市の市長さんと意見交換。
意見交換を通じて、改めて本市のまちづくりにおける「市民力」を実感。
市長会の雑誌に掲載予定です。
7月15日(火曜日)表敬訪問
社会課題解決のために活動しているNPO法人等で構成される「新公益連盟」の共同代表理事の小沼大地さん(NPO法人クロスフィールズ)、李炯植さん(認定NPO法人Learning for All)が市長室を訪問してくださいました。
李さんは尼崎出身。
子どもの貧困対策等の分野で、国の政策立案でも重要な役割を担われています。
今年度からは、本市職員も研修派遣で新公益連盟事務局でお世話になっています。
阪神淡路大震災を契機としてNPO法人制度ができ、社会課題解決のためのスキームが確立されました。
その後、東日本大震災を経て、優秀な若者が、大企業ではなく、社会課題解決のための活動分野で活躍する事例が増えてきました。
その間、行政との連携、さらには、企業における社会貢献(CSR)活動等の普及・成長とともに、NPO法人は成長をしてきています。
ただ、私が課題と思っているのは、関東と関西では、こういった社会課題解決分野へ投資をする企業の数・規模に圧倒的な差があることです。
関西では、社会課題解決の担い手はそれなりにいるものの、企業のCSR活動として、組織的に、彼らに投資をする側の資源やネットワークがなかなか見当たりません。
本社機能が東京に集中していることも一つの要因かも知れませんが、上手にネットワークを作っていければ、NPO法人をCSRの投資先として考えてくれる企業も増えてくれるのではないかな、とも思っています。
行政自身が、社会課題解決の活動と企業のCSR投資の架け橋となれる可能性もあると思っています。
少しでも、関西圏域でのこうした活動が普及してくよう、本市でも様々な知恵出しを考えていければと思っています。
7月12日(土曜日)フリースクール合同説明会
市内のフリースクールの担い手の皆さんが協力しながら、保護者の皆さんを対象に、説明会を開催しています。
本市教育委員会事務局の職員も同席し、教育委員会における不登校支援の取組や、今後設置予定の「学びの多様化学校」の取組も情報提供させていただいています。
フリースクールの皆さんと教育委員会事務局の皆さんが、ともに説明会に関わっているだけでも、私にとっては、隔世の感があります。
フリースクールに通うお子さんの支援については、昨年度、本市のほか、明石市と稲美町が補助制度をはじめ、今年度からは、兵庫県が補助制度をメニュー化しました。
徐々にお子さんたちのフリースクールでの学習機会は充実してきていますが、根本的な制度問題は、解決されていません。
実は、フリースクールの問題は、憲法問題まで行き着くのです。
「第八十九条 公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため、又は公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない。」
憲法では、「公の支配に属しない」教育や博愛の事業に対し、公金を支出し、または公の財産をその利用に供してはならないとされているのです。
政教分離と密接にかかわる規定でありますが、このことによって、「公の支配」に属するとされる「学校法人」(私立学校法により許認可や指導監督を受けることになっています)にだけ、法律に基づき「私学助成」が措置されるという仕組みになっているのです。
我々がやっている「フリースクール補助」という仕組みは、あくまでも、通学する子どもの「保護者」に対する「家計支援」であって、フリースクールの事業そのものに対する補助ではない、というのが、法律論での整理になるわけです。
そして、国での措置はしづらい分野なのです。
今、地域では、不登校のお子さんを持つ当事者として、また、その実態を「何とかしたい」と思い、行動を起こされている方々が増え、様々な学びの場が作られています。
そのことによって、平日の過ごす場所や学ぶ機会が保障されている子どもが、実際にいることも間違いありません。
将来的に憲法改正をするのであれば、「憲法第89条」は見直されるべきでしょう。
そうでなければ、学校法人(私立学校)以外の教育の担い手を、公の制度の対象とし、今後、発展させていくことは、事実上難しいのです。
もちろん、憲法改正をするならば、同時に、高校入学や大学入学の資格の在り方も、当然見直しをしていかなければなりません。
「学校」卒業だけでなく、一定の要件を満たすフリースクールの「卒業」も入学資格として認めたり、また、私学助成の対象の範囲についての議論も必要です。
いずれにしても、こういった議論のスタートは、「憲法」に行き着くのです。
とかく、9条などが注目されがちな憲法改正の議論ですが、実は、「フリースクール」も憲法の規定と密接に関係しているのです。
7月12日(土曜日)ボーイスカウト尼崎地区後援会総会
ボーイスカウト尼崎地区後援会の総会で挨拶させていただきました。
ボーイスカウトと行政の関係は、100年以上の長い歴史があります。
発祥はイギリスで、慈善活動や体験活動の重視は、キリスト教文化を引き継いでいる側面もあると思います。
日本でも古くから普及し、多くの篤志家によって、子どもたちの体験活動が支えられてきました。
今でも、ボーイスカウトは、指導者の方々はもちろん、会員の会費と篤志家の支援によって成り立っています。
同じように、子ども会や少年団などの(利益団体ではない)中間的な団体の存在も、地域や子どもを思う親や篤志家によって支えられ、子どもたちの地域活動の機会の保障に大きな役割を担ってきました。
現代になり、多くの体験活動が、民間(習い事など)によっても提供されるようになりました。
「子育てにお金がかかる」と言われるようになって久しいですが、以前から、こんなにお金がかかっていたわけではありません。
公立・国立の学校の学費が上がってきていることも要因ではありますが、同時に「習い事」などのプライベートセクターが充実していくことによって、教育サービスの充実とともに、私費負担額が上がり、教育格差(体験格差)が大きくなっているとも言えます。
致し方のない側面はありますが、行政として、非営利の中間団体の活動を応援し、できるだけ、地域での体験活動の普及・促進を継続的に進めていくことも、大切な役割と思っています。
尼崎では、「子ども・若者応援基金」という、「企業版ふるさと納税」などを原資として、こうした活動を支える仕組みも用意しています。
多くの皆さんに支えていただき、子どもたちが、地域で体験できる活動の充実に尽力していきたいと思います。ぜひ応援をよろしくお願いいたします。
7月9日(水曜日)みずどうおにぎりこども食堂視察
みずどうおにぎりこども食堂を訪問。
地元の企業が、多くのスポンサーを得て運営されています。企業のいち事業として、従業員を巻き込んで実施しています。
今の子どもが置かれている現状や、これからの社会のことを考えて、地域社会のために献身的に活動している姿に頭が下がる思いです。
それにしてもご飯が立派!私も少しだけいただきましたが、これは子ども達大喜び間違いなし!
7月5日(土曜日)、6日(日曜日)長崎出張
ボートレース関係の会議で長崎へ。
その足でジャパネットホールディングスが手掛けた長崎スタジアムシティを視察。
九州の最西端でスポーツビジネスの展開をどのように手がけていくか興味深いお話もお伺いでき地域創生のヒントを得ました。
空港近く大村市には、県と市で建設した図書館があります。共同して建設したことにより単独で建設するより機能性が格段にアップ。人口も増加中とのこと。本市が構想している新図書館の参考にさせていただきます。
7月5日(土曜日)保育士就職フェア
尼崎市保育士就職フェアが開催されました!
保育園、認定こども園及び小規模保育事業所を運営する法人が業務内容等を紹介するだけでなく、ハローワークなどとも連携し、助成制度などの相談もできるブースが用意されていました。
市役所と尼崎市法人保育士会が連携して実施していますので、安心してご相談いただけます。
事前申し込み不要で、気軽にご参加いただけるということで、保育士をめざす様々な世代の方の相談に対応しています。
7月4日(金曜日)Goodマナー&クリーンキャンペーン
Goodマナー&クリーンキャンペーン。
市内各地でクリーンキャンペーンとしてゴミ拾いが予定されています。
本日は阪急塚口駅前。近隣の企業の皆様にもたくさん協力いただきました。ありがとうございました。
皆さんで駅周辺をきれいにし、住みやすい街へと発展させていきましょう!
帰りがけに、駅前のSOCOLAに立ち寄り、「あまやさい」の代表格「コテラトマト」を購入。
スーパーでは、SOCOLAでしか買えない希少トマト。
完熟してから収穫するので甘さ抜群。
帰宅後、思わず3つも平らげてしまいました。
7月2日(水曜日)租税教室
市内小学校で実施された「租税教室」を見学。
税理士会の皆さんが手分けをして、「税」について授業をしてくれています。
「租税」というと大変難しい課題ですが、「図書館をつくるのに、誰から、どれくらい税金をもらったらよいか」といった具体的な課題を出して、皆で考えてもらうことによって、子どもたちも、わいわいと議論しながら必死に考えてくれていました。
7月3日から参議院選挙。一つの争点は「減税」か「給付」か。
正解のない世界ですが、今回のような授業の経験を通じて、将来の有権者としての感性や見方が育っていってくれると良いなと思います。
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