出屋敷駅北地区第一種市街地再開発事業

事業の概要

事業の名称

阪神間都市計画事業出屋敷駅北地区第一種市街地再開発事業

施行者

尼崎市

地区の所在地

尼崎市竹谷町2丁目の一部

事業のタイプ

駅前整備型

権利変換のタイプ

地上権非設定型（法第111条）

地区面積

1.75ヘクタール

総事業費

約21,469百万円

地区の状況と整備の方針

　当地区は、阪神電鉄出屋敷駅北側の約1.8ヘクタールの区域で、尼崎市最大の商業集積地の西端に位置し、尼崎商業の発祥の地とも言われ戦前にすでに都市形成を終えている。しかし戦後の人口急増の時期に商店の集中化が始まり、他に比べ急激な変化のため公共施設が不足し、また宅地が細分化され老朽建築物が密集している現状にあり、環境の悪化と土地利用の不健全等の著しい地区であった。また、地区内の施設は一部を除き低層であって、その利用率は極めて低く防災的にも危険な状況を呈していたため、建築物の不燃化と公共空き地の確保が急務とされている。
　整備の方向としては、阪神電鉄連続立体交差事業に関連して、交通拠点としての駅前交通広場及び緑地・道路など公共施設の整備を行い、オープンスペースの確保、土地の合理的かつ健全な高度利用を図っている。
　施設建築物は、駅前広場・緑地とならぶ西側に地下2階、地上12階の1棟を計画し、主要用途は地下1階から3階に店舗、4・5階に駐車場、6階から12階に住宅90戸を配している。

事業の経過

• 都市計画決定告示
  昭和58年3月8日
• 事業計画決定公告
  昭和60年11月11日
• 権利変換計画認可公告
  昭和61年10月14日
• 建築工事着工
  昭和62年12月25日
• 建築工事完了公告
  平成2年3月20日