~あま咲きコインでSDGsを楽しもう~もっと知りたい尼崎の「SDGs」
印刷 ページ番号1024397 更新日 2021年3月31日
~あま咲きコインでSDGsを楽しもう~知ってほしい尼崎の「SDGs」
SDGsについてさらに知っていただくためのページです
このページは、パンフレットの2ページ目の補足ページです。
随時更新を行い、SDGsについてさらに詳しい解説を行います。
「持続可能な開発」についてさらに詳しく解説します。
「持続可能な開発」とは
「将来世代のニーズを満たしつつ、現在世代のニーズも満足させるような開発」をいいます。
1987年「環境と開発に関する世界委員会」(フルブラント委員会)の報告書の「Our Common Future」で提唱されました。
※「開発」と訳されている「Development」には「発展」や「成長」という意味もあります。
<SDGs推進アドバイザー コラム>経済成長と環境保全は両輪の輪
SDGsに至るまでにさまざまな議論が繰り返されてきました。
「公害問題・自然環境の開発を優先すべきという考え方」と「貧困問題の解決を優先すべきという考え方」の対立を経て、
「経済成長と環境保全の人間社会の良好な発展の両輪」という考え方が生まれSDGsにつながっています。
1 環境関連の流れ
1987年 環境と開発に関する世界会議
1992年 リオ地球サミット
環境と開発をテーマにした国連環境開発会議がブラジルのリオデジャネイロで開催されました。
この会議では、地球規模のパートナーシップ構築を目指す「リオ宣言」、あらゆる領域における包括的な地球規模の行動計画である「アジェンダ21」や「生物多様性条約」「森林原則声明」「気候変動枠組条約」などが採択されています。
「気候変動枠組条約」は大気中の二酸化炭素濃度を削減する国際的な枠組で日本も含めた155ヵ国が署名しています。これがその後の「京都議定書(1997年)」「パリ協定(2015年)」へと続いていきます。
2012年 リオ+20(国連持続可能な開発会議)
この会議の成果文書である「我々が望む世界(The Future We Want)」には、持続可能な開発を達成するために、経済的、社会的、環境的側面を統合し、それらの相関を認識し、あらゆるレベルで持続可能な開発を主流として組み込む必要があることが宣言され、その具体的な手段としてSDGsが採択されました。
2 開発関連の流れ
1995年 世界社会開発サミット
1996年 OECD/DAC新開発戦略
2000年 MDGs
21世紀の国際社会の目標としてより豊かな世界づくりへの協力を約束した「国連ミレニアム宣言」が出されました。また1990年代に開催された主要な国際会議や開発目標をまとめたものが「ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals: MDGs)」です。
発展途上国を対象に、2015年までに達成する「8つのゴール、21のターゲット、60の指標」が掲げられ、このゴール・ターゲット・指標という3層構造はSDGsに引き継がれています。
3 防災・減災関連の流れ
SDGsの解説の本などでは上記の環境関連・開発関連の流れが取り上げられていますが、SDGs11.bには「仙台防災枠組」と記載があります。SDGsに記載されている唯一の日本の地名で、日本がイニシアティブをとっている領域でもありますので、環境関連の流れ、開発関連の流れの他に防災・減災の流れがあることも日本の取組として押さえておきたいところです。
1994年 横浜戦略
2005年 兵庫行動枠組
2015年 仙台防災枠組(第3回国連防災世界会議)
何度も大きな地震や台風等の災害を経験している日本は防災・減災の領域において、国際的にイニチアチブを発揮しています。1995年の阪神淡路大震災は尼崎市にも大きな被害がでています。SDGsに至る大きな流れの一つとして防災・減災を捉えて、持続可能な社会のために行動していきたいと思います。
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