身近な危険物に注意してください
印刷 ページ番号1002450 更新日 2021年5月31日
「身近な危険物」ですぐに思い浮かぶのは、ガソリン、灯油、アルコールではないでしょうか。
危険物は、私たちが生活するうえで欠かせないものです。しかしながら、取り扱いを誤ると大きな事故につながり、命を奪うこともあります。
危険物の特性を知り、取り扱いには十分注意してください。
事故事例
ガソリン携行缶からガソリンが噴出し爆発火災
平成25年8月、京都府福知山市の花火大会会場の屋台(露店)で使用していた発電機にガソリンを注入するため、携行缶のエア抜きをせずに注ぎ口を開けた途端、ガソリンが霧状に噴出し、調理器具の火気により引火、爆発火災が発生した。死者3名、重軽傷者48名。
原因は、携行缶が屋外の炎天下に5時間以上置かれたことと、発電機からの排ガスの熱風を浴びていたことにより携行缶の内部が異常な高温状態だった可能性があり、携行缶の内圧を下げる操作をしないでふたを開けてしまったことによりガソリンが噴出した可能性があると見られています。
ガソリン携行缶を正しく使うための6つのポイントを次のチラシでチェックしてください。
バーベキュー時の着火剤のつぎ足しにより火傷
バーベキュー用こんろの炭火が弱くなっていたので、チューブ入りのゼリー状着火剤を炭火につぎ足ししたところ、急激に燃え上がるとともに、火のついた着火剤が周囲に飛び散り、バーベキュー用こんろの近くに座っていた人の皮膚に付着、また、衣類にも着火し、火傷をした。
ゼリー状の着火剤の主成分は主に「メチルアルコール(危険物)」です。
主な特性として、「揮発性が大きい」「引火しやすい」というものがあります。
バーベキューの際に「着火剤」は大変便利なものですが、使用方法を誤ると大きな事故につながりますので、次のことに注意してください。
- 着火剤のつぎ足しは絶対にしないこと。
- ふたを開けたまま放置しないこと。
メチルアルコールが蒸発し、空気中に拡散し、火をつけた途端に爆発する可能性があります。 - 炎が青白いため、太陽の下では火がついていないように見えるので、周囲には十分注意すること。
車内で制汗スプレーを使用後、ライターの火に引火
窓を閉め切った車の中で、制刊スプレーを使用した後にタバコを吸おうとライターに火をつけたところ突然爆発、車中にいた人が顔や手足に火傷をした。
スプレー缶にはLPガス(液化石油ガス)など可燃性の噴射剤が入っているので、密閉された空間では、ライターの火や静電気火花によって引火、爆発する可能性があります。
また、スプレー缶による事故は他にもたくさん発生していますので、次のことに注意してください。
- 炎や火気の近くで使用しないこと。
- 高温にすると破裂の危険があるため、直射日光の当たるところや温度が40度以上になることころに置かないこと。
- スプレー缶は中身を使い切ってから捨てること。
中身を使い切る操作は、風通しが良い火気のない屋外などの場所で行うこと。
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このページに関するお問い合わせ
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