「子育てコミュニティソーシャルワーカー日記」
印刷 ページ番号1019620 更新日 2026年8月10日
子育てコミュニティソーシャルワーカー日記
尼崎市子育てコミュニティソーシャルワーカー(以下、CSW)は、尼崎市子どもの育ち支援条例に基づき、地域でこどものための活動に取り組んでいる方々や、これから取り組もうとされる方々が活動しやすいように情報提供や、交流の場を設けるなどの支援に取り組んでいます。日ごろの活動を紹介するブログを平成25年1月よりスタートしました。活動シーン、エピソードなどを紹介していきたいと思います。よろしくお願いします。
みんなのサマーセミナー「サマセミ!」2日目

令和8年8月2日 日曜日
「みんなのサマーセミナー(サマセミ!)」2日目は午後から参加、再び尼崎市立双星高校へ向かいました。
【放課後カフェ ツインスター サマセミ版】
午後2時ごろ、3階の廊下を奥へ進むと、「放課後カフェ ツインスターサマセミ版」が開かれていました。
双星高校では、毎月2回(長期休暇中を除く)、食堂で「放課後カフェ ツインスター」を開催しています。ここは、生徒たちが放課後に自由に過ごせる居場所です。軽食を楽しんだり、ゲームをしたり、おしゃべりをしたりと、それぞれが思い思いの時間を過ごしています。この日は、サマセミバージョンとして開催され、中高生を中心に、1日ゆったりと過ごしてもらう場になっていました。
入り口を入ると、まず目に入ったのが「質問ガチャ」。カプセルの中には、見知らぬ誰かが書いた質問メモが入っています。CSWが引き当てたのは、「好きな色は何?」という質問でした。誰かに自分のことを聞いてもらえるのは、うれしいものです。そして今度は、自分が誰かに向けて質問を書くこともできます。おみくじのような、少しわくわくするガチャでした。
また、ジャグリングを楽しむ中学生の姿もあり、CSWも教えてもらいながら挑戦しました。ボールを投げるタイミングの難しさに苦戦するそのすぐそばで、ディアボロをくるくると上手に回していたのは、なんと幼稚園生。思わず見入ってしまう場面でした。
会場では、カードゲームを楽しむ高校生のグループや、ゆっくり休憩する人の姿も見られました。過ごし方はそれぞれですが、そこには誰もが自然体でいられる、心地よい空間が広がっていました。
【学びXかわいい防災 レジンでデコ笛作り】
授業の30分前から長蛇の列が並ぶほどの人気で、列の後ろあたりで「定員になりました」と声が聞こえ、がっかりするこども達もいました。
先生は防災士の新山さん、今日は命を守る笛を作ります。もし自宅、通園通学中に何かアクシデントがあった時、閉じ込められた時に自分の居場所を知らせることができます。その為にはいつも笛を携帯することが必要、だったらずっと持っていたい、自分だけのオリジナル笛を作ってみましょう!ということで、こども達自身で作ってもらいます。
まず材料のキットを確認、先生が作り方をステップごとに説明をして、スタッフがサポートをしながら進めていきます。こども達は好きなイラストを切り、笛に貼り付け、キラキラのラメをのせ、最後にレジンをのせて固めたら完成。すっかり冷ましてから、こども達が笛を吹くと、かわいい音があちこちで聞こえました。この小さな笛が、いつか命を守る大きな役割を果たすのだと、あらためて実感しました。
【こどもと親のための「こども性暴力防止法」】
サマセミ最後の5時間目は、「こども性暴力防止法」をテーマに学びました。この法律は、2026年12月に施行される予定です。
こどもたちが安心して学び、育ち、さまざまな活動に参加できる環境を守ること、そして児童への性暴力を未然に防ぐことを目的としています。
具体的には、こどもと接する職員を採用する際に、一定の性犯罪歴の有無を確認することや、性暴力を防ぐための研修、相談しやすい体制づくり、疑わしい事案が起きた際の適切な対応、組織としての取り組みなどが求められます。学校や認可保育所、認定こども園、障害児施設などは制度の対象として対応が義務付けられています。また、学習塾や習い事、スポーツクラブ、放課後児童クラブなども、国の認定を受けることで制度の対象となります。
この授業でお話ししてくださったのは、公認心理師の「かたすみ先輩」。法律がつくられた背景や、塾や習い事を選ぶときにどんな点に目を向けるとよいのかを、わかりやすく教えていただきました。
こどもや保護者にとって、学校の外でも安心して過ごせる場所があることは、とても大切です。かたすみ先輩は、「だからこそ、性暴力を防ぐ仕組みがあるかどうかは、大切な「選ぶときの基準」だ」と伝えてくれました。その目印となるのが、認定を受けた事業所に付与される「こまもろうマーク」です。
このマークが掲示されているかどうかに加え、こども家庭庁のウェブサイトでも認定事業所を確認できるそうです。
かわいいフクロウがモチーフの「こまもろうマーク」にも、これからぜひ注目してみてください。


みんなのサマーセミナー「サマセミ!」 一日目

令和8年(2026年)8月1日 土曜日
尼崎の夏といえば「サマセミ!」、今年も開催されました!今年の会場は尼崎市立尼崎双星高校。普段は高校生たちが学ぶ教室が、この日は市民がセンセイやセイトになり、学びと出会いが広がる特別な場所に変わります。授業のテーマは子育て、福祉、教育、防災、音楽や終活など、あらゆるジャンルに渡ります。センセイとセイトの垣根を越えた交流の場として、年々参加者が増え、今年は250以上の授業が行われました。「サマセミ!」の魅力は、参加者同士が同じ関心や興味を通じて自然につながり、学び合えることです。「私もやってみたい!」と授業を企画する市民が増え続けているのも、このイベントならではの特徴です。CSWも今年の授業選びに迷いながら、午前中の1時間目と2時間目の授業を受けた後、会場を回ってみました。
【児童相談所に保護されたこどもはどこへいくのか】
1時間目は「自立援助ホーム若葉」を運営する川西先生の授業を受けました。川西先生は高齢者施設や児童養護施設、母子生活支援施設など長年福祉に携わり、2022年に自立援助ホームを開設された方です。自立援助ホームとは、家庭で暮らすことが難しい15歳から概ね20歳のこどもたちに安心できる住まいを提供し、自立を支援する施設です。児童相談所や関係機関から依頼を受け、職員がこどもたちと信頼関係を築きながら、共同生活を通じて安心して暮らせる環境を整えています。
授業では、こどもたちが家庭環境や幼少期の苦しさを言葉にできないことや、人と社会との関係性を築くことが難しい現状について、具体的なエピソードを交えながら教えていただきました。さらに、退所後に自立した後も、悩みを一人で抱え込まないように支援を続ける担当職員さんの存在も学びました。
残念ながら、こうした自立援助ホームはまだまだ数が少なく、兵庫県内には10か所ほど、尼崎市には「若葉」1か所しかありません。川西先生は今でも「グリ下」(道頓堀のグリコサインの下)で夜回り活動を続けており、ここに集まり、家庭や学校に居場所を失ったこどもたちと向き合っています。こどもたちにとって、社会の目には危うく見える場所が、時には生き延びるための居場所になることもあるそうです。
こどもたちが「助けてほしい」と言えるようになるためには、一人ひとりとの対話から始め、支援者とともに社会で生きる術やつながりを築くことが、彼らの未来を支える鍵になるのだと感じました。この授業を通じて、困難を抱える若者たちの現状をもっと多くの人に知っていただきたいと思いました。
【中高生が挑む!心つなぐ国際交流】
2時間目は令和7年度尼崎市青少年使節団の活動報告を聞きました。尼崎市と鞍山市は昭和58年に友好都市提携を結び、長い交流の歴史があります。昨年は尼崎市から5回目となる鞍山市への訪問交流が行われ、団員たちが現地での体験を画像や動画を使って発表してくれました。
発表では、ホストファミリーによる温かい歓迎や、地元の学生たちとの交流が紹介されました。歓迎会では多くの方が集まり、観光地を訪れたり、伝統文化を披露し合ったりと、充実した交流の様子が伝わってきました。日本のアニメが現地の学生たちに人気で、楽曲を通じて親しみを感じてもらえたというエピソードも微笑ましかったです。
尼崎と鞍山市の人口や地理的な違い、生活文化や食べ物、言語の違いなど、多くの発見があったそうです。しかし、参加者たちはそれらの違いを否定するのではなく、むしろ楽しみ、受け入れていました。ある参加者は「文化の違いは素晴らしい。それをもっと多くの人に伝えたい」と語り、その柔軟でしなやかな感性に頼もしさを感じました。
この報告の様子は尼崎市のホームページにも掲載されていますので、ぜひご覧ください。
【市政110周年記念プロジェクト・サマセミプリント】
尼崎市は今年で市政施行110周年を迎えました。このコーナーでは「10年後2036年の夢」をボードに書き、写真を撮る企画が行われました。小さな夢も大きな夢も、10年後にどんな花を咲かせるのか楽しみです。
また、「サマセミぷりんと」コーナーでは、Tシャツやバッグにサマセミのロゴをプリントしてオリジナルグッズが完成。CSWは日傘にプリントして、夏のお出かけのお供にしました。
今日は午前中だけの参加でしたが、明日も午後から「サマセミ!」に行ってみます。尼崎の学びとつながりが詰まったこのイベント、明日もたのしみです!





あまっ子MIRAIフェスティバル

令和8年(2026年)7月26日 日曜日
夏休みの週末ともなると、各地域でイベントやお祭りが開催されています。今日はその中のひとつ、立花南生涯学習プラザで行われた「あまっ子MIRAIフェスティバル」を訪れました。
朝11時から始まった「わっかトーク第1部」、テーマは「尼崎の未来を想像してみよう」ということで、松本市長も加わった地域のこども支援者の方々のトークセッションが行われました。「尼崎市民はしあわせ?」「尼崎の未来はどうなる?」そして「わくわくする話」などをパネラーそれぞれの想いや考え、エピソードを聞かせてもらいました。海外から見た日本の、そして尼崎の地域性から、身近な、小さなつながりの大切さ、豊かさまで、パネラーの話はつきません。特に「おせっかい」がキーワードとなり、時に他者への境界線を越えてしまうリスクを意識しながら、「いい塩梅のおせっかい」文化を大切にしている尼崎の人々は、CSWがいつも実感しているところです。そして地域と行政が一緒に考え、共に作り上げる活動や事業が、尼崎のこども達の未来を明るく照らし、わくわくするものにつながりますね。
さて、「わっかトーク第2部」の前に、RAIKAさんのジャグリングショー。RAIKAさんの笑顔と元気な声で、ドキドキ、わくわくのパーフォーマンスを披露してくれました。
続いてプログラムにないゲリラ出演は、遠い佐賀県から来てくれた先生の「オモロー授業」。地図やデータを使ったクイズ形式の授業は、先生の強烈なキャラクターと共に、思わずぐいぐいと引きこまれ、大人でも夢中になって考えてしまいます。
この後、少し休憩をはさんで「わっかトーク第2部 子育てお茶の間トーク」が始まりました。今度のパネラーは、子育て中でもあるこども支援団体の方々のトークセッション、子育てをする中で「よかったこと」「こうなったらいいな」「悩んでいること」を、会場の皆さんの意見や経験も交えながら、お話して頂きました。こどもとの会話や思いがけない偶然の出会いが、子育てのつらさを乗り越えるきっかけとなったこと、「お母さんがんばっているね!」と温かく見守ってほしいこと等、胸にぐっとくるエピソードがありました。子育て中の保護者の方にそれぞれのストーリーがあり、宝物でもあることを感じました。このように皆さんの体験をシェアしてくれたことで、会場の皆さんも明日のエネルギーをもらえたのではないでしょうか?
会場は各団体のブースが設置され、こども達が楽しめるワークショップやプログラミング、保護者の方のための情報や相談スペース・居場所、そしてお弁当やスイーツ販売もありました。CSWも美味しいマリトッツォをもぐもぐしながら、会場で出会った方々と井戸端会議をしたり、これからやってみたい!という企画に声をかけて頂きました。 残念ながらCSWはここで会場を後にしましたが、最後に「第6回オモロー授業あまっ子MIRAIフェスティバルバージョン」が開かれました。公立学校の先生の模擬授業やトークが楽しめる内容です。
猛暑の一日でしたが、涼しいプラザで開かれ、多くのかたが訪れたフェスティバル。準備・企画し、参加頂いた方々に心から感謝します。





つどいの広場 こんぺいとう ―保活説明会―

令和8年(2026年) 7月22日 水曜日
毎日暑い日が続きます。今年から最高気温が40℃を超える日を酷暑日と呼び、気象庁によると生命に危険が及ぶ極端な高温への警戒を呼びかける指標として制定されたそうです。日中は屋外に出かける際には暑さ対策をしっかりとしなければいけないですね。この日は酷暑日には届かないまでも、厳しい暑さとなりました。阪急武庫之荘駅近くにある「つどいの広場 こんぺいとう」には、多くの親子連れの皆さんが来られました。いつもは乳幼児と保護者がゆったりと過ごせる場所ですが、こちらで保育施設の入所案内、いわゆる保活説明会が開かれました。まず尼崎市役所こども入所支援課の職員による説明が始まり、その内容を踏まえての保護者による質疑応答の時間が設けられました。参加したのは、育児休暇取得中のお母さんが多く、お父さんの姿も見られました。皆さん、乳幼児のお子さんをあやしながら、筆記用具を片手に熱心に説明に耳を傾けていました。
市内の保育施設は、公立・私立保育所、認定こども園、小規模保育事業所など、施設の特徴ごとに多岐に渡ります。CSWも保護者の皆さんと一緒に、紙の資料を見ながら申込から利用の流れまでを聞いていたのですが、考慮するポイントが多くて複雑だと感じました。その後の質疑応答についても、保護者の方から次々と質問があり、皆さんは事前に学ばれたのか説明をよく理解されているのだなと感心しました。他の保護者の方にお話を聞いてみると、この時期までに入所を検討する保育施設の見学を既に済まされて、説明会に臨まれている方もおられるとのことでした。つどいの広場のほかの場所でも、このような保活説明会は例年夏のこの時期に行われることが多いようです。今は我が子と毎日一緒に過ごしているお母さんやお父さんが、来年からお子さんをどの施設に預けようかと、一生懸命に行動されている様子がひしひしと伝わってきました。
こども入所支援課では、今年度より保育施設利用のオンライン相談を始めました。来庁不要で自宅からスマホやパソコンで相談ができますが、事前予約制です。予約は相談希望日の3開庁日前まで受け付けているそうです。皆さん、ご自分に合った方法でお子さんの預け先をしっかりと検討できればいいですね。
つどいの広場こんぺいとうさんでは、親子でゆったりと過ごすことができるほか、毎月のイベントとして子育て講座、絵本の読み聞かせ、親子遊びなどを行っています。子育て相談にも応じてくださるそうですので、育児休暇期間中の保護者の皆さんもぜひ気軽に利用してください。



あまっこランド -初のコラボイベント―

令和8年(2026年)7月19日 日曜日
梅雨明けして猛暑日が続く中、今年もこども達にとって待ちに待った夏休みが来ましたね。竹谷小学校では「あまっこランド」が開かれました。昨年度からこちらの小学校区の市のこどもの居場所事業を引き継いだ大学生世代の若者の任意団体であるsecond base(セカンドベース)の皆さんが、今年度も引き続き隔月で開催しています。今回はいつもとは違って、京阪神でこども向けイベントを学生主体で行っている「学生団体ONE DIVE(ワンダイブ)」の皆さんが来てくれてsecond baseとのコラボイベントになりました。
イベントは、こども達の夏休みを奪おうとしている悪魔から挑戦状が届いたところから始まりました。悪魔の行動を阻止するためには、学生スタッフと協力して、参加したこども達が手分けして3つのミッションをクリアしてヒーローになろうというものでした。そのミッションというのは、1.自分の個性を見つけてゴールを目指す双六、2.仲間と協力して全員で生き残る新聞陣地取り、3.対象物の特徴を見破る魚釣りのゲームでした。
1の双六では、各マスには学校生活で遭遇する課題、例えば「遠足で班をまとめよう!」「苦手な給食にも挑戦しよう!」などが書かれてあり、課題をクリアするためにはどんな力が必要なのかを手持ちのカードを使うか、カードがなければ自分で考えたアイデアを披露するかして進めていました。2の新聞陣地取りでは、じゃんけんで負けると新聞紙を折って自分の陣地を小さくしていくのですが、立ち方をチームや対戦相手と相談してできるだけ対戦を長くするために協力していました。3の魚釣りでは、割りばしの釣り竿の針の部分が、磁石やクリップなど選べるようになっていて、的となる魚は、大きさや形もまちまち、磁石やクリップがついているなど多様でした。釣りあげようとすれば、どの部分に何をくっつければいいか、大きさによっては仲間との協力が必要なものがあり、戦略を考えて取り組んでいました。
参加したこども達がすべてのミッションを体験してクリアする頃には、学生スタッフもこども同士も全体で和気あいあいとした雰囲気になっていました。そして、最後にはミッションを行った後の振り返りの時間を設けてありました。こどもたちはどんな工夫をしてミッションをクリアしていったのか、気づいたことなどを発表していました。スタッフの皆さんはこども達が遊んでいるときも、気づきにも「すごいね。」「がんばったね。」などの声掛けやコメントがあり、こども達を見守っていてくれたことがよくわかりました。イベントが終わるころには、学生スタッフとこども達がすっかり仲良くなって、またあまっこランドに遊びに来てくれることを約束してくれました。
second baseとONE DIVEの皆さんは、こども達が遊びを通じて、楽しさの中で学びになるものを持ち帰ってもらえればと話していました。次回は9月20日の予定ですが、夏休み明けで少し成長したこども達に会えるのが待ち遠しくなりそうなイベントでした。






令和8年度古代のくらし体験学習会 石の鏃(やじり)をつくってとばそう!

令和8年(2026年)7月18日 土曜日
夏休み最初の土曜日、田能資料館で開催された「石の鏃(やじり)をつくってとばそう!」を見学しました。会場は園田地区の北に位置し、30℃を超える暑さにもかかわらず、会場は多くの参加者でいっぱいになりました。毎年開催される石や鏃やまが玉づくりなどの「古代のくらし体験学習会」は、いつも定員を上回る応募があるほどの人気だそうです。
はじめに、こども達へ今回の学習会の先生やスタッフの紹介がありました。講師を務めるのは、元兵庫県立考古博物館の藤田先生。こども達の目の前で石をわりながら石の鏃をつくっていきます。弥生時代は、石で道具を作る最後の時代。今回は、弓矢の先端に取り付ける石「鏃(やじり)」について学び、サヌカイトという石を使って鏃を作ります。
サヌカイトは尼崎では採れませんが、田能遺跡からは、この石で作られた石器が数多く見つかっています。では、弥生時代の人々は、いったいどうやってこの石を運び、手に入れたのでしょうか?情報があふれる現代なら、欲しいものを注文すれば、翌日には自宅に届く便利な流通システムがあります。でも、今のような情報、交通や流通の仕組みがなかった時代、人々は欲しい石をどのように探し、手に入れていたのでしょう。残念ながら、その詳しい方法はまだよくわかっていないそうです。
次に、先生がサヌカイトを鏃ほどの大きさに割っていきます。その石をちょうどよい形に整えるため、こども達は固い鹿の角を使って、さらに石を割っていきます。鏃の形は三角形やハート型、涙型などさまざま。こども達は自分の好きな形を石に赤ペンで描きますが、赤い線に沿って割るのはなかなか細かな作業です。慎重に進めても、思いがけないところで割れてしまうこともあります。先生は一人ひとりの作業を見守りながら、やさしく声をかけたり、手を添えたりしてサポートしてくれました。完成した鏃を細く長い篠竹にくくりつけ、反対側に矢羽を差し込めば、いよいよ弓矢の完成です。
さあ、いよいよ狩りへ出発です。資料館前の史跡公園に出ると、鹿や猪、うさぎなどの動物パネルが並んでいます。弥生時代の人々が食べ物を得るために狩りをしていたように、こども達も一斉に並び、野生の獲物を狙って矢を放ちました。暑い日差しの中、こども達はじっと獲物を見つめ、力いっぱい弓を引いて的を狙います。最初はなかなか命中しなくても、バン!と的に当たる音や、矢が遠くまで飛んでいく様子が見られ、こども達は大喜び。何度も真剣に挑戦していました。
最後は、命中したパネルの点数を合計して、狩りの成果を発表します。見事、高得点を獲得した優秀な狩人には記念品が贈られ、楽しかった今日の「狩り」は無事終了です。古代の人々のくらしに欠かせなかった道具作りや狩りを、わくわくしながら体験することができ、長い夏休みのすてきなスタートになりましたね。
国指定史跡の田能遺跡は、園田地区の北側、猪名川沿いに広がる弥生時代の集落・墓地跡です。田能資料館では、遺跡から出土した貴重な遺物を収蔵・展示しています。また、屋外の史跡公園には、弥生時代の竪穴住居や高床倉庫などが復元されており、「日本の歴史公園100選」にも選ばれています。皆さんも田能資料館を訪れて、古代の人々のくらしに思いをはせながら、遠い昔から続く歴史のロマンを感じてみてはいかがでしょうか。



打ち水大作戦inあまがさき2026 「プラザde打ち水・縁日」園田東生涯学習プラザ

令和8年(2026年)7月12日 日曜日
連日30℃を超える暑さが続き、今日も蒸し暑い一日となりました。今では室内でエアコンを使うことが当たり前になりましたが、この日は園田東生涯学習プラザで、昔から受け継がれてきた暮らしの知恵「打ち水」をみんなで体験する「プラザde打ち水・縁日」に参加しました。主催はあまがさき環境オープンカレッジ実行委員会、尼崎市環境創造課です。
「打ち水」は、庭先や玄関先に水をまく日本の伝統的な習慣です。夏の暑さをやわらげ、涼を感じることができる、シンプルで環境にもやさしい方法です。尼崎市では、温暖化が進む地球環境について私たちにできることを考えるきっかけとして、「打ち水大作戦inあまがさき2026」を7月から8月にかけて市内6地区で開催します。
CSWは暑さ真っ盛りの午後3時過ぎに会場に到着。室内は地域で活動する団体や事業所のみなさんによるブースが並び、縁日のような雰囲気の中で、遊びや学びを楽しむことができました。バルーンアートや手作りおもちゃ、竹の水鉄砲づくり、細長いかたつむりやクワガタに実際に触れるコーナーなど、こども達が夢中になる催しがいっぱいです。さらに、地元消防団のみなさんによる救命処置(心臓マッサージ・AED)の体験や、毛布と2本の棒で作る簡易担架の実演も行われ、防災についても学ぶことができました。
続いて、こども達に地球温暖化について考えてもらうため、「2100年未来の天気予報」が紹介されました。普段の暮らしの中で、知らず知らずのうちに多くのCO₂を排出していることや、気温の上昇が暮らしに与える影響、どんな行動がどれくらいのエネルギーを使うのかを、数字やお金にたとえながらわかりやすく学びます。こども達は元気よく答えながら、水道を出しっぱなしにしないことや、使わない電気製品のコンセントを抜くことなど、身近な暮らしの中でできる工夫を知りました。今日からすぐに実践できそうですね。
そして、いよいよ少しでも涼しく過ごすための工夫「打ち水」の時間です。今回使われた水は、プラザの雨どいを流れて集まった雨水を消毒して再利用したものだそうです。参加者はプラザを出て北側の広場へ移動しました。そこにはCO₂を排出しない電気自動車も展示され、ボンネットを開けて中を見せてもらいました。、自動車メーカーでは、電気自動車だけでなく、水素自動車やハイブリッド車などの開発にも取り組んでいることが紹介されました。
さあ、いよいよ「打ち水隊長」の掛け声とともに、みんなで水をまきます。ここでちょっとした実験で、アスファルトと草地の両方に水をまきます。こども達は最初こそバケツから柄杓(ひしゃく)でそっと水をまいていましたが、突然現れた謎の馬のマスク(職員さんのマスク変装)が登場すると大盛り上がり。笑顔いっぱいで背中をめがけて水をかけ、気がつけば地面はすっかり水で潤っていました。最後に「打ち水隊長」の合図で終了、地面の温度を測ると、アスファルトも草地も打ち水前より5℃も低下していました!思っていた以上の冷却効果に、会場からは驚きの声が上がりました。
こども達にとって、昔から伝わる生活の知恵に触れながら、地球温暖化や環境について楽しく学ぶことができる、貴重な一日となりました。
「打ち水大作戦inあまがさき2026」は、順次各地区でスタート。次回は7月27日(月曜日)に大庄北生涯学習プラザで「みんなで楽しく打ち水!~水てっぽうをもって集まれ~」が開催される予定です。お近くの方はぜひ打ち水を体験してみてください。

実際に持ち上げてみます。




地域支援ルーム かしの木MaGoKoRo-N

令和8年 (2026年) 6月30日 火曜日
6月のまさに最終日となるこの日、先週末までの梅雨らしい雨ばかりの天気から一転して、日差しのある蒸し暑い日となりました。午前中に中央北生涯学習プラザ近くにある「かしの木MaGoKoRo-N」でベビーマッサージ教室が開かれると聞きお伺いしました。部屋に入ってまず目につくのは、壁一面に掲げられたたくさんの絵本です。すべての本が表紙の絵と題名が目に入るように置かれています。予約制・3組限定の少人数開催とのことで、すでに2組の親子さんと保育士さん2名が歓談していました。月齢が4カ月の男の子と1歳の女の子で、それぞれ寝返りができるようになった頃とつかまり立ちができるようになった頃です。2人とも心なしか緊張していて、少しでもお母さんから離れるのを不安がっているような面持ちでした。
部屋を移動してベビーマッサージが始まりました。マッサージは体をほぐすことで体内の血流をよくするために行うものですが、乳児向けのベビーマッサージは、お母さんが家事や育児中心の生活を忘れてリラックスできる環境を作り、赤ちゃんと1対1で向き合うことで、赤ちゃんもお母さんを独占できるという安心感が与えられるスキンシップの方法だということです。
決まりごとは多くなく、体を上から下に向けて流すように優しくなでるだけで十分。手足の指先はしっかりもんであげること。寝転んでも起きていてもどんな体勢でもいいので、1日5分でもマッサージをしてあげたらいいそうです。緊張していたお子さんたちも落ち着いてきたのか気持ちよさそうな表情になっていました。マッサージをしていたお母さんも「(こどものやわらかい肌を触ることで)自分も気持ちよくなってきた。」と話していました。
マッサージの後は、そのまま保育士さんも交えて、子育ての悩みや疑問などについての情報交換の場になりました。第1子のお母さんは、すべてが初めてづくしでどうしていいかわからないときがあるというと、第2子のお母さんがご自分の体験を話したり、保育士さんがアドバイスをしたりという風に、少人数ならではの穏やかな時間が流れていきました。保護者の方が自分の気持ちを語り、周りの人が受け止めて寄り添ってくれることで、その方は肩の荷が下りたように気持ちが楽になったと明るく落ち着いた表情に変わっていました。また、二人目の子育てになるとまあいいかという気持ちで(一人目よりも)余裕が出てくると話しながら、我が子の遊ぶ様子を笑顔で見守っている姿が印象的でした。
かしの木MaGoKoRo-Nは毎週火曜日と木曜日の午前10時から正午まで開放しています。保育士さんによる手遊びや絵本の読み聞かせ、育児相談など来られた親子の皆さんに応じて柔軟に対応していただけそうです。開放日は予約不要ですので、親子で普段の忙しい生活から逃れてゆっくりまったりした時間を過ごしに、気軽に立ち寄ってみてください。




あみんぐステーション

令和8年(2026年)6月19日 金曜日
梅雨の気配が濃くなり、雨が降らなくても蒸し暑さを感じる日が続いています。今日は午後から、JR尼崎駅の北側すぐにある住宅街の一角、「あみんぐステーション」にお邪魔しました。黄色い壁が目印の平屋のお家はひと目でわかり、入り口にはベビーカーや親子乗り自転車が並んでいます。外の蒸し暑さも、中に入るとすっかりやわらぎ、たくさんの親子がいらっしゃいました。
CSWが到着すると、二人のこども達がベビーゲートのところまで迎えに来てくれました。「こんにちは!」とお辞儀をすると、にこにこと笑顔を返しながらぺこり。「ありがとう!」と手をたたいて喜ぶと、同じようにぱちぱちと小さな手をあわせてくれました。ちょうどまねっこ遊びが楽しい時期ですが、その愛らしい歓迎ぶりに、CSWもすっかり心をつかまれてしまいました。
同じ年頃の3人はとても仲良しです。お互いが気になって近づいたかと思えば、それぞれ別の遊びに夢中になったり、かまわれるのが嫌で泣いていたり、また一緒に遊び始めたり。小さなこども達ならではの豊かなやり取りを見せてくれます。
また、いつもは部屋の中を「ずりばい」(お腹をつけたまま腕や足の力で進む動作)しているこどもさんが、この日はママの隣でちょこんと座り、おもちゃを手にしながら周りをじっと観察していました。少しだけお兄さん、お姉さんのこども達の様子に圧倒されながら、「さて、どうしようかな?」と心の中で作戦を練っていたのかもしれません。
お母さん達もこども達を見守りながら、おしゃべりを楽しんだり、地域の情報交換をしたりと、それぞれの時間を過ごしています。そして、自分たちのペースやタイミングで帰路につかれていました。
スタッフの方のお話によると、こども達が入所や入園をした後も参加してくれることもあり、その成長を見守れるのだそうです。まるで実家に立ち寄るような安心感があるからこそ、自然と足が向くのですね。また、気になることや困りごとがあれば、スタッフが相談に応じるだけでなく、お母さん同士が経験や知恵を持ち寄れるような場づくりも大切にされています。現役の先輩ママから聞けるリアルな情報は、とても心強いもの。同じ地域で暮らすからこそ、日常生活に役立つヒントや子育ての知恵が見つかります。
「あみんぐステーション」は水・木・金曜日、そして土日も開所しています。時間は午前10時から午後3時まで連続でオープン。休日に利用できる「つどいの広場」は珍しく、こどもが慣れ親しんだ場所でお父さんと過ごし、その間にお母さんが買い物や用事へ出かけることもあるそうです。こどもにとっていつも安心できる場所であり、スタッフの方も見守ってくださるので、お父さんも気負わず親子の時間を楽しめますね。
また、「一時預かり事業」も実施しており、保育士などの専門職の方がこども達のお世話をしてくださいます。予約制となっていますので、詳しくはお電話(06-6435-8320)でお問い合わせください。
さて、今回の訪問では、参加者の皆さんに尼崎市子どもの育ち支援センターの事業「24時間子育てAIチャット相談」をご案内しました。人には話しづらいこと、いろんな問題が重なって頭がいっぱいになってしまう時など、気軽にこちらのAIにお話してみませんか。話す中で気づくこと、わかること、心が少し楽になることがあります。この傾聴型AIを活用した事業は、実証事業で、令和8年8月14日まで利用できます。24時間対応していますので、ぜひ一度AIの「あかり」さんにお話してみてください。



ムコムコライブ@小さなわが家

令和8年 (2026年) 6月17日 水曜日
皆さんは武庫川のご当地アイドルをご存知でしょうか。 歌って踊って芝居もする4人組の「ムコムコ」です。阪神武庫川駅から徒歩圏内にある武庫川KCスタジオを拠点に活動をしています。今日は、大庄元気むらで活動をしているこども食堂「小さなわが家」さんでライブをするという話を聞き訪問しました。小さなわが家は毎月第3水曜の午後5時からカレーを提供しているこども食堂で、こども好きなムコムコのメンバーさんがカレーを食べに来たことがあるそうです。そのことがきっかけで、今回のライブ開催につながったようです。
CSWが訪問した時は、すでにたくさんの親子さんが集まって、カレーを食べていました。ボランティアスタッフとして、地域の方々のほかに武庫川女子大学ボランティアサークルの皆さんも毎回手伝いに来てくれているので、会場内は、ライブ開始前からにぎやかな雰囲気に包まれていました。
ライブは午後6時30分からスタートしました。まずは、尼崎市発祥の忍者アニメの主題歌を大庄バージョンに変えての歌から始まり、ムコムコオリジナル曲や今流行りのアイドルのカバー曲も披露してくれました。開始当初は、最前列に数人のこども達が小さな椅子に座っているだけだったのが、曲が進むにつれて前に来るこども達の人数が増え、メンバーのダンスに合わせてこども達も同じ振り付けで踊ったり、忍者ショーの時間には、忍者になったメンバーの皆さんを見ながら忍者になりきったこども達も一緒に飛び跳ね、保護者の皆さんもメンバーや我が子の様子を写真に収めたりと大盛り上がりでした。最後はムコムコオリジナル曲の「武庫川駅」という歌でライブが終了となりました。どこまでも地元愛にあふれたムコムコさんのライブを堪能することができました。
小さなわが家さんでは、時折このようなコラボレーションイベントを開催されていますので、次はどんなイベントが開かれるのかが楽しみです。また月1回の定期開催時は利用される方に食事と居場所を提供するだけではなく、家庭で不要になったこども服やおもちゃなどを集めて「持ってって会」も同時開催しています。この日は大きなドールハウスがあり、早速気に入ったこどもさんが抱えていきました。服もおもちゃも掘り出し物があるので、こども食堂に来る楽しみの一つとなっています。




つどいの広場 わらべ

令和8年(2026年)6月5日 金曜日
阪急園田駅の北側には、にぎやかな商店街が広がり、個性豊かな個人商店や飲食店が軒を連ねています。通りには多くの人が行き交い、あちらこちらで立ち話に花を咲かせる姿も見られ、どこか懐かしい商店街の温かな雰囲気が感じられます。すぐ近くには市立園和小学校があり、地域全体でこどもたちを見守っているような親しみ深さも伝わってきます。その一角にあるのが「つどいの広場 わらべ」です。
今日は「ママのためのハンドトリートメント」の開催日。午前10時から始まり、次々と親子が訪れました。いつも親子でにぎわう「つどいの広場 わらべ」ですが、この日はママたちへの“自分へのご褒美”。一人ひとりにハンドマッサージが行われます。その間、同じ部屋でスタッフがこどもたちを見守ってくれるので安心です。ママがそばを離れて寂しくなっても、マッサージ中のママの近くで過ごすことができます。おもちゃ遊びに夢中になっているこどもや、スタッフに抱っこされてご機嫌なこどももいて、CSWも一緒に遊ぶうちにすっかり仲良しになりました。
スタッフはハンドマッサージをしながら、子育てのことや日々の出来事など、一人ひとりの話に丁寧に耳を傾けていました。こどもと過ごす時間はかけがえのないものですが、ほんのひとときでも大人同士で言葉を交わせる時間は心がほっとするものです。そばに漂うアロマのやさしい香りに包まれながら、いつもとは少し違う気分を味わえる。そんな時間が、気持ちをやわらかくしてくれるようでした。
さて、「つどいの広場 わらべ」には、おもちゃがたくさんそろっています。木のぬくもりが感じられるおもちゃやままごとセット、手作りの絵変わりボックスやシャカシャカボトルなど、年齢に合わせて楽しめるものばかりです。また、絵本や保護者向けの育児書も手に取りやすい場所に置かれています。まだ一緒に遊ぶ年齢ではなくても、ほかのこどもが遊ぶ様子をじっと見つめたり、興味を持って少しずつ近づいていったりする幼児の姿も見られました。
「つどいの広場 わらべ」は月曜日から金曜日まで、午前の部(9時40分~12時10分)と午後の部(12時50分~15時20分)に開所しています。
また、一時預かりも予約制で受け付けています。
今月25日(木曜日)には「亀井先生の歯のお話」が開催されます。乳歯のことや歯みがきについてなど、気になるお話を聞くことができます。参加費は無料ですので、この機会に気軽に相談してみてはいかがでしょうか。その他の毎月のイベントについては、「わらべだより」やInstagramをご覧ください。






キュリオスキッズ ―ALFALINK尼崎まちびらきフェスタ―

令和8年(2026年) 5月31日 日曜日
昨秋、尼崎市内の阪神エリアに大規模多機能型物流施設「GLP ALFALINK 尼崎」が誕生しました。今日はその施設で地域の皆さんと一緒に楽しむイベントが開かれました。 ステージ、スポーツ、体験型の各イベントだけでなく、縁日、カフェやキッチンカーなども集まりました。
こどもから大人まで楽しめるワークショップもいくつか開かれ、その中に親子遊び教室「キュリオスキッズ」がありました。元小学校教諭のキムテリョン氏が主催するワークショップで、親子またはこども同士で様々なアクティビティーをします。キム氏は遊びの持つ力を伝えています。遊びの場面は、一人で頑張る、仲間と頑張る、親子で頑張るなど、いろんな体験をすることで、想像力・コミュニケーション力・自己肯定感など未来を豊かに生きる力を育むことができるといいます。遊びの中でたくさんの価値観も育まれるので、こどもと遊びながら学ぶ機会を体験してほしいとの思いで活動されています。今回は1回1時間の教室が3回開かれました。事前申込制を取っていましたが、空きがあれば当日参加も大丈夫とのことで、飛び入り参加の親子もいました。外は暑かったのですが、室内は冷房が効いていて快適に過ごすことができたのですが、10組程度の親子が集まって、室内を動き回るので、参加者の皆さんは、終わる頃には汗をかいた状態でした。
教室の会場となったのは施設内の共用部にある「レンタルスペース アルコガーデン」です。ふらっと集える交流スペースとして原則5人以上の団体(成人1人含む)であれば、無料で利用することができます。80畳ほどのフローリングの床は段差がなく、空調が完備されていました。会場の端には絵本・おもちゃ、おむつ替え台などが備品として常備されていました。そのほか、ミーティングの場としても利用できるように机と椅子、プロジェクター、モニター、ホワイトボードなどの備品もそろっています。休館日は年末年始のみで利用可能時間は午前9時から午後9時までと、利用区分はありますが一日利用することができます。予約は専用フォームを使って可能です。予約の仕方や利用についての詳細は尼崎市大庄地域課にお問い合わせください。
GLP ALFALINK尼崎は物流ビジネスの拠点であるだけではなく、地域の防災拠点や住民の憩いの場としても利用できます。公園や広場、スポーツコート、カフェテリアなども併設し、すぐ近くには大型商業施設もありますので、普段でも一日十分に楽しめそうです。ぜひ一度足を運んでみてください。




第42回 尼崎こども相撲教室

令和8年(2026年) 5月30日 土曜日
阪神尼崎駅南側に位置するサンシビック尼崎(中央南生涯学習プラザ)には、市内唯一の常設の土俵があることをご存知でしょうか。この場所で5月最後の週末、夏のような気温の中「尼崎こども相撲教室」が開かれました。休日の朝9時30分開始という時刻にも関わらず、5歳児から小学校6年生までのこども達が保護者の皆さんと一緒に会場となる相撲場に集まりました。受付を済ませたこども達は衣服の上からまわしをつけました。中には力士のように服を脱いだまわしだけの男の子もいました。女の子の参加者も数名いました。稽古や実演をしてくれるのは、報徳学園相撲部に所属する部員から選抜された高校生部員5名の皆さんです。
簡単な準備運動の後、相撲で行う基本トレーニングの実演と練習を行いました。まずは四股を踏みます。腰を落として左右の足を交互にあげるのですが、つま先を外に向けて腰を落とすのがポイントだそうです。相撲部の監督さんがポイントを伝えながら、部員の皆さんは手本を示したり、こども達のサポートに入ってくれました。こども達は足を上げるのが大変そうで、ゆっくりと四股を踏むのは思ったよりも難しそうです。その後も腰割、伸脚、すり足 股割と続いていきましたが、体がまだまだ柔軟な小学生までのこども達は、一つひとつの繰り返しの動作を指導に従って真似ていきました。
そして、実際に高校生部員の皆さんとぶつかり稽古をやってみました。まずは1対1で始まりましたが、こどもが部員さんに歯が立つわけもなく、1対2から1対3、最後は1対5でこども達が部員に向かっていくと、なんとか部員さんを押し出すことができました。
最後には、参加したこども達同士で対戦をしました。見学している保護者の皆さんも我が子の応援だけでなく、ほかのこども達の対戦にも温かい声援や惜しみない拍手を送ってくださるなど、一番の盛り上がりとなりました。参加したこども達は部員さんとのぶつかり稽古でも、こども同士の対戦でも正面からぶつかったり、背中を見せたり、足を持ったりなど、様々なスタイルで挑んでいましたが、どんな対戦でも最初と最後は礼に始まり礼に終わることを徹底して指導していたことが印象的でした。
こども相撲教室の終了後には、午後から同じ場所で「わんぱく相撲大会」が開催となっていました。教室に参加したこども達のほとんどはそのまま大会にも出場したようです。教室で学んだことが試合で発揮できればいいですね。相撲教室も大会も年に1度の開催となっています。長く続いている教室なので、来年も同じ場所で開かれるのを楽しみにしたいですね。




つくしっこ フリースペース

令和8年(2026年) 5月20日 水曜日
5月に入ってから夏を感じる暑さになり、半ばを過ぎると気温が30度になる夏日が続くようになりました。この日も午前中から気温がぐんぐんと上がり汗ばむ中、武庫地区にある児童発達支援事業所つくしっこ園が運営している「つくしっこひろば」を訪問しました。建物は住宅街の一角に位置し、玄関で靴を脱ぐと2階の「ひろば」に案内されました。手洗いを済ませ入室すると南東の2面に大きな窓があり、板張りの床に陽光が射し込む明るいお部屋が目の前に現れました。床や家具の木目が印象的な木の温もりを感じられるお部屋です。児童発達支援事業所は心身の発達が緩やかで、何らかの援助が必要な就学前のこどもが通う施設ですが、こちらの園では、事業所を「ひろば」として開放し地域に住む親子の皆さんにも気軽に利用してもらえるような取り組みをしています。
今日はその1つである「つくしっこフリースペース」の日です。毎週水曜の午前9時30分から午前11時まで、開室時間内であれば予約せずに好きな時間で利用ができます。おもちゃや絵本があり親子で自由に遊べます。また保育、子育ての専門職スタッフが常駐しているので、一緒に遊ぶこともできます。保護者の方はこどもが遊んでいるのを見ながら、子育ての悩みや心配事なども相談することもできます。こども向けの大きな公共施設とは違い、数組が来ればいっぱいになる小さなスペースなので、専門職スタッフが見守りながら親と子がじっくりかつゆったりと過ごすことができる場所になっています。訪問時は、顔なじみの近所に住む2児を連れた保護者の方が、スタッフの方とお話をしながら、一緒に遊ぶ様子が見られました。継続的に利用することで、スタッフと保護者の距離が近くなり、良い関係性が築けそうです。
その他に、概ね月1回の土曜日に「おやこあそびの会」も開かれ、季節ごとのイベント、絵具遊びやクッキングなど各回のテーマを決めて行っています。活動内容によっては材料費がかかる場合もあるので、実施日や内容については、お気軽にお問い合わせください。
普段から育児や家事の両立で何かと忙しい時でも、親子でここに来れば、ほかの親子やスタッフの皆さんとの交流を通して、おおらかな気持ちで子育てに向き合えると思える場所になればというのが運営しているスタッフの皆さんの思いです。ぜひつくしっこひろばに来て親子でゆったり過ごしませんか。


しんぐるまざあず・ふぉーらむ・尼崎

令和8年(2026年)5月17日(日曜日)
武庫之荘駅南側にある「尼崎市女性センター・トレピエ」は、女性の自立や社会参加を支援する施設です。さまざまなイベントや講座も開かれており、駅から近く便利な場所にあります。東側には大井戸公園があり、バラ園やこども広場を訪れる人たちでにぎわう通り沿いです。
ここで月に1回ほど交流会を開いているのが「しんぐるまざあず・ふぉーらむ・尼崎」。プログラミングやこどもの学習支援、暮らしに役立つセミナーなどを行っていると聞き、日曜日の午後に見学へ行ってきました。
「しんぐるまざあず・ふぉーらむ・尼崎」は、ひとり親家庭の当事者団体です。シングルマザーやプレシングルマザーの親子が孤立せず、仕事や子育て、将来への不安などを相談しながら、お互いに支え合って活動されています。
今回は、その中のひとつである「Kidsプログラミング学習&学習支援」を見せていただきました。
先生は元教諭の方と大学生のアシスタントの方です。まず最初に、ホワイトボードにその日の予定を書き出します。学年の違うこどもたちは、それぞれ「作文を書く」「漢字ドリルをする」「プリントを何枚仕上げる」など、自分に合った内容に取り組みます。
先生方は、一人ひとりの個性や集中力を見ながら、最後まで頑張れるようやさしく声をかけていました。そして勉強が終わると、お楽しみの時間です。ボードゲームやスリーゲーム、トランプ等のシンプルなゲームをします。一人ひとりの時間や選択を尊重しつつ、少しのリラックスタイムとなります。
となりの部屋では、プログラミング教室も開かれていました。今日参加したこどもは初めてということで、まずはゲームを楽しんでいました。
プログラミングの先生によると、最初は簡単なゲームで遊びながら、「自分でも作れるんだ」という興味を持ってもらうことを大切にしているそうです。今は難しいコードを打ち込むだけではなく、視覚的に楽しみながら「論理的思考力」や「問題解決能力」を育てる学び方が増えているとのことでした。
パソコンやタブレットは持参もできますし、貸し出し用も用意されています。
別室では、お母さんたちのおしゃべり会も開かれていました。和室で座卓を囲みながら、笑い声が聞こえたかと思えば、時には真剣な話し声も。安心して話せる居場所になっていることが伝わってきました。
「しんぐるまざあず・ふぉーらむ・尼崎」では、シングルマザーやプレシングルマザーのこどもを対象に、概ね毎月第3日曜日の13時頃から学習支援やプログラミング学習を行っています。参加費は無料で、初心者や初めての参加も歓迎とのことです。
お母さんたちの経済的な負担を少しでも減らし、すべてのこどもたちに学びの機会を届けたい――。そんな思いから生まれた、あたたかい活動だと感じました。
このほかにも、参加者への食品配付や、親子で楽しめる野外活動なども行われています。
開催日の確認や詳しくは、チラシのお問い合わせ先にご確認ください。
そのだのこそだてテラス

令和8年(2026年) 5月15日 金曜日
今日は、猪名寺にある幼保連携型認定こども園「夢の園」の園庭にお邪魔しました。
いつもはこども達の元気な声が響く園庭で、午後1時から「そのだのこそだてテラス」が開催されました。「夢の園」と園田地域課の共催で行われたこの催しには、地域で子育て支援に関わる方々が集まり、園田地域の子育てについて語り合いました。「ちょっと話してみたい」「少し相談してみたい」そして「これからの子育てや地域の未来について考えてみたい」――そんな思いを気軽に持ち寄れる場です。
と聞くと、少し堅い会議を想像するかもしれませんが、実際の会場は「食べて!しゃべって♪楽しんで!」のチラシの言葉どおり、笑顔あふれるあたたかな雰囲気。会場にはさまざまなブースが並び、彩り豊かでおしゃれなお弁当やスイーツが来場者を迎えていました。懐かしさを感じるリンゴ飴は食べやすくカットされ、この季節ならではのりんごの甘さを楽しめる新しい味わいに。手作りのお弁当や、4種類の味を一度に楽しめる焼きたて団子、具だくさんのおにぎり、クッキーやドーナツなど、心のこもった品々が並びます。
また、CSWがアイスコーヒーをいただいたブースでは、作業療法士と言語聴覚士の資格を持つご夫婦が出店されていました。美味しい飲み物を楽しみながら、こどもさんの成長や発達についても気軽に話ができる、そんな安心感のある交流の場となりました。
美味しい食事とおしゃべりを楽しむなか、参加者全員でのトークタイムが始まりました。進行を務めたのは、あま咲モーニングでおなじみの武田康子さん。参加者一人ひとりの声に丁寧に耳を傾けながら、自然と話しやすい明るい空気を作ってくださいます。
会場では、「今どきのパパが参加しやすい運動会の競技や出し物は?」「ふたご・多胎児の子育て」「地域の子育て支援の場に来られないお母さんへ、どう情報を届けるか」「あま咲コインの利用」など、さまざまな話題が挙がりました。さらに、「孫育てとの向き合い方」や「子育てにどう関わっているか」といった、世代ごとの価値観の違いや時代の変化から生まれる戸惑いについても、率直な声が交わされました。
立場や年齢、所属する事業所が異なる参加者同士が、普段の思いを語り合う時間。そのなかから、「こんなことができたらいいね」という新しいアイデアやつながりが生まれていきそうです。
次回の「そのだのこそだて」は7月に開催予定です。子育て支援に関わる皆さん、ぜひ参加してみませんか。




にじっ子夕やけ食堂

令和8年(2026年)5月13日 水曜日
今日は暖かな日差しが広がっていましたが、午後になると突然、雹(ひょう)が降り出し、思わず驚くようなお天気となりました。すぐに雨雲は去り、午後4時ごろにはまた日差しがもどり、ちょうどこども達が学校を終えるころ、「にじっ子夕やけ食堂」が始まります。会場は園田地区にあるコープ園田店の集会所。毎月第2水曜日の午後4時から6時まで開催されています。こどもは無料、大人は300円の参加費です。
すぐ東側には園和小学校があり、毎月たくさんの小学生が訪れます。オープンからすでに9年が過ぎ、この間にはコロナ禍でのお休みもありましたが、再開後も変わらず、多くのこども達でにぎわうこども食堂です。コープさんの集会所は広々としていて、テーブルがずらりと並び、多くのこども達が参加でき、調理場も使いやすく整っています。
メニューは、こども達に人気の定番カレー。配膳台には大きな炊飯器とカレー鍋が並び、ボランティアスタッフさんが「ごはんはこれくらいでいい?」と声をかけながら盛り付けてくれます。こども達は友達同士で誘い合って来たり、ここで待ち合わせをしたり、まるで顔なじみのお店のような雰囲気です。スタッフの方々もすっかり顔見知りで、やさしく声をかけてくれ、学校での出来事や日々の何気ない会話が自然と広がっていきます。
今日はSSW(スクールソーシャルワーカー)さんや学校の先生も来てくださり、こども達とおしゃべりをしながら、ゆっくり様子を見守っておられました。学校とはまた違う場所で見せる、こども達の表情や過ごし方も大切にされているのですね。
ここには、こども達だけでなく親子連れの姿も多く見られます。ゆっくり食事を楽しみながら親子で過ごす人、お母さん同士で会話に花を咲かせる人など、大人も気軽に立ち寄れる温かな居場所になっています。
さて、ここでひとつ印象に残ったエピソードを。いつもCSWがブログ用の写真を撮るのですが、「市のホームページに載せる写真を撮ってもいい?顔は写さないけど、いやだったら言ってね」と声をかけました。多くのこども達は笑顔を向けてくれますが、ある子は「顔が写ってなくても、服でわかるよ。でも今回は特別にいいよ」と話してくれました。また、「うーん、いや」とはっきり自分の気持ちを伝えてくれるこどももいました。自分の意思をきちんと大人に伝えられること、そしてSNSとの向き合い方をしっかり学んでいることに、頼もしさを感じました。いやなことには「いや」と言えること――それは大切にしたい「こどもの権利」のひとつですね。
そんな頼もしいこども達が集う「にじっ子夕やけ食堂」は、地域の方々や学校、社会福祉協議会園田支部、コープこうべなど、多くの団体が連携しながら活動を支えています。安心して過ごせるこどもの居場所は、小学校を卒業し、中学生、高校生になっても、帰ってこられる場所なのかもしれません。



尼崎市立大島幼稚園

令和8年 (2026年) 5月1日 金曜日
令和8年度から市立幼稚園での3年保育(武庫、園和北は2年)、一時預かり保育の時間延長(朝は午前7時半から夜は午後7時まで)、特別な支援が必要な幼児の受入人数の拡充を実施しています。その中の一つである大庄地区にある大島幼稚園を訪問しました。
この日は未就園児が保護者同伴で保育が体験できる「ふれあいランド」があり、リトミックをするとのことで、前半は未就園児と保護者、3歳児クラスの回、後半は4歳児と5歳児のクラスの回を見学させていただきました。リトミックはピアノの伴奏に合わせて、講師の先生と一緒にこども達が体を動かしたり、会場内を歩き回ったり、時には走り回ったりできるので、園児さんにも、地域の未就園児親子さんにも人気のプログラムだそうです。
講師の方は歌に合わせて手遊びや体操をしたり、リボンやイースターエッグ、小さな腰掛などの小道具を使いながら創意工夫を凝らしたプログラムを展開していきました。こども達の元気な声も遊戯室に響き渡り、みんなが少し汗ばむくらいに体を動かすことができ、あっという間に楽しい「ふれあいランド」の時間は過ぎていきました。
市立幼稚園では、このほか園庭で遊んだり、制作活動を体験できる「わくわくランド」も実施しています。特に大島幼稚園では、今年度は未就園児の親子さんに向けてわくわくランドやふれあいランドのほかに様々な取り組みを行う予定です。こちらの幼稚園は保健所から離れていることもあり、毎月こどもの身体測定を行い、幼稚園の先生方がお子さんのことや子育てについての相談にも対応してくださいます。園内に絵本の部屋があり、登録してもらえれば開園時間にいつでも来園して絵本の貸し出しができるようにされるとのことです。また大島小学校区にあるほかの幼稚園や保育所など5つの就学前施設と大島小学校を含めた6カ所で「大島校園所会」を作り、児童と未就学児の交流や定期的な会合など、こども達がスムーズにかつ安心して小学校に就学できるよう相互連携を図っています。幼稚園の園庭には、たくさんの草木が植えられており、その中にレモン、みかん、ぶどう、キウイなどの実のなる木もあり、さながら小さな果樹園のようです。この日は丁度サクランボが収穫できる状態だったので、先生方が収穫して参加した親子さんに持ち帰ってもらったり、園児のみんなで収穫して食べたりするそうです。
わくわくランドやふれあいランドを始め、園独自でも様々な取り組みを行っている大島幼稚園では、元気で明るい先生や園児の皆さん一同で地域の未就園児の親子さんが遊びに来てくださるのを心待ちにしているとのことです。ぜひお気軽に幼稚園を訪問して先生や園児の皆さんとの交流や保育を体験しに来てみてください。



BBQ ODA OUTDOOR EVENT バーベキュー小田アウトドアイベント

令和8年(2026年)4月25日 土曜日
小田南生涯学習プラザでバーベキュー(以下BBQ)が開催されると聞き、都会の中でのBBQするのはどんな感じかな?と思い、参加してみました。このイベントは尼崎市立ユース交流センターと、尼崎市立美方高原自然の家とちのき村のコラボレーションで、さらに小田地域課の協力を得て、プラザ1階の屋外スペースで行われました。
参加者は、まず2階の実習室に集まり、皆で顔合わせとアイスブレークを行いました。3つのグループに分かれてカードゲームをし、初対面のはずなのに、少しだけ打ち解けた気分になれました。次に、とちのき村の所長さんから、BBQの準備に必要な木材や薪割り、火起こし、炭への着火方法などについてお話を聞きました。そして実践の時間です!
1階にはすでにBBQに必要な道具が整えられていましたが、所長さんは「さあ、どうやってやるか、自分たちで考えてみてください。わからなければ聞いて下さい。」と言って、参加者を促しました。最初は見慣れない道具にちょっと戸惑いましたが、こども達は何となく巻き割り機に木をセットし、ハンマーでトントンと上手に割っていきます。だんだんと、グループで協力しながら、木を細かくしたり、半分にしたりし、どんどん自分たちで動き始めます。木をどう並べると燃えやすいか、所長さんの説明を参考にしながら、大小さまざまな木をBBQコンロに上手に配置していきます。
そして、いよいよ火起こしの時間。今日はライターや着火剤を使わず、火花や摩擦を利用して火をつける、少しワイルドな方法です。何度も挑戦してみるものの、こども達は腕が疲れ、火花がなかなか出ません。でも、ついに火がつくと、歓声が上がりました!その後も、薪の追加や炭への着火をスタッフのサポートを受けながら進め、しっかりとコンロで火が燃えてきました。
いよいよお楽しみのBBQです。まず最初に、焼きマシュマロに挑戦。外がこんがり、内側がとろりとした食感で、次々とマシュマロを串に刺して焼き上げていきます。その後、フランクフルトやお肉、野菜が網の上に並べられ、あつあつのごちそうが次々と出来上がりました。さらに、お米と水を小袋に入れて、コンロの火にかけた鍋のお湯に入れると、鍋を汚さずに美味しいご飯が炊き上がりました。「うん、これも美味しい!」と、評判でした。BBQ用具を使いこなせれば、防災にも役立つスキルになりますね。
春の風を感じながら、外で食事を楽しむ時間はとても開放的で、テーブルを囲んでのおしゃべりが弾みました。残念ながら、終わりの時間が来てしまい、椅子やテーブル、道具やゴミをみんなで片づけ、再び実習室に戻りました。
最後は、ひとりひとりが今日の感想を伝え、所長さんからの締めの挨拶がありました。今日は、こども達が自分で考えて行動し、初めて会った仲間と協力して、貴重な経験を積むことができました。
さて、尼崎市立美方高原自然の家では、この夏にこども達向けのキャンプイベントをたくさん準備しています。川遊びや海遊び、ご飯作りなど、ちょっとワクワクするような体験をしてみませんか。





そのっこ夕焼け食堂お別れ会

令和8年(2026年)4月18日 土曜日
ぽかぽかとした陽気で少し汗ばむお昼過ぎ、園田東生涯学習プラザへ向かいました。この地区の田んぼや畑にはレンゲの花が咲きほこり、桜に続いて鮮やかな彩りが広がっています。今日はプラザ3階のホールで、「そのっこ夕焼け食堂」のお別れ会が開かれました。
会場には50名以上の方が集まり、久しぶりの再会を喜び合いながら、あちこちで笑顔の会話が弾んでいます。そんなあたたかな雰囲気の中、代表の小林会長のご挨拶が始まりました。10年前に生まれた「そのっこ夕焼け食堂」の誕生の経緯や運営の歩み、コロナ禍という厳しい状況の中での活動、こども達との関わりなど、さまざまなエピソードを丁寧にお話しいただきました。
今ではこども食堂は全国に広がり、尼崎でも50カ所ほどで開催されていますが、当時はまだ広く知られていない存在でした。2015年1月、地域のグループや団体、コープこうべ、福祉事業所、行政が、社会福祉協議会園田支部を事務局として「園田地区子育て支援連絡会」を結成。皆さんが時間をかけてこども支援について話し合い、2015年の年末から「みんなでお昼ごはん会」を始めたことがきっかけとなったそうです。そして2016年3月、喫茶セピアを拠点に「そのっこ夕やけ食堂」がスタートし、延べ7234人のこども達が参加、2026年3月にその歩みを終えました。
お別れ会では、スクリーンに10年間の軌跡が映し出され、こども達の食事風景やあふれる笑顔、感謝のメッセージが次々と紹介されました。後半には参加者の方々が、それぞれの想いや思い出を語ってくださいました。「注意しても聞かないこどもに『もう来るな』と言っても、次の回にはまた来るんです」といったほほえましいお話からも、ここがこども達にとってかけがえのない居場所であったことが伝わってきます。また、「少しの間お手伝いするつもりが、いつの間にかスタッフになっていました(笑)」「黄色い旗を持って道路に立ち、こども達を見守り続けるのは大変でした」といった声もあり、地域の方々がこども達を大切に見守ってこられたことに、あらためて感謝の気持ちでいっぱいです。コロナの影響で休校となった際には、食の支援が必要なこども達にお弁当を届け、一人ひとりに手書きのメッセージを添えて励まし続けてくださいました。その他にも数えきれない支援の記録が、当日配布された冊子「そのっこ夕やけ食堂~十年の活動のキセキ」にまとめられています。こども食堂やこども支援をきっかけに広がった地域のつながりやネットワークについても対談形式で紹介され、地域コミュニティの力をあらためて感じることができました。
「そのっこ夕やけ食堂」のスタッフの皆様、本当に長い間お疲れ様でした。そして、こども達へのあたたかな愛情に、心より感謝申し上げます。




地域のプラットフォーム 中央地区・武庫地区・大庄地区

令和8年 (2026年) 4月9日 木曜日 ~ 4月18日 土曜日
尼崎市内の6つの地区では、誰でも参加できるゆるやかな情報交換・交流の場(プラットフォーム)を月1回開催しています。地域で何か始めてみたい、イベントや講座の告知をしたい、地域で困っていることがあるなど、市民の皆さんと市役所職員が一緒に集い、まちづくりに関する気軽な出会いの場やおしゃべりの場として活用しています。CSWは所属するこども青少年課の2つの補助金「子ども・若者応援補助金」と「こどもの居場所づくり等推進事業補助金」のPRを兼ねて中央・武庫・大庄の3地区のプラットフォームに参加しました。
4月9日木曜日に中央地区の「うめにわミーティング」からスタートしました。毎月第2木曜の午後7時から午後8時半まで梅プラザで開かれている夜の学びと交流の場です。毎回ゲストスピーカーを招いてその方の活動のお話を参加者でシェアして意見交換をしています。今回は中央地区の町内会で会長をされている方が地域のつながりや活動についてお話してくださいました。翌日の4月10日金曜日は同じく中央地区の「中央おしゃべりデー」です。土日祝を除く毎月10日の午後2時~午後3時30分まで地区内のいろいろな場所で開かれるのですが、この日の会場はサンシビック尼崎でした。市民の皆さんのほかに市役所職員も担当事業のPRのために多く参加していたため、会場がやや狭く感じました。
翌週の4月16日木曜日は武庫地区の「MUKOキャンパスみんなのホームルーム」です。毎月第3木曜日に開かれていますが、開催月によって開催場所と時間が変わります。奇数月は正午から午後1時30分までおひさま(武庫東)プラザで「おひるのホームルーム」が開かれます。ただし偶数月はゆうやけ(武庫西)プラザで「おひるのホームルーム」だけでなく、午後7時から午後8時30分まで「よるのホームルーム」も開かれます。したがって、この日は昼の部と夜の部の両方に参加しました。昼の部には、東京都のある都市から来たという人が飛び入りで参加していました。その方は地域活動に関わっていて、仕事で関西に来たついでに、知り合いの尼崎市民の方に紹介されたことを思い出して寄ってみたということでした。終わってから感想を聞くと、「市民と行政の職員とがざっくばらんに話ができる場があることに驚いた。自分の住むまちにもこんな場があればいいな。」とおっしゃっていました。
最後の4月18日土曜日は大庄地区の「ことはじめかいぎ」です。毎月第3土曜日の午前10時から正午まで開かれています。開催場所について、偶数月は大庄北生涯学習プラザですが、奇数月は地区内のいろいろな場所を訪問するお出かけ開催です。お出かけ開催の際は、訪問先の施設見学や取り組んでおられる活動のお話を聞くことができます。年間のお出かけ開催の訪問予定先は既に決まっていて、市HPやチラシにも掲載されています。事前申込優先制とのことですので、お出かけ開催の場所で行ってみたいところがあれば、事前に申し込みをしてから参加することをお勧めします。
今回は3つの地区の5回のプラットフォームに参加しましたが、すべての場所や複数個所でお会いする方もいました。どの場も意見交換が活発に行われ、地域活動について学べるなど、各地区のまちづくりを考えるうえで大切な場だと感じました。ぜひ誰でも参加できる各地区のプラットフォームを気軽に覗いてみてください。




10代~20代向け こころが疲れたときの居場所カフェ

令和8年(2026年)4月15日 水曜日
春の陽気が一転し、朝から雨が降り続いています。阪神尼崎駅でバスを降り、北側へ少し歩くと、五合橋線に面した阪神尼崎駅前第29ビル(通称・にくビル)が見えてきます。今日は、その6階で開かれている「10代~20代向け こころが疲れたときの居場所カフェ」を訪ねました。
会場の入口には大きなウェルカムボード。中をのぞくと、落ち着いたやわらかな雰囲気が広がっています。ゆったりとしたスペースには、ほどよい間隔でテーブルが配置され、テーブルの上の小さな観葉植物がさりげなく彩りを添えています。奥では簡単な飲み物が用意され、参加者はカフェタイムを楽しむこともできます。壁にはかわいらしいトトロの仲間たちの絵が飾られ、思わずほっとした気持ちに。書棚には漫画も並び、別室では希望に応じて楽器の演奏や運動器具を使うこともできるそうです。
この場所は、「少ししんどい」「疲れているな」と感じている若者のための居場所です。スタッフは医療や福祉の専門職の方々で、一人ひとりのペースを大切にしながら寄り添ってくれます。静かに本を読んだり、スタッフと言葉を交わしたり、ちょっと話を聞いてもらったりと、それぞれの過ごし方でゆったりとした時間を過ごせます。「若者を見守るように関わりながら過ごせる場」であることを大切にしているそうです。
「10代~20代向け こころが疲れたときの居場所カフェ」は、4月にオープンしたばかり。毎月第1・第3水曜日の15時45分から18時まで開催されています。
阪神尼崎駅から徒歩2分。駅前のにぎわいを少し離れて、ほっとひと息つけるこの場所に、ふらりと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。



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このページに関するお問い合わせ
こども青少年局 子どもの育ち支援センター こども青少年課
〒661-0974 兵庫県尼崎市若王寺2丁目18番5号 あまがさき・ひと咲きプラザ アマブラリ3階
電話番号:06-6423-9996
ファクス番号:06-6409-4355














