就学前の子どもの教育・保育についての基本的な考え方について

ツイート
シェア
LINEで送る

ページ番号1007983 更新日 平成30年2月23日

印刷大きな文字で印刷

  就学前の子どもの教育・保育は、子どもの生きる力や生涯にわたる人格形成の基礎を培う上で重要な役割を担っています。
 子どもに関わるすべての人が、それぞれの取組みの中で、共有しておく考え方が必要であるとの認識に立ち、子ども・子育て支援新制度を一つの契機と捉えた本市独自の取組として、「就学前の子どもの教育・保育の基本的な考え方」をまとめました。この「基本的な考え方」は、既存の「尼崎市子どもの育ち支援条例」や「教育の基本方針」等との整合性も図っています。

周知用のリーフレットについて

リーフレットのイメージ

 この基本的な考え方をみなさんに広く知って、共有してもらうためのリーフレットを作成しました。

基本的な考え方の概要

 子どもの発達は、個人差はあるものの概ね順序性があります。周りの大人は子どもの発達の状況を理解したうえで接することが大切であり、子どもの就学前の遊びを通じた学び、体験等が子どもの義務教育以降の生活や学びの基礎を培っていきます。
 この基本的な考え方では、子どもの発達過程(特性)と、就学前の時期に関わる様々な人との関係において子どもが身に付けておくとよいと考えられることを「重視する5項目」として挙げるとともに、家庭・子ども施設・地域や行政が共通した認識のもと、それぞれの果たすべき役割を盛り込んでいます。

 以下で、基本的な考え方に掲載している内容を紹介します。 

尼崎市の保護者の意識(小学生の保護者の回答から)

就学前に重視すること

 小学生の保護者へアンケート調査で、「就学前を振り返り、子どもが就学するまでに重視すべきこと」に対する回答は、「読み・書き・計算などをすること」と回答された方が88.4%ともっとも高く、体験や思いやりといったことよりも、「読み・書き・計算を早くする」ほうが良いと考える傾向が見られました。

 その一方で、「将来どのような大人になってほしいか」に対しては、思いやりのある豊かな心やルールやマナーが守れる、自ら学び考えて行動するといったことが上位になっており、大人へと成長するという非常に長い過程を見据えれば、人間性や社会性を保護者は求めているということがよく分かります。

写真5
平成25年度実施アンケート調査結果 (小学生の保護者)

尼崎市の就学前の教育・保育において重視すること

  生涯にわたる人格形成の基礎となる就学前の教育・保育で重視する項目について、以下の5つにまとめました。

重視する5つのポイント

 1  愛着の形成
 2  情緒の安定
 3  基本的な生活習慣の確立
 4  様々な体験・経験の蓄積
 5  いろいろな人と関わる力の獲得

   なお、この5項目はそれぞれが相互に関連しており、それぞれ切り離すことは難しいものであって、また、人によっては、それぞれの時期が前後することや、この通りに進まないこともあると考えられます。

 そうしたことから、年齢だけでなく、それぞれの発達の状況に応じて、対応していくことが必要です。

 5項目にとって、就学前の「遊び」は重要な要素

 就学前における「遊び」、それこそが幼児期の「学び」そのものです。
 例えば、色水遊びを見てみましょう。色を混ぜることで新しい色ができます。そうすると、量を変えたらどうなるだろう、違う色を混ぜてみようといったように色々とやってみたいことが出てくると思います。それを繰り返すことで、やがて、予測を立てたりすることもできるようになります。確かに遊んでいるのですが、生活において重要な知恵や感覚等を蓄積していること、つまり、学びがここにあるのです。
 他にも、ごっこ遊びや折り紙にも、そうした要素がたくさん含まれているのです。

第ー歩は遊び

 尼崎市の就学前の教育・保育の推進に向けて

  就学前に重視すべきことは、主に子どもの側に立った視点からまとめていますが、これらを実現するために、私たち大人の子どもたちへの関わりが非常に重要です。そうしたことから、まずは、この5つの項目をみんなで共有していくことが大切です。

 その上で、家庭、地域社会、子どもに直接関わる幼稚園・保育所・認定こども園等施設のそれぞれの取組みに加え、その取組みの有機的な連携を進めていくためには、行政機関はその組織力や幅広いネットワークを活用することが必要です。

教育・保育の推進に向けて

1 家庭での取組み
 ・一人で悩まないこと
 ・子どもと向き合うこと
 ・自分の行動を振り返ること

2 施設での取組み
 ・この考え方の共有
 ・施設間の連携と情報発信

3 地域社会での取組み
 ・子育てにとっての役割の再確認
 ・保護者へのアドバイス

4  行政の役割
 ・施設間や小学校との連携の推進
 ・この考え方の普及と啓発
 ・個別の支援が必要な場合の関連施策との連携

検討の経過

 尼崎市子ども・子育て審議会に諮問を行い、1年半にわたって、子どもの健やかな育ちを大切にした視点で多角的に考察していただき、審議会から答申をいただいています。

諮問日

  平成25年4月23日

答申日

  平成26年10月10日

 尼崎市子ども子育て審議会での審議の内容については、以下のページをご覧ください。

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」(無料)が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(外部リンク)新しいウィンドウで開きますからダウンロードしてください。

このページに関するお問い合わせ

教育委員会事務局 学校教育部 幼稚園・高校企画推進担当
〒661-0024 兵庫県尼崎市三反田町1丁目1番1号 尼崎市教育・障害福祉センター3階
電話番号:06-4950-5665
ファクス番号:06-4950-5658
メールアドレス:ama-youkou@city.amagasaki.hyogo.jp