【令和4年11月】まちの話題 まちの笑顔

小田中学校の生徒があまがさきSDGsパートナー企業を訪問しました

11月22日、小田中学校の2年生の生徒らが、SDGsに関する活動について学習・見学のため、あまがさきSDGsパートナー企業を訪問しました。
この取り組みは、尼崎市SDGsジュニアサポーターの登録を行った同学校の生徒らに対して、あまがさきSDGsパートナーである企業が学習支援を行うものです。

第一生命保険株式会社 園田営業オフィスでは、開発目標3「すべての人に健康と福祉を」と、開発目標8「働きがいも経済成長も」について重点的に取り組んでいます。
同社は、新型コロナウイルス感染症の影響により、病院へ行って検診を受ける人が減っている現状に対して、がんの正しい知識や情報提供を行い、大腸がん検診を促すイラストを印刷したトイレットペーパーの配布をするなどがん検診を促す活動を行っています。
また、人生設計や必要なお金についてゲーム感覚で学べる『ライフサイクルゲーム』を作成し、主に中学・高校での家庭科・社会科などの授業や消費生活センターでのイベントや取引先企業の新入社員研修教材などで使用し、マネープランの啓発に取り組んでいます。
これらの活動について学んだ生徒から「中学生でもできるがん対策はありますか？」という質問が出たところ、SDGsパートナーからは「がん細胞はどんな人にもあるので、規則正しい生活としっかり3食バランスよく食べて、免疫力を高めることが大切です。」と教えてもらっていました。

同取り組みは全4回に渡って行われています。3回目となる今回、SDGsに関する具体的な取り組みについて学んだ生徒らは、最終の4回目で、今後自分たちで出来ること等をまとめたレポートを作成し、その後SDGsパートナーへフィードバックを行います。

• あまがさきSDGsパートナー　
• 尼崎市SDGsキッズ・ジュニアサポーターを募集します

市民劇団が尼崎北警察署とコラボ 特殊詐欺防止動画を作成しました

　特定非営利法人やんちゃんこが展開する「やんちゃんこ劇団」が、尼崎北警察署からの依頼を受け特殊詐欺防止動画を作成しました。同動画は、還付金詐欺・カード手交型詐欺・架空料金請求詐欺・オレオレ詐欺の騙されやすい4つの場面を同劇団員が演じたものです。犯人グループを全て子ども達が演じるというインパクトのあるキャスティングで、プロの劇団員の妥協のない演技指導のもと作成されました。撮影中はなかなか思うような演技ができず、泣き出してしまう子もいたとか。厳しい練習や本番での撮影を乗り越え、みんなで一つのものを作り上げる体験を通じて、喜びや感動を味わい、自分を表現し、認め褒めてもらう経験を同劇団では大切にしています。

　11月4日には、尼崎北警察署で感謝状贈呈式が行われました。贈呈式では、署長から子どもたち一人ひとりに感謝状が手渡され、子どもたちは「セリフを覚えるのが大変だったけど、頑張った」「人を騙す演技が難しかったけど、場面を想像して頑張りました」と元気に話してくれました。

　同動画は兵庫県警察公式YouTubeなどで、見ることができます。子どもたちの迫真の演技をぜひご覧ください。

• だまされたらアカーン！オレオレ詐欺に気ぃつけや編～【尼崎北署】（外部リンク）
• 第二弾　だまされたらアカーン！架空料金請求詐欺に気ぃつけや編～【尼崎北署】（外部リンク）
• 第三弾　だまされたらアカーン！キャッシュカードをだましとられる詐欺に気ぃつけや編～【尼崎北署】（外部リンク）
• 第四弾　だまされたらアカーン！還付金詐欺に気ぃつけや編　【尼崎北署】（外部リンク）

初代尼崎市長はどんな人？「初代尼崎市長 櫻井忠剛と勝海舟・川村清雄」展開催中

歴史博物館で、特別展『初代尼崎市長 櫻井忠剛と勝海舟・川村清雄』が開催されています。
大正5年（1916年）に初代尼崎市長に就任した櫻井忠剛（さくらい ただかた）は、通算で12年6カ月という、歴代の中で最も長期にわたって市長の職を務めました。

市長に就任する以前から、櫻井は関西を代表する洋画家としての顔を持っており、衝立（ついたて）や欄間（らんま）に掛ける板といった日本の調度品に、油絵具で作品を描いたものが残されています。
これらの作品は、生涯にわたり敬愛した師である川村の技法を引き継いでいることが展示から分かります。

同展示では、姻戚関係にあった勝海舟、洋画の師である川村清雄との関係が読み取れる作品と、尼崎市長としての取組について、パネルや資料で紹介しています。
他の博物館で所蔵している勝海舟直筆の日記や櫻井忠剛が川村清雄へ宛てた手紙、国立美術館等が所蔵している櫻井の洋画作品など本市では普段見ることができない貴重な作品や資料が複数展示されています。
およそ100年前に尼崎を作り上げた功労者について、理解を深めてみませんか。

同展示は11月30日まで開催されており、11月13日と23日には、学芸員による展示解説を予定しています。