人権教育小集団学習(平成29年活動の様子)

ポスト
シェア
LINEで送る

印刷 ページ番号1009847 更新日 2018年3月9日

平成29年度の小集団学習会の様子やオピニオンリーダー研修の様子です。

中央公民館で小集団学習会が行われました!(平成30年1月24日)

東ナニワ読書クラブの学習会の様子

皆さまは「ビッグイシュー」という雑誌をご存じでしょうか?
雑誌の販売を通してホームレスの人の仕事をつくり、自立の道を探すことをサポートしている雑誌です。
定価350円の雑誌を一冊170円で仕入れて販売し、残りの180円が収入になる仕組みです。

1月17日(水曜日)に中央公民館で行われた小集団自主学習グループ「東ナニワ読書クラブ」の学習会では、「ビッグイシュー日本」のスタッフの方と、ホームレス経験を持ち、「ビッグイシュー」を販売されている方を講師にお迎えしてお話を伺いました。

「ホームレス」というのは、仕事を失い、収入が得られなくなったことで安定した住居・住所を失い、さらに助けを求められる身近な絆を失った状態のことを指すそうです。
「『ホームレス』は決して人格をさすわけではない。」とのお話を聞き、認識の誤りにハッとした方もおられました。

認定NPO法人「ビッグイシュー基金」は2007年に創設され、10年間で野宿生活者の数は7割減ったと報告されています。
しかし、20代、30代の若い人は路上で寝ない「見えないホームレス」となっています。
また、子どもから高齢者までの全ての世代で貧困層が拡大しているのが現状です。
「誰にでも居場所と出番があり、本人の選択が尊重され、困った時は誰かに相談できる包摂社会(地域社会の一員として取り組み、支え合う)をつくりたい」と、日々活動をされておられます。
改めて、現実としての貧困問題を考える機会となりました。

上坂部小学校で小集団学習会が行われました!(平成30年1月13日)

上坂部小学校の学習会の様子

1月10日(水曜日)に上坂部小学校で小集団学習グループ「ぷちとまと」が、兵庫県スクールカウンセラーの西本由美先生をお迎えし、「子どもとの関係づくり~傾聴の態度と技法を中心に~」をテーマに学習会を行いました!

西本由美先生は尼崎市の中学校の先生でした。体も小柄で、声の大きさも控えめで、おしが強くなかったため、「自分ができる自分なりの方法を見つけよう。自分の得意は、子どもの話を聴くこと。カウンセリングの勉強をして、子どもの心を知ろう。」と考え、スクールカウンセラーの勉強を始められたそうです。

「傾聴」とは、相手の話をよく聴くことであり、相手の気持ちや感じていることをわかることであって、黙って聞くことではないということです。

起きた事柄を聞くのではなく、相手の感情に焦点を当てて聴くことが大事です。

受容されわかってもらえたと感じると、

  • 落ち着いて自分を見つめ直す。
  • 自分の本当の感情、悩み、考え、意志に気づく。
  • 自分で悩みや問題の解決、未来に向かって歩み始める。

ということでした。

自分の中で消化できない感情は、他の人の傾聴によって、安全な形で外に出すことができるということでした。
悩みや辛いことについては、「ありのままに出してもいいんだよ・・」という雰囲気にしておくことが、よいそうです。

研修を終えて、他の人の話を傾聴しているかそれぞれが自分を振り返って反省するとともに、「時間の長さではなく、質が大切だ。」というお話をいただき、これから努力していこうという思いをもたれていました。
学習の成果に期待いたします。

中央地区で人権啓発オピニオンリーダー研修を開催しました!(平成29年12月21日)

中央地区で人権啓発オピニオンリーダー研修の様子

12月14日(木曜日)、中央公民館において、中央地区人権啓発オピニオンリーダー研修を開催しました。
今回は、伊丹人権教育啓発協会「おるかの会」副理事長の池田 千津美 氏をお迎えし、「『同和学習』~私の歩んできた道~」をテーマにお話いただきました。
「おるか」という名称は、講師が幼いころ近所を訪ねる時の呼びかけで、「○○おるか~?(いますか?)」という親しみを込めた呼びかけを会の名称にされたそうです。

講師は、被差別部落出身という生まれを隠し、差別を逃れるために自分の心を欺いて息をひそめて生活を送っておられましたが、我が子が通う小学校の再編成をきっかけに人生が変わったそうです。
教育の場においても公然と被差別部落出身者を誹謗中傷し、同じ教室で学ばせたくないという一部住民の言動に憤慨し、子どもたちにまで悲しい思いをさせたくないという強い思いから、部落解放運動に関わるようになられたそうです。

お話をお聞きした後、参加者の知人の娘さんの結婚相手が同和地区出身であったお話を聴き、その時の娘さんや親の気持ちについて話し合いました。
人権意識を高めるには、いわれのない偏見やデマに惑わされることなく真実を知ることが大切であることを改めて学び、自分には関係がないという第三者的な傍観的な態度が問題であると共通理解することができました。
オピニオンリーダーとして真実と真正面から向き合えるよう、今後も啓発活動をしていきたいと思います。

立花地区人権啓発オピニオンリーダー研修を開催しました。(平成29年12月20日)

立花地区人権啓発オピニオンリーダー研修の様子

12月14日(木曜日)に、立花地区人権啓発オピニオンリーダー研修を立花公民館で実施しました。
今回は、社会教育課の社会教育指導員が講師となり「多文化共生社会をめざして」というテーマで、朝鮮半島の歴史を中心に学びました。

長い歴史の中で、朝鮮半島と日本がどのように関わってきたのか、また、周辺諸国等とどのような関係にあるのか、歴史的経緯を具体的に学びながら、身近な国である韓国・北朝鮮にルーツのある人たちについて考えました。

参加した皆さんからは、「身近でありながら実際は知らないことが多い、日常生活では友達がどこの国の人かということは考えることはないが、在日の方が生き難さを感じていることは察することはできる。」、「私達が、様々なルーツ(文化・祖先)を持つ人々を受け入れることができるように、そして、子ども達へも正しく伝えることができるようにこれを機会に学んでいきたい。」との感想がありました。

成徳小学校で小集団学習会が行われました!(平成29年12月19日)

成徳小学校の学習会の様子

12月14日(木曜日)成徳小学校において、小集団学習グループ「ひまわりグループ」の学習会が行われました。

この日はエステティシャンの吉岡さんと柏木さんをお迎えし、自分を見つめ大切にする機会として、顔のマッサージの仕方など「リフレッシュ」をテーマに学びました。

家事や仕事、子育てで毎日を忙しく過ごされている参加者の皆さんも、「家でお風呂に入っている間でもできるね」といった声もありました。
「顔のマッサージなどしてリフレッシュをすることで自分だけではなく、家族や友達など自分以外の人にも優しくできる。そこから人権を大切にする取組につなげていただきたい。」とお言葉をいただきました。

自分が過ごしている毎日にもどこかに幸せはあります。
忙しい毎日の中でその幸せに気づくのは難しいかもしれませんが、たまにはリフレッシュをするなど、自分を大切にする気持ちを高めて、自分にも他者にも優しくなれるといった人権尊重にもつなげていただきたいと思います。

武庫小学校で小集団学習会が行われました!(平成29年11月29日)

武庫小学校の学習会の様子

11月21日(火曜日)に武庫小学校において、小集団学習グループ「さくら会」の学習会が行われました。

この日は、NPO法人学遊の森村さやか氏を講師にお迎えて、「LGBT」というテーマでお話いただきました。

「LGBT」とは、性的少数者を限定的に指す言葉で、レズビアン(性自認が女性で、恋愛対象が女性の人))、ゲイ(性自認が男性で、恋愛対象が男性の人)、バイセクシュアル(男女どちらもが恋愛対象になる人)、トランスジェンダー(生まれた時の性別と自分で認識している性別が異なる人や身体の性別に違和感を持つ人)の頭文字をとった総称です。

「LGBT」について、
(1)外見や振る舞い
(2)からだ
(3)こころ
(4)好きになる対象

この4つの観点から、ご自分の実体験や、いろいろな考え方や価値観があることについて話され、「LGBT」で悩んでいる人は、30人に1人の割合でおられるという状況に、「LGBT」はとても身近なことだと感じました。

「なぜ性を換えたの?」の質問では、「なりたかったから」と答えられ、「その人がその人らしく生きている」とお話されました。
私たちは、「その人がその人らしく生きている」ことを、ありのまま受け入れることが大切であると改めて学ぶ事ができ、人権を考える良いきっかけとなりました。

杭瀬小学校の小集団学習会が行われました!(平成29年11月28日)

みどり会の学習会の様子

11月16日(木曜日)に、杭瀬小学校小集団グループ「みどり会」の学習会として、「尼崎簡易裁判所」を見学しました。

普段のニュースや会話の中で「裁判」や「裁判員制度」について耳にすることはあると思いますが、実際に裁判を傍聴した事がない人がほとんどでした。
事前に説明をお願いしており、事務官の方が学習室で裁判について詳しく講義をしてくださいました。
また、実際の裁判を傍聴させていただきました。
法廷内では、「私語をしない」、「笑わない」、「録音・写真撮影は禁止」というルールがあり、しっかりと守って傍聴しました。

被告人・証人・検事・弁護士・裁判官のやりとりを聞くうちに、罪を犯した人の悔やむ気持ちや家族の辛い気持ちがひしひしと伝わり、凛とした厳粛な雰囲気の中、涙を流す人もいました。

法務省人権擁護局が定めた平成29年度啓発活動強調事項の9項目に、「刑を終えて出所した人に対する偏見や差別をなくそう」とあります。
刑を終えた人が更生するためには、本人の強い意欲と共に、周囲の人々の理解と協力が必要です。
「前科があると、いろいろなところでついてまわるのだろうか」、「差別されるだろうか」、「自分の子どもだったらどうだろうか」と、参加者同士で感じた事を話し合いながら、裁判所を後にしました。

武庫公民館で小集団学習会が行われました!(平成29年11月25日)

麦の会の学習会の様子

11月15日(水曜日)武庫公民館で、小集団学習グループ「麦の会」の学習会が行われました。

NPO法人認知症予防サポートネット 健康ひょうご21県民運動推進員 理事長 福田 章 氏をお迎えし「認知症の予防と生活習慣」というテーマで講話をしていただきました。

「こんなことはありませんか?」の10の質問では、「あるある」「私もある」等の声が上がりました。
「認知症の人の思いと接し方」では、「そうか」「なるほど」「粘り強く話を聴くことは、やっぱり大事」との感想がありました。
「認知症」を身近に感じ、みんな真剣にお話をお聞きました。

その後、認知症予防のカルタをしました。その楽しさに子ども心に戻り、時間を忘れて過ごしました。

最後にみんなで手話をつけて「ふるさと」を合唱し、会を終えました。

楽しい時間を過ごしながら、「認知症」への理解を深め、人権について考える機会となりました。

こういった学びをまわりの方々に広げて頂きたいと思います。

常陽中学校で小集団学習会が行われました!(平成29年11月14日)

常陽中学校の学習会の様子

11月8日(水曜日)に、常陽中学校で小集団学習グループ「たいよう」の学習会が行われました。
この日は、整理収納アドバイザーの杣晃子先生をお招きして、人権尊重に係る「整理収納講座」を行いました!

始めに、物を所有するメリットは、「使用して幸せを感じること」、デメリットは、「収納スペースがいること、管理する能力がいること、物が片付かないで不快感を感じること」等であるとお話され、「物を所有する」ことについて改めて考えました。

「物を整理する」ためには、まずは自分に今、必要である物を選ぶ作業があります。
この「選ぶ」という作業は、簡単そうで難しい作業で、「まだ使える」、「頂き物」、「高かった」、「痩せたら」と考えるとなかなか手放すことができず、「捨てたい」という本音と、「捨てたくない」という気持ちの葛藤が生まれてしまいます。
「選ぶ」という作業は、決断力(分析、工夫、想像、柔軟)や判断力につながる大切なことと学び、参加された方からは、「なるほど!!」、「決断力をきたえなあかん!」という感想がありました。
また、子どもや家族の片づけでは声のかけ方やルールの決め方や、考えさせ方など具体的にお話しいただきました。
最後に「片づけの目的は、家族が幸せに暮らすこと」でお互いの価値観を認め、コミュニケーションを取りながら結果を急がず、過程を楽しむこととお話しされました。

浜小学校で小集団学習会が行われました!(平成29年11月1日)

浜小学校の学習会の様子

10月27日(金曜日)浜小学校で小集団学習グループ「蒼い樹」の小集団学習会が行われました。

尼崎市の市政出前講座から健康に関する講座、「女性のための生活習慣病予防対策」というテーマで、保健師さんにお話をしていただきました。

生活習慣によって、どこかの血管が詰まったり破れておこる病気を「生活習慣病」といいます。
LDLコレステロール・血圧・血糖・中性脂肪・尿酸などが基準値以上になると血管が傷んできます。
10~15年かかってじわじわ傷んでくるそうです。
内臓脂肪が多い人は、どんどん、高LDLコレステロール・高血圧・高血糖・・・となっていきます。すると、血管の中が詰まっていきます。
血管がつまっている写真を見て、悲鳴が上がりました。

「一日に必要な砂糖の量は何グラムでしょう?」と尋ねられて、誰も「10グラム」と答えられませんでした。
「10グラムは大さじすりきり1杯、または、スティックシュガー3本ぐらいです。」と聞き、
「えー!」とまた、悲鳴が上がりました。

お話の後、市が行っている検診の説明を受けました。検診スケジュールを見ると、安価なものや無料のものがあり、
「お得だし、早期発見につながるのだから早く検診に行かなくちゃ・・・」と話し合いました。

出前講座を活用させていただいて有意義に学習することができました。
出前講座は様々なジャンルがあります。みなさんも講座の計画をたててみませんか?

下坂部小学校で小集団学習会が行われました!(平成29年10月31日)

下坂部小学校の学習会の様子

10月20日(金曜日)下坂部小学校で、小集団学習グループの「なみ」の皆様が、講師に益田佳代さんをお迎えし、『「アンガーマネジメント」~怒りをコントロールして上手に付き合おう~』というテーマで、学習会を開催されました。

多くのお母さんお父さん達が、子育てをする中で「自分は怒り過ぎているのではないか」ということを気にしていらっしゃいます。特に発達の気になる子に対して怒ってしまうことが多いようです。

「怒ってはいけないのではないということ。怒る必要のないことに怒らず、怒る時もうまく怒ることが大切。」「「I(アイ)メッセージ」で伝える。主語は「わたし」。「わたしは、・・・してほしかったのよ。」というように。」などのお話がありました。また、風船を自分の顔に例えて嬉しいことがあったとき、怒っているときの顔を描いたりもしました。

参加者からは、「そういえば、『どうして(あなたは)片付けができないの!』というような否定的なことを言っていたかも」という反省の声も聞こえました。

今回学んだことを、ぜひ子育てにも繋げていただきたいです。

小園小学校で小集団学習会が行われました!(平成29年10月24日)

小園小学校の学習会の様子

10月18日(水曜日)、小園小学校で小集団学習会が行われました。

この日は、「尼崎の犯罪事情と護身術」というテーマで尼崎市東警察署の生活安全課防犯係の方お二人に来ていただきました。

「護身術というのは、教えてもらったからといってすぐにできるものではないし、反撃にあうこともあります。できるだけ護身術を使わないような対策をとっておき、最終的な手段として覚えておくと良いでしょう。」と教えていただきました。

スマホに気をとられていると近づいてくる不審者に気づくのが遅れます。
周りを注意深く見たり、防犯ブザーを見える所につけておくなど、普段からの防犯意識が身を守ることにつながるそうです。これはすぐにでも実行できそうですね。

護身術のDVDを見た後、見本を見せていただきました。
そして、二人組になって実際にやってみました。
助言をしていただきながら何度も体験し、真剣ながらも楽しい時間でした。

武庫南小学校で小集団学習会が行われました!(平成29年7月20日)

武庫南小学校の学習会の様子

7月13日(木曜日)、武庫南小学校で小集団学習会が行われました!

この日は、尼崎市と地域環境計画研究所の皆さんを講師に迎えて、「リソースゲーム」と「フューチャーゲーム」を行いました。

「リソースゲーム」は、尼崎市総合計画の施策(まちづくり構想・まちづくり基本計画で当面10年間尼崎市として実現に取り組んでいく施策)に関わるカードゲームです。
まちのお困りごとが書かれたカードを前に自分に配られたカード(人材・資源)を使用して達成するアイディアを発表します。

グループの人はみんな“せーの”で評価します。
「いいね」を挙げた人が多ければ「成功」です。最後に「成功」した中で本当に実現できそうなアイディアを「MVP」として選びました。

思いもよらない奇抜なアイディアにみんなで大笑いしたり、関心したり楽しく学ぶことができました。

「フューチャーゲーム」では、想像した2045年の未来の学校についてみんなで考えました。

尼崎の未来、そして、私たちの街尼崎についてみんなが互いに尊重して過ごすことのできるまちづくりを目指して真剣に考える良い機会になりました!

難波小学校で小集団学習会を開催しました!(平成29年7月14日)

難波小学校の学習会の様子

7月11日(火曜日)、難波小学校で小集団学習会が開催されました!
この日は、尼崎市手をつなぐ育成会『まんまるはーと』の皆さんを講師に迎えて、「知的障害・自閉症疑似体験」を行いました。

絵を描いたり、ペットボトルの水をコップに入れる作業では、「その辺」「ちゃんと」「少し」のような抽象的な言葉では、それぞれの認識が違うので具体的な指示でないと困ることを実感しました。

軍手を二重にはめて鶴を折る作業では、なかなかうまくいかず気持ちが焦りました。
そんな時ゆったりとした気持ちで接してもらうことが大きな支援になることを感じました。
また、一枚の写真を数秒観たあと心に残っている残像について交流し、一人一人興味のあるところが違うことに改めて気付きました。

自閉症のある方には、シングルフォーカス(何か一つの刺激に反応すると、他の感覚が抜け落ちてしまう)という特性があり、その視点はより個性的であると学びました。

目の不自由な人には、白い杖、音声ガイド、
耳の不自由な人には、字幕、手話、
脚の不自由な人には、車いす、杖、
知的に不自由な人には、人の支援が必要だ と言われました。

私たちは、それぞれの障害を理解し、あたたかく見守っていきたいと思います。
そして、子どもたちとともに親も地域も一緒に成長していければと思います。

武庫地区オピニオンリーダー研修会を開催しました!(平成29年7月7日)

武庫地区オピニオンリーダー研修会の様子

7月5日(水曜日)、武庫公民館にて、武庫地区オピニオンリーダー研修会を開催しました!
この日は、童話作家の脇谷みどり先生をお招きして、「可能性の扉を開けて」をテーマにお話を頂きました。

重度の障害を抱えた娘さんが誕生し、「娘が自立できるようにしなくてはいけない」という思いから、介護する生活に疲れ徐々に追い詰められていた時に、近所の方から「あなたが変わらないといけない」と言われたそうです。

その一言から、「子どものありのままを受け入れよう」と、気持ちと生き方を変えることができ、「バリアバリュー(障害を価値に変える)」という考え方になられたそうです。

また、うつ病と認知症を発症されたお母さんを励ますため、13年11カ月の間毎日元気の出るようにと絵葉書を送られていた事や、よい先生(医者)との出会いがあったおかげで、症状が回復されたというエピソードもお話しされました。

困難に真正面から向き合い、乗り越えられてこられた積極的な先生の生き方から、参加された方はたくさんの元気を頂いたように思います。
そして、人との出会いを大切にして、「可能性の扉を開ける」という強い気持ちをもって、何事にも前向きに取組んでいくことが重要なことを学び、今後の実践に役立つ研修となりました。

武庫幼稚園で小集団学習会を開催しました!(平成29年7月6日)

武庫幼稚園の学習会の様子


7月4日(火曜日)、武庫幼稚園にて小集団学習会を開催しました!
この日は、脳と心の調合士 国宝亜弓先生をお招きし、「脳から見る子育て」をテーマにお話頂きました。

脳が錯覚をしているということをスクールカウンセラーとしての経験や、ご自身の子育ての経験から具体的なエピソードを交えながらお話してくださり、参加された方は大きくうなずいておられました。


お話の後、二人一組で話し手と聞き手に分かれて3つの模擬体験をしました。
一つ目は、相手の話に口を出さずに笑顔で頷く。二つ目は、相手を無視して身体を反対に向ける。三つ目は、相手の話に反応して会話をする。この体験から「自分が話をしている時に相手が無視していると感じると、話したくなくなる」という事を実感されていました。
「家庭で知らず知らずのうちに子どもにそのような対応をしていませんか?」
という指摘には、皆さん反省されていました。
子どもは親に話をすることで気が落ち着き、心が落ち着けば自分で物事を考えることができるようになります。

最後に国宝先生から、「笑顔で子どもの話に耳を傾けて受け入れる。そのためにテンションを上げる事が大切です。まずは毎日鏡に向かって自分に気合を入れる事を三週間続けてみて下さい。」と、メッセージを頂きました!
三週間後の参加された方々の変化が今からとても楽しみです!

園田地区オピニオンリーダー研修会を開催しました!(平成29年7月5日)

園田地区オピニオンリーダー研修会の様子

7月3日(月曜日)、園田公民館にて、園田地区オピニオンリーダー研修会を開催しました。
この日は、絵本講師の谷田五沙子先生をお招きして、「絵本を通して人権を考える」をテーマにした絵本セラピーを行いました。

「きつねのおきゃくさま」、「わたしとなかよし」、「みんながおしえてくれました」など、8冊の絵本を読み聞かせてをしていただき、読み聞かせ後には、「こんな風に言われたらうれしいこと」、「心に残っている学んだこと」、「失敗したとき自分を励ます言葉」等について、グループに別れて、話し合いました。

研修を通して、「言葉は自分が選び出す自分らしさの一部であること」、「絵本は聞き手が自分の価値観や人生経験によって受け取り方が違ってくること」、「自分らしく自分らしさを創っていくことの大切さ」を実感することができました。
最後に、谷田先生から人権教育に関わってこられたエピソードから、「平和を望む心をこれからも伝えていきたい」という言葉に、参加された方は胸を熱くされていました。

今後も様々なテーマで研修会を開催していきたいと思います!

このページに関するお問い合わせ

教育委員会事務局 社会教育部 社会教育課
〒661-0024 兵庫県尼崎市三反田町1丁目1番1号 尼崎市教育・障害福祉センター4階
電話番号:06-4950-0405
ファクス番号:06-4950-5658
メールアドレス:ama-syakaikyoiku@city.amagasaki.hyogo.jp