人権教育小集団学習(平成30年度活動の様子)

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印刷 ページ番号1010894 更新日 2019年2月16日

平成30年度の小集団学習会の様子やオピニオンリーダー研修の様子です。

小集団学習グループ「塚口中学校PTA研修部」の学習会が行われました!(平成31年2月16日)

小集団学習会の様子

2月12日(火曜日)に、塚口中学校で小集団学習グループ「塚口中学校PTA研修部」の今年度最後の人権教育小集団学習会が行われました。
今年度は計8回の学習会を行い、「思春期の子どもの内面」や「子どもの学力や発達について」などを学習しました。

1年間の学習を通して、「はじめは、人権学習に対して『難しそう』と身構えていたが、学習会を重ねるうちに私たちの身近にある事柄につながることが理解できました。」、「学年もクラスも違う保護者同士でしたが、すぐに打ち解けることができ、異学年の様子や学校の様子も教えてもらうことで中学校がより身近に感じられるようになりました。」、「いろいろな人とお会いできたことが嬉しかったです。次の人権研修部に入る人たちにも、この素晴らしさを伝えていきたいです。」などの、前向きな意見がありました。

1年間の継続した学習によって、皆さんの人権意識が高められたことと思います。
これからの生活に生かしていただければと願っています。

人権啓発推進リーダー研修会を開催しました!(平成31年2月14日)

人権啓発推進リーダー研修会の様子

2月7日(木曜日)、中央公民館において、人権啓発推進リーダー研修会を開催しました。
にじいろi-Ru(アイル)の田中一歩さんと近藤孝子さんをお迎えし、「どんな性の在り方も排除されない園・学校・職場・地域とは~子どもたちとの出会いから見えてきたこと~」をテーマでお話いただきました。

セクシュアリティはすべての人にあるもので、ひとりひとり違うものです。
だれもが「多様な性」を生きる一人であり、それは子どもたちにとっても同じです。
どのような性を生きるか、自分がどのような存在でありたいか、それぞれの自己決定が保障され、尊厳が守られることの大切さと、「あたりまえって?ふつうって?」という決めつけによって、子どもたちを生きづらくさせてしまっていることに気づかされました。

参加された皆さんは、セクシュアルマイノリティとされる子どもたちが、家庭や学校・社会の中で多くの悩みや不安を抱えていることを実感するとともに、社会にある偏見・否定・排除などの差別について、私たちは考え続けなければいけないことを改めて感じておられました。
「多様な性」についての理解を深めると共に、誰もが生きやすい社会について、改めて考える機会になりました。

中央地区オピニオンリーダー研修会を開催しました!(平成30年11月22日)

研修会の様子

11月8日(木曜日)、中央公民館において、中央地区オピニオンリーダー研修会を開催しました。
この日は、尼崎市蓬川町に拠点を置いて日々知的障害者の方々の支援をしておられる、明倫の郷(めいりんのさと)施設長の山崎俊輔(やまざきしゅんすけ)さんを講師に招き、施設利用者への日々の支援について、また、どのように成長してほしいと願っているかなどをお話しいただき、理解を深めました。
参加者からは、共存共栄の社会を作り上げる事はなかなか困難もあるけれど、「おはよう」、「こんにちは」、「こんばんは」というあいさつをし合うことで、一歩ずつ歩み寄れるのではないかという感想が聞かれました。

大庄地区オピニオンリーダー研修会を開催しました!(平成30年11月20日)

研修会の様子

11月12日(月曜日)、大庄公民館において、大庄地区オピニオンリーダー研修会を開催しました。
この日は、尼崎市男女共同参画審議会委員とし活躍されておられる講師を招き、ご自身の体験をもとにLGBTsの概要や意識の変化、子どもたちへの対応、トランスジェンダーとしてのご自身の体験を具体的にお話いただき、理解を深めました。

講師から、「周りの友達からかけられた心ない言葉に沈んだ気持ちになった際に、『気にしんとき。』という友だちの一言に支えられ、救われた。」とのお話があり、改めて人権感覚を養うことの大切さを考えました。
社会の理解は進みつつあるものの、施設面などまだまだ考えていかなければならないと話され、講師と参加された皆さんとの対話的な話し合いができました。

武庫地区オピニオンリーダー研修会を開催しました!(平成30年11月14日)

研修会の様子

11月7日(水曜日)に、武庫公民館において武庫地区オピニオンリーダー研修会を開催しました。
この日は、コンゴやウガンダなどの紛争国で、紛争の被害者や元子ども兵士たちの社会復帰を支援されておられるNPO法人テラ・ルネッサンスの栗田佳典(くりた よしのり)さんをお招きし、人権について考えました。

人権の最大の敵は戦争であると言われていますが、世界では未だ戦争や内乱などで命の危険にさらされている子どもや女性がいる厳しい現実を学びました。
コンゴの紛争は、携帯電話に使われている「レアメタル鉱物」が先進国の取り合いとなっていることが要因の一つと言われています。
世界と日本は繋がっている現実から、私たちは知らないとは言えず、「関心を持ち、感じ考え、関わってみる」ことの大切さを学びました。
日本の援助により創設された「元子ども兵社会復帰支援センター」で自立して自尊心を取り戻し、卒業した少年が将来の夢を語った「夢は大人になること」のお話には、胸が詰まりました。

人権啓発推進リーダー研修会を開催しました!(平成30年11月10日)

研修会の様子

11月1日(木曜日)に、長年にわたり人権教育に携わっておられる有正省三(ありまさしょうぞう)さんをお迎えして、「これからの人権教育の推進~方法論からの一考察~」というテーマでお話いただきました。
「日本的人権」の功罪として、激変する家族のかたちや家族をめぐる「文化」はさまざまな人権と絡み合っていることや、人権をめぐる歴史の断章として、同和問題の現状と課題、インターネットがつくる差別の現状についてなど、様々な視点からお話がありました。

人権教育を進めるにあたり、まずベースとなるのは一人ひとりの自立や、他者への想像力、思いを差し向けるということであり、それらをつなぐ、あるいはそれらの基盤の上に成り立つのは人権意識であり、その豊かさがあって、差別解消への態度がでてくるとお話されました。
これからの人権啓発活動のあり方や、人権について考える機会となりました。

小集団グループ「新樹」さんの学習会が行われました。(平成30年8月3日)

三宅綺先生

7月12日木曜日、大庄北中学校で小集団グループ「新樹」の人権教育小集団学習会が行われました。今回は尼崎市で教員をされている時にトランスジェンダーであるとカミングアウトされた、講師の方のお話でした。

ご自身の生い立ちや自己紹介から始まり、ひとくちに「セクシュアルマイノリティ」といっても様々なケースがあり、一人ひとり感じ方も違うので、「トランスジェンダーだからこの対応」「同性愛だからこんな対応」といったマニュアルはないということを教えていただきました。

また、子どもの場合、自分自身に違和感があっても、自分からは言い出すことが難しいので、周囲の人が普段の行動から気づき、存在を認めることが大切とのお話がありました。

以前に比べると社会の理解も広がり、LGBTを取り巻く状況は良くなってきているように感じるかもしれませんが、今なお根強く見られる偏見や誤った理解、ハード面での苦労など、まだまだ課題は多いとのことです。

LGBTは趣味、嗜好、性癖ではありません。性別という枠にとらわれず「その人らしさ」を理解し、受容する気持ちが大切なのだと再認識した学習会でした。

大庄小学校で小集団学習が行われました!(平成30年7月31日)

小集団学習会の様子

7月11日(水曜日)に、大庄小学校で小集団学習グループ「たんぽぽの会」の人権教育小集団学習会が行われました。
この日は、整理収納アドバイザーの杣晃子(そまあきこ)先生をお招きして、「整理収納・片付け」についてお話をお聞きしました。

整理収納や片付けについて考えることは、家に共に住む家族について考える機会になります。
それぞれが大切にしている物や場所・動線を知るとともに、それらについてコミュニケーションを図る際に、互いの関係性を大切にしながら整理収納をすることができれば、よりよい生活環境が整えられるだけではなく、人権感覚を養うことにつながります。

「片付け」とは、出したものを戻すことや習慣づけること、「整理収納」とは、使いやすい場所(定位置)を決めることで、よりよい生活環境を整えるために家族の協力を得ることが大切とのことです。
後半は、収納の写真やファイリングを見せていただき、衣類やおもちゃ、学校からの書類、家族の持ち物の整理について、具体的にアドバイスをしていただきました。
家族のことや物を所有するということについて、改めて考える機会になりました。

武庫地区オピニオンリーダー研修会を開催しました!(平成30年7月12日)

研修会の様子

7月3日(火曜日)に、武庫公民館で武庫地区人権啓発オピニオンリーダ研修会を開催しました。
この日は、長年、特別支援教育に携わってこられた今泉和子(いまいずみかずこ)先生をお招きし、『障害のある人とともに生きる』をテーマに、特に配慮を必要とする子どもたちへの理解や接し方について学びました。

また、共生社会を目指して社会の環境整備は少しずつ進んでいますが、特に身近に接する機会の多い発達障害の子どもたちにどのように接したらよいか、どのような手助けができるかについて、様々な事例を通して学びました。
障害は誰もが生ずる可能性があり、身近なものであることや、周囲の理解や配慮があればできることも多いと知り、合理的配慮とはどういうことなのかを考えるよい機会となりました。

園和小学校で小集団学習会が行われました!(平成30年7月5日)

小集団学習グループ「マーガレット」の学習会の様子

6月27日(水曜日)、園和小学校で小集団学習グループ「マーガレット」の人権教育小集団学習会が行われました。
この日は、第1回目の学習会のため、学習会の目的や約束事などを確認した後、自己紹介を行いました。
それぞれ、『好きなこと』や、『もし願いが叶うなら何をお願いしたいか』、『今気になっていること』などを発表し、メンバー同士でお互いを知るきっかけづくりとなりました。

自己紹介などで緊張がほぐれた後は、自分が学んでみたいことを全員で出し合い、今年度の学習計画をたてました。
「最近では地震があったため防災も気になる。」という方や、「子育てで悩んでいることを学びたい。」、「健康のことが気になる。」など、さまざまなテーマが提案されました。

「人権」と聞くと、堅苦しいイメージを持ちますが、人との豊かなつながり、関わりをつくり上げ広げていくことが「人権」そのものです。
人権学習は決して、他人ごとの学習ではなく、「自分探し」の学習であり、人と人との温かなつながりが育まれ、みんなの幸せをめざす動きが生まれてくることを願う学習です。
市内で45グループの学習会が始まりました。
1年間有意義な学習会になることを願っています。

地域総合センター水堂で人権学習の市政出前講座を行いました。(平成30年6月26日)

市政出前講座の様子

6月19日(火曜日)に、地域総合センター水堂本館において、「身近な人権~子どもの問題について~」をテーマに社会教育指導員による出前講座を行いました。

長年教員として子ども達と関わってきたさまざま経験を交え、家庭の貧困や発達障害・愛着障害について、子ども達の姿を通して見えてくる問題と、周りの大人は法的な対応も含めどう対応すればよいのかをお話ししました。

また、社会教育課が作成している人権啓発教材「あけぼの」を用いる中で、子どもの人権として、「子どもの権利に関する条約」で謳われている4つの権利

  1. 生きる権利
  2. 育つ権利
  3. 守られる権利
  4. 参加する権利

があることを改めてお伝えしました。

そして、社会が複雑・多様化し、大きな環境変化が続く中で、子どもも大人も誰もが豊かに自立して暮らせる支えあいの共生社会を築くために、家族や地域・学校のつながり、そして互いを認め合う人と人との豊かなつながりが日々の生活の中で大切であることを共有できました。

身近な人権に関することについて、「学んでみたい!」というグループがありましたら、社会教育課(電話06-4950-0405)までご相談ください。

尼崎市人権啓発オピニオンリーダー委嘱式が行われました!(平成30年5月31日)

オピニオンリーd-ア委嘱式の様子

5月24日(木曜日)に、尼崎市人権啓発オピニオンリーダー委嘱式を行い、45人の方一人ひとりに委嘱状をお渡ししました。

オピニオンリーダーとは、人権教育小集団学習グループの中から選ばれた方で、地区の研修に参加し、それを活かして人権学習会の進行や活性化に取り組んで頂きます。

「人権」と聞くと堅苦しく感じられますが、学習会では、子育て・発達障害・高齢者や外国人の人権など、学びたい身近なテーマを上げ取り上げて学習します。

オピニオンリーダーの皆さんには、学習グループでの活動を進めるにあたり、これまで何気なく見過ごしてきた事の中に、差別の芽や根があることの気付きを促していただき、さまざまな人権問題に向き合う機会づくりに努めていただくようお願いします。

人権啓発推進リーダー委嘱式を行いました!(平成30年4月26日)

委嘱式の様子

4月20日(金曜日)教育委員会室において、平成30年度の人権啓発推進リーダー委嘱式を行いました。

人権啓発推進リーダーは13名で、人権問題に関する識見と実践の経験がある方々です。
今年度も市内で活動する45グループの人権教育小集団学習会において、社会教育指導員と共に助言を行うなど、人権啓発活動を行っていきます。

現代社会では、ライフスタイルや価値観が多様化する中で、人権に関する課題もますます複雑化しています。
人権啓発推進リーダーの皆さまのご活躍を期待しています。

このページに関するお問い合わせ

教育委員会事務局 社会教育部 社会教育課
〒661-0024 兵庫県尼崎市三反田町1丁目1番1号 尼崎市教育・障害福祉センター4階
電話番号:06-4950-0405
ファクス番号:06-4950-5658
メールアドレス:ama-syakaikyoiku@city.amagasaki.hyogo.jp