尼崎市子どもの育ち支援条例について

ポスト
シェア
LINEで送る

印刷 ページ番号1008172 更新日 2024年3月28日

尼崎市子どもの育ち支援条例の概要

 子どもは、未来への希望であり、私たちのまちの宝です。私たちのまちのすべての子どもが、個性豊かに伸びやかに育ち、ずっと笑顔でいられることは、すべての市民の願いです。
 尼崎市では、すべての子どもが健やかに育つ社会の実現を目指して、この条例をつくりました。私たちができることを一緒に考え、取り組んでいきましょう。

    ・尼崎市子どもの育ち支援条例パンフレット(大人用と小学生用)

目的

 すべての子どもが健やかに育つ社会の実現を目指します。

理念

 子どもの人権を尊重することを基本に、子どもの育ちを地域社会全体で支えます。

  1. 子どもにとっての最善の利益を考えます。
  2. 子どもの主体性をはぐくみます。
  3. 大人が協力して子どもが健やかに育つ環境をつくります。
  4. 福祉、保健、教育分野などが連携します。

大人の役割と子どもの主体性のはぐくみ

 子どもが他者を尊重する心や社会性などを身に付け、社会的責任を果たすことができる大人へと成長するように、その育ちを支えることを基本として、保護者、地域住民、子ども施設、事業者、市それぞれに、その特性に応じた役割を定めています。
 また、子ども自身が努力する事項と併せ、大人の責務として、子どもの人格を尊重し、子どもの声を聴いて、社会的な自立に向けた学びや行動を支えることを定めています。

市の取組

 条例の理念を実現していくために、子どもに関する施策を総合的かつ計画的に推進するとともに、子どもの育ちを支える仕組みを新設します。また、子どもの思いや考えを聴く取組を行います。

子どもの育ちを支えるための具体的な取組

子どもに関する施策の総合的・計画的な推進

   次世代育成支援対策推進行動計画を、条例に定めている推進計画として位置づけ、関連分野のさまざまな機関や組織などと連携して、子どもに関する施策を総合的に推進します。

「子どもの育ちを支える仕組み」の新設 (条例第5章)

   次の2つの仕組みを新設し、他の法令の施策などと一体となり社会全体で取組みます。

  • 地域主体のネットワークづくりを側面から支援するなど、地域社会の子育て機能の向上につなげる仕組み
  • 児童虐待や、いじめ、不登校、非行などの問題を抱えた子どもを関係機関などが連携して支援する仕組み

条例についてのQ&A

条例制定までの経緯

 本市は、平成17年から、子どもに関する条例の制定を視野に入れた検討を始めました。
 当時は、少子化、核家族化、価値観の多様化、地域における近隣関係の希薄化等を背景に、児童虐待、いじめ、不登校などが全国的な社会問題となっていました。
 本市においては、特に児童虐待や不登校について課題を抱えていましたが、一方では、子育てに不安や負担を感じる家庭が増え、家庭の子育てを支える地域社会の子育て機能も低下しているといった現状がありました。
 こうした課題に対して関係機関等を中心に取組が行われていましたが、家庭や社会などの要因が複雑に絡みあう中では、関係機関や地域の一層の連携が求められていました。
 こうした背景や課題を踏まえ、平成18年度に設置した「尼崎市子どもに関する条例等検討委員会」の意見書の趣旨をもとに、平成20年度から、子どもの育ちに関する課題に対応する仕組みを盛り込んだ条例の制定に向けて、取組を進め、平成21年12月に「尼崎市子どもの育ち支援条例」を制定しました。

条例制定までの取組イメージ

検討開始から条例制定まで

尼崎市子どもに関する条例等検討委員会(平成18年度実施)

 平成18年度に、学識経験者、関係団体、市民などで構成する「尼崎市子どもに関する条例等検討委員会」を設置し、子どもの人権を尊重する視点から、子どもの健やかな育ちや、地域社会のあり方などに関して、条例制定も視野に入れるなかで、幅広い見地から議論いただきました。
 平成20年3月に、その検討結果をまとめた意見書が、市に提出されました。

尼崎市子どもの健やかな育ちに関する市民意見調査(平成18年7月実施)

 19歳以上の市民3,000人を対象に無作為に抽出し、「尼崎市の子どもの健やかな育ちに関する市民意識調査」を実施しました。

尼崎市子ども会議-ティーンズミーティング-(平成18年7月~9月実施)

 市内の公立学校の児童生徒(小学生、中学生、高校生)を対象に、「子どもどうしの関係」、「子どもと大人の関係」、「よりよい社会をめざして」などをテーマに、意見や考えを聴きました。

市民意見募集結果(平成21年度実施)

 「尼崎市子どもに関する条例等検討委員会」から提出された意見書「子どもに関する条例等の検討について」の内容を踏まえ、平成21年7月に策定した「(仮称)尼崎市子どもの育ち支援条例素案」について、平成21年10月1日から10月22日まで市民意見公募手続きを実施しました。

このページに関するお問い合わせ

尼崎市子どもの育ち支援条例について

こども青少年局 こども青少年部 こどもの人権擁護担当
〒661-0974 兵庫県尼崎市若王寺2丁目18番5号 アマブラリ3階
電話番号:06-6409-4723
ファクス番号:06-6409-4715

尼崎市次世代育成支援対策推進行動計画(わいわいキッズプランあまがさき)について

地域社会の子育て機能向上支援事業について

こども青少年局 こども青少年部 こども青少年課
〒661-0974 兵庫県尼崎市若王寺2丁目18番5号 アマブラリ3階
電話番号:06-6423-9996
ファクス番号:06-6409-4355

スクールソーシャルワーク推進事業について

いくしあ 総合電話相談
〒661-0974 兵庫県尼崎市若王寺2丁目18番6号 あまがさき・ひと咲きプラザ内
尼崎市子どもの育ち支援センター(いくしあ)
電話番号:06-6430-9989

PDFファイルをご覧いただくには、「Acrobat Reader」が必要です。お持ちでない方はアドビ株式会社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。