使いながら考える心地よい駅前空間ワークショップと社会実験

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印刷 ページ番号1030093 更新日 2022年3月28日

駅前広場の改良を計画しています

イメージパース

 現在、尼崎市では、阪急塚口駅南駅前広場の改良を予定しています。

 改良にあたっては、「居心地がよく歩きたくなる駅前空間」となるように、整備後の利活用を見据え、皆さんが使いたくなるような駅前広場となるように、計画していく予定です。

 そこで、実際に利活用をされるみなさまに、ワークショップや社会実験を通して、ご意見を伺いながら「一緒に駅前広場を使ってみる」機会を設けたいと考えています。

 

目次

  • 企画ワークショップレポート
  • 社会実験レポート
  • 作業ワークショップレポート
  • ワークショップと社会実験の実施について

 

 

企画ワークショップレポート

企画ワークショップの様子

 令和3年12月18日(土曜日)、塚口さんさんタウン2番館コミュニティホールにて、企画ワークショップを行いました。

 阪急塚口駅南駅前広場では、10月8日(金曜日)~10日(日曜日)に駅前広場を使ってみる社会実験を行ったところですが、今回のワークショップでも引き続き、「使いながら考える心地よい駅前広場」をテーマとして、駅前広場の新たな活用法や、駅前広場でやってみたいことを22名の参加者のみなさんと一緒に考えました。

 まずは、駅前広場の整備について、市役所より概要説明。その後、参加者を6つのグループに分け、企画ワークショップのスタートです。

第1部「新しくなる駅前広場の活用法を考えよう!」

企画ワークショップ第1部の様子

 今回のワークショップは2部構成です。第1部では「駅前広場でやってみたい活用法」を考えます。

 まずは、参加者のみなさんのイメージを膨らませるために、市役所より10月の社会実験の内容や結果の紹介です。

 その後、グループごとに自己紹介・他己紹介を行い、和やかな雰囲気になってきたところで、早速やってみたい活用法を考える時間です。テーブルごとに配布されたアクティビティの写真をヒントに、ひとりひとりのやってみたい活用法をグループ内で共有していただきました。斬新なアイデアにあっと驚く声が聞こえてくるグループや、話が盛り上がって時間が足りなくなるグループも!

 グループでの発表後には、グループごとの代表者の方に、それぞれのグループで出たアイデアを発表していただきました。

 「待ち合わせ場所や、友達とおしゃべりできる落ち着いた空間が欲しい」、「路上ライブが見たい」、「キャンドルナイトがしたい」、「自然いっぱいのところに行かなくても都会でキャンプをしてみたい」、「3×3のバスケがしたい」など、多種多様な使い方のアイデアが飛び交い、大いに盛り上がったところで、第1部の終了です。

第2部「”Let’s PUBLIC HACKING”」~現場をリサーチして、使ってみる企画を考えよう~

企画ワークショップ第2部の様子

 続いて、第2部では、第1部より具体的に今すぐにでも駅前広場でできそうな企画を考えます。

 まずは、京都大学経営管理大学院にて公共空間マネジメントについて研究されている笹尾和宏氏による、公共空間の活用についてのプチレクチャーの時間です。

 「お金を払って受けるサービスをセルフでやってみる」、「部屋で過ごしていることを外に持ち出してみる」、「アウトドアアクティビティを日常に持ち込んでみる」という3点をヒントにすると、公共空間で実際にやってみたいことに繋がるというアドバイスが印象的でした。

 プチレクチャー終了後、実際に駅前広場を現地調査し、使ってみたい場所を探します。今まで何気なく通っていた駅前広場も、「どの場所がどのように使えそうか」という目線で見ると、見え方が変わってくるのではないでしょうか。

 現地調査の終わった方から、駅前広場で今すぐにでもやってみたいことを考えていただき、一人ずつ企画を発表していただきました。

 企画の内容は、「読書」、「ライトアップされているツリーの下での食事」、「スカイコムをきれいにしたい」といった今日からでもできそうなものから、「パブリックビューイング」、「出張図書館」、「ペデストリアンデッキでのプロポーズ」、「スカイコムにコタツを置きたい」などの斬新なものまで、多岐に渡りました。

 発表終了後は、それぞれの企画に対し、「やってみたい」ことにはピンク色、「手伝いたい」ことにはオレンジ色、「応援したい」ことには青色のふせんを参加者のみなさんに貼っていただき、フリーディスカッションの時間をもってワークショップを終了としました。

企画ワークショップ第2部で出た企画

 参加者の中には、企画の内容が似ているから一緒に進めようと意気投合する方々や、次はいつ集まろうかと早速具体的な動きを取る方々も!

 本ワークショップでの企画が実現する日を楽しみに、今後の駅前広場の使われ方にご注目ください!参加者のみなさん、ありがとうございました!

 

社会実験レポート

社会実験全体の様子

 令和3年10月8日(金曜日)~10日(日曜日)に阪急塚口駅南駅前広場で、社会実験を実施しました!テーマは「使いながら考える心地よい駅前空間」。

 今後、駅前広場の改良を予定しているのですが、整備後の利活用を見据えて、実験的に椅子やテーブル、ソファ、植栽、日よけ、利便性を高めるWi-Fiなどの設置、キッチンカーの誘致等を行ったものです。また、作業ワークショップで、みんなで作ったベンチ、丸椅子もあわせて設置させていただきました。

 社会実験を通して得られた、実際の利用の様子や、ご利用された方のご意見を、整備に活かすことで、よりみなさまに使っていただける駅前広場にしていきたいという思いから実施しました。

 3日間とも暑すぎるくらいの快晴で、無事に終えることができました。

【社会実験 1日目:10月8日(金曜日)】

社会実験1日目の様子

 スタッフは朝の7時から設営を行い、11時から社会実験初日がスタートしました。作業ワークショップで作成いただいた寄せ植えや丸椅子、段ボールベンチも設置し、たくさんの方にご利用いただきました。

  実験範囲内には、“駅前広場を自由に使ってみよう”というコンセプトのもと、3m×3mのプチ広場を設置しました。ご予約をたくさんいただき、3日間様々な利活用をしていただきました。この日は、就労継続支援の取り組みと、フォトブースの設置を実施されました。

 就労継続支援の取り組みは、縁JOYマルシェと銘打ち、ソープフラワーやポップコーン、焼菓子などの販売や、めだかすくいなどをされました。フォトブースの設置については、かぼちゃやお化けなどの可愛い仮装をしたちびっこたちの撮影が行われました。

 また、この日は、エッグトーストとミルクセーキを中心としたキッチンカーが出店されました(以下に掲載の卵型のものがミルクセーキです)。平日ですが、お昼時には列ができるほど大人気でした。

 夕方、陽が暮れてからは、ランタンを灯し、また少し違った雰囲気に…。平日の金曜日ということもあり、実施を知らなかったけれども、通勤帰りに見かけてご利用いただいた方もいました。

【社会実験 2日目:10月9日(土曜日)】

社会実験2日目の様子

 この日のプチ広場は、物物交換会とお菓子釣り、市民祭りのPRとスマートボールの設置・フラダンスの披露、あるもんで交歓会とゴミ拾いゲームの3組にご利用いただきました。

 物物交換会は、使わないけどまだまだ捨てるのはもったいない・まだまだ使えるものは誰かに使ってほしいというものを、無料で持って帰っていただくイベントで、衣類を中心にたくさんお持ちいただいていました。また、お菓子釣りはお子さんがたくさん参加されていました。

 市民祭りのPRとスマートボールの設置・フラダンスの披露は、市役所の生涯、推進!学習課が、2年連続中止となってしまった市民まつりをPRしたいということで参加し、スマートボールには参加賞があり、お子さんがたくさん遊んでいました。フラダンスにはたくさんの観覧者がいらっしゃいました。

 また、誰かの不用品を無料でお持ち帰りいただくあるもんで交歓会では、食器類を中心にお持ちになられていました。ゴミ拾いゲームでは、先日、関西テレビのよ~いドン!で人間国宝さんにも認定されたトングマンがお越しになり、会場周りのゴミ拾いを実施されていました。

 この日を含め、土日の2日間は、タコスとハンバーガーの2店舗のキッチンカーが出店されました。2店舗とも、普段から尼崎を拠点として営業されているお店で、たくさんの方にご利用いただく様子を見ることができました。

【社会実験 3日目(最終日):10月10日(日曜日)】

社会実験3日目の様子

 この日のプチ広場は、NPO活動の宣伝と弾き語り、フリーマーケット、プラレールの設置、家族で合唱の4組にお申し込みいただきました。

 NPO活動の宣伝と弾き語りは、普段阪急塚口駅の北側で活動されているNPO団体が活動内容を掲示し、オカリナやハーモニカの演奏を披露されました。

 フリーマーケットは、衣類を中心にお持ちいただき販売されました。

 プラレールの設置は、電車が大好きという5歳の男の子を中心にご家族で参加され、阪急塚口駅周辺の阪急電鉄の駅をプラレールで再現されました。

 家族で合唱は、2歳のお嬢さんが保育園で習ってきた歌をみんなで歌いたいとお申し込みいただきました。

 

 また、この日は、みんなの尼崎大学阪塚ひろば部により、さんさんタウン2番館と現在工事中の旧3番館の2階の間にあるスカイコム広場でも社会実験が実施されました。テーマは「スカイコムをつかいこむ!?」で、芝生や段ボールのテーブルや椅子、スケボーエリアを設置し、ストリートチームASKの協力でスケボー教室を実施するなど新しい使い方を実践するとともに、スカイコム広場でしたいことをコミュニティボードに自由に記入してもらいました。

 普段のスカイコムでは見られない光景が広がっていました。また、お子様からは「また、やってほしい」とうれしい声も頂きました。

 

 3日間通して、ご利用いただいた方、またアンケートにご協力いただいた方、ありがとうございました。予想以上に多くの方にご参加・ご協力いただき嬉しく思っております。阪急塚口駅南駅前広場の使い方の検討はこれからも続きますので、引き続きぜひ一緒に考えていただけたらと思います!

 

 

作業ワークショップレポート

事業の概要説明

 令和3年9月26日(日曜日)、あいにくのお天気でしたが、事前にお申し込みいただいていた20名の方と作業ワークショップを行いました。

 これは、10月8日(金曜日)~10日(日曜日)の社会実験に使う備品の準備を行うワークショップです(後程、実際に社会実験で使われた様子もご紹介しますね!)。

 まずは、事業の概要説明と自己紹介。みなさん少し緊張気味の様子でしたが、参加者を2つのグループに分けて、さっそく作業スタートです。

多肉植物の寄せ植え【Bグループ前半・Aグループ後半】

多肉植物の寄せ植え

 2つのグループ共通の作業として、会場を彩る多肉植物の寄せ植えを行いました。

 鉢植えと、1人2つの多肉植物を選んでいただき、寄せ植えを行います。親子やご友人同士で参加された方は、2人や3人で1つの寄せ植えをされる方も。

 作成いただいた寄せ植えは、参加者の方にお持ち帰りいただき、当日までの水やり等のお世話と、社会実験への持参をお願いさせていただきました。みなさん大事に育てていただいたようで、当日会場がとても癒される空間となりました!

木製の丸椅子の色塗り【Aグループ前半】

木製の丸椅子の色塗り

 Aグループに、前半に作業いただいたのは、木製の丸椅子への色塗りです。 まずは、マスキングテープを使って、塗りたい柄を作ります。側面にもぐるりと囲むように貼ることで、綺麗な仕上がりとなります。

 その後、赤・黄・緑・紫・茶の5色から選んで塗っていただきました。塗ってしばらく乾かした後、みんなでマスキングテープを剥がした時に、完成品を見たみなさんの嬉しそうな表情が印象的でした。柄の作り方と、色の選び方によって、個性豊かな椅子となりました!「自分の塗った椅子が人気になるかどうか気になる」なんてお声も。

 当日も、おしゃれな空間づくりに1役買ってくれる存在となりました。

段ボールベンチへのペイント【Bグループ後半】

段ボールベンチのペイント

 Bグループに、後半に作業いただいたのは、段ボールベンチのペイントです。簡単に組み立てられて、さらにはベンチ同士を、繋いでも、ばらしても使えるという優れもののベンチです。

 参加者のみなさんで相談して、4つのグループに分かれて、2つずつ繋いだベンチをペイントすることに。今回の最年少参加者である3歳のお子さんも、大好きなピンク色を中心に、頑張ってペイントしてくださいました。

 早く終わったグループが他のグループを手伝ったりしながら、全く異なる雰囲気の4つのベンチが完成しました!

 社会実験の会場では、大きな存在感を放っていました。

 

 最後は、木製の丸椅子と段ボールベンチを並べて、記念撮影を行いました。参加者の皆さんありがとうございました。

集合写真

 

 

 

ワークショップと社会実験の実施について

(日程が決まりました)社会実験の実施について

「心地よい駅前広場ってなんだろう?」

みんなで使いながら一緒に考えたいと思います。

当日は、作業ワークショップで作成したイス等の什器も使用する予定です。

日時 令和3年10月8日(金曜日)から令和3年10月10日(日曜日)
   午前11時から午後7時まで(最終日のみ午後5時まで)

内容 
人工芝や椅子、テーブル、ソファなど、どなたでも自由に使える空間を駅前広場に設置します。
あなたの好きな時間を見つけてみてください。

※Wi-Fiが使えます。
※時間帯によってキッチンカーも営業します。
※ごみはお持ち帰りください。

 

【プチ広場の利用者大募集!】   
会場の一角に3m×3mの小さな芝生広場をつくります。
あなたの好きな使い方にチャレンジしてみませんか?
予約もできます。1組2時間まで利用が可能です。

申込は、Eメール、電話またはFAXのいずれかでお申込ください。

記入内容 氏名、年齢、住所、電話番号、メールアドレス
     利用希望日時(2時間まで)、利用内容、利用する人数、火気を使用しないことの同意

申込先  尼崎市都市整備局土木部道路整備担当
     (Eメールアドレス ama-douroseibi@city.amagasaki.hyogo.jp
      電話番号     06-6489-6493   
      FAX番号     06-6488-8883)

申込期間 令和3年9月6日(月曜日)から

※雨天の場合、予告なしに中止されることがあります。
※新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、マスクを着用の上、ご参加ください。
 また、感染状況によっては、変更・中止する場合があります。

社会実験のチラシ

 

(満員御礼→延期→日程が決まりました)作業ワークショップの実施について

社会実験で利用するイス等の什器の準備に参加いただくワークショップを予定しています。

作業内容は什器の色塗り等、鋭意調整中です。

日時 令和3年9月26日(日曜日) 午後2時から午後4時

場所 スカイコム広場

人数 先着20名

 

 

(満員御礼→延期→日程が決まりました)企画ワークショップの実施について

駅前広場について、みんなで考えるワークショップを実施します。

駅前広場をこうやって使ってみたい!

スカイコム広場でこんなことはできないかな?

などを、みんなで話し合う時間にしたいと思っています。

日時 令和3年12月18日(土曜日)午後1時から午後4時

場所 さんさんタウン2番館4階 コミュニティホール

人数 先着20名

 

SDGs行動であま咲きコインが貯まります

健康づくりや環境に優しい活動、ボランティア活動などのSDGsの達成につながる行動で、あま咲きコインがたまります。

阪急塚口駅南駅前広場に関するワークショップ、社会実験については、SDGsのゴール11「住み続けられるまちづくりを」に資することから、参加していただいた方へ、SDGsポイントを50ポイント付与いたします。

あま咲きコインの詳細については、以下のリンクをご覧ください。

 

 

(募集を締め切りました)ワークショップの参加応募について

 ぜひ参加したい!という方は、以下の内容をご記入のうえ、Eメール、電話またはFAXのいずれかでお申し込みください。

記入内容 参加したいワークショップ(どちらも応募も可)、住所、氏名、年齢、電話番号、Eメールアドレス

応募先  尼崎市都市整備局土木部道路整備担当
     (Eメールアドレス ama-douroseibi@city.amagasaki.hyogo.jp
      電話番号     06-6489-6493   
      FAX番号     06-6488-8883)

申込期間 令和3年7月26日(月曜日)から令和3年8月13日(金曜日)まで

このページに関するお問い合わせ

都市整備局 土木部 道路整備担当
〒660-8501 兵庫県尼崎市東七松町1丁目23番1号 本庁北館6階
電話番号:06-6489-6493
ファクス番号:06-6488-8883