JICA海外協力隊 松本千花隊員(パラグアイ)

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印刷 ページ番号1042100 更新日 2025年10月8日

松本千花隊員のお便り

2025年10月

Hola!(オラ!)パラグアイからこんにちは!

パラグアイは日本のちょうど反対側にあり、季節も真逆、時差もちょうど12時間あります。「南米の心臓」と言われるように、南アメリカ大陸の中心に位置する内陸国です。海がないので海と海鮮がとても恋しくなりますが、パラグアイには、大きな川があり、多くの人が釣りや川遊びを楽しんでいます。

パラグアイ川
パラグアイ川にて

みなさんの中には、パラグアイと聞いて「サッカー」をイメージする方もいらっしゃるかもしれません。実は今年16年ぶりにワールドカップの出場権を手に入れて、大盛り上がりです。日本と対戦する日が来るのかなとワクワクしながら日々を過ごしている今日この頃です。

南米では、多くがスペイン語を話されていますが、パラグアイでは、「グアラニー語」という先住民族の言葉もスペイン語とともに公用語とされており、多くの人が混ぜて話します。最初は彼らの言っていることがわからない理由が、スペイン語がわからないからか、グアラニー語がわからないからかがわからず、大変戸惑いました。笑(住んで4カ月、今では発音の違いからすぐわかるようになりました。)それでも、グアラニーはお金の単位にまで使用されているほど、彼らにとっては大切な祖先であることがわかり、私もできるだけ彼らと同じ気持ちで、敬うことにしています。 

渡航する前に、パラグアイのことを調べて一番驚いたのは、パラグアイの面積は日本の面積の1.1倍あるにも関わらず、人口は埼玉県とほぼ同じだということです。それでも、首都は車社会なので、通勤・帰宅時はとても渋滞しています。一方、首都から180kmほど離れた私の住む地域では、6000人前後しか住んでおらず、渋滞とはかけ離れた生活をしています。私が活動している市役所は午前7時〜午後1時しか開いておらず、1日の来訪者は平均5人前後です。何かに焦ることもなく、人も動物ものどかに暮らし、自然と平和を愛している様子が伺えます。また、日曜日=家族の日としている家庭が多く、毎週日曜日の昼にBBQをする文化があります。BBQと言っても、日本で想像するよりも大きな肉の塊がまるごと焼かれ、自分のお皿で切って食べるスタイルです。毎度、大きな肉を見ては驚いて感動しています。そして、私の住む家の大家さんは、近所に親戚が多く住んでいるため、「毎日がお祝い事」と言っては過言ではないくらい、毎晩のように誕生日やベビーシャワー(出産前祝い)と称した行事を開催しており、異国の文化を日々経験しています。

バーベキュー
バーベキューの様子

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