みんなの尼崎大学ブログ「レポート提出します!!」バックナンバー(平成30年度)

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印刷 ページ番号1007460 更新日 2021年10月5日

みんなの尼崎大学

令和元年度以降のレポートについては、みんなの尼崎大学ウェブサイト「学生生活」をご覧ください。

上昇志向じゃない人生ゲーム!?当事者研究スゴロクを体験してきました(平成31年3月6日)

当事者研究スゴロク
当事者研究スゴロク 空白のマスには参加者の人生の失敗談や挫折談が

 3月6日に、尼崎市役所の若手職員有志による自主研修グループ「夜カツ」に参加してきました。
 ゲストの観光家、コモンズ・デザイナーの陸奥 賢 (むつ さとし)さんのお話を聞きたかったからです。

 陸奥さんは、
・あますい!~尼崎を粋なまち歩きと酔な立ち飲みで盛り上げる~
・まわし読み新聞
・歌垣風呂
・直感読みブックマーカー
 そして、この日体験した
・当事者研究スゴロク

 などなど、面白い企画を世に打ち出している方です。

 当事者研究スゴロクは、失恋、受験失敗談などなど、人生の失敗や挫折をみんなで共有するゲームです。
 世にスゴロクといえば、「人生ゲーム」が有名ですが、これは人生のステップアップを目指す、いわば成功のベクトルを競うゲームのこと。
 しかし、当事者研究スゴロクは、いわば「降りていく生き方ゲーム」なのです。

例えば、
・大学院の試験日をまちがえて受験できなかった
・バレンタインキャンセル
・クリスマスキャンセル
・酔った勢いで恋人に自分から別れを告げたのに後悔し、ひきずっていた
・ダイビングの途中でお腹がいたくなり、そのまま…
などなどの失敗談がメンバーから寄せられます。

 寄せられた失敗談でスゴロクの空白マスを埋めます。その際、レアな内容であればあるほど「6マス」進む、よくある失敗は「1マス」進む、と先に進める貴重なマスになります(笑)。

 人の「弱さ」をコミュニケーションツールにできないか、自分の弱さを笑いやネタにする大阪らしさが活きるのでは、と陸奥さんが作ったのが、当事者研究スゴロクゲーム。

 挫折のエピソードを喋ることで仲良くなるゲームなのですが、東京でやるとなかなか会話が弾まないのだとか。今回は大きく盛り上がり、「さすが尼崎」とお褒めいただきました。(笑)

 この当事者スゴロクゲームをはじめ、陸奥さんの作品は、オープンソースで誰でもダウンロードできるのが特徴です。
 https://goo.gl/cdhflj
 http://wp.me/pxlkK-27j

 ちなみに、当事者研究スゴロクの「当事者研究」とは精神障害者施設ではじまったアセスメントとリハビリテーションのプログラムのことなのですが、詳しくは上記のほか、みんなの尼崎大学プロモーションサイトをご覧ください。

 

 陸奥さんのアイデアはどこから湧いてくるのでしょうか?

 アイデアの源泉は、逍遥(しょうよう)、無目的にふらふら歩くことにあるそうです。
 「今は、効率よく出会う社会、スピーディな社会に慣れきってる」が、紆余曲折、遠回りでないと、「自分の中にないものに出会わない」とお考えです。

 例え話として、インターネットで本を買う行為はすごく便利ですが、陸奥さんの考えは違います。「すごい損してる、機会を失ってる」と。

 「本屋に行こうと着替える。本屋で本を探すとハッと目に留まる本があったりする。街を歩いていてこんなことあるんやと気づく。インターネットではクリック1つで欲望通りになりますが、欲さないものには出会わない。偶然の出会いがピンとくるんです。それがアイデアの入口かな。」

 インドでは「人間は完璧な存在ではない。だから他人に迷惑をかけられても文句を言わず助けろ」という教えがあるのだそうです。
 「普通、そうじゃないやろ!」と排除するのではなくて、優しい社会をつくる、多様な生き方を認める社会を作りたいとおっしゃっていたのが印象的でした。

 陸奥さんから、「今、効率的、合理的に考えられていることが実はすごく貴重な機会を逃している」というお話が大変、胸に刺さりました。

なぜ人は働くの?園田公民館主催「キャリア教育」授業に参加しました(平成31年2月26日)

園田のオトナたちが園田のコドモたちと生きる意味を考える

キャリア教育授業の様子
今回は御園在住、アウトドアプロデューサーの須佐美さんに密着しました

 こどもたちが働くことや生きることの尊さを知り、学ぶ意欲の向上を目指す、園田公民館主催の「キャリア教育支援事業」。

 園田ゆかりのいろんな仕事をしている人が小学校に一同に会し、小学生はそれぞれ興味のある人の話を聞くスタイルです。毎年、園田地区にある全小学校で開催されていて、今年度の最終回は2月26日に園田東小学校で開催されました。

 今回の参加業種は、弁護士、警察官、郵便局員、ネイルアート、高齢者介護施設、保険会社、ラジオパーソナリティ、アウトドアプロデューサーの9業種のみなさんです。

 園田東小学校では、1チーム15分で4業種のオトナのみなさんから仕事の内容について、話を聞いたり、質問をしたり、仕事のプチ体験をしてみたり。

 今回は、アウトドアプロデューサーの須佐美幸一さんに密着して話をお聞きしました。

 「私の仕事は、アウトドアプロデューサー。インストラクターでもコーディネーターでもありません」と須佐美さんは子どもたちに語ります。
 
 須佐美さんは元フランス料理のシェフで、その後アウトドアショップで店長をされ、今は全国初!?のグルメハイキングを企画運営しています。

 グルメハイキングとは、山の上や渓谷などハイキング先で、ステーキやパスタ、アクアパッツァなど、元シェフの経験を活かした“グルメ”なランチがついたハイキングのこと。このハイキングコースの開拓や季節にあった料理の提供をプロデュースしているのです。なので、年間100日以上、山に登っているのだとか。

 驚きなのは、調理器、食材はすべて須佐美さんが持参のうえ、すべて15分での完了を目指して調理しているとのこと。飲料水も持参です。
 
 「お肉とか腐ったりしませんか」子どもたちの素朴な疑問が質問に。

 「そうなんです。お肉がいたまないように、保冷バックにお肉を入れるのですが、その際、ケーキ屋さんなどでもらった保冷剤をとっておいて、お肉とお肉の間に挟んで冷たいまま山上にもっていくようにしています」

 「お水は重くないんですか」

 「2リットルくらいならお湯にした状態で自分で持ちます。スープや鍋料理を作るときは5リットルくらいほしいので、お客さんに1人500ミリリットル(ペットボトル1本分)ずつ持ってもらうこともあります」

 「下見とかするんですか」

 「炊事の場所やトイレの場所など確実に知っておくために下見は必ずしていますよ」

 などなど。

 最後に、須佐美さんから「『山の上で、こんな料理はできない』なんて先に考えていたらできません。『どうやったらできるかな』と考えればたいていの料理はできます。
 みなさんも初めからあきらめるのではなく、どうすればできるかを考えていくようにしてくださいね」とアドバイスがありました。

 この「キャリア教育」の授業の狙いは、子どもたちの将来の職業観、学びの意欲につなげることですが、小学生に仕事の内容や大切にしていることを伝えようとすると、大人のみなさんは自分の仕事の本質をとらえ、小学生でもわかる言葉に置き換え、語らないといけません。

 日々、忙しい日常を過ごす中で「自分の仕事」を見つめ、語る機会になっています。お話をお聞きして子どもたち以上に私の方が興奮してしまいました。

自転車に乗っていて交差点で一旦停止するとポイントがたまるスマホアプリの話

みんなの尼崎大学チャリ部の活動

アプリの写真

 みんなの尼崎大学で次々と立ち上がる部活動。2018年9月に創部した「チャリ部」は自転車好きの集まり…ではなく、「尼崎の自転車マナーをよくしたい」という熱い思いのみなさんの集まりでした!

 きっかけは2016年3月に尼崎市で開かれたビジネスプランコンペ。「自転車の利用率がひときわ高い尼崎から交通事故をなくしたい」という地域の課題を解決するアイデアで、市長賞に輝いたプランが元になっています。

 「自転車の交通事故の7割は交差点で起こっているんですよ」と教えてくれたのはチャリ部部長の今田大介さん。尼崎市内にある地図や測量の会社で働く今田さんは、市役所で働く柏木洸一さんと杉原竜太さんらとある勉強会で出会い、一緒に部活を結成することに。

 交差点で一旦停止をすれば事故は未然に防げるはず。しかし、どうやって止まってもらえばいいのか。市内にあるおよそ4400カ所の交差点すべてに立って、注意するわけにいきません。それに注意しても嫌がられるだけだし…と考えてスマートフォンの活用を思い立ちました。

 「誰でもほめられたら嬉しいじゃないですか」という今田さん。そんな気持ちで楽しめるスマホのアプリを開発し、2018年11月から実証実験をスタートしました。使い方はアプリを起動して自転車で移動するだけ。

 GPSと連動していて交差点で一旦停止するとポイントがたまる仕組みになっています。「今は実験なのでポイントの使い道はまだありませんが、既存のポイントや企業との連携でマナーを守ればお得になる、そんなシステムを目指しています」。
 
 よく一旦停止されている交差点や事故件数との関係など、今後の交通事故対策につながるデータを集めることがねらいです。11月からのおよそ3カ月で多くのことがわかりましたが、さらに多くのデータを集めるため2月18日からはiPhoneでも使えるiOS版の配信がはじまりました。
 

 仕事を終えた大人たちが、自分たちの専門知識や技術を持ち寄って、社会の役に立てようと話し合う「チャリ部」のミーティングを見ていると、まさに大人の部活だなあとちょっとうらやましくなるのでした。ぜひ尼大生はこのアプリをどんどん使って、その感想を「チャリ部」までお寄せください。

 尼崎発の世界的ヒットアプリに育てましょう。

まさか自分が鬱になるなんて!

ナイス・リカバリー!UTU語り部さんが語る“自分スイッチ”~(みんなの尼崎大学プレゼンツ出張講座)を開催しました(平成31年2月9日)

講演の様子
UTU語り部さんとして活動する斎藤潤さん

 平成31年2月9日(土曜日)に、コープ園田2階にある、学びと集いの拠点「みなくる☆そのだ コープさんとこ」で開催された「ナイス・リカバリー!~UTU語り部さんが語る“自分スイッチ”~」を開催しました。

 今回の講師は元小学校教員で自らUTU語り部さんと称する斎藤潤さん。現在は西宮市の嘱託職員をされています。
 講師自身が何年もうつに苦しみ、その当事者目線で、うつへの正しい理解や周囲のサポートのありがたみなどについて語っていただきました。

 

 斎藤さんは鬱(うつ)をあえてUTU(ユー・ティー・ユー)と呼んでいます。
 斎藤さん自身、まさか自分がUTUになるとは思っていなかったといいます。
 現代社会でノンストレスで暮らしていくのはかなり難しいこと。だからこそ予防が大事であると斎藤さんは訴えます。

 ストレスを受けた後、自分で回復方法を見つける…例えば斎藤さんの場合は
・風呂にゆっくりと浸かる
・ストレッチをする
・十分睡眠をとる

 のだとか。

 心の病になりやすい人は、一般的に書物などでは、真面目、繊細、何でもひとりで抱える人、と紹介されていることが多いのですが、加えて、斎藤さんの場合は、「ねばー&べっきー」が強かったのではないかと振り返ります。

 ねばー&べっきーとは、「せねばならない、すべき」という気持ちのこと。

 斎藤さんは人一倍この気持ちが強く、しんどくてもSOSが言えないし、病を受け入れたくない。
 自分で自分を責め、しんどくて何もやる気が起こらない、楽になりたい…と心がぐちゃぐちゃに。
 「なんでわかってくれないのか」と辛さから自分本位になり、ご家族にもずいぶん迷惑をかけたとか。

 結局、斎藤さんは、3回休職、復職を繰り返します。
 しかし3回目の復職時は日中、ずっと学校の職員室でうなだれる毎日。

 そんなときにたまたま同じ学校に赴任していたスクールカウンセラーに「感情焦点化療法」を教わります。

 「しんどいのはなぜか」と問題を具体化、細分化する方法で、「あの場面がしんどかったのだ」ということが自分でも理解でき、自分で理解できると、相手にも伝わり、はじめて自分のことがわかってもらえた気持ちに。この人だったら何を話してもいいと思えたそうです。
 
 「看病される人になった。必要とされてない、負けてしまった」という感情から、今の自分を晒すことで「変わりたい」という感情が生まれ、鎧を脱ぐことができたそうです。

 自分を含む、自分の周囲の人たちー家族であったり、職場のメンバーであったり。少しの変調を気づくこと、声をかけることが大事なんだと思いました。

 斎藤さんは、UTUで苦しんだ当事者として自分の足でマイナスを武器に、話を聞いてくれる人が元気になれば、と今後も講演活動を続けていきたいそうです。

「理科"で"教える授業を目指して!!」に参加してきました(平成31年1月28日)

尼崎市内の学校先生による自主研修グループ、尼崎市協調学習研究会での発表の様子

 1月28日(月曜)の夜、あまがさき・ひと咲きプラザ内にある尼崎市教育総合センターで行われた、尼崎市内の学校先生による自主研修グループ、尼崎市協調学習研究会の「理科"で"教える授業を目指して!!」に参加してきました。

 中学3年生の理科の授業に「月と金星の動きと見え方」という単元があります。
 月食をわかりやすく説明するための模型があり、それを使うと年間12回日食が起きることになります。
 しかしデータでは、年3回程度しか日食は起きていないという結果が出ています。

  • なぜなのか?
  • どちらが正しいのか?

 生徒たちは自転のせい?公転のせい?模型がおかしい?と仮説を立て、検証を促され、自ら答えを導きます。

 夜な夜な、各校から集まった自主研修グループの先生方が、授業の様子を撮影した動画を見ながら、付箋を使って気になったことや改善点を振り返りました。

  • ?で始まり、はじめから問いを立てる授業が良かった
  • 仮説カードを配り、時点、時点で生徒が書く。それを集めて生徒の考えの移り変わりを捉えていたのが良かった
  • 生徒が1人で考える時間とみんなで考える時間を分けていたのが良かった
  • 日食が何回起きているかも生徒たちに考えてもらった良かったのでは?
  • もう少し考えるためのヒントを出しても良かったかも
  • 5cm短い孫の手(ちょうどいい塩梅にもうちょっと手を伸ばせば痒いところに手が届く)みたいな授業だった(笑)

 企画した園田東中学校の和田健先生によると、理科「を」ではなく、理科「で」実社会での物事の解決方法、例えば課題発見→仮説設定⇔仮説検証であるとか、トライアンドエラー(失敗をしてもいい)を繰り返すことが成功への道筋であることを伝えたいと思い、この授業にチャレンジしたそうです。

 今回、授業で話そうとする言葉を全て書きだしていると、生徒たちが次にどんな答えを返してくるか、1人ひとりの顔が頭に浮かんできたのだとか。
 真剣に尼崎の子どもたちのことを考えている先生方を目の当たりにして、誇らしい気持ちになりました。

 

 

高校内居場所カフェを兵庫県につくろーに参加してきました(平成31年1月26日)

高校内居場所カフェを兵庫県につくろーシンポジウムの様子

 平成31年1月26日(土曜)の午後に尼崎市立すこやかプラザにて開催された「高校内居場所カフェを兵庫県につくろー」シンポジウムに参加しました。
 
 なぜ、今、「高校内に居場所カフェ」が必要なのでしょうか?

 大阪府立高校にて7年前から「高校内居場所カフェ」を運営している一般社団法人offceドーナツトーク代表の田中俊英さんは15年間、引きこもりを支援してきました。引きこもり当事者のほとんどは高校中退者であり、背景に貧困や虐待の問題を抱える生徒も少なくありません。引きこもってからではなく、引きこもり予防の必要性を実感してきました。

 貧困に置かれている状況のなかで、「高校まで通えている子は「サバイバー」。つまり生き残り。進行形でネグレクトを受けているような生徒は、いくら町の中に貧困支援の居場所があっても来ません。なぜなら恥ずかしいから。貧困者としてバレてしまうから。でも、人を求めているし、誰かにグチをこぼしたいと思っています。」

 朝、高校内にあるカフェに来て、母親のグチをスタッフに言って教室にいく子が現に存在します。高校内に自由な空間、サードプレイスが求められているということです。

 この他にも、神奈川県で高校内居場所カフェを運営するNPO法人の方、同校で高校内居場所カフェに一緒に取り組む学校図書館司書の方、同校で導入当時の校長先生、尼崎市内で高校内居場所カフェの運営を考えている方のお話を伺いました。

 詳しくはみんなの尼崎大学プロモーションサイトをご覧ください。

2つの武術・武道のセミナーに参加してきました(平成31年1月13日)

自分も負けない相手も負けさせない「自他不敗の武学」統合武術

統合武術師範のレオン・リー先生と参加者

 平成31年1月13日(日曜日)に武術・武道を学ぶ2つのイベントが市内でありました。

 1つ目はベイコム総合体育館で開催された、みんなの尼崎大学「武活(ぶかつ)」。

 市内で空手道場を開いている松井厚さん他が開催する、武を学び、武を活かし、武で活きるをテーマにした武術・武道セミナーです。
 この「武活」は今回が3回目。「統合武術」とロシアの格闘技「システマ」の授業をそれぞれ3時間ずつ体験できる構成となっています。そのうち統合武術のセミナーを受講しました。
 
 「武」には「2つの矛を止める」という意味があります。お互いが争わないようにする、ということなのだそうです。戦いに勝つために武を学ぶのではなく、争わないために武を学ぼうと説くのは統合武術のセミナー講師、レノン・リー先生。

 HPによると、リー先生は「自分も負けない相手も負けさせない『自他不敗の武学』」追求されている方で、酔拳の元世界チャンピオンです。参加者50人の中にはリー先生の指導を受けるために千葉や仙台から尼崎に来られていた方も。

 リー先生には「礼に始まり礼に終わる」という意味を身体で体験させていただきました。
 姿勢によって力の入り方が全く違うのです。特に首や背中をピンと伸ばして礼をした後、肩の力を抜いて一呼吸置くと押されても耐えることができるのでした。

 リー先生によるとこれがカラダの状態がニュートラルになったときなのだそうです。これが基本形であり、そこから型を学ぶといいとのことでした。

尼崎藩主も経験!?本心鏡智流槍術

尼崎藩主も経験した本心鏡智流槍術の稽古の様子

 2つ目は本心鏡智流(ほんしんきょうちりゅう)槍術の練習会です。
 
 槍術とは槍(やり)を使う武術のこと。本心鏡智流はかつて尼崎藩をはじめ全国に普及していた槍術ですが、明治維新後の軍事教練の近代化により途絶えてしまいました。
 尼崎藩では藩主自らも稽古をされていた記録があり、尼崎城が再建されるのにあわせて、古文書をひも解き、この槍術をなんとか復活、復興させたいと努力している石川哲也さんを訪ねました。

 本心鏡智流は刃の手元側にL型の鉄がついている鍵槍(かぎやり)であることと、全長二間(約3.6メートル)もあるところが特長です。

 今回は鍵槍を使って相手の槍をねじ伏せる練習を体験させてもらいました。試合演舞の様子を下記みんなの尼崎大学Facebookページで確認することができますのであわせてご覧ください。

 今回、練習に参加していたのは約10名。まだ復活したところなので、今、本心鏡智流槍術を始めると確実に世界で10本の指に入ることができるそうです。(笑)
 
 本心鏡智流槍術の練習は西宮と尼崎(サンシビック尼崎)で行っています。
 我こそはと興味のある方はみんなの尼崎大学事務局までご連絡ください。

 その他、武活と槍術の詳しい内容はみんなの尼崎大学プロモーションサイトをご覧ください。

人は見た目、話し方が9割!?第一印象で得する人 損する人(みんなの尼崎大学プレゼンツ出張講座)を開催しました(平成31年1月12日)

講師の秋岡瑛香先生

 1月12日にコープ園田2階にある「みなくる☆そのだ コープさんとこ」でのみんなの尼崎大学出張講座を開催しました。
 
 今回の講師は秋岡瑛香さん。元ラジオアナウンサーで「まちのために自分にできることを何かしたい」と毎月第2水曜日に開催している「みんなの尼崎大学 学生相談室」へ相談に来られたことをきっかけにこの講座の開催が決まりました。

 今回のテーマは「第一印象で得する人 損する人」。
 
 人は話の内容に行き着くまでに、見た目、声だけで判断する割合がなんと93%。
 もし自分の努力でその93%の内容を高めることができるなら、やってみませんか?という講座でした。

【見た目】
 例えば「おじぎ」は姿勢が大切。頭だけ曲げるのではなく、背中を伸ばし腰から曲げる、下げるスピードと上げるスピードをゆっくりすると丁寧に見える…と実際にしてくださるのを見ると納得です。

【話し方】
 発声に重要なのは「腹式呼吸」。みんなで腹式呼吸の練習や早口言葉の練習をしました。

 今回、参加された方には、再就職を控えて面接の対策に来られた方も。
 あっという間の90分でした。
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 次回のみんなの尼崎大学出張講座は、

  •  2月2日(土曜日)午前11時~12時 中央地域振興センター・コミュニティホールにて、「エコ、安い、安全なナチュラル系洗剤を使いこなそう!オトナのおそうじ塾」講師:エコピカ博士こと松本久晃さん、助手の畠山雅行さん、松井萌さん(株式会社栄水化学)(参加費500円です)
     
  •  2月9日(土曜日)午後1時半~午後3時 みなくる☆そのだ コープさんとこにて、「ナイス・リカバリー!~UTU語り部さんが語る“自分スイッチ”~」講師:斎藤潤さん
     
  •  3月9日(土曜日)午後1時半~午後3時 みなくる☆そのだ コープさんとこにて、「絵心なくても大丈夫!キャラクターデザイナー体験講座(仮)」講師:Nikoさん です。詳細が固まり次第、詳しい内容をお知らせします。

    また、 
  • 1月26日午後6時~7時半にはみんなの尼崎大学~放送部【番外編】として「ブッ旅!-おススメできないひとり旅」を開催します。場所は上坂部にある西正寺さんです。参加費500円(お菓子&お茶付き)です。

  ご興味にあわせてご参加ください。

科学的根拠にもとづく政策を考えます!尼崎市学びと育ち研究所会議に参加しました(平成30年12月19日)

会議の様子

 あまがさき・ひと咲きプラザにて定期的に開催している尼崎市学びと育ち研究所会議において、12月19日は研究所所長である大竹文雄・大阪大学大学院教授と松本教育長が懇談しました。

 尼崎市学びと育ち研究所では科学的根拠にもとづく政策立案に向けて、外部の研究員の方々と各種研究をはじめています。今年度からあまっこステップアップ調査という小学1年生から中学2年生までの学力や生活実態に関する調査も始まり、教育委員会が進める、子どもたちの学力向上の取組に、尼崎市学びと育ち研究所も関わっていくことを再確認しました。

生徒たちが自由に探求!百合学院高等学校の「探Qフェスタ」を見に行ってきました(平成30年12月18日)

探Qフェスタでのポスターセッション

 12月18日に、百合学院高等学校で開催された「探Qフェスタ」を見に行ってきました。

 「探Qフェスタ」とは、実在の企業に生徒たちが仮想入社し、企業からのミッションに取り組む「キャリア」の授業と、個人で世の中のいろいろなことを自由に探求する「探求」の授業の校内発表会のこと。この発表会は今年度から誰でも参加できることになり、見学させていただくことにしました。

 「キャリア」の授業で行っている取組は「クエストエデュケーション」といって、全国140校、2万5千人の小中高生が参加するもので、今後、全国大会もありますので、他校に手の内を明かすことができない事情もあり、今回は「探求」授業の報告をします。

 「探求」の発表はポスターセッション方式での発表でした。個人で調べたものを模造紙1枚にまとめ、その前で生徒がプレゼンをします。

 今回、生徒が取り組んだテーマは50近く。中でももっとも感心したのが「白い巨塔 財前五郎 無念の死に見る時代の変化」です。

 1965年に発表された原作と2003年に放映されたドラマを比較して、違いを時代背景をもとに考察。
 例えば、原作では主人公は胃がんで亡くなるのですが、ドラマでは肺がんで亡くなっています。

 発表した生徒によるとこれは、

  • がんによる死因の1位がこの間に胃がんから肺がんになった
  • 予兆が胃がんではテレビ的に見せづらく、肺がんでは乾いた咳をすることで表現しやすかった

 と分析していました。この生徒さんの堂々としたプレゼンテーションに感動して帰ってきたのでした。

 死因が変わったこと以外にも興味深い考察がありますので、詳しくはみんなの尼崎大学プロモーションサイトをご覧ください。

家族で話そう!お年玉会議(みんなの尼崎大学プレゼンツ出張講座)を開催しました(平成30年12月16日)

講座の様子

 12月16日の朝に「みなくる☆そのだ コープさんとこ」で、みんなの尼崎大学出張講座「家族で話そう おとしだま会議」を開催しました。
 これは「会議」をすることがメインというお話ではなく、お金についてお母さんがどういう風に考えているか、普段から子どもたちとお話しをしてみてくださいね、という講座です。

 講師はファイナンシャルプランナーで、キッズマネーステーション講師の土居由紀子さん。

  • お年玉の使い方を子どもたちにどう伝えればいいの?
  • お金はどうしてできたの?
  • お年玉ってなぜあげたりもらったりするの?

 こんな疑問を投げかけます。土居さんからは、

  • お年玉は子どもにとってお金の使い方、大切さを実感する良い機会。自分でお金を扱う良いトレーニングとしてはどうでしょうか。
  • 普段、お母さんはみんな子どもの喜ぶことにお金を使って幸せを感じていることを、この機会に家族で楽しく話し合ってみてくださいね。

 とお話しいただきました。

 そういえば我が家でもお年玉はすべて親に預けていたような…あれはどうなったのでしょうか???(笑)

未来に向かって意見文を書こう!立花小学校の「未来博」に参加してきました(平成30年12月13日)

立花小学校の様子

 12月13日の午前中、市立立花小学校にて開催された「未来博」に参加してきました。 
 今年度、立花小学校では6年生が、児童の主体的・対話的で深い学び、いわゆるアクティブ・ラーニングの授業のなかで、未来に向けて関心のあるテーマについて調べ、意見文を書きました。その意見文の発表会を「未来博」と名付け、1組から3組までの児童が互いの成果を共有する会としたのです。

 児童が選んだテーマは、防災、国際、環境、平和、医療、福祉、経済、ボランティア…など、なかなか幅広く、オトナでも簡単には手が出せなさそうな奥深いものばかり。「医療」の中では医療機器ダヴィンチについて調べ、将来どうなるか?という意見を書いていた児童もいました。

 意見文を読んで、意見文を書いた人に感想を述べたり質問をします。そして特に「良い」と思った意見文に、シールを貼っていきます。児童たちはシールを集めるために、各ブースにポップや看板を立て、なかには、よその組まで「読みに来てー」と誘いに行く児童も。

 平和の意見文を書いたグループでは、紙とマジックを用意していて、「あなたの考える平和とは?」と意見文を読みに来た児童に考えを書いてもらっていました。6年生にして、感想の共有、シェアを自然と行なってるではないですか!しかも、先生によると、ポップや装飾、紙とペンを用意するなどのしつらえは子どもたちに任せているとのこと。

 閉会式では、児童のみなさんに、「今回、いろいろ調べくれた未来に向けて、困ったことに『誰かが…』ではなく、児童のみなさん1人ひとりが、『私なら…する』と考え、チャレンジしていくと、未来はもっとよくなると思います。そのチャレンジに市役所も一緒になって応援します!」とお伝えしました。

 その他、詳しい内容はみんなの尼崎大学プロモーションサイトをご覧ください。

「生きる勇気をありがとう」小園中学校の道徳講演会に参加してきました(平成30年12月12日)

講演会の様子

 平成30年12月12日に、市立小園中学校の道徳講演会に参加してきました。
 講演は元PL学園高等学校野球部で春夏連続準優勝を経験した清水哲さん。後にプロ野球入りした桑田真澄さんの1学年先輩に当たります。
 高校卒業後、大学に進学し、野球の試合中に頚椎を損傷し、肩から下が動かなくなりました。

 テーマは「生きる勇気をありがとう」
 事故にあったのは19歳。なんで俺だけが…両手両足の動かない状態でどうやって生きていくのか、他人に迷惑をかけて生きるなら死んだ方がマシだと考えていたそうです。この時に怒ってくれたのが桑田さんでした。「哲さんは、少なくともボクのためになっていますよ」と。

 このままではいけないとリハビリを始めたものの、少しもよくなってると思えず力が入りませんでした。そんなときに交通事故で首の骨を折って入院していた3歳の女の子と出会います。
 その子は同じリハビリのメニューを笑いながらこなしていて、すごく恥ずかしい思いをしたそうです。そこで、ダメで元々と真剣にリハビリに取り組みます。すると右手が電動車椅子の操作ができるまでに回復したのです。このおかげで一人ででも外出することができるようになりました。諦めずにリハビリをしてよかったといいます。

 小園中学校の生徒の皆さんには、「これから長い人生が待ってる。僕に野球があったように夢中になれるものを探してほしい。誰にも負けないものを。そこで学んだことやそこでできた友達がいつか助けてくれる」と締められました。

 学生時代の思い出など、詳しい内容はみんなの尼崎大学プロモーションサイトをご覧ください。

古代のくらし体験学習会が開催されました!(平成30年12月10日)

古代のくらし体験学習会の様子

11月25日(日曜日)、田能資料館で古代のくらし体験学習会「銅鏡をつくろう」の第2回目が開催されました。
第1回は10月28日(日曜日)に開催し、鋳型に銅を流し込んで銅鏡を作りました。
今回は鏡面を磨きあげる作業を行いました。

まずは、弥生時代と同じように砥石で30分ほど鏡を磨きましたが、大きな変化は見られず、参加された皆さんは「弥生時代の人はこんなに根気のいる作業をしていたのか。」と、大変さを実感されていました。
実際には何カ月も根気のいる作業となるため、今回は職員がディスクグラインダーを活用し、一瞬で磨きあげました。
その後、仕上げは参加された皆さんが粒度の異なる耐水ペーパーを使用し、丹念に磨きあげられました。
どの作品もピカピカに磨きあがり、「顔が映ってる!」と、とても驚いておられました。

参加された皆さんは、「弥生時代の人のもの作りの大変さを思いながら、銅を鋳型に流し込んで磨き上げ、自分だけの銅鏡をつくることができてうれしい」と喜んでいました。
全国的にも珍しいこの学習会を、今後も是非続けていきたいと思います。

スッキリ解決!災害時のトイレ問題(みんなの尼崎大学プレゼンツ出張講座)を開催しました(平成30年12月2日)

みんなの尼崎大学出張講座の様子
スクリーンに写るのは今回講師の長谷川さん。左から2人目は会場講師の山口さん

 12月2日(日曜)朝10時から、コープ園田2階の「みなくる☆そのだ コープさんとこ」にて、みんなの尼崎大学出張講座「スッキリ解決!災害時のトイレ問題」を開催しました。今回は講師がお住まいの愛知からインターネット中継で行いました。(そのため音声がお聞き苦しかったことと存じます。失礼いたしました)

 講師はトイレに関する専門家で「チーム・トイレの自由」代表の長谷川高士さん。トイレ専門店の設備会社の代表取締役であり、防災トイレアドバイザー、トイレジャーナリストとしても活動をされている方です。

 会場では、長谷川さんの講義を聞いて感銘し、今回の講座の企画立案した、防災備蓄収納マスタープランナーなどの資格をもつ山口麻里さんに補助をしていただきました。

 長谷川さん曰く、「人間は平均1日7回程度、排泄をしているにも関わらず、避難時にトイレの使用や水分補給を控えたがためにエコノミー症候群となり命を落とす人も」おられるのだとか。

 また、災害時には下水管が途中で折れているなど、自宅は問題がなくても、水を流さない方がよいことも多く、「水を使わないトイレ」の必要性を説き、いざという時のための体験ワークも推奨されています。

 詳しい講座の内容や体験ワークの様子はみんなの尼崎大学プロモーションサイトからご覧ください。

 次回のみんなの尼崎大学出張講座は12月8日(土曜)午後1時30分から同所にて、みんなのサマーセミナー初代実行委員長で、訪日外国人の観光ガイドや外国語講師をされている加藤学さんをお招きします。どうぞご期待ください。

ママのお悩みお聞きします!「エンチョウトーーク」に参加してきました(平成30年11月29日)

エンチョウトーークの様子

 11月29日に、武庫幼稚園で開催された「エンチョウトーーク」に参加してきました。

 これは武庫公民館の出張講座で、未就園のお子さんと保護者の方を対象に、子育てに関するあんなこと、こんなことを園長先生と気軽にトークしようという会です。市報を見て、初めて参加しますという方、公民館でお誘いいただいたのでという方、7組14人の親子のみなさんが参加されました。

  「働きたいけど収入と保育料の関係で悩んでいる」、「保育園と幼稚園の違いは?」、「子どもに強く怒ってしまっていいものか」、「集団生活に早く馴染ませたいが、急ぐ必要はあるのか」、「姑との付き合い方」などなど、それこそいろんな話題が出ました。みんなの尼崎大学では、こういうママ達が気軽に参加できる場をつくりたいという方を応援していきます。

 詳しいトーク内容については「みんなの尼崎大学」プロモーションサイトをご覧ください。

尼崎市学びと育ち研究所主催「保育環境評価スケール」研修会に参加しました(平成30年11月27日)

同志社女子大学埋橋(うずはし)先生

 11月27日に尼崎市学びと育ち研究所が主催する「保育環境評価スケール」についての研修会に参加してきました。

 講師は同志社女子大学の埋橋玲子先生。アメリカで開発された3歳以上の集団保育の質を測定する尺度(モノサシ)を示した保育環境評価スケール、エカーズ(=ECERS;Early Childhood Environment Rating Scale)を翻訳された方です。埋橋先生によると、このエカーズは保育者に普段の保育の改善点を気づかせるツールになるとのこと。

 実は今年、尼崎市内の全公立保育所といくつかの民間保育園・こども園で埋橋先生に調査を行っていただきました。学びと育ち研究所では今後、こうしたデータを蓄積し、エビデンスを集めて、未来の子どもたちに活きる政策につながるよう分析・研究を進めていきます。

市立浜田小学校で尼崎の課題解決策を考えるカードゲームを体験してもらいました(平成30年11月27日)

浜田小学校の6年生のみなさん

 11月27日火曜日、市立浜田小学校の6年生に尼崎の課題解決策を考えるカードゲーム、「アマガサキ・トゥ・ザ・フューチャーカードゲームPART2(ATTF2)」を体験してもらいました。

 浜田小学校では6年生、約70人の児童の皆さんが総合学習の時間を使って、地域の歴史やまちの見どころを紹介する読み物を作成しています。

 来年3月に尼崎城がオープンすることもあり、国内外から本市を訪れる方が増えると見込まれます。その方々に見ていただこうというもので、名付けて「あま好きプロジェクト」。

 これまで児童の皆さんは色々なところに取材に行き、間も無く完成するとのことです。

 他の方に紹介するにはまず児童の皆さんが尼崎にある「まちの宝」を学ばなくてはと、先月、このカードゲームのセットのうち、尼崎のお宝が描かれたカードを使って学習したことをキッカケに、今回は、課題解決策を考えることにチャレンジしてくださいました。

 どんな回答があったのか?詳しくはプロモーションサイトをご覧ください。

最強のバディ~へっぽこなインストラクターとヘタレなダイバーの20年のあゆみ~に参加してきました(平成30年11月25日)

講演会の様子

 11月25日に園田公民館で開催された「最強のバディ~へっぽこなインストラクターとヘタレなダイバーの20年のあゆみ~」に参加してきました。

 障害がありながらダイビングに挑戦した尼崎在住の児玉彰宏さんと、それを支えてきたインストラクターの迫田和久さん。

 お2人がダイビングを通じて、時には遠慮や葛藤もあり、でも弱みを強みで補いあいながら、20年かけて本音で付き合うことができる「家族未満、親友以上」の間柄になったという素敵なお話でした。

 詳しい内容はみんなの尼崎大学プロモーションサイトをご覧ください。

ユネスコの学習権宣言を学ぼう!に参加してきました(平成30年11月22日)

ユネスコの学習権宣言

 11月22日に、9月の尼崎市民活動図鑑にも参加いただいた市民団体「へいわえーなー」の皆さんによる、「ユネスコの学習権宣言を学ぼう」に参加してきました。
 ユネスコの学習権宣言とは1985年、第4回ユネスコ国際成人教育会議で採択された宣言のことです。

(参考)ユネスコ「学習権宣言」~第4回ユネスコ国際成人教育会議(パリ)の宣言(1985.3.29)~

 学習権を承認するか否かは、人類にとって、これまでにもまして重要な課題となっている。
 学習権とは、
  読み書きの権利であり、
  問い続け、深く考える権利であり、
  想像し、創造する権利であり、
  自分自身の世界を読み取り、歴史をつづる権利であり、
  あらゆる教育の手だてを得る権利であり、
  個人的・集団的力量を発達させる権利である。…

 で始まる、A4用紙表裏2ページの宣言文です。

 これを参加者が順番に読みながら、印象に残った箇所や疑問を感じた箇所に下線を引き、最後に下線を引いた箇所について意見交換を行いました。

 「人類にとって、これまでにもまして重要な課題」って?

 「想像し、創造する権利」とは?

 「問い続け、深く考える権利」って今、進められている主体的な学び(アクティブラーニング)のこと??

 などなど、みんなの意見や疑問、感想を聞くことで、一人で読んでいても気づかなかった考えを聞くことができます。他の人の意見を聞き、違いを知り、学ぶという非常に楽しい時間を過ごすことができました。
 

尼崎ユネスコ協会主催人権学習講演会が開催されました!(平成30年11月26日)

人権学習講演会の様子

11月10日(土曜日)、尼崎市立小田地区会館において、尼崎ユネスコ協会主催人権学習講演会が開催されました。
講師に社会福祉法人阪神協同福祉会園田苑理事長の中村大蔵(なかむらだいぞう)さんをお招きし、「災害復興で生まれたもの」~新しい住まい方と地域共生ケア~と題して講演いただきました。

中村さんが運営するグループハウスは、阪神淡路大震災直後に開設された「ケア付き仮設住宅」から生まれ、入居者と職員がお互いを尊重しながら共生するという新しい生活スタイルで、「笑いと遊び」を重点においており、地域とも積極的に交流されています。
中村さんは、国内外を問わず被災地支援を行っており、ライフワークとされております。
東日本大震災の際は気仙沼市を50回以上訪問されており、被災地では支援活動を通して多くの関係者と交流しながら、グループハウスの活動を広められました。
中村さんの、「自分の行動力は『厚かましさ』からきている。厚かましいからこそ、人の役に立てると思えば、すぐ行動できる。」という話を聞いて、受講者の皆さんはとても感心しておられました。

尼崎ユネスコ協会はこれからも、環境、国際、平和、人権などについて様々な学習や事業を行っていきます。

中央生涯学習フェアが開催されました!(平成30年11月19日)

中央生涯学習フェアが開催されました!

11月11日(日曜日)に、サンシビック尼崎において、中央生涯学習フェアが開催されました!
11月9日まで開催された中央公民館ロビーでのパネル展示に引き続き、第2弾となる今回は、サンシビックまつりと同時開催されました!

体験コーナーでは、親子を対象としたハンドエステとキッズメイクを楽しんでいる姿が見られ、消防署の体験コーナーでは、消防士を夢見る子どもたちが現役の消防士の方に質問をしたり、消防服を着てミニ消防車に乗り活躍する姿を見せてくれました。
中央地域振興センターと寺町周辺で刀トングを使って清掃活動をしている「護美奉行」とのコラボ企画では、みんなで刀トングを作成し、周辺の清掃活動を行いました。
また、地域で活動されている団体の皆さんによる「尼いも」の試食会や、スーパーボールすくい、ぬり絵や工作などもあり、多くの方にご来場いただきました。

生涯学習フェアを通じて、地域での活動や生涯学習への取組に興味を持っていただき、学びの機会になればと思います。

小田生涯学習フェアが開催されました!(平成30年11月17日)

小田生涯学習フェアが開催されました!

11月10日(土曜日)、清和小学校において、小田生涯学習フェアが開催されました!
生涯学習フェアでは、各地区にある学校施設や公民館などの社会教育施設、消防署や老人福祉センター等と共同で開催し、各施設の特色を活かした生涯学習に関連する展示や体験コーナーを行っています。
今年も小田まつりと同時開催で行われ、社会教育課は「地域学校協働活動」や「人権学習」など、各種事業についてのパネル展示を行いました。

参加者の皆さんは、展示コーナーで行われたクイズラリーで展示物を見ながら書かれたクイズのヒントを探したり、体験コーナーでは、「昔遊びの道具づくり」や「体力測定」、「バルーンアート」などにチャレンジされていました。
他にも、スポーツ振興事業団のマスコットキャラクター「スマイルくん」が登場し、一緒にダンスを踊ったり、記念撮影などが行われました。
生涯学習フェアでの楽しい体験をきっかけに、地域の活動などに興味を持っていただくよい機会になったのではないでしょうか。

立花生涯学習フェアが開催されます!(平成30年11月15日)

立花生涯学習フェアが開催されます!

尼崎市立立花公民館において、11月22日(木曜日)午後3時から12月11日(火曜日)正午まで、立花生涯学習フェアが開催されます。
開催期間中は立花公民館1階ロビーにて、立花地区生涯学習関連施設パネル展を行い、関連施設の活動状況等の紹介のほか、立花地区の幼稚園・保育園・小学校・中学校のみなさんの作品を展示します。
開催時間は、午前9時から午後9時(日曜日は5時)までです。(ただし、11月23日は祝日のため休館)

また、立花生涯学習フェアの一環として、『孫育てライフの送り方~「育じい」の実践~』と題して、大阪大学人間科学研究科・未来共創センター招へい教授、石蔵 文信(いしくら ふみのぶ)さんによる講演会を開催します。
共働き家庭が増え、育児問題が深刻化する中、その手助けとなるべくご自身も孫の育児を手伝い、「ママの邪魔にならない」、「定年後の夫をけむたがっている妻も喜ぶ孫育て(子育て)術」を医師ならではの視点も加えて、中高年の男性でも楽しめる育児についてお話いただきます。

とき

11月29日(木曜日)午後1時30分から午後3時30分まで

ところ

尼崎市立立花公民館 3階ホール

定員

80名(先着順、定員になり次第締め切ります)

参加費

無料

申し込み

電話または直接立花公民館まで

電話

06-6422-6741

ファクス

06-6422-8533

受付機関

月曜日から土曜日 午前9時から午後5時30分

みなさんのご参加をお待ちしています!

あまおだ減災フェスに参加してきました(平成30年11月11日)

ディクロ(地図を使った避難訓練)の様子

 11月11日に県立尼崎小田高校で開催された「あまおだ減災フェス」に参加しました。
 これは、災害時だけでなく常日頃から尼崎小田高校が地域のハブとなるために、高校生が地域とつながり、減災について考えていこうと企画されたイベントです。

 午前中は被災地などで公演活動をしているBloom Worksさん(兵庫県立大学防災研究科の大学院生)によるライブ演奏があり、午後からは、炊き出しの一環として東北産のお米を使ったおにぎりの提供や防災アトラクション、防災カードゲーム、防災おかしポシェットづくりなど、本格的なワークショップがありました。

 そのなかではディクロを体験してきました。ディクロとはDIG&クロスロードの略で、災害発生場面をイメージしながら地図を使って自分自身のコマを時間とともに動かしていく疑似体験型の避難訓練です。

ディクロで使った地図
小田高校の北側で火災が起きたり、避難者がいっぱいで入れない施設には×のマークが

 今回は尼崎小田高校の周辺での疑似避難訓練です。
 5人チームでそれぞれが、自宅から目標とする避難場所まで避難していくのですが、時間の経過とともに途中で火事が起こったり、渋滞で道路が渡れなかったり、目標としていた避難場所がいっぱいでもう入れない…などなかなか思い通りに辿り着きません。

 私は70分後に津波が来るので、できるだけ北へと思って、自宅に指定した合志病院からJR尼崎駅上のエディオンを目指して逃げたのですが、駅に人があふれ立ち入れなくなり、出発地点の合志病院にとどまっておけばよかったのだと後で気づいたのでした。

 

みんなの尼崎大学出張講座を開催しました(平成30年11月10日)

今回のテーマ「1人旅の魅力、語ります!あなたも旅人デビュー!」

1人旅の魅力、語ります!あなたも旅人デビュー!講座の様子

 平成30年11月10日(土曜)の午後1時半から、コープ園田の2階にある「みなくる☆そのだ コープさんとこ」でみんなの尼崎大学出張講座を開講しました。

 今回の講師は学生時代の海外研修で海外旅行に目覚めた岸本クリスティーナさん。テーマは「1人旅の魅力、語ります!あなたも旅人デビュー!」

 岸本さんは旅を重ねるうちに、いろいろな国の人々と深く接して、その国の人々の生き方や考え方、その背景にある文化の違いを知りたいとの思いから1人旅を選択するようになりました。なぜなら1人の方が圧倒的に声を掛けられる確率が高いからです。

 これまで世界約40か国を旅し、時には危険な目にあったり、他人から見ると失敗談もあったそうですが、命さえ守ることができれば、次の旅行に向けての良い経験ができたと考えを切り替えているうちに、今や野宿やヒッチハイクも厭わない1人旅の達人の域へ。

 言語や地図が全くわからなくても、オフラインで使えるスマホアプリもありますが、究極的にはそういった道具なしで旅がしたいのこと。「旅が自分を変えてくれるのはでなく、旅先で起こった困りごとをなんとかしようとする自分が変わっていくんです」と言われていたのが印象的でした。

 岸本さんは13日火曜、午後7時からの「みんなの尼崎大学放送部」にも出演いただきます。この放送はインターネットでの放送ですので、放送日以降であればいつでもスマートホンなどで聞くことができます。是非お聞きください。

古代のくらし体験学習会が開催されました!(平成30年11月7日)

講義の様子

10月28日(日曜日)、田能資料館で古代のくらし体験学習会「銅鏡をつくろう」が開催されました。
青銅を1000度以上に熱して溶かし、鋳型に流し込んで銅鏡をつくる学習会は全国的にも珍しく、30年以上続く歴史ある学習会です。
鋳型をつくる前に、九州大学の岩永省三教授による青銅器の講義がありました。
青銅器にはどのような種類があるのか、田能遺跡出土の白銅製釧についてなど、参加者は興味深く先生のお話に耳を傾けておられました。
次に鋳型作りを行いました。
皆さんは、前日までに考えておいた鋳型のデザインをもとに、金串や彫刻刀で、とても熱心に模様を彫っておられました。

銅を流しこんで鋳型から取り出します!

鋳造技術者の先生が、参加者の鋳型にひとつひとつ溶けた銅を流し込みます。
1000度を超える銅の流し込みは迫力満点でした。
冷めたら鋳型から取り出します。
参加者の皆さんの作品はどれもすばらしく、コンテストをしてはどうかという意見も出ていました。

次回の体験会で、鏡面を磨いていきます。
とても根気のいる作業ではありますが、ピカピカの鏡になるよう皆さん意気込んでおられました!

中央地区生涯学習フェアが開催されています!(平成30年11月6日)

中央地区生涯学習フェアが開催中です!

尼崎市立中央公民館1階ロビーにおいて、11月9日(金曜日)まで中央地区生涯学習フェアが開催されています。
第1弾は、中央地区にある社会教育関連施設や団体等による生涯学習を支援する取組や情報のパネル展示のほか、幼稚園、小学校、中学校の子どもたちの作品展示を行っています。
開館時間は午前9時から午後9時です。(最終日は午後3時まで)

第2弾は、11月11日(日曜日)にサンシビック尼崎において開催されるサンシビックまつりの中で、学びの場体験コーナーと遊び広場を開催します。
刀型トングを使って町の美化活動を行っているグループの護美奉行とのコラボ企画、自転車シミュレーター体験、消防車・救急車の展示、ぬりえコーナーやハンドエステなど、内容も盛りだくさんです。
午前10時から午後3時まで開催いたしますので、是非ご来場ください!

学校図書ボランティア訪問研修が行われました!(平成30年11月3日)

訪問研修の様子

10月31日(水曜日)に難波の梅小学校において、学校図書ボランティア訪問研修が行われました。
これは、学校図書ボランティアの皆さまのスキルアップや情報交換を目的に、市内小学校を訪問し、研修会を行っているものです。

講師に尼崎市立北図書館ボランティアの「ひまわりの会」の方をお招きしました。
現在、難波の梅小学校図書ボランティアの皆さまは、「図書室の本の整備」を中心に活躍されています。
今後は子ども達が本に興味を持つきっかけを作ろうと『図書ボランティアによる読み聞かせ』の実施にむけて活動されており、研修では『読み聞かせの基本』を中心とした内容で実施されました。

まずは、「本のめくり方」や「声の大きさ・出し方」などの基本をしっかり学び、次に「メイン本とおまけ本の使い分け」なども教えていただききました。
最後に、たくさんの絵本を紹介をしていただき、研修に参加された皆さまは初めて見る絵本を前にとても楽しそうな様子で、講師に「おすすめの絵本」や「長編絵本の読み方」などを質問されていました。

研修は終始楽しい雰囲気で実施され、参加された皆さまは多くの学びがあったのではないでしょうか。
今後の難波の梅小学校図書ボランティアの皆さまのご活躍にご期待下さい!

尼崎創業支援オフィスアビーズの開業3周年記念報告会に参加してきました(平成30年10月23日)

尼崎創業支援オフィスアビーズの開業3周年記念報告会の様子

 10月23日に、尼崎創業支援オフィスアビーズの開業3周年記念報告会があり、参加してきました。

 アビーズは、なんでも起業相談、シェアオフィスなど創業者をオールあまがさきで応援する施設です。

 記念講演は株式会社宿場JAPAN代表取締役の渡邊崇志さん。「夢を実現できる条件」というテーマで、日本にゲストハウスを拡げたいという思いから起業したお話をしてくださいました。
 かつてデレク・シヴァーズさんがTEDでプレゼンした「社会運動はどうやって起こすか?」の動画を見て、最初に立ち上がった人に続く、フォロワーが大事であり、ゲストハウスを日本でつくったときに、「自分たちもやってみたい」と次につながる人が出てきたことが拡がるきっかけとなったとのこと。

 その他、「ふたごの子どもが同時に乗れる自転車が世の中にないなら自分で作る」と一念発起した中原美智子さんが制作した“ふたごじてんしゃ”の展示とこれまでの取組の紹介、身体障害者向け福祉車両の改造事業、レンタカー事業を進める田村昌士さんの近況報告などがあり、尼崎のまち中には思いをもった方々がたくさんいるということがわかりました。

 

尼崎看護専門学校の尼看祭に参加してきました(平成30年10月19日)

ブラックライトを使って手洗いの汚れの残り具合を調べます
ブラックライトを使って手洗いの汚れの残り具合を調べます(手洗い2回目)

 10月19日に、あまがさき・ひと咲きプラザにある尼崎看護専門学校の文化祭「尼看祭」を覗いてきました。

 フランクフルトや焼きそばなどの模擬店の他に、「地域貢献」コーナーとして、看護専門学校の特性を活かして自助具づくり体験や血圧・BMI測定などのコーナーがありました。

 その中で「手指衛生による感染予防」を体験。普段どれだけ手が綺麗に洗えているかをチェックするコーナーです。ブラックライトを当てると光る薬液を手に塗って、石鹸で普段通りに手を洗ったあとで、ブラックライトで薬のとれぐあいを確認するというものです。
 尼崎市立幼稚園で園児たちが体験しているのを見たことがあり、自分はどうかな?と思っていたのでチャレンジしてきました。結果は手のひらはまだしも、手の甲が全く洗えておらず、ビデオ講習を受け、再検査をすることに。

 いろんなところに学びの場があります。

みんなの尼崎大学「学生相談室」を開催しました(平成30年10月10日)

学生相談室の様子

 10月10日(水曜)に、ひと咲きタワー8階みんなのロビーで「学生相談室」を開催しました。
 「学生相談室」とは、尼崎のために何かをしたいと思う市民の皆さんからのご相談に個別に応えたり、昼と夜に交流を兼ねて行う2回のミーティング(ランチミーティング、放課後ミーティング)をまとめてそう呼んでいます。

 お昼ご飯を食べながら交流する「ランチミーティング」では、市内で空手道場の師範をしている松井厚さんから、一日で空手・中国武術・ロシアの武術であるシステマ・柔術等いろいろな武道を体験できるイベントを開催したいとのご相談が。2回目となる今回は、各武術の実践者だけでなく、一般の人も参加できる会にしたいとのこと。

 11月23日(木曜)に開催予定で、中学生以上なら誰でも参加できるそうです(有料)。参加者からは「おもしろそうだけど、初心者が5コマ連続で受けないといけないのはハードルが高い。1コマから参加できるようにしては」との声が。松井さんからは「参考になります」とコメントをいただきました。 

 このように、学生相談室にはいろいろな相談が寄せられます。相談ごとがなくても、上記のように誰かの相談に助言をしたいという人も大歓迎!「三人寄れば文殊の知恵」。思いもよらないグッドアイデアが生まれることを期待しています。

 学生相談室は毎月第2水曜の午前9時から午後9時まで、あまがさき・ひと咲きプラザのひと咲きタワー8階「みんなのロビー」で開催しています。
 次回は、11月14日水曜日。午後5時から斎藤潤さんによる「UTU語り部さんが語る“自分スイッチ”」、午後6時からは秋岡瑛香さんによる「伝わる声の作り方~腹式呼吸による発声方法~」のミニトークもあります。

 その他、たくさんの相談があった学生相談室の詳しい内容をお知りになりたい方はみんなの尼崎大学プロモーションサイトでご確認ください。

第18回みんなの尼崎大学オープンキャンパスを開催しました(平成30年9月26日)

「たどる調べるタイムトラベル」@地域研究史料館

地域研究史料館にて古い市報から興味を惹く記事を切り出す作業
古い市報から興味を惹く記事を切り出し、まわしよみ新聞をつくります

 9月26日(水曜)に、第18回みんなの尼崎大学オープンキャンパス「たどる調べるタイムトラベル」が開催しました。
 今回のキャンパスは、尼崎市総合文化センター7階にある地域研究史料館。国で言う公文書館のことで、市が発行した文書や資料をはじめ、絵ハガキなど市にまつわる資料や映像も収集しています。なかでも一番古い文書は明治15年の「尼崎に港をつくります」というものだそうです。

 市役所がこういう歴史的史料を集めているのは、神奈川県藤沢市(江ノ島のあるところ)に次いで全国で2番目。業界内では「東の藤沢、西の尼崎」と称されているのだとか。

 当日は、同館の松岡弘之さんとともに、まずは昭和20年から40年の市報を使って「まわしよみ新聞」を作りました。(まわしよみ新聞については下記リンクを参照ください)地域研究史料館には、「市報あまがさき」のバックナンバーが約1100点も保管されています。

 市報を見た後は、普段は入ることのできない総合文化センター最上階の9階へ移動。この場所は、かつて2万2千組のカップルが将来を誓った結婚式場が当時の姿のまま残っています。今回は特別にオープンキャンパス会場として利用させていただきました。

 「博物館や美術館は、ショールームのように手を触れずに歴史を楽しむ場所ですが、史料館は過去を記録し続ける、いわばデータセンター。質問をしていただければ、みなさんの予想を越える量の史料をお出ししますので、ぜひお越しください」と松岡さん。目を輝かせて力説する松岡さんを、思わず動画で撮る参加者もいらっしゃいました。

 当日の催しの様子はみんなの尼崎大学プロモーションサイトで紹介していますので、かつての結婚式場の様子を含めて是非ご覧ください。

 次回のオープンキャンパスは、10月26日(金曜)午後3時から、三反田にある尼崎市身体障害者福祉センターで行います。テーマは「そうか!身障センターだったんだ!」身障センターでの活動内容を知ったり、障がい者スポーツの体験をしたりと、まちなかにある学びの場を知るきっかけになればと思っています。ご参加お待ちしております。

猪名川・藻川水辺まつりに参加してきました。(平成30年9月23日)

平成30年度水辺まつりに出た「車いす列車」

 今年で15回目を迎える水辺まつりに参加してきました。今年は前日の雨の影響もあったものの3,000人位の参加がありました。

 水辺まつりの案内文には、「猪名川・藻川の清流の復元に向けて川と人との関わりを考え、人々が川辺で交流する日」「川から離れてしまった子どもたちを再び川に呼び戻す日です。そして私たちが川ガキになる日です。」とあります。

 ステージでは高校生のグループがギターを片手に歌い、藻川にいる生き物の展示や魚にさわろうコーナー、古布などを使ったネックレスづくりなどエコな手作りコーナー、模擬店ブース、白バイ展示コーナーもありました。

 今回、一番お勧めの企画は「車いす列車」です。車いす列車とは、電動車いすを使っている障害者が機関車のかぶり物をして先頭車両へ、後ろに普通の車いす2台が客車としてつながり、計3両編成で走ります。子どもたちは客車に乗って大喜び。

 祭の終了間際にわたしも乗せてもらうことにしました。料金100円を差し出すと「大人は500円」と冗談を言い返されました(笑)この車いす列車が優れていると思うのは、肢体に障害があり移動に困難を抱えている障害者でも、子どもたちを喜ばせることができるところです。

 車いす列車は、社会福祉法人みんなの労働文化センターさんの運営でした。障害者が中心となって民主的に運営している、みんなの労働文化センターさんだからこそ、こんなアイディアが浮かぶのではないかと感じました。楽しい一日を過ごして帰路に着きました。

学校図書ボランティア訪問研修が行われました!(平成30年10月18日)

訪問研修の様子

10月18日(木曜日)、水堂小学校において学校図書ボランティア訪問研修が実施されました。
これは、学校図書ボランティアの皆さまのスキルアップや情報交換を目的に、市内小学校を訪問し、研修会を行っているものです。

今回は、「子ども達が本を手に取るきっかけをつくりたい!」という思いから、講師に尼崎北小学校応援ボランティアの森さんをお迎えし、「ペーパークラフトづくり」について研修が実施されました。
研修では、「本」や「ランドセル」のペーパークラフトを作成しました。
細かく難しい作業もあり、皆さまは真剣な表情で取り組まれていましたが、完成すると「とてもかわいい!」「子どもが喜びそう!」などの声があり、完成品を見ながら感動されていました。
また、作り方の指導だけでなく、今後も様々なペーパークラフトづくりに取り組めるように、クラフトづくりで必要な道具を紹介していただきました。
皆さまは「子ども達に向けて、図書室の飾りやプレゼントなどを作っていこう!」と意気込んでおられました。

今回の研修に参加された皆さまが作られた「ペーパークラフト」や日々の活動により、子どもたちが本を手に取る機会が増えていくことを願います。

みんなの尼崎大学出張講座「オトナによるオトナのためのリトミック」を開催しました(平成30年10月13日)

オトナリトミックの様子

 10月13日土曜日に阪急園田駅そばのコープこうべ2階「みなくる☆そのだ コープさんとこ」でみんなの尼崎大学出張講座を開催しました。

 今回のテーマは「オトナによるオトナのためのリトミック」。

 リトミックとはこども向けのリズム体操と思っていませんか?今回の講師、音楽教室主宰、声楽家でリトミック講師でもある田中幸子先生によると「そもそもリトミックは音大生の授業のために開発にされた音楽教育プログラム」なんだそうです。

 田中先生は創設者ジャック・ダルスローズ氏の教えに添って、こどもはもちろん、成人、しょうがいのある人、お年寄り、あらゆる方々にリトミックを拡げていきたいと考えています。

 この日、全身を使うリトミックでは、4拍ずつ、1.前進(4歩)、2.お腹を叩く(4回)、3.肩を叩く(4回)、4.後進(4歩)の4パターンの動きを繰り返します。1.の終わりにセンセイが「スキップ!」というと2.を飛ばして3.の動作に、2.の終わりにスキップというと3.を飛ばして4.へ。(写真はそのときの様子です)

 頭では理解していても体がついていきません。参加者のお一人は、「この時間はいつもは昼寝タイムなのですが、目が覚めました!」とのこと。オトナの方も機会を見つけて参加されてはいかがでしょうか?

学校図書ボランティア訪問研修が行われました!(平成30年10月10日)

訪問研修が行われました!

10月10日(水曜日)に下坂部小学校において、学校図書ボランティア訪問研修が実施されました。
これは、学校図書ボランティアの皆さまのスキルアップや情報交換を目的に、市内小学校を訪問し、研修会を行っているものです。

講師に尼崎市立北図書館ボランティアの「ひまわりの会」の方をお招きしました。
下坂部小学校では、毎週水曜日の昼休みに「絵本の読み聞かせ」を実施されていることから、研修では『本の選び方や読み方』を学んだり、読み聞かせにおすすめの絵本を紹介していただきました。

読み聞かせする絵本の紹介の際には、講師の方に絵本を読んでいただく場面があり、学校図書ボランティアの皆さまは、絵本の世界に釘付けの様子でした。
いつもは本を読み聞かせする側の皆さまが、『絵本を聞く』という経験をされたことで、読み聞かせは「読み手も絵本を楽しむこと」が大切だと学ばれていました。

研修で学んだことを活かし、これからも子どもたちに本の魅力を伝えていただけたらと思います。

国際協力団体アーユス様に訪問いただきました(平成30年10月2日)

国際協力団体アーユスのみなさん

 様々な宗派の仏教徒が参加する国際協力団体のアーユスの皆様にみんなの尼崎大学を訪問いただきました。
 認定非営利法人アーユスさんは、宗派を超えて仏教僧侶が集まり、仏教の精神に基づいて、1993年に設立された国際協力団体です。世界の様々な現実に目を開き、貧困や不公正、環境破壊など、平和と人権に関わる問題に取り組まれています。
 そのアーユスさんがまちづくり、地域づくりの観点でなんと尼崎市に注目。東京からみんなの尼崎大学やみんなのサマーセミナーについてヒアリングに来られることをいいことに、反対にアーユスさんて何?と逆質問していきました。

 第1部では、アーユスさんにみんなの尼崎大学やみんなのサマーセミナーをご紹介。実行委員のフットワークの軽さに驚かれていました。

 第2部では、尼崎市食満出身の池口龍法さん、NPO法人アーユス仏教国際協力ネットワーク事務局長の枝木さんに国際協力、仏教寺院の新しい展開についてご紹介いただきました。

 アーユスが取り扱う国際的問題については、国際紛争や他国への貧困などへの対応が主であったものが、東北大震災以降、日本国内の問題にも目を向けるよう変化してきたのだそうです。

 日本が支援する側から、支援される側の国になり、国際協力のあり方が変わってきているとのことでしたが、それでも「人道支援」が判断基準になっていることに変わりありませんと言い切られていたのが印象的でした。

第2回学びと育ち講演会「現実社会と連動しながら『生きる力』を育む教育とは」を開催しました(平成30年10月1日)

第2回学びと育ち講演会の様子

 平成30年10月1日に、尼崎市立中央公民館にて、第2回学びと育ち講演会「現実社会と連動しながら『生きる力』を育む教育とは」を開催しました。

 講師は全国150校約2万人の小中高生が、実在の企業などから正解のない課題に取り組む「クエストエデュケーション」という事業を運営する株式会社教育と探究社の宮地勘司さんにお越しいただきました。

 そもそもクエストとは、「探求」という意味です。
 OECDの統計調査によると、日本では諸外国と比較して、成績はトップクラスです。しかし、同じ調査で学習意欲を問う質問には、数学に興味がない、数学は将来自分の可能性をひろげてくれない、数学の授業についていけないと答えた生徒が総じて多く、学習意欲は諸外国と比較して最低レベルにあるそうです。なのに成績は良い。これはどういうことでしょうか?

 宮地さんは、学生が普段から企業など社会との関わりが希薄なために、将来の目標や社会で必要とされる能力に気づきにくいんじゃないかと考えておられます。

 そこで、クエストエデュケーションでは、企業や社会との関わりを意識して、まずは高校生が自ら選んだ企業の商品が、まちのどこに、どれくらいあるかといったフィールド調査や企業イメージを問う街頭アンケート調査に出かけます。

 そうした経験の後、各企業から課題が与えられます。
 例えば、2017年に大和ハウス工業株式会社が与えた課題は、「人間の本気を見せようじゃないか!超高齢社会に夢のある未来を創り出す型破りな土地活用サービスを提案せよ!」
 さて、この問いに高校生たちはどう答えたのでしょうか?

 文部科学省は、グローバル化の進展やAI(人工知能技術)などの技術革新などに伴い、社会構造が急速に大きく変革しており、予見困難な時代の中で新たな価値を創造していく力を育てることが必要と考えています。
 そのため、2020年に予定している大学入試制度改革では、「知識だけでなく、思考力・判断力・表現力を評価する」とし、高校へは「主体的・対話的で深い学び」に向けた授業をするよう改善を促しています。
 素人ながら「主体的・対話的で深い学び」とは、このクエスト事業で経験するようなことを指すのではないかと思いました。

 高校生の回答を含めて、詳細はみんなの尼崎大学プロモーションサイトをご覧ください。

尼崎市と尼崎市教育委員会が株式会社ベネッセコーポレーションと連携協定を締結しました(平成30年9月28日)

右から松本教育長、稲村市長、春名ベネッセ取締役

 平成30年9月28日に、尼崎市と尼崎市教育委員会は株式会社ベネッセコーポレーションによる連携協定を締結しました。これは、今後、尼崎市とベネッセの共同研究や合同シンポジウムの開催、教育委員会とベネッセによる教員研修プログラムの共同開発など具体的に協議していくための包括協定です。

 本市では今年度から、阪神間で初となる小学校1年生から中学校2年生までの学力や学習状況を調査する「あまっ子ステップ・アップ調査事業」をスタートさせます。調査にあたり、プロポーザル方式による厳選なる選定手続きの結果、ベネッセコーポレーションが実施事業者に決まりました。

 ベネッセコーポレーションは全国的に大規模な学力調査などを実施しており、その豊富な経験と実績は本市の児童、生徒にとっても非常に有効と考え、単なる発注者、受注者の関係に留まらず、対等なパートナーとして、本市の教育施策の向上に取り組むために協定を締結することにしたものです。これからの取組にご注目ください。

みんなの尼崎大学商学部オープンセミナーに参加してきました(平成30年9月21-22日)

家庭でつくるシューはなぜ膨らまない?失敗を克服するテクニック

「家庭でつくるシューはなぜ膨らまない?失敗を克服するテクニック」の様子

 平成30年9月21日に、塚口本町にある、ぷちぷちアンサンブルさんで行われた「家庭でつくるシューはなぜ膨らまない?失敗を克服するテクニック」に参加してきました。これは市内5つの商店街のみなさんによって企画された「みんなの尼崎大学商学部オープンセミナー」の1コマです。

 家でシュークリームを作ったことなど全くないのですが、自宅の近所にありながらなかなか伺う機会がなかったこともあり、参加してきました。会に参加して、シュークリームを作ろうとすると、いかに手間のかかる、工程の多いお菓子かということがわかりました。

 講師役を務めるパティシエの湯川さんはシュークリームの歴史から、なぜ生地を混ぜすぎると固くなり膨らまなくなるのかを科学的、論理的に説明されるので、スゴイ方がまちの中にはいらっしゃるものだと思っていたら、実はプロのパティシエを養成する製菓学校で講師を勤められ、今も協会の役員をされているのだとお聞きして納得して帰ってきました。

老舗寿司店の職人が教える寿司体験教室

私が握ったお寿司

 同じく商学部オープンセミナーの一環で、塚口町にある松葉寿司さんの「老舗寿司店の職人が教える寿司体験教室」に参加してきました。これはお寿司の体験授業です。

 面白かったのは、修行中という三代目社長もまだ握れないらしく、参加者と一緒にレッスンを受けていたことです。写真は初挑戦の私が握ったものですが、お店のお皿に載せると、それなりにそれらしくないですか??

 松葉寿司さんは今年創業80周年を迎えられ、「松の恩返し」として、600円(税別)の鉄火巻きをなんと80円で販売されたそうです。

スパイスを学ぼう!!

スパイスを学ぼう

 「スパイスを学ぼう!!」の授業は、若王寺にあるスパイスカレー&カフェ SECOND HOUSEで開催されました。
 この授業はオリジナルのガラムマサラづくりです。

 コリアンダー、クミン、シナモン、カルダモン、クローブなどどこかで聞いたことのあるスパイスのにおいを嗅ぎ比べながら味をデザインしていきます。フライパンで炒ってからミルで細かくしてできあがり。

 参加者それぞれの違う香りを比べながらわいわいと楽しい時間を過ごすことができました。

 開催前、「どれくらい人が来るんでしょう?」と講師でシェフの阿本さんは心配されていましたが、蓋をあけると満席御礼でした。

 

尼崎市民活動図鑑を開催しました(平成30年9月19日)

尼崎市民活動図鑑の様子

市内でまちのために活動する市民団体と尼崎市民、尼崎市職員が出会うイベント「尼崎市民活動図鑑」を武庫之荘のトレピエで開催しました。

午後の部15団体、夜間の部15団体の方に参加いただき、中には午後3時~夜8時まで5時間もお付き合いいただいた団体の皆さまも。参加いただいた団体の皆さま、本当にありがとうございました。

午後の部は市職員の研修としたため、100人以上の参加があり大賑わい。

夜間の部は本当に市民の皆さまの活動を知りたいという市民の皆さん、市職員からなる約40名の参加がありました。

夜間くらいの人数の方が各団体に分かれたときにじっくりと対話ができて、団体の皆さま、参加者にとって有意義だったように見えました。今後もこうしたマッチング(?)事業を続けていきますので、みんなの尼崎大学フェイスブックページほかにご着目ください。

園田にあるNPO法人を訪ねました(平成30年9月14日)

NPO法人みんなの労働文化センターでの流しそうめんの様子

園田にあるNPO法人学遊さんと同じくNPO法人みんなの労働文化センターさんにお邪魔しました。

東園田にある学遊は空家を借りて学習塾と高齢者の居場所づくりをしているNPO法人で空家問題と高齢者の居場所づくりという社会課題を解決しようとしているユニークな存在です。尼崎以外にも豊中や高槻で同様の取り組みをされています。

小中島にあるみんなの労働文化センター(みんなの尼崎大学に似てますね!)では障害者の就労継続支援のほかにも介護事業などをされていて、就労継続支援の現場を見せていただきました。

働きにきている障害者の皆さんと牛乳パックを小学校などの回収拠点から集めたものを問屋を通じて再生紙メーカーに納入したり、30キロ詰めの黒砂糖を1キロ単位に小分けする作業などなどを請け負っています。

砂糖の仕分けではスタッフが何回も測り直さないと1キロにならないのに、就労に来ているベテランさんになると1回で1キロの規定内に仕分けできるというので驚きました。

あいにくのお天気でしたが、この日は流しソーメンの日(はじめての試みだったとか)。仲間の皆さんで舌鼓を打たれていました。

園田中学校の学活の時間にATTF2(平成30年9月11日)

カードゲームの様子

市立園田中学校の1年生にATTF2(アマガサキ・トゥ・ザ・フューチャーカードゲーム2)を体験してもらいました。

まずは尼崎のお宝カード(武庫川や尼崎城など地域の資源)が描かれたカードでカルタ大会。「市報あまがさき」など普段気に止めていなかったモノや人を知ることができるゲームです。知らない大人がやってきて、固い雰囲気だった教室内に歓声がわき始めました。

次にこのお宝カードを使って、まちの身近な問題の解決策を考えます。
「となりにマンションが建ったおかげで家の中が一日中日陰になって気分も暗くなってしまう…60歳女性」と相談者になりきって相談カードを読む親役の生徒。その他の生徒はお宝カードを使って解決案が浮かんだ順に考えた案を発表します。

「家にいてるから気分が暗くなるので、「大阪へ5分!」カードを使って梅田で気分転換!」などなど次々に発表。最後に各テーブルごとのベストおせっかい賞(このゲームは「おせっかい」を良いことと表現しています)を決めました。

今回、授業に取り入れてくださった前川先生からは「普段、無口であまり表現をしない生徒が真正面に問題を捉えて回答をしていて、まじめな一面を見ることができた。生徒たちの心にある考えを引きだすことができるゲームと思った。尼崎のことを知るいいゲームと思って試してみたが、チームビルディングにも役立つかも」とお褒めいただきました。

小園中学校のセンセイ方とATTF2をしてきました(平成30年8月31日)

ゲームをするセンセイ

 小園中学校にアマガサキ・トゥ・ザ・フューチャー・カードゲーム2、略称ATTF2カードゲームの紹介にいってきました。

 当初は校長先生、教頭先生にカードゲームの内容をお伝えするつもりだったのですが、教頭先生の計らいで13人もの先生方にお集まりいただきました。そこで急きょ、カードゲームを先生方に体験してもらうことに。

 お悩みカードを片手に15歳の中学生や、60歳の女性になりきって悩みや苦労話を吐露する先生に、周りのプレイヤー役の先生が「武庫川」や「電車」、「おせっかいなおあばちゃん」など尼崎のマチの地域資源(お宝)カードで解決策を考えます。

 さすがは中学校の先生でした。

 ノリがよく、回答も初めてとは思えない発想、ストーリー性にどんどん盛り上がりました。尼崎市では各学校へATTF2カードゲーム・出張キャンペーンを絶賛開催中です。小学校高学年から高校生までの学校関係者の皆さまで、このカードゲームを利用してみたいと思われましたら下記の連絡先にお電話くださいませ。お待ちしております。

 

職員研修「地域に飛び出せ職員!」(社会教育としてのフィールドワーク)を開催しました(平成30年8月30日)

講演のようす

尼崎市では、来年度から公民館のもつ地域の社会教育の拠点の要素を、地域の核である地域振興センターでも担っていくため、両部署を一体化して強化していきます。

地域振興センター、公民館職員をはじめ市職員も改めて互いの施設の強みを知り、社会教育とはなにかを考えるために、、神戸大学大学院 社会教育・サービスラーニング支援部門教授の松岡先生を招いて、市職員研修を開催しました。

今回のテーマは「地域に飛び出せ職員!」。約3時間、講演による研修とワークショップを体験しました。

社会教育では「先入観に囚われず、人を信じる。そうするうちに実践する側も変化する」、社会教育とは「対話を成り立たせ、対話をはぐくむ実践である」と対話がキーであること、対話を成り立たせるためには「仲間として認められること(一度や二度会ったくらいではだめ)」、仲間として認められるには「行政職員としての殻を破り、アホになることができるか」と教わりました。

当然、それをもってしても、時には衝突や葛藤が生まれることもあります。が、それを克服するプロセス(過程)がまなびであり、まちづくりなんだそうです。

非常にわかりやすいお話しであっという間の3時間でした。松岡先生に引き続き学んでいきたいと思います。

第3回ファシリテーション研修を開催しました(平成30年8月24日)

ファシリテーション研修の様子

 第3回目のみんなの尼崎大学ファシリテーション研修を開催しました。若干名、追加募集をしたことで市民の方の参加が増えました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございます。

 今回のテーマは「記録のスキル!いろんな方法を知ろう!」でした。
 参加者全員で合意を得て進めていくゲームを体験して、コンセンサス(合意)を得てゲームを進めることを会議と捉えて、その進め方を振り返り、記録の大切さを学ぶというものでした。

 ゲームに熱中するあまり、ファシリテーション研修の一環であることを忘れていた人もいたようでしたが(笑)、記録をしていないと人の記憶がいかにいい加減なものなのかがわかりました。

 次回はホワイトボードを使った会議の進め方です。

つながる会議に参加してきました(平成30年8月23日)

つながる会議の様子

 8月23日に、コープ園田2階にオープンした学びと集いの場「みなくる☆そのだ コープさんとこ」の運営会議「つながる会議」に参加してきました。

 この場所は生活協同組合コープこうべがコープ園田の改装を機に提供。このスペースを利用する団体・グループが自主的に運営することになっています。
 「みんなの尼崎大学」もNPO法人や個人・団体に交じって参加させていただき、この場を使ってしたいこと、できることのアイデア出しをしました。

 甲南女子大学の学生さんも参加し、研究のネタにこのスペースを使っていきたいとのこと。これからかなり盛り沢山になる予感です。

ミーツの学校・トーク編~木戸俊介の人生を聞く だれでも行ける海を目指して~に参加してきました(平成30年8月22日)

ミーツの学校の様子

 8月22日にミーツ・ザ・福祉実行委員会主催の「ミーツの学校」に参加してきました。
 この日のゲストはNPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクトの木戸俊介さん。
須磨の海岸を障害のあるなしに関わらず垣根なしに過ごすことができる日本一のビーチにすることにチャレンジしています。

 ご本人は3年前に交通事故により車椅子の生活を余儀なくされた方です。が、自らポジティブモンスターを名乗り、何事も前向きに捉えて行動しておられ、聞いている私たちがどんどん元気なるお話でした。

 話のポイントは「できない」を「できた!」に変えることができた時の感動。障害者になったから諦める、のではなく、障害者になったからこそこれをいかに克服していくかを考え、行動し、むしろ楽しんでるというお話しでした。

 例えば、東京に出張に行くのに以前はビジネスホテルのハートフルルーム(段差が小さいなど弱者に配慮した部屋)を探していたのですが、部屋数が少ないため、1カ月前でも予約が埋まっていることもしばしば。それがストレスになっていました。

 そこで一般の部屋でいかに過ごせるかチャレンジしてやろうと試したら確かに使いにくいけれどもできないことはないと判断。

 逆に今やベッドと壁の間が車椅子では通られへんやんという部屋をいかにクリアするかを考えることが楽しくなり、ホテルの立地に悩まされることなくストレスもフリーになったとのことでした。

 障害者になる前の30年より障害者になった3年間で知り合った方々の方が濃密に、深く、付き合うことができて感謝していると言い切られるところも素晴らしいと思いました。

 詳しい報告はみんなの尼崎大学プロモーションサイトにて紹介しますのでしばしお待ちください。

みんなの尼崎大学出張講座「読書感想文の遊び方~読書感想文お助け講座」を開催しました(平成30年8月11日)

みんなの尼崎大学出張講座「読書感想文の遊び方~読書感想文お助け講座」の様子

 平成30年8月11日(土曜)にコープこうべコープ園田2階にある「みなくる☆そのだ コープさんとこ」でみんなの尼崎大学出張講座を開催しました。

 今回のテーマは「読書感想文の遊び方~読書感想文お助け講座」。今月から新学期を迎える小学生の親子を対象に夏休みの宿題の一助になれば、と開催しました。
 講師はフリーライターで作文教室なども主宰している坂本恵利子さんにお願いしました。

 この日の参加者は6組20人。
 桃太郎をもとに坂本さんが創作した物語を題材に、読書感想文の書き方を学びました。読書感想文は、まず読書感想文を読む人のために簡単なあらすじを書くところからが基本だそうです。その他、詳しい方法はみんなの尼崎大学プロモーションサイトをご覧ください。

 坂本さんは、ご自身の子育ての経験から、子どもたちが読書感想文を書けないのは、能力がないのではなく、書き方を知らないからだということに気づき、試行錯誤して今回の手法を考えついたのだそうです。
 夏休みが終わるまであと2週間ほど。作文や読書感想文が進まない…という子どもたちは、遠回りするようでも、その書き方やコツを学ぶのがいいのかもしれませんね。

みんなのサマーセミナーが無事終了しました(8月4日、5日)

みんなのサマーセミナーin尼崎2018会場となった尼崎双星高校

 8月4日、5日の2日間にわたり、市立尼崎双星高校にて、300人超のセンセイの授業に5000人以上の生徒のみなさんにお集まりいただいた、尼崎の真夏の学びの祭典「みんなのサマーセミナーin尼崎2018」が、無事、終了しました。
 暑いなか参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

 今年の感想としては、例年以上に小学、中学、高校生による授業が多くなりました。サマーセミナーの裾野の拡がりが感じられました。
 ボランティアでは今年から大人、大学生、高校生でチームを組んで、チームで受付、フロア案内、警備などいろいろな担当をローテーションで受け持ってもらうことにしました。普段付き合わない年齢層の人とチームを組むことで、会話が生まれ(なかには受験の相談などしている高校生も)、新しい繋がりができていました。
 センセイに対しても、通常のセンセイ説明会のあとにセンセイ同士の交流会を設けたり、センセイ方が授業を紹介するインターネットラジオを今年初めて導入し、ジャンルの異なるセンセイ方に参加いただくことでセンセイ同士の新たな交流が生まれたりしました。
 「みんなのサマーセミナー」を通じて繋がった縁が、花が咲くように尼崎のあちらこちらで咲いて拡がっていくことを期待しています。 

 当日参加できた方も、できなかった方も、2日間の様子をみんなのサマーセミナーFacebookページやツイキャス(インターネットラジオ配信)で確認できますのでご覧ください。今後、当日撮影した動画を編集し、プロモーションサイト等でご紹介していく予定です。

KOGAI QUEST(公害クエスト)に参加してきました(平成30年7月21日)

公害クエストで語る松光子さん

平成30年7月21日に貴布禰神社で開催された、あまがさき環境オープンカレッジ実行委員会・尼崎市・尼崎市南部再生研究室主催のKOGAO QUEST(公害クエスト)第2章「公害患者と呼ばれて」に参加してきました。
公害の歴史から対話と協働を探るプログラムで連続5回モノの2回目。ゲストは尼崎公害患者・家族の会会長の松光子さんでした。

家の人も、近所の人も、咳が出たら止まらない。「尼崎の風土病」と言われていたなか、松さんは病院に通い、公害が原因と知ります、が、当時は「コウガイってどんな字ですか?」と先生に聞くくらいその存在は知られていませんでした。

病院に子どもを連れて行ったらみんな同じ症状だし、周り近所の子どもが365日、咳をしっぱなしで夜中に救急車で運ばれてる状態。わたしらは旧尼崎町から出ていくところはない。「松さんなんとかして」と頼られて、勉強会を始めました。SOxやNOxとか言われても分からんので、先生に日本語で話してと頼んだと言います。

そんな中で知り合った先生から、家族の咳の状況を日記に付けるように言われました。すると家族の咳の症状と、市の大気データの発表と企業・工場の稼働日とぴったりあったところから、怒りを企業にぶつけていったそうです。

松さんは言います。「声をあげないと相手に伝わらない」。松さんたちが訴えてきた問題は収まってきたかもしれませんが、かつての松さんらのように、自分たちの知らないものや目に見えないものが、気づかないうちに被害となって現れるかもしれません。「何かおかしいと思ったときには、子どもたちや孫たちのために声をあげてほしい」と。

その他、詳しい報告内容はみんなの尼崎大学プロモーションサイトからご確認ください。

次回のKOGAI QUESTは8月18日(土曜)午前10時から正午まで尼崎貴布禰神社で開催されます。次回のゲストは尼崎医療生活協同組合理事長の船越正信さん。テーマは数多くの公害患者を診察してきた医師が語る「医者としてできること」です。
 

「学びが生まれる場におけるファシリテーター・教育者のあり方を探る」に参加してきました(平成30年7月17日)

「学びが生まれる場におけるファシリテーター・教育者のあり方を探る」の様子

 7月17日に上坂部にある西正寺で開催された、「学びが生まれる場におけるファシリテーター・教育者のあり方を探る」に参加してきました。ゲストは平成15年に日本で初めて、プロの会議ファシリテーター事務所を立ち上げた青木将幸さん。幼稚園や学校の先生、将来教職を目指す大学生、ファシリテーションに関心がある一般人など30人以上の方々が参加していました。遠くは和歌山から参加された方も。

 青木さんに参加者から質問です。「ファシリテーションを一言で表現すると?」
「ファシリテーションには適当な日本語がありません。私が人に説明するときには、『三人寄れば文殊の知恵』という言葉がありますよね。困ってること、知ってることを出し合えば何かいい方法が見つかるかもしれない、そんな感覚です」

「ファシリテーションを学校現場でやるなら、どういうところが肝か」
「とある学校で、算数の45分授業で好きなことをしていいと言われ、算数を教えるプロでもないので、何をするか考えて、『算数に関するお困りごと解決会議』をしました。生徒みんなが算数で困ってることを書き出すんです。小数点の計算がわからないとか、そもそも算数をする意味があるのかとか。そしてそれをもとに生徒たちを4人1組にして解決方法を話し合いました。
 小数点の計算はこうしてねと教える子や、算数は将来役に立つよとかみんなで話し合いが始まりました。ファシリテーションはみんなが思ってることを出しやすくするということなんですね。」

 青木さん曰く、ファシリテーションは家族会議から国際会議まで使えますが、家族会議が一番難しいとのことでした。(笑)

 詳しくはみんなの尼崎大学プロモーションサイトをご覧ください。

みんなの尼崎大学放送部(略して「みんぽう」)やってます(平成30年7月16日)

みんなの尼崎大学放送部の様子

 みんなの尼崎大学では学生の皆さんによる自主活動、クラブ活動が増えてきています。

 その1つがみんなの尼崎大学放送部、略して「みんぽう」。

 インターネット放送の"ツイキャス”というアプリを使った30分のラジオ放送をしている活動です。4月の試験放送に始まり、7月16日は第11回、12回放送を行いました。

 通常は月1回2本の放送ですが、今月は8月4日、5日に尼崎双星高校で開催する「みんなのサマーセミナー」を前に、登壇いただくセンセイに毎週、出演いただいています。

 7月16日、第12回放送のゲストは阪神尼崎周辺で和装に刀型トングを腰に巻き、ごみを片付けていく「護美奉行」の活動をしている北側利彦さんと、横浜在住で子どもたちが遊びながら経済のことを学ぶゲームを開発している、さわかみ一般財団法人の上川智子さんでした。

 司会はFMあまがさきなど関西のラジオなどで活躍するプロのDJの牧野篤史さんに、音響は市内で映像会社に勤める畠中辰彦さんなどプロフェッショナルの皆さんがボランティアで携わってくださっています。
 そのため進行は非常にスムーズ。ゲストの皆さんのトークも滑らかに毎回笑いに包まれた放送になっていますので是非、お聞きください。また過去の放送は外部リンク先から聞くことができます。

 なお、上川さんの授業は8月4日(土曜)5時間目326教室 「『けいざいごっこ』であそびましょ!」
 北側さんがプロデュースする授業は8月4日(土曜)2時間目、3時間目512教室 「つくろう!『刀とんぐ』で、ござる。」と「これであなたも護美奉行!で、ござる。」です。

 次回以降の放送ゲストの方々は以下のとおりです。( )内は「みんなのサマーセミナー」での授業タイトルです。

【第13回】7月24日午後7時~
清谷よし子さん・青木俊雄さん(リラックス椅子ヨガ&チェアービクス初級)
山口麻里さん(楽ちん技あり♪プロが教える防災備蓄収納)

【第14回】7月24日午後7時45分~
天野光さん(あのセレブも魅了した文楽の聖地「尼崎」)
こころんハウスのおとなたち(弁護士がやってるこどもシェルター)

【第15回】7月31日午後7時~
コスガミユキさん(コスガミユキのカラダ教室)
海野隆さん・吉田尚司さん(動物実験って…)

【第16回】7月31日午後7時45分~
荒川由規さん(なりたい自分になろう!!)
パンスリー奏者よっぴさん(インドの音色で深める呼吸とWill)

 放送の様子は公開しており、どなたでもご覧いただけます。どうぞ、放送会場がある、あまがさき・ひと咲きプラザ ひと咲きタワーに足を運ばれてください。

みんなの尼崎大学出張講座「イマドキ高校生の授業体験」を開催しました。(平成30年7月14日)

百合学院高等学校の吉川晶子先生

7月14日(土曜)にコープこうべコープ園田にある「みなくる☆そのだ」にて、第4回目の「みんなの尼崎大学」出張講座を開催しました。今回の講師は現在、百合学院高等学校で教鞭をとられている吉川(きっかわ)晶子先生。

講座タイトルは「イマドキ高校生の授業体験」。吉川先生が高校で受け持つ「宗教」の授業を披露いただきました。

まずは、家族と家族が食べる1週間分の食糧がダイニングルームに並んだ写真を見て、どこの国かを考えるクイズをしました。

同居家族が10人を超え、穀物が食事の中心であり、ダイニングは屋外である家族の写真、父母姉妹の4人家族でパンからお肉、お寿司、ワイン、デザートなど机いっぱいに広がった写真などを見て、世界には様々な国があることを学びます。それらの写真を見て、感じたこと、気づいたことを記していきました。

尼崎では、神主さん、住職さん、牧師さんが出演するラジオ番組がありますが、他の国では考えられないとか。世界の紛争の一因となることもある宗教。宗教に寛容といわれている日本に平和のヒントがあると思うとおっしゃっていただきました。

次回、みんなの尼崎大学出張講座は夏休み特別企画、「読書感想文の遊び方」です。宿題の感想文が書けていないお子さんも、かつて読書感想文に苦しんだ大人の方もそうでない方もご参加ください。8月11日の午後1時半から、場所は同じく「みなくる☆そのだ」です。

田能資料館が尼崎市「赤ちゃんの駅」に登録されました!(平成30年6月26日)

田能資料館が尼崎市「赤ちゃんの駅」に登録されました!

6月5日(火曜日)に、田能資料館が尼崎市「赤ちゃんの駅」に登録されました!
「赤ちゃんの駅」とは、子育て中の親子が安心して外出できるように、気軽に授乳やおむつ交換ができる施設です。
尼崎市「赤ちゃんの駅」に登録された施設にはステッカーが掲示されます。

田能資料館には、円形平地住居や方形竪穴住居、高床倉庫という弥生時代の建物3棟を復元しており、復元住居の内部に入ることができ、住居の構造や大きさ、明るさ、温度などを体感することができます。
また、平成19年2月に「日本の歴史公園100選」に選ばれており、自然豊かな公園としてご家族で楽しんで頂けます。

是非一度、ご家族でご来館ください。
授乳やおむつ交換が必要な際は、お気軽に職員にお声かけください。

あまらぶBosai Literacy+~常ニ備エヨ~に参加してきました(平成30年6月24日)

あまらぶ防災リテラシープラスの案内看板

平成30年6月24日に園田北小学校にて開催されたあまらぶBosai Literacy+(プラス)~常二備エヨ!~に参加してきました。

みんなの尼崎大学に、尼崎青年会議所の皆さんから「6月に市内で防災のイベントを開催したい」と相談があり、園田北まちづくり協議会(当時)を紹介させていただいたところから始まった催しです。

尼崎青年会議所の皆さん、園田北小学校区まちづくり協議会の皆さんがタッグを組まれて、市水道局や消防局、防災対策課、県民センター、社会福祉協議会、コープこうべに、園田学園女子大学、尼崎稲園高校、尼崎小田高校等、たくさんの方々を巻き込み、当初からは想像もできなかったくらい大きな啓発イベントになりました。

最初は小さな発意かもしれませんが、同じ思いの人が集まるとすごいパワーが発揮できるということを学びました。
当日の詳しい様子はプロモーションサイトをご覧ください。

ファシリテーション研修を開催しました(平成30年6月22日)

ファシリテーション研修の様子

平成30年6月22日にファシリテーション研修を開催しました。
これは連続4回の研修で会議や意見交換会を円滑に運営する人(ファシリテーター)を養成する講座です。

「まちに、まなびを、まきおこす」みんなの尼崎大学では、ご近所のお困りごとに、みんなで解決に取り組む、尼崎がそんなまちになることを目指しています。
まちのなかにいる、いろんな考えの人と話し、ともに行動するために、ファシリテーターが近くにいればこんなに心強いことはありません。まちじゅうにファシリテーターを増やしたいとこの研修を企画しました。

講師は園田在住のプロ・ファシリテーターの松村史邦さん。アシスタントに森本将行さんにもお越しいただきました。
今回のテーマは「入門!そもそも会議ってどうやるの?話し合いの構造」。効果的な会議をするための事前準備や会議の組み立て方を学びました。

この日の参加者は市民の皆さんを含めて20名。研修を受講した受講生の皆さんには、今後、みんなの尼崎大学のランチ・放課後ミーティングやみんなの尼崎大学オープンキャンパスなどでファシリテーターとして活躍いただく予定です。

この研修の詳しい内容はプロモーションサイトをご確認ください。

6月度みんなの尼崎大学出張講座を開催しました(平成30年6月9日)

まほうのしつもんワークショップの様子

6月9日(土曜)の午後1時半から、生活協同組合コープこうべコープ園田2階にある、みなくる☆そのだにて、みんなの尼崎大学事務局の山添杏子が「まほうのしつもんワークショップ」の講師を務めさせていただきました。これは質問家マツダミヒロさんのワークショップに参加して感動した山添がご本人の快諾を得て、開催しているものです。

この日の参加は15人。講義はいわゆる“ワークショップ”といわれる形式でした。4人1組でグループをつくり、講師の質問に対し、自ら考えた回答をグループ内で共有(シェア)しながら進めるというものです。他の方のお話を聞くと、「そういう発想もあるのか!」と気づかされることがたくさんありました。

シェアの方法にも毎回、楽しい仕掛けがあり、会場の雰囲気も次第に和やかに。会が進むほどに会話も弾み、話し声がどんどん大きくなりました。当日の詳しい様子は下記プロモーションサイトをご覧ください。

私の向かいに座られた年配の男性は「一方的でない、こういうワークショップ形式の講義は本当に身になる」とのこと。皆さまもいろいろな学びの形式を体験しに来られませんか?

次回は7月14日(土曜日)午後1時半から現役私立高等学校教員による「イマドキ高校生の授業体験」です。お楽しみに。

市内南北で忍者学校が同時に開催されました!(平成30年5月27日)

猪名寺忍者学校開講式

猪名寺忍者学校の様子

平成30年5月27日(日曜)午前10時から猪名寺にある猪名野神社(猪名寺廃寺跡)にて、平成30年度の猪名寺忍者学校開講式がありました。この日集まった忍者の卵、いわゆる「忍たま」達は就学前から小学6年生まで約40名。

い組、ろ組、は組、に組の4つの組に分かれて、約2時間、縄渡り、竹馬、竹ぽっくり、礼儀作法の修行を行いました。

礼儀作法では、挨拶の大切さを習い、脱いだ靴を揃える、呼ばれたら大きな声で「はい」と返事するなどを、忍者学校の校長、教頭から直々に伝授。また、竹馬では、忍たまたちだけでなく、保護者のみなさんの「昔とった杵柄(きねづか)」を拝見するシーンも多々あり、ハラハラしたり、安心したり。大人も子どもも興奮の1日でした。

この運営は園田北小学校区の子どもたちに、自分たちが住んでいる地域の歴史や文化を知ってほしいとの願いから、地域の方々がはじめられた取組です。毎年、少しずつ内容に変化を加えてきています。まちのために何かしてみたい!という方の参考になりますでしょうか?

なお猪名寺忍者学校は今年も12月まで修行が続きます。

貴布禰神社でも忍者修行体験

貴布禰神社での忍者修行体験の様子

同じく、5月27日に国道43号沿い西本町にある貴布禰神社で開催されたイベント「おしろごっことおみやまるしぇ」では、だんじりのふれあい、日本髪変身体験、水鉄砲大会、サムライの格好をしてごみを集める「護美奉行」などなど、いろいろな催しがあるなかで「忍者修行体験」が開催されました。

この取組にも約40人の子どもたちが参加していました。なかには中学生の姿も。
貴布禰神社での忍者体験教室は、洞察力を鍛えたり、尾行の練習をしたり、尼崎城の宝を探したりと、同じ日に行われた、猪名寺忍者学校が体を鍛える訓練が中心だったのと比べると、知力を鍛える訓練が多かった印象です。

このイベントは尼崎城にゆかりのある貴布禰神社が尼崎城再建を盛り上げようと企画し、市内の各種団体と連携して開催しました。なかでも忍者修行体験は市内で活動する保育士さんの有志グループ「わくわくあまっこあそび隊」の方々と、園田学園女子大学の学生が組んで、この日のために準備したもの。学生さんたちの事後アンケートによると、子どもたちの耳目を惹きつける難しさや、わかりやすく伝える難しさが体験できてよかったとあったとか。これも学びです。

このように尼崎では、子どもたちのために何かしようといういろんな団体、グループがあります。どちらもボランティアの方々の参加をお待ちしておりますので、気になる取組がありましたら、気軽に声を掛けてみてくださいね。

「ミーツ・ザ・福祉2018」企画会議「ミーツミーティング」に参加してきました。(平成30年5月12日)

ミーツミーティングの様子

5月12日(土曜)午後に中央公民館で開催された「ミーツ・ザ・福祉2018」に向けた企画会議「ミーツミーティング」に参加してきました。

「ミーツ・ザ・福祉」とは、以前は、市が障がいを持つ方について理解を深めることを目的に開催してきた「市民福祉のつどい」イベントのこと。昨年から「提案型事業委託制度」という制度により、知恵とアイデアが盛り込まれた提案をした民間団体に開催運営を委託をすることになり、今年度で2回目の開催となります。

イベントを参加者同士で作り上げていくための会合が「ミーツミーティング」です。障がい当事者の方もそうでない方もたくさんの参加がありました。

私は同じテーブルの、目が見えない方とどのように接したらいいか分からず、失礼がないようにと緊張していましたが、その方と直接お話し、周りの人との関わりを見ているうちに様子が分かり、室内で移動するときは自然とお手伝いすることができました。誘導には、一般的には腕につかむそうですが、その方は肩に手を載せれば大丈夫、ということを教わりました。

障がいのあるお子さんを持つお母さんは「一般の人が来てくれるようになったのが本当にうれしい。今まではバザーをしてもブース出展者同士で買い物をしていた。これでいいのかなとずっと思っていた。」と話してくれました。

今年はおよそ30のユニークなプロジェクトが生まれていて、楽しいイベントになりそうです。ミーツミーティングの詳しい報告はみんなの尼崎大学プロモーションサイトをご覧ください。

また、次回以降の日程をご案内します。
第2回 7月7日(土曜)午後2時00分-午後4時30分 中央公民館 
     「イベントの内容・仕掛けを深めよう!」
第3回 9月1日(土曜)午後2時00分-午後4時30分 中央公民館
     「伝えること・情報発信について考えよう!」
第4回 11月3日(土曜)午後2時00分-午後4時30分 中央公民館
     「イベント当日に向けて最終調整!」
全て申込みが必要です。詳しくは、「ミーツ・ザ・福祉ホームページ」をご覧ください。

材木屋に藏堂とえだと木のもんとオイル塗装とカレーを添えてみるに参加しました(平成30年5月20日)

丸太切りに挑戦するこども

みんなの尼崎大学オープンキャンパスでも訪れた難波小学校近くにある創業93年の材木商、𠮷田悦造商店で開催されたSOERU(そえる)に参加してきました。

吉田悦造商店は材木屋さんですが、敷地の中にDIYパーツや革製品、カフェなどが同居する面白い空間になっています。

そこで毎月第3土曜日と日曜日に、マチの材木屋にさまざまな出張店舗を招いてSOERU(=「添える」)お祭りを開催しています。今回は木材を使ったクラフトショップが多かったかなという印象です。

箸づくり体験ショップや、自身で木片を切り出し鉋をかけるコースターづくり、丸太切りワークショップなどが行われていました。箸づくり体験では、子どもたちが自分の手にあうように紙やすりを使って、木の箸の角を一生懸命に削っていました。

子どもさんにとって(大人にとっても?)、普段、のこぎりや鉋(かんな)、やすりを使う機会はめったにありません。こうした体験がまちなかでできるっていいですね。

敷地内にあるカフェ「ウラニワコーヒー」で販売されていたチンピラ(きんぴら?)ゴボウカレーを横目に帰ってきました。

護美奉行復活プロジェクト~まちの美しさを護り、まちの歴史に触れる~に参加しました(平成30年5月20日)

刀トングでまちの美しさを護る

まちの美しさを護り、まちの歴史に触れるプチセミナーの様子

刀トングを使って町の美化活動をしている「護美(ごみ)奉行」の皆さんが主催する「まちの美しさを護り、まちの歴史に触れる」に参加してきました。

護美奉行プロジェクトは、尼崎市民活動図鑑に参加いただいた団体で、ごみ拾いを楽しく、誰もが参加しやすい活動にしようと、尼崎城再建の折、時代劇のような架空のストーリーを作成して活動しています。少しその取組内容を紹介すると-

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あまり知られていない話がある。
江戸時代、日本は鎖国をしていたが、国内の交易は時代を経るごとに盛んになっていった。一方で人の往来が増すごとに、町の美しさは損なわれていった。
そのような中、設置された奉行職があることをご存じだろうか。

「護美(ごみ)奉行」。

彼らは、町の美しさを護(まも)るために命を受けた。
この現代に、その奉行を復活させる。
鞘(さや)に収まっているのは人を斬るための刀じゃない。まちを護るための「刀型トング」だ。
大人も子どもも、その刀型トングを使って、まちを綺麗にしてみる。
そんな活動に参加してみませんか。
※お気づきかと思いますが、護美奉行は架空の役職です。歴史的にそのような史実はありません。

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20日は尼崎10万人クリーン運動の日。クリーン運動に参加した後、護美奉行プロジェクトの皆さんが三和本通商店街内「地域共創Lab」でまちの歴史プチセミナーを開催したのでした。

講師は尼崎市地域研究史料館の河野未央さん。テーマは尼崎城。今回は受講生にリピーターの方が多かったため、江戸時代、尼崎城に招かれたお寺の住職がトイレの場所が分からなくて困ったらしいという話や、お城で出た排泄物は農民が集める権利を持っていて(肥料として活用するため費用を出してでも欲しいものだったそうです)、毎日、船で収集に来ていたであろうことなど、「ややマニアックなお話でしたが…」という河野さん。反対に今まで聞いたことがない、400年前の人たちの暮らしが垣間見れて、非常におもしろかったです。

河野さんのお話をお聞きして、護美奉行に関連して、江戸時代のごみをどう処理していたかとか、尼崎藩は砲術の技術が大変優れていたらしく、鉄砲隊のお話を伺いたいなどをリクエストしました。

護美奉行の活動は毎月第2日曜日。お昼からは子どもさん向けの刀トングつくり教室も開催していますので、ご参加ください。なお、5月27日に貴布禰神社で開催される尼崎城盛り上げイベント「お城ごっことおみやまるしぇ」に護美奉行も河野さんも当時の衣装で登場するそうです。こうご期待。

5月度みんなの尼崎大学出張講座開催しました(平成30年5月12日)

アートの食べ方

グスタフ・クリムトの接吻をみんなで描きました

コープこうべコープ園田2階にオープンした集いと学びのスペース「みなくる☆そのだ」にて、アートディレクターの中村征士さんをお招きして「アートの食べ方」講座を開催しました。
「食べ方」といっても、本当にアートを食べるのではありません。画家グスタフ・クリムトの「接吻」を題材に、見て、感じて、話して、後半は実際に描いてみることに挑戦することで体に取り入れようという趣旨の講座です。

「接吻」の絵を見て、感想を述べあったあと、中村さんに用意いただいた「接吻」の絵を18分割にしたものを、参加者17人がそれぞれが1枚ずつクレヨンで描写しました。その絵をあわせてみた結果は上記写真のとおりです。

バラバラに描いているにも関わらず、一部で上下がピッタリあっていますし、全体で見るとまとまって見えませんか?

個人の力では短時間に全体描写できないけれども、何人もの人が力をあわせれば短時間に描写できる、つまり大きな力を発揮できるということを教わりました。

経済ゲーム「未来は自分でつくる!」体験会in尼崎~一緒に尼崎ver.を作りませんか?

経済ゲームの様子

引き続き、午後3時半からはさわかみ一般財団との共催による「経済ゲーム『未来は自分でつくる!』体験会in尼崎 ~一緒に尼崎ver.を作りませんか?」を開催しました。

進行役のさわかみ一般財団の上川ともこさんは、このために東京からお越しいただきました。かつて金融業界におられた経験を生かしてこのゲームの開発に携わられています。

これは、参加者が6人1チームになり、漁師、農家、スーパーマーケットの三役に分かれて、農家や漁師が収穫したものをスーパーが買って、お弁当にして販売という経済活動をしながら、メンバーの誰かがお弁当を食べられなくなるとゲームオーバーになるもので、ゲームを終わらせないよう全体の気を配りながら、かつ個人でポイントを稼いでいくゲームです。小学生から大人まで楽しみながら学ぶことができました。

このゲームは、8月4、5日に市立尼崎双星高校で開催される「みんなのサマーセミナー」でも体験できますので、今回、関心を持たれた方はご参加検討ください。

「アートの食べ方」、「経済ゲーム『未来は自分でつくる!』」の詳しい内容は「みんなの尼崎大学プロモーションサイト」にも掲載していますので、下記からご覧ください。

次回、みんなの尼崎大学出張講座は6月9日(土曜)午後1時半から「まほうのしつもんワークショップ」(講師:山添杏子、みんなの尼崎大学事務局)です。誰でも無料で参加できますので、ふるってご参加ください。

高校生が取り組むソーシャルアクション(平成30年5月7日)

尼崎ソーシャル・ソフト・ドリンクスに参加してきました

尼崎ソーシャルソフトドリンクスの様子左が百合学院高校生、右が尼崎小田高校生

尼崎で社会的起業をしている方やソーシャルな活動をしている方を招いて、飲食しながらお話をお聞きする「尼崎ソーシャルドリンクス」という会があり、今回はそのスピンオフ企画、「尼崎ソーシャル・ソフト・ドリンクス」に参加してきました。ソーシャル・『ソフト』・ドリンクスは中学・高校・大学生など、若者のお話を聞く会です。

テーマは、「高校生が取り組むソーシャルアクション」。

ゲストは、普通科のなかに看護師や理学療法士などを目指す看護医療・健康類型を持つ県立尼崎小田高校3年生の皆さんと、全国150校約2万人の小中高生が、実在の企業や社会、先人を題材に答えのない課題に1年間かけて取り組む「クエストエデュケーション」に14年連続で全国大会へ出場している百合学院高校特進コースの3年生の皆さんでした。

尼崎小田高校の皆さんからは、「防災・減災-私たちにできること」と題し、昨年2年生の時に取り組んだ、福祉避難所への訪問、GISを活用した防災マップづくり、東北、熊本の被災地を訪問し感じたことなどを、百合学院高校の皆さんからも、同様に昨年2年生の時に前述のクエストエデュケーションで、「人々が活きる土台を育む大和ハウスの世界進出プロジェクトを提案せよ!」という課題に取り組んだ内容を発表いただきました。

両校の詳しい発表内容や当日のやり取りなどは「みんなの尼崎大学プロモーションサイト」をご覧くださいね。

なお、尼崎小田高校はこの取組が認められて、ぼうさい甲子園で奨励賞を受賞。百合学院高校は全国大会決勝には進出できなかったものの、特に内容がすばらしいと主催者から絶賛を受けたチームです。

今回の2組の高校生の発表は、内容が練られているだけでなく、発表後の受け答えも堂々としており、大学生・社会人にも引けを取らない、もしくはそれ以上と言える素晴らしいものでした。と同時に自分自身の高校生時代を振り返り、恥ずかしい気持ちでいっぱいになりました。

生ごみでたい肥づくりを体験してきました(平成30年4月29日)

上坂部西公園での「春の花と緑のフェスティバル」にて

生ごみからたい肥講習

上坂部西公園で開催されていた「春の花と緑のフェスティバル」にて、生ごみを堆肥にする講習を受けてきました。
この日は市内の緑化団体や環境団体が各種団体の展示や講習をされていて、あまがさきごみ減量会議のみなさんのブースで、生ごみたい肥化講習が行われていたものです。

講師はいきいきコミの門田ゆきえさん。実演をまじえて詳しく丁寧に教えていただきました。

たい肥は、お家で出た野菜クズに米ぬかをまぶして腐葉土や落ち葉と混ぜます。次に、土と一緒に土嚢袋に入れます。そこで1〜2カ月寝かしておくことで完成します。大切なのは水分量ということで、あまり多くてもいけませんし、少なくてもいけないとのこと。土嚢袋内の土を握って湿気を感じられるくらいがちょうどいいそうです。

家庭ごみから家庭菜園やガーデニングに使える堆肥が無料で手に入るうえに、尼崎市民45万人がこれで1人50gでもごみを減らせば、ごみ焼却炉の耐用年数が伸びて、建替、更新に使う税金を他に使うことができるという、ちょっとの努力でとってもお得なお話しでした。

尼からみとりの話、してみーひん?に参加してきました(4月22日)

みとりまちプロジェクト活動報告書の写真

4月22日に園田学園女子大学で開催された「みとりまち実行委員会」主催の「尼からみとりの話、してみーひん?」というイベントに参加してきました。

「みとり=(看取り)」というと“死”に繋がる話ですので、暗い、重いイメージを思い浮かべるかもしれませんが、突き詰めると、自分が死の直前、どこでどうすごしたいか、つまりあの世に逝くまでどのような生き方をするかというポジティブな話なのです。

ゲストは「おひとりさまの老後」など著書が多数の社会学者である上野千鶴子さんと、医師でノンフィクション作家、鳥取にある野の花診療所の徳永進さん。

徳永先生からはみとりの直前のエピソードをユーモラスに語っていただき、上野先生からは「最後にひとりで逝くことがそんなに寂しいことなんだろうか?それまでの人生が豊かであれば最後くらい1人でもいいのでは?“孤独死”ではなく、“在宅ひとり死”と呼べばいいのに」と投げかけられて、腑に落ちました。

このイベントは、「みとりまち実行委員会」による、家族がいてもいなくても、尼崎が、誰かをみとり、みとられる関係性のあるまちになればいいなというスタートの会。

そんな関係性のあるまちって、尼崎がこうありたいと目指す「人が育ち、互いに支えあうまち」でもあります。これからも実行委員会のみなさんの動きに注目していきます。

関西圏学生オールスター入学祭が開催されました(4月21日)

関西圏学生オールスター入学祭の様子

みんなの尼崎大学が応援する「関西圏学生オールスター入学祭」がベイコム記念競技場で開催されました。

この会は、この春、関西圏の大学、専門学校等に入学する学生を対象に、学校の枠を超えた繋がりを持とうと企画されたイベントです。

この企画は、昨年度尼崎市杭瀬の和菓子屋さんに長期実践型インターンシップに参加した大学生・前田海斗さんの発意によるもので、昨年11月から仲間を集めはじめ、推薦入試などで早く進学が決まった学生とともに作り上げてきたものです。

新入生の中には、「大阪や神戸で開催したい、なぜ、尼崎なのか」という声があったのを、前田さんがインターンシップ中に感じた尼崎の大人やまちの魅力を新入生にも知ってもらいたいと尼崎市内での開催を決断。その心意気に、みんなの尼崎大学も全面的に応援することにいたしました。

残念ながら、目標集客数の2000人には届きませんでしたが、3週間前まで高校生だった新入生を始め、それを支える数人の現役大学生、尼崎市内外の企業60社以上の方々の応援もあり、事故や怪我はなく、無事に終了しました。

新入生にとって尼崎のまちがどう映ったか?なにか感じたか?振り返りの会で聞いてみたいと思います。

ミーツ・ザ・福祉2018ワークショップに参加してきました(4月21日)

ワークショップのチラシ

4月21日に開催された「ミーツ・ザ・福祉2018ワークショップ」に参加してきました。「ミーツ・ザ・福祉」とは、提案型事業委託制度により、今まで市が行ってきた「市民福祉のつどい」を、民間団体の知恵とアイデアが盛り込まれた提案により事業委託をしたもので、今年度の11月で2回目の開催となります。

当日の参加者は40名ほどで、障害者の方も、福祉の仕事に携わっている方も、そうでない方も、高校生も参加していました。中には、広島県からの参加者も!

ワークショップはワールドカフェ方式で行われ、問いは「「ミーツ・ザ・福祉」というイベントをより意義深く、価値のあるものにするためにはどうすればいいか」というもの。

私のテーブルでは、「普段から障害者が地域に出やすくなるように、ミーツをもっと地域に広げる」「ミーツのことをを知らない知り合い10人連れてくる」「子どもに無茶なアイデアを出してもらい、それを大人が真剣に考えて実現する」「イベント当日以外も、年中ミーツ・ザ・福祉となるような仕掛けを考える」などのアイデアが出ました。

その中で印象に残った言葉は、ある高校生が、「お互いの立場、価値観を楽しむ」言ったことです。お互いを「知る」に留まらず「楽しむ」という表現がとても新鮮でした。

ワークショップは全3回開催され、次回は4月24日(火曜日)午後7時から小田公民館にて開催されます。「ちょっと会議が苦手」という方も、少し覗くだけでも大丈夫とのことです。

「福祉って何だか難しそう」という方にこそぜひ参加いただければと思います。

みんなの尼崎大学プレゼンツ出張講座を開講しました(4月14日)

ザ・トングマン「ごみはどこに行った?」

ザ・トングマン「ごみはどこに行った?」の様子

この日から、コープこうべさんの協力により、コープ園田2階「みなくる☆そのだ コープさんとこ」にて、みんなの尼崎大学出張講座を開講する運びとなりました。基本的に無料の講座ですので、みなさまどうぞお越しください。

第1回目の講師はNPO法人あまがさき環境オープンカレッジ(AOCE)の原田明(BOB)さん。テーマはザ・トングマン「ごみはどこに行った?」です。

原田さんはご自宅の前を朝5時頃にも関わらず、ごみを拾われている方を見て、「いいことをされているな」と思っていた時に、AOCEのメンバー内にもごみを拾っている方がいることを知り、平成27年から週に1回、AOCEの事務所がある阪急塚口さんさんタウン周辺のごみを拾う、トングマンになることにしました。

翌年2月からはごみの量をはかり、日報のように記録化。これまで76回実施し、累計約60,000本の吸い殻をはじめ人工物のごみを集めています。2~5人で、1時間ほどの活動の間に拾える吸い殻の数は1人当たりおよそ230本。毎週、それくらいの数が捨てられているということです。

このような活動が園田や武庫之荘、阪神尼崎駅周辺でも始まっており、「尼崎全体に広がったらいいな、尼崎なら楽しくできそう」とのこと。

トングマンは環境に良いことはもちろん、活動中にまちの様子がよくわかること、定年後の男性がまちに出るきっかけになること、そこで知り合いができ、楽しみが増えること、ウォーキングができ、ごみを拾うときには膝の屈伸運動にもなることなどいいことづくめ。

しかしながら、トングマンのネックはちょっとした羞恥心。そこで、この日はその羞恥心を取り除くために、コープ園田周辺にて、みんなでトングマンを経験することにしました。10人の参加者が30分ほどの間に集めた吸い殻の数は…なんと750本。

捨てる神あれば、拾う神あり。関心をもたれた方は毎週木曜日朝10時に、阪急塚口さんさんタウン2階のスカイコムにお集まりください。ザ・トングマンが皆さんをお待ちしています。

次回、尼崎大学プレゼンツ出張講座は5月12日(土曜日)午後1時半から同所にて、アートディレクター中村征士さんによる「アートの食べ方」です。

また引き続き午後3時半からは、主に高校生以上の方対象に、同所にて「経済ゲーム「未来は自分でつくる!」体験会in尼崎 一緒に尼崎ver.を作りませんか?」も開催しますので、どうぞお越しください。

みんなの尼崎大学生活科学部が開講しました(4月7日)

食品表示ゼロの秘密

食品表示ゼロの秘密の様子

「みなくる☆そのだ コープさんとこ」という学びと集いの拠点がコープ園田の2階にオープンしました。

くらしのノウハウに関してたくさんの蓄積があるコープこうべの皆さまが創立100年を前に、「みんなの尼崎大学 生活科学部」を開講。これから月に一回、くらしの知恵や工夫など役立つ情報を継続して紹介してくださいます。

第1回目のテーマは「食品表示ゼロの秘密」。
コープこうべの総合品質保証室、執行役員の古山さんから食品表示に関するいろんなお話を伺いました。

コレステロール0、砂糖0、糖類0、とゼロ表示の食品をよく見かけますね。0と表示されていると「ない方がいい」と判断していませんか。

例えば、コレステロール。コレステロールは植物性の油にはもともと含まれていません。しかし、コレステロール0を謳っている商品があります。これは誇大広告でもウソでもありませんが、わざわざ表示する必要性は…いかがでしょうか。
油を含む、マヨネーズには卵が入っているのでコレステロールが存在します。ですので、マヨネーズでコレステロール0のものは努力をされているわけです。ちなみにコレステロールが0であってもカロリーは0ではありませんので、念のため。

チョコレートでも砂糖0というものがありますが、栄養成分表をみると、糖類は0でも糖質は0でないもがあります。この場合は砂糖以外の甘味料で甘さを補っているということです。また食品表示基準により100g当たり0.5g未満の糖類は0と表示してもよいので完全に糖類が全く入っていないということにはなりません。ちなみに砂糖0、糖類0でもカロリーは0でないので、注意が必要です。

無添加みそというものもありますが、味噌は発酵を抑制するために「酒精」というアルコールを用います。無添加みそにはこの酒精が使われないため、発酵が進みやすくなります。消費の多い家庭には無添加みそは向いていますが、消費の少ない家庭では風味を生かすためにあえて添加している味噌の方がいいという考え方もできます。

などなど、詳しく暮らしの知恵を授かりました。これからも続きますので、関心のあるテーマの時に参加されてください。
今後の予定は、以下の通りです。(一部、日程が変更しています。5月8日追記)

5月5日(土曜日)「エシカルってなに?」

6月2日(土曜日)「めっちゃ長いトイレットペーパーの話」

7月7日(土曜日)「知っている?でんきのはなし」

8月4日(土曜日)「はかるたいせつ 塩分をはかる」

午後1時から3時まで。場所はすべてコープこうべコープ園田2階「みなくる☆そのだ コープさんとこ」です。詳しくはみんなの尼崎大学検索サイトで検索してください。

あまナビvol.8を発行しました!(平成30年4月10日)

あまナビvol.8発行しました!

年に2回発行している生涯学習情報誌『あまナビ』の最新号となるvol.8を発行しました!
今回は、前号に引き続いて、学校と地域のつながりのなかで活躍されている「地域学校協働本部コーディネーター」の皆さんをご紹介しているほか、「地域と学校をつなぐ公民館」と題して、小学校と公民館がタッグを組んで実施した「ビオトープづくり」と「生き方探求キャリア教育支援事業」について特集しています。
また、4月から9月までに市内で実施するイベントや講座、図書館や公民館、文化財収蔵庫、田能資料館で開催される企画展やイベントも紹介しています。
この冊子は、市内の公民館や図書館、各地域振興センターの他、市内郵便局や阪急・JRの駅にもご協力いただき、設置していますので、ぜひお手にとってご覧ください!

カリー寺vol.3 ボランティア説明会&アイデア交換会に参加してきました(平成30年4月4日)

カリー寺2018企画書

4月4日(水曜)夜に開催されたカリー寺vol.3 ボランティア説明会&アイデア交換会に参加してきました。

カリー寺とは上坂部にあるお寺、西正寺にて行われている、「お寺でカレーを食べる」だけのイベントではなく、そこで異なる文化に触れ、他者との関わりを通じて、お寺の新しい可能性を探ることを目的としたイベントです。

カレー屋さんの出店以外にもネパール音楽のライブやチャイをつくるワークショップ、クリスチャン・宮司・僧侶によるトークライブなど、各回のテーマに応じた催しがあり、今年で通算3回目。過去2回の開催時には300~500名の来場があったそうです。今年は7月29日の開催を目指し、この会合がもたれました。

この夜の会合の参加者は10名程度でしたが、お話を聞くとお昼にも開催していたとのこと。お昼は地域の中高年の方々の参加が多かったとか。

これまでの反省を踏まえて、今回、新たにチャレンジしたいことを参加者どうしで話し合ったところ、スタッフでおそろいのTシャツを作りたい、お年寄りやお子さんがゆっくりできる場所を確保したい、お寺だけでなく地元商店街に拡がりをもたせるイベントにしたいなどなど、活発な意見が交わされ、予定時刻を大きく超えてしまいました。

このイベントの特徴は、地域の方々と一緒になって何升もお米を炊いたり、配膳の準備をしたりと、昭和の時代にはどこでも催事に見られた光景があること。これがボランティアで参加した若者や学生にはすごく新鮮に映るといった声が聞かれました。地域に根差す人たちと、カレーというテーマに惹かれた人たちによって生まれたコミュニティが運営する、これからの時代にふさわしい、望ましいカタチのイベントではないかと思いました。

関心をもたれた方は下記Facebookページを覗いてみてください。

特別支援ボランティア講座を開催します!(平成30年4月5日)

特別支援ボランティア講座を開催します!

4月24日(火曜日)に、小田公民館において、「特別支援ボランティア講座」を開催します!
この講座では、発達障がいなどで支援が必要な子どもたちのことや、特別支援ボランティアの活動について学びます。
また、講座終了後には、市内の学校園で特別な支援が必要な子どもたちのサポートするボランティアへの登録もできます。

対象は18歳以上の方で先着40人まで、受講料は無料です。
4月5日(木曜日)から、4月20日(金曜日)までに、コールセンター(電話06-6375-5639)へお申し込み下さい。
特別な支援が必要な子どもたちをサポートする一歩を踏み出してみませんか?
皆さまのご参加をお待ちしております。

PDFファイルをご覧いただくには、「Acrobat Reader」が必要です。お持ちでない方はアドビ株式会社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

総合政策局 協働部 生涯、学習!推進課
〒661-0974 兵庫県尼崎市若王寺2丁目18番5号 あまがさき・ひと咲きプラザ アマブラリ2階
電話番号:06-4950-0387
ファクス番号:06-6491-5190
メールアドレス:
ama-syogaigakusyu@city.amagasaki.hyogo.jp
ama-ucma@city.amagasaki.hyogo.jp(みんなの尼崎大学事務局)