『「伊丹諸白」と「灘の生一本」下り酒が生んだ銘醸地、伊丹と灘五郷 』が日本遺産に認定
印刷 ページ番号1021943 更新日 2020年12月1日
『「伊丹諸白」と「灘の生一本」下り酒が生んだ銘醸地、伊丹と灘五郷 』が日本遺産に認定
神戸市、西宮市、芦屋市、伊丹市並びに尼崎市の5市が申請を行いました『「伊丹諸白」と「灘の生一本」 下り酒が生んだ銘醸地 伊丹と灘五郷』が令和2年度の日本遺産に認定されました。
日本遺産の認定は、2015年から2020年までに100件程度を認定することで事業が始まりました。今年が最終年というなかで、初めて「日本酒」をテーマとしたストーリーが認定されました。これを受けまして、5市及び県、各市観光団体等と連携し、地域の魅力的な文化財や観光資源を国内外に発信してまいります。
- 日本遺産ポータルサイト(外部リンク)
- 「日本遺産(Japan Heritage)」について(文化庁のページ)(外部リンク)
- 令和2年度「日本遺産(Japan Heritage)」の認定結果の発表について(文化庁のページ)(外部リンク)
認定ストーリー概要
江戸時代、伊丹・西宮・灘の酒造家たちは、優れた技術、良質な米と水、酒輸送専用の樽廻船によって、「下り酒」と称賛された上質の酒を江戸へ届け、清酒のスタンダードを築きました。酒造家たちの技術革新への情熱は、伝統ある酒蔵としての矜持と進取の気風を生み、「阪神間」の文化を育みました。
六甲山の風土と人に恵まれたこの地では、水を守り米を育てる人々、祭りに集う人々、酒の香漂う酒造地帯を訪れ、蔵開きを楽しむ人々が共にあり、400年の伝統と革新の清酒が造られています。
本市関連
1.下り酒を江戸へ届けたのは、酒輸送専用の樽廻船でした。江戸時代末には、樽廻船で江戸へ下った酒は1年100万樽、江戸の酒の8割を占めました。酒を積み出した港頭に建つ、尼崎市神崎の石灯籠は、金毘羅宮を勧請して航行の安全を祈願した常夜灯です。
2.船倉に積み込まれた酒樽が荒波で壊れないよう、また、潮風にさらされて酒の味が落ちないよう、大切に菰で包む菰樽が開発されました。
このページに関するお問い合わせ
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