健康づくりの四角い窓『栄養成分表示』を知ろう!
印刷 ページ番号1021379 更新日 2025年4月17日
コンビニやスーパーマーケットなど、お店で食品を買うとき、食品を食べるときなど・・・。お弁当の容器やお菓子の袋に四角い窓があることにお気づきですか?(商品によっては横書きのものもあります)
市販されている容器包装に入れられた加工食品には、『栄養成分表示』が表示されています。
栄養成分表示ってなに?
袋や箱などに入れられた加工食品には、エネルギー(熱量)、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム(食塩相当量で表示)が書かれた『栄養成分表示』が表示されています。これらの5項目は私たちの健康づくりに深く関わっており、『栄養成分表示』を読み解き、食品を選んで食べることで、生活習慣病予防やフレイル予防に役立てることができます。(「フレイル」とは:加齢に伴い、介護には至らないけれども心身の様々な機能が衰えた状態)
栄養成分表示はこうやって使う!(活用方法)
1.栄養成分表示の読み解き方

『栄養成分表示』をみることで、その食品にどのくらいの栄養成分が入っているかを一目で見ることができます。上図のように「エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量」の順で5つの項目が書かれており、これらは食品表示法により表示が義務付けられています。
また、脂質のうちの「飽和脂肪酸」、炭水化物のうちの「食物繊維」は、日本人の摂取状況や生活習慣病予防の関連から表示が推奨されている成分です。
紹介した栄養成分以外にも、任意で表示する栄養成分もあります。食品によってさまざまな栄養成分が表示されているので、手元にある食品にどんな特徴があるか見てみましょう!
2.健康づくりに重要な5つの項目の働きについて

3.あなたに合う使い方を見つけてみよう!
栄養成分表示は健康づくりに役立つ重要な情報源です。栄養成分表示を見れば、気になる栄養成分が、どのような食品に多いのか少ないのか、どのくらいの量が含まれているのかを知ることができます。その食品にどんな栄養的特徴があるかを見て、食品を選んでみましょう!
コンビニ弁当を利用する男性の場合
お昼ごはんは、いつもコンビニでお弁当を買う尼男さん(40歳)。近頃、健康に気をつかうようになり、健康づくりについて市の栄養士に相談したところ、食品選びの際に「栄養成分表示」を見るとよいとアドバイスをもらっていました。

脂質と塩分のとりすぎを気にしていた尼男さんは、A弁当とB弁当を比較して、脂質(A弁当:20.7グラム、B弁当:32.2グラム)と塩分(A弁当:2.3グラム、B弁当:2.9グラム)が少ないA弁当を選びました。さらに、『栄養成分表示』を読み解くと、A弁当は脂質が少ない上に、B弁当よりもたんぱく質がしっかりとれることが分かります。
このように、普段から『栄養成分表示』を見る習慣を身につけ、食品に含まれる栄養成分を知ることからはじめましょう!自分に合った食品を選ぶことが、食生活の改善、つまりは将来の『健康』に繋がります。
あなたに必要な栄養素などをバランスよくとるために、『栄養成分表示』や『栄養強調表示』を上手に活用して健康づくりに役立てましょう!
さらに詳しい内容を知りたい方は、消費者庁ホームページをご覧ください。
【事業者の皆さまへ】
上記に紹介した『栄養成分表示』は平成27年4月1日に食品表示法が施行され、消費者に販売される容器包装に入れられた加工食品および添加物において、食品表示基準に基づき、表示が義務付けられました。
表示方法については、下記の消費者庁の公表資料を参考にご覧ください。
さらに詳しい情報については、消費者庁ホームページをご覧ください。
栄養成分表示が消費者の日々の栄養及び食生活管理による健康の増進に寄与することを踏まえ、適切な方法で表示してください。
このページに関するお問い合わせ
保健局 保健部 健康増進課(尼崎市保健所健康増進課)
〒660-0052 兵庫県尼崎市七松町1丁目3番1-502号 フェスタ立花南館5階
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