尼崎市脱炭素先行地域の取組概要
印刷 ページ番号1030390 更新日 2025年2月25日
脱炭素先行地域とは
脱炭素先行地域とは、2050年カーボンニュートラル※に向けて、民生部門(家庭部門及び業務その他部門)の電力消費に伴うCO2排出の実質ゼロを実現し、運輸部門や熱利用等も含めてそのほかの温室効果ガス排出削減についても、国全体の2030年度目標と整合する削減を地域特性に応じて実現する地域です。
※温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させること
脱炭素先行地域に選定
尼崎市と阪神電気鉄道株式会社は、環境省が実施した第1回脱炭素先行地域の公募に共同提案で応募し、令和4年4月26日付けでこの提案が選定されました。
選定理由
脱炭素先行地域評価委員会において、以下の点が評価されました。
- プロ野球球団と連携したスポーツによるまちづくり・観光振興・地域活性化と脱炭素の両立を目指した提案であり、実現可能性やアナウンス効果があること。
- あわせて動線となる鉄道駅における脱炭素化やEVバスの積極的な導入を行うこと。
地域脱炭素移行・再エネ推進交付金(計画提案当初)
- 総事業費 16,049,030,400円
- 交付限度額 3,536,436,000円
※上記の事業内容は、令和4年度の計画提案当初のものになります。
環境省ホームページに各自治体の最新の計画提案書等が掲載されていますので、最新の事業内容についてはそちらをご参照ください。
尼崎市の取組内容
タイトル
阪神大物地域ゼロカーボンベースボールパーク整備計画
~地域課題解決型!官民連携事業~
対象範囲
小田南公園(第1工区・第2工区)、大物公園、大物川緑地、阪神電車6駅(杭瀬駅、大物駅、尼崎駅、出屋敷駅、尼崎センタープール前駅、武庫川駅)、尼崎車庫
計画期間
令和4年度から令和9年度まで
取組の全体像
人口減少が進む市南部大物地域の小田南公園に阪神タイガースファーム施設が移転することにあわせ、同公園内の野球場、練習場等のスポーツ施設、大物公園に太陽光発電・蓄電池を導入するとともに、不足する電力をごみ発電の余剰電力を活用しゼロカーボンベースボールパークを実現する。
あわせて、市内の阪神電車の駅(6駅)及び尼崎車庫を太陽光等により脱炭素化するとともに、EVバスの導入、ゼロカーボンナイターの開催等を行い相乗効果を図る。
具体的な取組
1 各施設において省エネを徹底し、選手寮兼クラブハウス、室内練習場、尼崎車庫内の新築建物についてはZEB Readyを目指す。施設の形状等が特殊なタイガース野球場(日鉄鋼板 SGLスタジアム 尼崎)はZEB Orientedを目指す。
2 タイガース野球場及び室内練習場には太陽光発電(計710kW)と蓄電池を導入し、最大限自家消費するとともに、不足する電力についてはクリーンセンターの廃棄物発電の余剰電力を活用する。
3 災害時の避難場所に指定されている大物公園・大物川緑地には太陽光発電設備・蓄電池・太陽光発電付き公園灯を導入する。
4 市内鉄道駅舎6駅・車庫については、太陽光発電(計1,121kW)を導入し、 自家消費を行いつつ、各駅・車庫間で融通し、不足分は再エネ電力を調達する。さらに、照明・空調の省エネ化を図る。
5 回生電力を有効活用するため、駅舎補助電源装置を導入する。
6 ゼロカーボンベースボールパークとして公園内や試合の中で脱炭素の取組を周知し、ゼロカーボンナイター(RE100、バイオマス素材の活用、プラスチックリサイクルの強化)の開催等に取り組む。
7 鉄道網が発達している東西の移動に比べて交通手段が限定される南北の主要交通手段である路線バスへのEV(26台)導入に取り組む。
取組スケジュール
取組の進捗状況
脱炭素先行地域の取組の進捗状況は、環境省ホームページに掲載されていますので、そちらをご覧ください。
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このページに関するお問い合わせ
経済環境局 経済部 産業政策課
〒660-8501 兵庫県尼崎市東七松町1丁目23番1号 本庁中館7階
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経済環境局 環境部 環境創造課
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