コミュニティFM放送局「エフエムあまがさき」の閉局について
印刷 ページ番号1030926 更新日 2022年6月24日
尼崎市文化振興財団におけるコミュニティFM放送事業の廃止
これまでの経緯
本市におけるコミュニティFM放送局「エフエムあまがさき」は、平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災において地域に密着した即時性の高い情報伝達手段の必要性が高まったことを受け、平成8年10月に開局しました。
その運営を担う外郭団体として、市は株式会社エフエムあまがさきを設立しましたが、経営状況は芳しくなく、平成21年度に放送事業を財団法人尼崎市総合文化センター(現:公益財団法人尼崎市文化振興財団。以下単に「財団」といいます。)へ譲渡し、以降は財団において市政情報や台風等の災害情報のほか、文化事業の紹介など市内のさまざまな情報を発信する、身近な放送局としての役割を担ってきました。
しかしながら、情報発信を取り巻く環境の変化を受け、市政広報番組の検証を行うとともに、災害情報については、これまで構築してきた多層的な情報伝達手段を効果的に活用し、確実な伝達に努めていくこととして、市は財団に委託している市政広報番組の制作・放送業務(年間委託料:約4,100万円)を廃止する方向で検討する旨を令和4年2月の総務委員協議会で報告し、その後、財団と本件について協議を行いました。
エフエムあまがさきの自立運営に関する試算
財団において、市からの受託業務なしでエフエムあまがさきの自立運営が可能かどうか検証を行いました。その結果は次のとおりです。
- 自立運営に際しては、人員体制を大幅に縮小するほか、縮小体制でも運営できるように外部制作番組を積極活用するなど、可能な限りの経費削減策に努めることとした。
- しかしながら、そうした経費削減に努めてもなお、各年度約2,000万円の経常赤字が見込まれる。
- また、総合文化センター耐震化工事中のスタジオ移転費用が発生するほか、今後、老朽化した放送設備機器の更新もあるなど、多額の一時的経費が必要となる。(概算で約1億円)
- このほか、総合文化センターが市に移管された後はスタジオの家賃が必要となるなど、経常経費においてもさらなる増要素があり、今後、赤字額はさらに拡大することが見込まれる。
コミュニティFM放送事業の廃止と今後の方向性
公益財団法人である財団では、市の委託事業なしで、収益事業であるコミュニティFM放送事業を継続することはできないと判断し、令和4年度末(令和5年3月末)をもって廃局とすることを、令和4年3月の理事会において決定しました。
しかしながら、今後も、地域に密着した情報を広範囲かつ即時的に伝達する情報発信手段の必要性は失われるものではないことから、市としては、スマートフォンの普及などに対応したホームページの改修やSNSなどの今日的な広報手段の改善・強化を図っていくとともに、災害情報については携帯電話網を活用した「防災情報伝達システム」をはじめ、あらゆる媒体による伝達に努めます。
また、財団とともに、これまでのコミュニティFM放送局運営で培われたノウハウやコンテンツ、パーソナリティ等の人的ネットワークについて活用を検討してまいります。
お問い合わせ先
詳細は各部門へお問い合わせください。
内容 |
担当部門 |
電話 |
FAX |
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市政広報番組の廃止 | 広報課 | 06-6489-6021 | 06-6489-1827 |
災害時の情報発信 | 災害対策課 | 06-6489-6165 | 06-6489-6166 |
FM放送局の運営 | (公財)尼崎市文化振興財団 | 06-6483-2500 | 06-6483-2501 |
このページに関するお問い合わせ
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