伝統を受け継ぎ、未来につなぐ尼崎の文化

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印刷 ページ番号1016881 更新日 2023年12月28日

これまでの長い歴史の中で培われてきた多様な文化は、今もまちに息づき、人々に親しまれています。また、尼崎市では、新しいことにチャレンジしていく人をみんなで応援することで、学び・楽しみ・交流する市民が増え、これからも本市の豊かな文化が育まれていくことをめざしています。

近松のまち・あまがさき

大近松祭の写真
大近松祭

尼崎市では、近松とのゆかりが深いことから「近松のまち・あまがさき」をテーマに文化振興を進めており、「大近松祭」などのさまざまな取り組みを行っています。

また、次代を担う優れた劇作家を世に紹介し、新たな演劇作品の発掘、劇作家の育成を目的に創設した「近松賞(正式名 近松門左衛門賞)」の受賞作品は、プロの劇団により上演されます。

劇作家 近松門左衛門

江戸時代に人形浄瑠璃(文楽)や歌舞伎の世界で活躍。尼崎市の久々知にある広済寺の再興に尽力して以来、しばしば同寺を訪れました。広済寺の境内には近松の墓(国指定史跡)があり、隣の近松記念館ではゆかりの品々が展示されています。

薪能で幽玄の世界へ

薪能の写真
尼崎薪能

尼崎の大物川はかつて大物浦と呼ばれた入り江で、この場所が舞台となった能楽「船弁慶」にちなんだ行事として、大物川緑地公園野外能舞台や尼崎城において、「尼崎薪能」が開催されています。

また、毎年7月26日には「富松薪能」が、富松神社境内で開催されています。

これらの薪能には、尼崎こども能楽教室で日々練習に励む地域の子どもたちも出演します。

郷土画家・白髪一雄さん

郷土画家・白髪一雄
アトリエでの制作風景 / 白髪一雄「天女の舞」

床に広げたキャンバスに足で描く「フット・ペインティング」という独自の技法を確立し、国際的に高い評価を得ている白髪一雄さん。その功績を讃え、尼崎市総合文化センターに「白髪一雄記念室」を開設。作品のほかにも、デッサンなどの資料も公開しています。

未来にはばたく芸術家を応援

アート発信基地A-LAB(えーらぼ)

アートラボ

若手アーティストの発表・創作の場。展覧会のほか、アーティストトークやワークショップなども開催し、子どもたちをはじめとする市民が気軽に芸術にふれ、体験できる身近な施設です。

また、夏休みなどには、各地域の生涯学習プラザでも、ワークショップを開催しています(A-LAB GO+)。市内外で活躍するアーティストたちと一緒に、楽しくアートを体験してみましょう!

尼崎市文化未来奨励賞

芸術性の高い優秀な作品などを創作し、全国規模の活動を展開しようとしている若手芸術家を応援。これまで、美術家、能楽コーディネーター、音楽家、落語家など、様々なジャンルの芸術家が受賞しています。受賞者は市内での発表や、子どもたちへのワークショップを行います。

白髪一雄現代美術賞

本市ゆかりの現代美術画家・白髪一雄さんにちなみ、若手アーティストによる先駆的で魅力のある現代美術作品を顕彰しています。受賞者はA-LAB等尼崎市内の公共施設・公共空間で発表します。

落語家・桂米朝さん(人間国宝)

尼崎に長く住まわれ、若手落語家が芸を披露する場として、昭和52年から桂米朝一門による落語勉強会をはじめた桂米朝さん。自分の出番がなくても、お弟子さんそれぞれの出来栄えを舞台袖で記録されていたそうです。

勉強会は今も一門のみなさんに引き継がれ、尼崎市総合文化センターで偶数月に開催しています。

「笑い」でまちを元気に

新人お笑い尼崎大賞

新人お笑い尼崎大賞

人気お笑い芸人を数々生んできた尼崎。お笑いを目指す新人の登竜門として、「新人お笑い尼崎大賞」を毎年開催。過去には、友近さんやゆりやんレトリィバァさんも受賞しています。

尼崎落研選手権

落研選手権

近松記念館にて、全国の大学の落語研究会が競う「尼崎落研選手権」を開催。
受賞者がプロになるなど、ハイレベルな戦いが繰り広げられます。

世界的指揮者が子どもたちをレッスン

「音響家が選ぶ優良ホール100選」の「あましんアルカイックホール」で、山岡記念財団と市の共催で「中学・高校吹奏楽部公開レッスン&コンサート」を開催。吹奏楽部の生徒たちが、世界的指揮者のレッスンを経験する貴重な機会です。

このページに関するお問い合わせ

総合政策局 協働部 文化振興課
〒660-8501 兵庫県尼崎市東七松町1丁目23番1号 本庁中館7階
電話番号:06-6489-6385
ファクス番号:06-6489-6702
メールアドレス: ama-art@city.amagasaki.hyogo.jp