自然と文化の森構想の推進

ポスト
シェア
LINEで送る

印刷 ページ番号1002536 更新日 2018年2月23日

「自然と文化の森構想」って何?

 尼崎市の北東部、猪名川と藻川に囲まれた地域とその周辺部(地図)では、川が豊かな恵みを運び、もともと海だったこの地域も、弥生時代には陸地となり、田能遺跡などに代表されるように古くから、人々の営みとともに、稲作を中心とした農耕文化が育まれてきました。
 中世になると法隆寺式伽藍配置の猪名寺廃寺が造営され、近世になると猪名川通船が運行するなど時代を表す様々な歴史が刻まれてきました。
 しかしながら、ほんの数十年の間に都市化が急速に進み、まちの姿が大きく変わり、大都市近郊の良好な住宅地として発展しました。その間に、地域の皆さんや関係者の努力によって残された自然環境や地域の資源もありますが、一方で、私たちが利便性や快適性を求めた結果、失ってしまった貴重な資源もあります。
 このような中、この地域に残る

  • 猪名川自然林をはじめとする「豊かな自然環境」
  • 猪名川や藻川をはじめ多くの水路からなる「うるおいのある水辺空間」
  • 農地や集落がまとまって残る「のどかな田園風景」
  • 埋もれている「まちの価値、伝統、歴史」

 をもう一度見直し、それらをみんなの財産として捉え、守り、活用しながら、市民が誇りに思い、多くの人が憩い、楽しみ、学ぶことのできる地域にするための考え方や進め方を示したもの、これが「自然と文化の森構想」です。

構想策定までの経緯

平成10年度...自然と文化の森を楽しむ会(=構想を検討する市民グループで市が会員を公募して結成)と共に、自然や歴史・文化を対象としたワークショップや体験活動を実施
平成12年度...平成10・11年度の成果を踏まえて、構想素案を作成
平成13年度...自然と文化の森構想策定懇話会を開催し構想素案を基に構想を策定

みんなで話し合って、できることから進めましょう!

 「自然と文化の森づくり」は、一部の人だけが進めるものではありません。多くの市民が「遊び心」を持って楽しい気持ちで参加することから、人の輪づくり、まちの魅力づくりへつなげたいと考えています。
 「私のまちをよくしたいなあ」「楽しいことをしたいなあ」という気持ちが大切です。
 そうした思いを持った方々の活動をもとに、事業者の参加や行政の支援等により取り組むものです。みんなが、できることを持ち寄り、じっくりと話し合って進めましょう。

自然と文化の森の森協会

「自然と文化の森を楽しむ会」から「自然と文化の森協会」へ

 平成10年、「自然と文化の森構想」策定にあたって、市と一緒に構想を検討していく市民グループとして、公募により「自然と文化の森を楽しむ会」が結成され、このたび自然と文化の森構想が策定されたことを機に、楽しむ会のメンバーが発起人となって、「自然と文化の森協会」を設立しました。
 現在、会員数は約70人です。新会員も募集中です。

森協会の活動にご参加ください

 対象地域において、水辺や農業、自然、歴史・文化などの各分野で、市民参加の楽しい体験事業などを実施しますので、是非ご参加ください。

このページに関するお問い合わせ

総合政策局 園田地域振興センター 園田地域課
〒661-0982 兵庫県尼崎市食満5丁目8番46号
電話番号:06-6491-2361
ファクス番号:06-6491-2364
メールアドレス:ama-sonoda-chiiki@city.amagasaki.hyogo.jp