市役所職員と一緒に考える!「地域特性に応じたシティプロモーションの可能性」を開催しました
あなたが伝えたい「尼崎の魅力」は何ですか?
尼崎市は今、平成28年の市制100周年に引き続き、平成31年3月にオープンする尼崎城の再建など、まち全体のイメージの向上が期待できる大きなチャンス!
こうしたなか、「尼崎市総合計画 後期まちづくり基本計画(平成30~34年度)」では、特に重点的に取り組む項目の一つとして、「市民とともに取り組むシティプロモーション」を掲げ、市民のみなさんと一緒になって、まちの魅力を戦略的、効果的に発信することを目指しています。
そこで、市民のみなさんも交え、まちの魅力や地域活動などを発信することの大切さや効果などについて学びながら、将来の尼崎について考え、共有できるきっかけとなるよう、外部講師を招いた研修会を開催しました。
まちの「担い手」は誰?「幸せ」って何?
まずは、シティプロモーションの第一人者である東海大学の河井孝仁教授による講演が行われました。
まちをよくするために、「担い手」になるとはどういうことか、それは「まちをおすすめできること」「まちで活動できること」「まちで活動している人に感謝できること」、このすべてがまちへの参画につながっているということを教わりました。また、「幸せ」とは、自分のまちの魅力を他人に語ることができること、積極的に仲間と関わり、まちをよくするために働きたいと思うこと、「君がいたからだ」と他者から褒められ、認められることで、自分の存在が意味のあるものだと感じる気持ちそのものだというお話を、参加者たちは深く頷きながら聞いていました。
グループワークで「尼崎の魅力」を共有!
講演の後は、各グループで「尼崎の魅力」を共有しました。ヒト、モノ、コト、トコロなど10のカテゴリごとに付箋に書いた魅力を模造紙に貼り付けていきます。各班ごとに、わからない付箋がないように、内容を十分に共有しています。
グループで、3人のペルソナを設定
次に、まちの魅力を活用しながら、どんな人がどのように幸せになっていくかを想像するため、3人のペルソナを設定し、名前や年齢、仕事や悩み事、将来の夢などを似顔絵とともに具体的に記述します。設定した3人が、尼崎や尼崎の魅力にどう関わり、どんな挫折を乗り越えて幸せになっていくかをグループで考える作業では、参加者たちのおもしろい発想や笑顔がとても印象的でした。
各班によるポスターセッションを行いました
最後に、別の班の参加者に向けて、各ペルソナのポスターセッションを一斉に行いました。
それぞれのペルソナの人生を、模造紙いっぱいに貼り付けられたまちの魅力を交えながら上手に当てはめ、幸せになっていくストーリーを語る発表者の姿は、とてもいきいきとしていました。
「知らなかった」「気づかなかった」尼崎の魅力を発見しました
それぞれのグループの説明を聞いて、自分たちのグループにはなかった発想や魅力に気付くことができたり、あらためて尼崎はおもしろいところなんだと再認識したり、参加者たちそれぞれが色々とを感じることができた研修となりました。
今回の研修の参加者は41人でしたが、そのうち職員以外の方が14人も参加されました。顔見知りの人もそうでない人も、グループワークを通して関わり合うことができ、笑顔のあふれる4時間になりました。
尼崎市では、今後も行政、市民、まちに関わる人たちとともに、協働型シティプロモーションを進めていきます。
募集は終了しています
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対象者
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まちづくりや協働に関心がある市民の方ならどなたでも(市役所職員も参加します)
- 日時
- 平成30年12月11日(火曜日) 午後1時30分から午後5時30分まで
- 場所
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尼崎市役所 市政情報センター1階 ホール1(本庁ではありません)
(〒660-0051 兵庫県尼崎市東七松町1丁目5番20号)
- 内容
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- 講義 「地域特性に応じたシティプロモーションの可能性」
- グループワーク「『暮らしてわかった』『働いて気付いた』“尼崎の魅力”発見!」
- 講師 1.、2.のいずれも、東海大学文学部広報メディア学科教授 河井 孝仁 氏
- 事前に準備いただくこと
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下記のカテゴリごとに“尼崎市の魅力”を70ミリ四方の付箋にマジックで記入して持参ください。
(合計20以内、各カテゴリ最低1つの魅力を記入してください)
(カテゴリ)
- モノ
- コト
- ヒト
- トコロ
- カコ
- ミライ
- ワザ
- クウキ
- シゴト
- カンヨ(自分が尼崎市に関われること)
講師紹介
河井 孝仁(かわい たかよし)
博士(情報科学・名古屋大学)。東海大学文化社会学部広報メディア学科教授。静岡県庁入庁。静岡県庁企画部情報政策室、財団法人静岡総合研究機構派遣等を経て、2010年より現職。総務省地域情報化アドバイザー、公共コミュニケーション学会会長理事、日本広報学会会常任理事、日本広報協会広報アドバイザーなどを務める。静岡県富士市、栃木県那須塩原市等、多数の自治体のシティプロモーションに関わる。
著書に『シティプロモーションでまちを変える』、『ソーシャルネットワーク時代の自治体広報』、『シティプロモーション 地域の魅力を創る仕事』、『「失敗」からひも解くシティプロモーション なにが「成否」をわけたのか』など多数。
このページに関するお問い合わせ
総合政策局 政策部 広報課
〒660-8501 兵庫県尼崎市東七松町1丁目23番1号 本庁中館2階
電話番号:06-6489-6021
ファクス番号:06-6489-1827
メールアドレス:
ama-koho@city.amagasaki.hyogo.jp (市報あまがさき等)
ama-koho2@city.amagasaki.hyogo.jp (あまっこ・尼ノ國等)