多様な「性」 誰もが自分らしく パートナーシップ宣誓制度がスタート!(市報あまがさき令和2年2月号掲載)

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ページ番号1020948 更新日 令和2年4月16日

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詳しくはダイバーシティ推進課(電話番号6489ー6658)。郵送の場合は〒660の8501【住所不要】へ。

心の性や好きになる性はさまざま もっと知って欲しい、LGBTのこと

「LGBT」とは性的マイノリティを表す言葉の一つで、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーの頭文字をとったものです。

このほかにも、特定の性に属さない「Q(クエスチョニング)」やどちらの性別でもない「X(エックスジェンダー)」を加えて「LGBTQ」や「LGBTX」と表現する場合もあります。

現在、日本には性的マイノリティに該当する人は約9%いるといわれています。一人ひとりが「多様な性のあり方」に正しい理解を持ち、お互いを尊重することが必要です。

性のあり方を考える4つの要素

一般的に「性別」と聞くと、「身体の性」をイメージする人が多いかもしれません。しかし、性は4つの要素の組み合わせで表されます。

・身体の性 生物学的な性のこと。

・心の性(性自認) 自分自身をどんな性だと思うか。

・好きになる性(性的指向)好きになるかならないか、なるとしたらどんな性の人を好きになるか。

・表現する性 服装、しぐさ、言葉遣いなど自分のありたい性をどのように表現するか。

性のあり方は人によってさまざまで、男性と女性に明確に分けられるものではありません。100人いれば100通りの性のあり方があります。

4つの性

ついに始まりました パートナーシップ宣誓制度がスタート

本市では「性の多様性に配慮した人権の尊重」という方針のもと、多様性を認め合うとともに、自己実現に向けて生きる力や喜びが感じられる社会の実現を目指しています。

その取り組みの一つとして、性的マイノリティなどの二人が互いをパートナーとする宣誓をしたことに対して宣誓書受領証を交付する「パートナーシップ宣誓制度」を開始しました。

同証は法的な効力を有するものではありませんが、同制度の導入により、性的マイノリティの人への社会的理解や性の多様性を尊重する取り組みを推進するものです。

宣誓書受領証の手続き 

事前に書類を審査するため、必要書類を郵送か直接市役所中館7階ダイバーシティ推進課に提出してください。

また、同証の交付希望日は事前にご相談ください。

パートナーシップ宣誓制度第1号の受領証を交付しました

宣誓制度第1号

1月10日、本市で第1号のパートナーシップ宣誓の申請がありました。市内在住の20代・30代の二人が宣誓書に署名し、宣誓書受領証を受け取りました。

二人は「自分たちが声を上げることで同制度を知ってもらいたい。当事者だけの制度ではなく、これをきっかけに周りを巻き込んでさらに議論が進んでほしい」と話してくれました。

写真

公文書の性別記載欄削除 こんなことにも取り組んでいます

公文書の性別記載欄

性別記載欄が男女の2択であった場合、性的マイノリティの人は、「心の性」と異なる性を選択することへの抵抗感や、戸籍上の性と見掛けの性が異なることで、手続きの際に再確認されるなど精神的苦痛を感じることがあります。

本市では昨年3月に、申請書などの公文書の性別記載欄についてガイドラインを策定しました。ガイドラインでは、性別記載欄が必要でない場合は削除し、必要な場合でも「男」「女」「その他」「回答しない」の4択による表記方法や性別欄を自由記載にすると定めています。

今後も申請書などの様式を作成する際には、性的マイノリティの人権擁護の観点から性別記載欄の配慮に努めていきます。

ありのままを受け入れる世の中に

いよたさん

市内で性的マイノリティの皆さんの居場所づくりを始めようとしているトランスジェンダーで市内在住のみのりさんにお話を伺いました。

女の子と仲が良かった小・中学生時代

小さい頃から男の子の中にいるより、女の子の中にいる方が楽しかった。当時はLGBTという言葉自体が知られていなかったので、単に好き嫌いなのかなと思ってずっと過ごしていました。

 

自分の性について違和感

中学生の時、女性に対して好きという感情はありましたが、一緒に遊んだりおしゃべりしたりするなど友達としての好きだったので、その時私は「ほかの人とは違うな」と違和感を覚えました。

その後も女性とお付き合いすることはありましたが、男性的な振る舞いを求められることに対して、納得がいかず長続きはしませんでした。

 

カミングアウト

自分の気持ちにふたをしながら、結婚したら幸せになれるかもしれないと思い結婚しましたが、その後18年の結婚生活を経て離婚。

一人になり、どう生きていくのかを考えたときに「もう自分の気持ちを抑えなくていいんじゃないか」との思いから、名前変更の手続きをしました。

会社では、名前変更の時に周囲にカミングアウトし、会社の同僚からは「良かったね」と受け入れてもらえました。

 

思いを共有すること

会社のカウンセリングがきっかけで出会ったのが、当事者コミュニティ「Tsunagary Cafe」です。

そこでは、LGBTについて自分のことを相談したり、ほかの人の話を聞いたり、アドバイスをもらえたりして、その中で「私だけが悩んでいるわけじゃない」と気付きすごく楽になり、前向きに生活できるようになりました。

 

LGBTについて知ってほしい

最近はさまざまなメディアで「LGBT」について取り上げられていて、言葉を知っている人も増えています。そういった知識が広がることによって、当事者も積極的に社会と関われるようになり、自分の好きなことは好きと言えるようになります。

人それぞれに、考え方や気持ちの表現方法があることを知ってほしいです。

 

自分の性について悩んでいる人へ

今はインターネットでさまざまな情報を得ることができるようになっていますが、玉石混交です。人によってそれぞれ状況が違うので、単純にインターネットの情報をうのみにせず、専門家の話を聞いたり、当事者同士のコミュニティに参加したりして、自分が今後どのように生きていけば良いのかを考える指針を得ることが必要だと思います。

このようなコミュニティに参加している先輩たちは、自分と同じ悩みを経験した人たちなので、とても親身になって相談に乗ってくれるはずです。

私は、そのような思いを持って悩んでいる皆さんの居場所となるべく、市内で「MixRainbow」というコミュニティ活動を始めます。「LGBTって一体なに?」と思っている当事者でない人たちにとっても、気軽に参加でき、いろいろな情報を提供することができる場になればと考えています。ぜひ、一度足を運んでみてください。

編集後記

今回インタビューさせていただいたみのりさんは、エネルギッシュで笑顔のとても素敵な方で、たくさんお話が弾み楽しい取材になりました。また、書きたいことが多すぎてピックアップに苦労した初めての取材になりました。

昨今テレビでもLGBTについての特集や、コミュニティ活動などが取り上げられるようになってきました。今回の特集で一人一人が正しい理解を持ちお互いを尊重することが大事ということを強く感じましたし、一番伝えたいこととして大きく取り上げました。
今回の特集が皆さんの理解を深め、尼崎でのLGBT活動が活発になるきっかけになって欲しいと思いました。

このページに関するお問い合わせ

総合政策局 政策部 広報課
〒660-8501 兵庫県尼崎市東七松町1丁目23番1号 本庁中館2階
電話番号:06-6489-6021
ファクス番号:06-6489-1827
メールアドレス:

  • ama-koho@city.amagasaki.hyogo.jp (市報あまがさき等)
  • ama-koho2@city.amagasaki.hyogo.jp (あまっこ・尼ノ國等)