1 そもそも学びって何? であい/生きる力/組織

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ページ番号1013434 更新日 平成30年8月29日

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4人対談風景

船木:まず「学び」について教えてください。皆さんにとっての「学び」とは何ですか?

hirobayashisan

宏林:学びは「であい」ですね。人との出会いや今まで自分の知らなかったことに出会うことで、世界が広がる。一生、学びだなと思います。

学ぶと学ばないの違いについて以前ある本で読んだのですが、電気の節約で、学ばない人は電気の節約は家計が助かりラッキーと思うだけで終わり、学ぶ人は節約しないと地球の温暖化問題、環境問題になるので節約は大事なのだと学びになっていく。何かに出会った時にどう思うかが大切なのですね。

hamadasan

濱田:私は「生きる力」と思いますね。やんちゃんこでは、五感を使って感じることを大切にしています。例えば、ぬるぬる、べたべたという感覚は触ってみないとわからない、触れて感じて初めてわかる言葉です。経験して「どうしたらこうなるのか」を考えることが生きる力になっていく。ゆくゆくは先を見越して気遣えるようになるには自分がどうしたらいいのかを考えることにつながっていくと思うのです。

私の子どもが小学校6年生の時のことです。校長から遠足の新しい試みとして「グループを作り京都の嵐山まで子どもたちだけで行かせたい。引率者はなしで、嵐山までのチェックポイントにはPTAのお母さん方に協力してもらいたい」と相談されました。なかには色々な問題提起をする保護者もいましたが、「私たちが引率すれば簡単だが、自分で考えて電車に乗り自分で考えて降りる。それを教えるためにこの遠足をしたいのです」と説明してくださり、大きな事故もなく成功させることができました。このような経験がまさしく生きる力になるし学びになると実感しました。

edasan

江田:だんじり関係者には過去にやんちゃしていた人もいるのですが、だんじり保存会ではお祭りの2日間を楽しむために他の日はまちのために活動する体制を整えています。

最初に始めたのがゴミ拾いです。お祭り最終日の24時に100人程が集まり、お祭り会場周辺の清掃を一斉に始めました。これまでお祭りの翌日はゴミだらけだったのが、1年中で1番きれいな日に変わったんです。彼らはゴミを拾うことで、ゴミを捨ててはいけないということ、100人でやったたらアッという間に終わる達成感を感じることができ、良い経験ができたと思います。

次に東北の震災以降、100人規模で年に2回献血をしており赤十字の方に喜ばれています。なぜかというと、普通100人が同時に集まると献血が一度にできませんが、彼らは組織として成り立っているので、本部から各町会に何時に何人ずつ献血会場に行くよう指示しているので計画的に献血ができる組織になっています。献血しながら彼らと話すと、ほとんどが初めての献血だと言い「宮司さん、僕だんじり保存会にいなかったら、一生献血してないよ」という話をよく聞きます。献血を通してお祭り以外でも社会の役に立ったと、少しでも感じているのではと思いますね。

だんじり保存会に所属するおよそ500人の若者が一斉に行動することは市内でもなかなかないですよね。もしかしたら学校では言うことを聞かない若者たちが、組織に属していることで言うことを聞かざるを得ない環境におかれているというのがおもしろく感じます。彼らが組織に属してなかったら、いろんな経験ができず、社会のために役立つことができたという達成感を味わえないまま一生を過ごす可能性があったと思うと、すごく良い経験をしてますよね。

学びとは「組織」ですね。祭りに参加しようとする気持ち。参加するためにはしなくてはならないこともある。言葉は悪いですが「しがらみ」ですね。

船木:しがらみということを受けて感じることがあります。東日本大震災以降であらためて注目された言葉に絆(きずな)がありました。実は絆は元々「絆し(ほだし)」という家畜や馬などを立木につないでおくための綱のことを言いました。本来は人の心や自由を縛るものを絆しと言いました。時代が進み、絆しやしがらみを無くしながら都会化した後、逆につながりが無くなり絆(きずな)を求めるようになる。きっとだんじり保存会に所属していることで若者たちは居場所を感じているのかもしれませんね。

今日は何を学んだのだろうかと振り返り、そして意味づけることが大切だと思います。3人のお話をおうかがいして、学びは「社会とつながるパスポート」としての意味や役割があるように感じました。

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