【令和4年度】ユース相談支援事業の活動記録

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印刷 ページ番号1030469 更新日 2022年12月28日

令和4年11月下旬 園田地区子育て支援連絡会での事業説明

説明会の様子

【活動の概要について】

 地域の皆様にひきこもり状態や外に出ることがしんどい状態を知っていただく活動の一環として、尼崎市社会福祉協議会園田支部に協力していただき、園田地区子育て支援連絡会で青少年のひきこもり等の現状や関わり方のほか、尼崎市ユース相談支援事業の取り組みをお伝えしました。

 事業などの説明の後はざっくばらんに意見交換をさせていただき、地域で活躍されている市民や支援者のお話をお伺いしました。当事者にとって相談することは怖いものであることや、地域の居場所に来ることができない当事者の存在など、当事者や実際に地域で居場所を運営する方でないと気づくことのできない視点を教えて頂きました。

 尼崎市ユース相談支援事業は、これからも、地域の皆様にひきこもり状態や外に出ることがしんどい状態を知っていただく活動に取り組みたいと思います。

令和4年11月中旬 市政出前講座の実施について

説明会の様子

【活動の概要について】

 尼崎市には市政出前講座という制度があることをご存じでしょうか。市政出前講座とは、市政に関する情報を本市職員が講座等により市民の皆様にわかりやすく提供し、市民の皆様の市政参画の機会の拡大を目的として行うものです。

 今回は障害者支援をされている方々に対して、青少年のひきこもり等の現状や関わり方のほか、尼崎市ユース相談支援事業の取り組みをお伝えしました。市政出前講座全体の時間は1時間30分程度で、講義を1時間、質疑応答を30分実施しました。普段から支援者として悩みながら活動されている方々なのでたくさんの質問を頂き、講座を実施する側としても嬉しいかぎりでした。中学校や高校に在籍している若者が、友人がひきこもりになったときにどんな助けができるかといった、新しい視点も気づくこともできました。

【市政出前講座について】

 ひきこもり等の現状や関わり方の啓発活動は全国的にも始まって間もなく、尼崎市ユース相談支援事業の取り組みも含めて、さらに多くの方に知っていただきたいと思っています。

 青少年のひきこもり支援等について市政出前講座をご希望の方は、下記リンク先から市政出前講座の概要を確認していただいた上でご連絡ください。青少年のひきこもり支援等に関する講座は出前講座一覧のA-6となっています。

令和4年10月下旬 生涯学習プラザ職員の集まりでの事業説明

説明会の様子

【活動の概要について】

 尼崎市には各地域に生涯学習プラザがあることをご存じでしょうか。もともと公民館や地区会館だった施設を平成31年4月から生涯学習プラザとして運営するようになり、行政と市民が地域の課題解決や魅力向上にともに取り組めるような地域づくりを目指して、現在も運営されています。

 そうした自治のまちづくりに向けて運営されている生涯学習プラザの一部職員向けに、ひきこもり状態や外へ出ることがしんどい状態の理解促進と、尼崎市ユース相談支援事業の取り組みを紹介させていただきました。ひきこもり状態はただ単に物理的に部屋から出てこないかどうかの問題だけではなく、社会的に孤立している状況にあるということや、ひきこもり状態や外へ出ることがしんどい状態に関することが相談できる困りごとであり、相談できる窓口があることなどを伝えてきました。

 ひきこもり状態や外へ出ることがしんどい状態に関することや、尼崎市ユース相談支援事業を、多くの市民の皆様に知っていただくための方法を一緒に考えて頂きました。

 今後、尼崎市内の各地域で、ひきこもり状態や外へ出ることがしんどい状態に関することや、尼崎市ユース相談支援事業のことを、地域の皆様に知っていただけるような取り組みを進めていく予定です。

令和4年10月下旬 ユースアクトミサンガづくり

ミサンガづくりの作品の様子

ミサンガづくりの作品の様子

ミサンガづくりの作品の様子

【ミサンガづくりの概要について】

 少しずつ肌寒さを感じるようになってきた10月下旬。JR立花駅近くにある事務所で「ミサンガづくり」に取り組みました!

 ミサンガと言えばサッカー選手がつけているイメージがありますね。ミサンガとはポルトガル語でビーズの意味で、いろいろな経過を経て紐を組んだものを日本ではミサンガと呼ぶようになったようです。願い事をしながら紐を組んで、完成したミサンガを着用して自然に切れた時願い事がかなうようです。

 ミサンガを作るには大変な根気と集中力が必要でしたが、参加者の皆さんは、たくさんの色の種類から好きなものを選んで一心不乱に紐を組んでいました。1本完成させただけでもやり切った感がありましたが、家に帰ってからも作れるように紐を持って帰る参加者もいました。後日見せてもらったのですが、たくさん作ったミサンガを両手足につけている参加者もいて、それぞれの願い事がかなうといいなと思いました。

【ユース相談支援事業の取り組みについて】

 ユース相談支援事業ではスタッフによる個別の関わり以外にも、みんなで楽しめる活動をしています。もちろん活動への参加の強制はありませんのでご安心ください。

令和4年10月15日(土曜日) 講演会「家族にできることって何? ~不登校・ひきこもりの理解とコミュニケーションの取り方~」

家族交流会の様子

【講演会の概要について】

 天気に恵まれた10月15日(土曜日)に大庄北生涯学習プラザで講演会「家族にできることって何? ~不登校・ひきこもりの理解とコミュニケーションの取り方~」を開催しました。

 ゲストスピーカーに宮崎大学教育学部教授の境泉洋(さかいもとひろ)先生をお招きし、不登校やひきこもり状態になった子どもに対する親の関わり方や、家族支援についてお話ししていただきました。

【講演会で印象に残った点について】

 貴重な話ばかりでしたが、特に印象に残ったのは「不登校やひきこもりの当事者に「原因」や「なぜ」を求めすぎないこと」「ひきこもりも生き方のひとつとしてとらえることができること」です。

 不登校やひきこもりの当事者を前にすると、どうしても当事者の行動や意思にフォーカスしがちですが、当事者にひきこもりの原因を求めれば求めるほど当事者は追い詰められていきますし、家族全体としても状況が悪化するリスクがあります。当事者が直面している困難な状況を乗り越えさせようと叱咤激励して追い詰めるのではなく、当事者が直面している困難な状況を受容共感して、できることを積み重ねる関わり方が重要とのことでした。

 また、不登校やひきこもりの当事者が掃除や洗濯や炊事等の家庭内でできることをしている場合もあり、当事者がひきこもりであることを家族が理解して、お互いができることをして協力し合って生活することも、生き方の一つという考え方もできるとのことでした。

 本当に貴重な話ばかりで書ききれませんが、境先生ありがとうございました。

【ユース相談支援事業の取り組みについて】

 ユース相談支援事業では年数回ゲストスピーカーを招いて、不登校・ひきこもりの子どもを持つご家族様や関係者に向けた公開の家族交流会を実施しています。今後も公開の家族交流会を実施するときは市ホームページで広報しますので、どなたでも気軽にご参加ください。

令和4年9月下旬 ユースアクト勾玉づくり

勾玉づくりの作品の様子

【勾玉づくりの概要について】

 だんだんと日の出ている時間が短くなり、夏の終わりを感じる9月下旬。尼崎市立歴史博物館・田能資料館の方をお招きして、JR立花駅近くにある事務所で「勾玉づくり」に取り組みました!

 勾玉は縄文時代・弥生時代からある装飾品で、魔よけのお守り等として使われていたそうですが、まだまだ謎の多い装飾品のようです。歴史で習った三種の神器にも勾玉(八尺瓊勾玉、やさかにのまがたまと読むそうです。)が出てきましたね。

 最初は角ばったブロック状の勾玉を、目の異なるやすりで削り続けるときれいな勾玉になりました。きれいに削るためにはコツが必要でしたが、それぞれ自分なりの勾玉ができ上がっていました。工程の最後に耐水ペーパーで磨くのですが、丁寧に磨くとツルツルテカテカに仕上がるので、参加者の皆さんは一心不乱に取り組んでいました。皆さん素晴らしい集中力で、最後はやり切ったという表情でした。

【ユース相談支援事業の取り組みについて】

 ユース相談支援事業ではスタッフによる個別の関わり以外にも、みんなで楽しめる活動をしています。もちろん活動への参加の強制はありませんのでご安心ください。

令和4年7月下旬 ユースアクトマーブリング

マーブリングの作品の様子

マーブリングの作品の様子

【マーブリングの概要について】

 夏真っ盛りの7月下旬。JR立花駅近くにある事務所で「マーブリング」に取り組みました!

「マーブリング」についてご存じでしょうか。絵具と水の比重差を利用して、水面に浮かんだ絵具の模様を紙に写し取るアートです。水面に浮かんだ模様は二度同じものができないので、一期一会を楽しむことができるのがマーブリングのいいところです。

絵具の色は5色程度でしたが、参加者は思い思いの絵具を使って模様を作っていきました。参加者同士で話し合ったわけではありませんが、それぞれ使う絵具の色が違い、ひとりひとり個性的な模様を写し取ることができていました。参加者の中には、水を捨てた後に容器の底に残った絵の具を写し取るなど、柔軟な発想で新しい表現に挑戦していて、その探求心をこれからも応援したいと思いました。

【ユース相談支援事業の取り組みについて】

 ユース相談支援事業ではスタッフによる個別の関わり以外にも、みんなで楽しめる活動をしています。もちろん活動への参加の強制はありませんのでご安心ください。

講演会「家族にできることって何? ~不登校・ひきこもりの理解とコミュニケーションの取り方~」の広報状況について

講演会のチラシ

【講演会の広報状況について】

 10月15日(土曜日)午前10時から、尼崎市立大庄北生涯学習プラザで不登校・ひきこもりに関する講演会を開催します。

 専門家を招いて、不登校やひきこもりの方とどうコミュニケーションを取ればいいのかお話していただきますので、お困りの多くのご家族や関係者に参加していただけるように、市内公共施設にチラシを設置して広報しています。

 各生涯学習プラザ、各地域総合センター、各サービスセンター、南北保健福祉センター、保健所、市役所本庁1階等にチラシを設置していますので、ぜひご覧ください。

 また、不登校やひきこもりでお困りのご家族や、お困りの方をご存じで力になってあげたいとお考えの関係者の皆様におかれましては、お気軽にご参加ください。お申し込み方法は講演会のチラシ下部をご覧ください。

【ユース相談支援事業の取り組みについて】

 ユース相談支援事業では年数回ゲストスピーカーを招いて、不登校・ひきこもりの子どもを持つご家族様や関係者に向けた公開の家族交流会を実施しています。今後も公開の家族交流会を実施するときは市ホームページで広報しますので、どなたでも気軽にご参加ください。

令和4年5月下旬 ユースアクト曼荼羅塗り絵

曼荼羅塗り絵の作品の様子

【曼荼羅塗り絵の概要について】

 さわやかな晴れの日が続く5月下旬。若王寺にあるユース交流センターで「曼荼羅塗り絵」に取り組みました!

 「曼荼羅」。言葉を聞いてなんとなくのイメージは持っているけれども、何を意味するかまでは知らない言葉ではないでしょうか。曼荼羅とは古代サンスクリット語で「円輪」を意味し、幾何学的デザイン等で宇宙や様々な世界をあらわしたもののようです。なんだか壮大ですね!

 参加者それぞれが好みのデザインを選んで、黙々と一心不乱に思い思いの絵柄に染めていました。どれもひとりひとりの個性が光っていて、元々の枠以上に緻密な塗分けに取り組む参加者もいました。おおよそ1時間30分でユースアクトは終了しましたが、集中すると時間が経つのはあっという間で、適度な疲労感と達成感を感じることができました。完成した作品は皆さんにお持ち帰り頂きました。

【ユース相談支援事業の取り組みについて】

 ユース相談支援事業ではスタッフによる個別の関わり以外にも、みんなで楽しめる活動をしています。もちろん活動への参加の強制はありませんのでご安心ください。

令和4年6月18日(土曜日) 講演会「思春期のこころの不調を考える」

家族交流会の様子

【講演会の概要について】

 あじさいの花が鮮やかに咲き始めた6月18日(土曜日)に、立花南生涯学習プラザで講演会「思春期のこころの不調を考える」を開催しました。

 ゲストスピーカーに尼崎市保健所の職員をお招きし、思春期の子どもの気持ちや、思春期の子どもに対する親の関わり方や、こころの不調と精神疾患についてお話していただきました。

【講演会で印象に残った点について】

 貴重な話ばかりでしたが、特に印象に残ったのは「思春期は子育ての終了の時期ではないこと」「思春期の子どもが近寄ってきたとき、大人は最後まできちんと話を聞くこと」です。

 子どもが思春期に差し掛かると、「親の保護から離れて自分の力で一歩踏み出したい」「家族よりも仲間と一緒にいたい」「なりたい自分を探したい」という思いで様々なことに挑戦しますが、挑戦すると同時に「踏み出した方向があっているのか」「仲間から嫌われたらどうしようか」「自分らしさがコンプレックスに感じてしまう」といった不安も強く感じています。そんな中で子どもが失敗を経験すると逸脱行動に至ることもありますが、そこで批判すると子どもの孤独感が強まるので、大人は一旦子どもの話に耳を傾け、見守る姿勢を持ちながら指摘することが重要とのことでした。そういった意味で、手取り足取り直接的な子育ては少なくなりますが、子育ての質が間接的で心理的なものに変化するので、子どもが自立しているように見えても手放してはいけないということでした。

 また、思春期の子どもを見守る際の距離感は難しいものがありますが、思春期のしんどさや大変さを理解しようとする雰囲気を作り、大人の考えや価値観を押し付けないことと共に、思春期の子供が近寄ってきたときや甘えてきたとき、大人は最後まできちんと話を聞くことが大切とのことでした。

 本当に貴重な話ばかりで書ききれませんが、尼崎市保健所の職員の皆様ありがとうございました。

【ユース相談支援事業の取り組みについて】

 ユース相談支援事業では年数回ゲストスピーカーを招いて、不登校・ひきこもりの子どもを持つご家族様や関係者に向けた公開の家族交流会を実施しています。今後も公開の家族交流会を実施するときは市ホームページで広報しますので、どなたでも気軽にご参加ください。

令和4年4月下旬 ユースアクト卓球大会

卓球大会で卓球をしている様子

卓球大会のトーナメント表

【卓球大会の概要について】

 春の陽気を飛び越えて、汗ばむ日も増えてきた4月下旬。武庫西生涯学習プラザで「第3回武庫西カップ」を開催しました!

 ユース相談支援事業の利用者やスタッフに加え、武庫地域課の方々も交えて総勢12人が集まり、手に汗握る卓球トーナメントをしました。卓球と言っても、使うのは卓球台ではなく、同じくらいの大きさのテーブルで、まさしく「テーブルテニス」です。

 回を重ねるごとに皆さんのレベルアップが著しいです。皆さん1球1球丁寧に向き合っている姿が印象的でしたが、全体の雰囲気は和気あいあいとしていて、初心者でも安心して楽しめました。次に開催するときもみんなで楽しく、新しい参加者や初心者も楽しめる大会にしたいですね。

【ユース相談支援事業の取り組みについて】

 ユース相談支援事業ではスタッフによる個別の関わり以外にも、みんなで楽しめる活動をしています。もちろん活動への参加の強制はありませんのでご安心ください。

 

令和4年4月16日(土曜日) 講演会「こどもの心がわからない、わかりたい。~不登校やひきこもりの若者と暮らすご家族の方へ~」

塩山さん自身の経験をもとに、貴重な話をしていただきました。

【講演会の概要について】

 一気に春らしい陽気が続くようになった4月16日(土曜日)に、オンラインで講演会「こどもの心がわからない、わかりたい。~不登校やひきこもりの若者と暮らすご家族の方へ~」を開催しました。

 ゲストスピーカーにNPO法人HELLOlife代表の塩山さんをお招きし、塩山さんご自身の不登校・ひきこもり経験をもとに、当時の心境や、家族や関係者の関わりでありがたかったことやしんどかったことを、幼少期から丁寧にお話ししていただきました。

【講演会で印象に残った点について】

 貴重な話ばかりでしたが、特に印象に残ったのは「家族の関わり方でありがたかったこと」と「人との出会いが好転のきっかけになりやすいこと」です

 当時ひきこもっていた塩山さんの状況を、家族が悲観的にとらえていなかったことが、本当にありがたかったそうです。不登校やひきこもりの当事者は、家族の発言やしぐさをよく見ているとのことでした。

 また、当時ひきこもっていた塩山さんは支援機関が自宅に来ても会いたくありませんでしたが、その後、色々な事につながるきっかけとなり、人と出会っていく中で分かることが増えたそうです。いい出会いがあると状況が好転するきっかけになるので、ぜひ当事者だけでなく家族の方も、どんどん関係機関や人と出会ってほしいとのことでした。

 本当に貴重な話ばかりで書ききれませんが、塩山さんありがとうございました。

【ユース相談支援事業の取り組みについて】

 ユース相談支援事業では年1回ゲストスピーカーをお招きして、不登校・ひきこもりに関する講演会を実施しています。今後も講演会を実施するときは市ホームページで広報しますので、どなたでも気軽にご参加ください。

 

このページに関するお問い合わせ

こども青少年局 子どもの育ち支援センター こども相談支援課
〒661-0974 兵庫県尼崎市若王寺2丁目18番6号 あまがさき・ひと咲きプラザ内いくしあ
電話番号:06-6430-9989(総合相談担当)
06-6423-9995(企画推進担当)
ファクス番号:06-6409-4354
メールアドレス:
ama-ikushia@city.amagasaki.hyogo.jp(総合相談担当)
ama-kodomonosodachi@city.amagasaki.hyogo.jp(企画推進担当)